JP3036006U - 旅行用バッグセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のバッグを持ち運びに便利な形態にまと
めることができる旅行用バッグセットの提供を目的とす
る。 【解決手段】 底面部にキャスタ２を、又、背面部にハ
ンドル３をそれぞれ取付けたキャリーバッグ１と、その
キャリーバッグ１の上に載置可能で、かつ、その背面部
を２重にしてその間に上下方向に開通して上記のハンド
ル３を貫通可能とした間隙部５を設けたタウンバッグ４
と、キャリーバッグ１の上面部及び前面部に対してそれ
ぞれ着脱自在な掛具７及び留具８を取付けて、キャリー
バッグ１の前面部の外側に重ね合わせ状態で保持可能な
スーツバッグ６とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、旅行に携帯する複数のバッグをセットにした旅行用バッグセットに 関する。

【０００２】

【従来の技術】

海外旅行などには、用途の異なる複数のバッグを携帯するのが便利であるが、 手は２本しかないので、持ち運ぶのが極めて大変である。従来、複数のバッグを ひとまとめにして持ち運べるようにしたものは存在しない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、複数のバッグを持ち運びに便利な形態にまとめることができ る旅行用バッグセットの提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的は本考案によって、すなわち、底面部にキャスタ２を、又、背面部に ハンドル３をそれぞれ取付けたキャリーバッグ１と、そのキャリーバッグ１の上 に載置可能で、かつ、その背面部を２重にしてその間に上下方向に開通して上記 のハンドル３を貫通可能とした間隙部５を設けたタウンバッグ４と、キャリーバ ッグ１の上面部及び前面部に対してそれぞれ着脱自在な掛具７及び留具８を取付 けて、キャリーバッグ１の前面部の外側に重ね合わせ状態で保持可能なスーツバ ッグ６とから成る旅行用バッグセットによって達成することができる。

【０００５】

【実施例】

以下、図面に基づき本考案の実施例について説明する。まず、符号１がキャリ ーバッグであり、このキャリーバッグ１は、図３〜図５に示すように、その底面 部に２輪のキャスタ２を取付けるとともに、その背面部にハンドル３を取付けて いる。なお、そのハンドル３は上下方向に伸縮自在である。

【０００６】 また、キャリーバッグ１の上面部には取手９と突起１０を設け、キャリーバッ グ１の前面部における下端部の両端にはそれぞれ連結具１１を取付けている。

【０００７】 次に、符号４がタウンバッグであり、このタウンバッグ４は、図６に示すよう に、その背面部が２重になっており、すなわち、背面部の外側に補助背面部１２ を設けていて、その間に上下方向に開通してキャリーバッグ１のハンドル３が貫 通可能な間隙部５を有している。なお、このタウンバッグ４は手提げ１３のみを 有するワンウェイタイプとなっているが、ショルダーストラップを着脱可能とし たツーウェイタイプとすることもできる。

【０００８】 タウンバッグ４は上記の背面部の間隙部５にハンドル３を貫通させた状態で、 図１及び図２に示すようにキャリーバッグ１の上に載置することができる。

【０００９】 次に、符号６がスーツバッグである。このスーツバッグ６は、上端部に帯片１ ４を介して掛具７を取付けるとともに、図７に示すように、その裏面部における 下端部の両端にそれぞれ留具８を取付けている。その掛具７は、キャリーバッグ １の上面に設けた上記の突起１０が挿入する掛止孔１５を有していて、突起１０ に対して着脱自在である。また、留具８はキャリーバッグ１の前面部に設けた上 記の連結具１１に対し着脱自在である。

【００１０】 このスーツバッグ６は、図１及び図２に示すように、その掛具７をキャリーバ ッグ１の上面部の突起１０に掛止して、キャリーバッグ１の前面部の外側に吊下 状態とし、かつ、その裏面部の留具８をキャリーバッグ１の前面部の連結具１１ に対し接続することによって、キャリーバッグ１の前面部の外側に重ね合せ状態 で保持することができる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の旅行用バッグセットは叙上の通りであり、キャリーバッグ１の上にタ ウンバッグ４を載置し、かつ、キャリーバッグ１の前面部の外側にスーツバッグ ６を重ね合せることにより、三者を一緒にまとめて、キャリーバッグ１のハンド ル３を片手で握って引張ることにより極めて容易に持ち運ぶことができる。そし て、タウンバッグ４はその背面部に設けた間隙部５にハンドル３を貫通させるこ とによって、又、スーツバッグ６はその掛具７や留具８をキャリーバッグ１に接 続することによって、それぞれ落下しないように確実に固定できる。これによっ て、タウンバッグ４やスーツバッグ６に紐などを巻き付けて固定するような不体 裁を避けることができる。また、キャリーバッグ１、タウンバッグ４、及びスー ツバッグ６はそれぞれ分離して単独で使用することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】キャリーバッグにタウンバッグとスーツバッグ
を一体化した状態の斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における断面図である。

【図３】キャリーバッグのみの斜視図である。

【図４】図３のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図５】キャリーバッグのハンドルを縮めた状態の断面
図である。

【図６】タウンバッグの背面側の斜視図である。

【図７】スーツバッグの裏面側の斜視図である。

【符号の説明】

１ キャリーバッグ ２ キャスタ ３ ハンドル ４ タウンバッグ ５ 間隙部 ６ スーツバッグ ７ 掛具 ８ 留具 ９ 取手 １０ 突起 １１ 連結具 １２ 補助背面部 １３ 手提げ １４ 帯片 １５ 掛止孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底面部にキャスタ２を、又、背面部にハ
   ンドル３をそれぞれ取付けたキャリーバッグ１と、その
   キャリーバッグ１の上に載置可能で、かつ、その背面部
   を２重にしてその間に上下方向に開通して上記のハンド
   ル３を貫通可能とした間隙部５を設けたタウンバッグ４
   と、キャリーバッグ１の上面部及び前面部に対してそれ
   ぞれ着脱自在な掛具７及び留具８を取付けて、キャリー
   バッグ１の前面部の外側に重ね合わせ状態で保持可能な
   スーツバッグ６とから成る旅行用バッグセット。