JP3035807U - 両面着用式雨衣 - Google Patents

両面着用式雨衣

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JP3035807U JP1996007961U JP796196U JP3035807U JP 3035807 U JP3035807 U JP 3035807U JP 1996007961 U JP1996007961 U JP 1996007961U JP 796196 U JP796196 U JP 796196U JP 3035807 U JP3035807 U JP 3035807U
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誉志蔵 橋場
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Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上衣の前身頃の合わせ部分の間隙を縫って雨水
や埃塵が侵入してしまうことも少なくなかった。 【解決手段】上衣の上前身頃2若しくは下前身頃3の見
返し部分に水除け部材6を装着する。この水除け部材6
は、例えば、下前身頃3の解放端を上側に折り返すこと
により袋状に成形されるものであり、その表面に雄型ス
ナップ釦7,7…が列設される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として警察官等が制服の上から着用する雨衣の改良に関し、更に 詳しくは、頗る簡単な手段でもって安易な雨水等の浸透や侵入を防ぐことができ ると共に、着易くて保温性、強度性に優れた両面着用式雨衣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の両面着用式雨衣としては、例えば、実公昭56−40806号 公報に開示されたものが従来例として周知である。この従来例における雨衣は、 両面着用式防水コート体の表面全体に第1メッシュクロスを重合張設すると共に 、該コート体の裏面全体に第2メッシュクロスを重合張設し、更に、該両メッシ ュクロスを防水性を備えた資材によって形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した実公昭56−40806号公報に開示されている雨衣 にあっては、全体にメッシュクロスを重合してなることから、むれ防止効果に優 れるといった利点を有するものの、表面から水分が浸透し易く、また、前身頃の 合わせ部分の間隙を縫って雨水や埃塵が入ってしまうことも少なくなかった。
【0004】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、頗る簡単な手段で もって安易な雨水等の浸透や侵入を防ぐことができると共に、着易くて保温性、 強度性に優れた両面着用式雨衣を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、所定形状の上衣とズボンとからなる両面着用式雨衣において、前記 上衣は、前身頃の見返し部分に水除け部材を装着してなる両面着用式雨衣に存す る。
【0006】 また、前記水除け部材は、上衣の上前身頃若しくは下前身頃の解放端寄りに折 り曲げ成形するのが良い。
【0007】 更に、前記ズボンの上端側に挿着させた伸縮ベルトには、長さ調節金具を付設 するのが好ましく、また、前記ズボンの側面にはU字型等の切欠部を形成するの が良い。
【0008】 更には、前記上衣若しくはズボンは、表生地と裏生地とを合わせてなる二重の 防水生地にて縫製するのがより好ましい。
【0009】 また、前記上衣若しくはズボンには、表裏両用のファスナー、就中、少なくと もスライダー本体の表裏両面に連通されたスライド溝と、該スライド溝に摺動自 在に配設された引き手とを備えてなるファスナーを用いるのが好ましい。
【0010】 このように構成される本考案の両面着用式雨衣は、上衣の前身頃の見返し部分 に水除け部材を装着したことによって、効果的に前身頃の合わせ部分からの雨水 の浸入を阻止し得ることとなる。
【0011】 また、前記水除け部材が、上衣の上前身頃若しくは下前身頃の解放端寄りに折 り曲げ成形されることにより、雨水が奥まで入ることなく合わせ部付近で雨水の 侵入を阻止し得ることとなる。
【0012】 更に、前記ズボンの上端側に挿着させた伸縮ベルトに長さ調節金具を付設すれ ば、体格に合わせての絞り調整ができるのみならず、表裏両面の何れからでも調 整可能になる。
【0013】 また、前記ズボンの側面にU字型等の切欠部を形成すれば、着用した際でも、 ポケットへの出し入れが簡単になし得ることとなる。
【0014】 前記上衣若しくはズボンは、表生地と裏生地とを合わせてなる二重の防水生地 にて縫製することにより、防水性及び強度性に優れるのみならず、表生地と裏生 地との間(空気層)に包含された空気が外に逃げづらく有効に生地内に保持され ることとなる。
【0015】 また、前記上衣若しくはズボンには、表裏両用のファスナー、就中、少なくと もスライダー本体の表裏両面に連通されたスライド溝と、該スライド溝に摺動自 在に配設された引き手とを備えてなるファスナーを用いれば、表裏何れの使用で も、一本の引き手のみで対応できることとなる。
【0016】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係 る両面着用式雨衣(上衣)を示すものであり、この上衣Aは、ナイロン、テトロ ン等の合成樹脂材からなり、図1に示すように、袖部1,1を、所謂、一枚袖に 縫製している。
【0017】 また、上前身頃2と下前身頃3には、それぞれ大きめのポケット4,4と肩ベ ルト5,5が縫製されており、前記下前身頃3の見返し部分に水除け部材6が装 着されている。
【0018】 この水除け部材6は、図4に示すように、下前身頃3の解放端を上側に折り返 すことにより袋状に成形されており、その表面に雄型スナップ釦7,7…が列設 されている。
【0019】 一方、前記上前身頃2の見返し部分には、前記雄型スナップ釦7,7…と対応 する雌型スナップ釦8,8…が列設されている。因に、本実施例では、この上前 身頃2の見返し部分には水除け部材6を設けていないが、必要に応じ、雨水が入 り込まないように水除け部材(図示せず)を折り込み成形しても良い。
【0020】 次に、本発明に係る両面着用式雨衣(ズボン)の実施例を図5〜図8を参照し ながら説明する。尚、理解を容易にするため、前述した第1実施例と同一部分は 同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。
【0021】 図5は、両面着用式ズボンの正面図であり、このズボンBは、外表面が黒等の に着色されたナイロン、テトロン等からなる外側生地材(図示せず)と、白等に 着色された同素材からなる内側生地材(図示せず)とを積層してなる二重の防水 生地から縫製されている。
【0022】 また、このズホンBの上端には、長さ調整自在な伸縮ベルト9が装着してある ある。この伸縮ベルト9は、ゴム等の適宜素材からなり、ズボンBの上端に沿っ て形成された帯状のベルト通し10内に挿通されている。
【0023】 更に、この伸縮ベルト9には、長さ調節金具11,11が付設されており、体 格に合わせての絞り調整ができるのみならず、表裏両面の何れからでも調整でき るものである。
【0024】 また、ズボンBの左右両側には、上端縁に連通した略U字形状の切欠部12, 12が形成してある。この切欠部12,12は、着用した際、ポケットの出し入 れができるように開口されているものである。
【0025】 因に、警察官等用の雨衣として用いる場合は、腰に付けた拳銃及び警棒(図示 せず)が容易に取り出せるように所望の大きさに形成されるものであり、更に、 必要に応じ、この切欠部12,12には、斯かる開口を塞ぐべく開閉蓋(図示せ ず)を装着しても良い。
【0026】 更に、このズボンBの前合わせ部分には、表裏両用のファスナー13が取り付 けられている(図7参照)。このファスナー13は、図8に示すように、スライ ダー本体14の表面14aと裏面14bとに連通された逆U字状のスライド溝1 5と、該スライド溝15に摺動自在に配設された引き手16とを備えており、引 き手16がスライダー本体14の表裏両面に自由に変位できるように構成されて いる。
【0027】 このように構成される本考案の雨衣は、二重の防水性生地から縫製されている ため、防水性及び強度性に優れるのみならず、外側生地(図示せず)と内側生地 (図示せず)との間(空気層)に包含された空気が外に逃げづらく有効に両生地 内に保持されるため、保温性にも優れるものであり、しかも、上衣Aの下前身頃 3の見返し部分に設けた水除け部材6により、有効的にこの合わせ部分からの雨 水の浸入を阻止できるのである。
【0028】 また、ズボンBの上端側に挿着させた伸縮ベルト9に長さ調節金具11を付設 していることから、体格に合わせての絞り調整ができるのみならず、表裏両面の 何れからでも調整できるものであり、かつ、ズボンBの側面に形成したU字型等 の切欠部12により、制服等のズボンの上に着用した際でも、ポケットへの出し 入れが簡単にできるのである。
【0029】 しかも、前記ズボンBには、スライダー本体14の表裏両面に摺動自在になる 引き手16を備えた表裏両用のファスナー13を用いていることから、表裏何れ の使用でも、一本の引き手のみで対応でき頗る便利である。
【0030】 尚、本考案は本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に 設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。例え ば、上衣Aの合わせ部分にはスナップ釦7,8を用いているが、これに限定され るものではなく、本実施例で示した表裏両用のファスナー13を用いるのが好ま しい。
【0031】 また、本明細書にて言及している「両面着用式雨衣」とは、裏返しても使用で きる所謂リバーシブル仕様の雨衣であることは云うまでもない。
【0032】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成され、前記上衣の前身頃の見返し部分に水除け部材 を装着したことによって、前身頃の合わせ部分からの雨水の浸入を効果的に阻止 できるといった優れた効果を奏するものである。
【0033】 また、前記水除け部材が、上衣の上前身頃若しくは下前身頃の解放端寄りに折 り曲げ成形することにより、雨水が奥まで入ることなく合わせ部付近で雨水の浸 入を阻止できるといった効果を奏するものである。
【0034】 更に、前記ズボンの上端側に挿着させた伸縮ベルトに長さ調節金具を付設すれ ば、体格に合わせての調整ができるのみならず、表裏両面の着用ができるといっ た効果を奏するものである。
【0035】 また、前記ズボンの側面にU字型等の切欠部を形成すれば、制服ズボンの上に 着用しても、ポケットへの出し入れが簡単にできるといった効果を奏するもので ある。
【0036】 更に、前記上衣若しくはズボンが、表生地と裏生地とを合わせてなる二重の防 水生地にて縫製されることにより、防水性及び強度性に優れるのみならず、表生 地と裏生地との間(空気層)に包含された空気が外に逃げづらく有効に生地内に 保持されるため、保温性にも優れるといった効果を奏するものである。
【0037】 また、前記上衣若しくはズボンには、表裏両用のファスナー、就中、少なくと もスライダー本体の表裏両面に連通されたスライド溝と、該スライド溝に摺動自 在に配設された引き手とを備えてなるファスナーを用いれば、表裏何れの使用で も、一本の引き手のみで対応できるため、着用の際、頗る便利となる。
【0038】 更に、本考案の両面着用式雨衣は、構成が単純であるため大量生産に適し、価 格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益 的価値が甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る両面着用式雨衣(上衣)の正面図
である。
【図2】同上衣の背面図である。
【図3】同上衣の上前見頃のみを見開いた状態を示す説
明図である。
【図4】図4(a)は同上衣の下前身頃に設けられた水
除け部材を示す斜視図、図4(b)は同水除け部材の一
部拡大断面図である。
【図5】図5(a)は本考案に係る両面着用式雨衣(ズ
ボン)の正面図、図5(b)は同側面図である。
【図6】図6は同ズボンの切欠部を示す説明図である。
【図7】同ズボンに縫製されたファスナーの要部を示す
説明図である。
【図8】本実施例で使用するスライダーの説明図であ
る。 A 上衣 B ズボン 1 袖部 2 上前身頃 3 下前身頃 4 ポケット 5 肩ベルト 6 水除け部材 7 雄型スナップ釦 8 雌型スナップ釦 9 伸縮ベルト 10 ベルト通し 11 長さ調節金具 12 切欠部 13 ファスナー 14 スライダー本体 14a表面 14b裏面 15 スライド溝 16 引き手

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状の上衣とズボンとからなる両面着
    用式雨衣において、前記上衣は、前身頃の見返し部分に
    水除け部材を装着してなることを特徴とする両面着用式
    雨衣。
  2. 【請求項2】前記水除け部材は、上衣の上前身頃若しく
    は下前身頃の解放端寄りに折り曲げ成形されていること
    を特徴とする請求項1に記載の両面着用式雨衣。
  3. 【請求項3】前記ズボンに伸縮ベルトを装着すると共
    に、その伸縮ベルトの所定位置に長さ調節金具を付設し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の両面着用式雨
    衣。
  4. 【請求項4】前記ズボンの側面にU字型等の切欠部を形
    成してなることを特徴とする請求項1又は3に記載の両
    面着用式雨衣。
  5. 【請求項5】前記上衣若しくはズボンは、表生地と裏生
    地とを合わせてなる二重の防水生地にて縫製されている
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の両面着用式雨
    衣。
  6. 【請求項6】前記上衣若しくはズボンには、表裏両用の
    ファスナーが装着されていることを特徴とする請求項1
    に記載の両面着用式雨衣。
  7. 【請求項7】前記ファスナーは、少なくともスライダー
    本体の表裏両面に連通されたスライド溝と、該スライド
    溝に摺動自在に配設された引き手とを備えてなることを
    特徴とする請求項6に記載の両面着用式雨衣。
JP1996007961U 1996-08-09 1996-08-09 両面着用式雨衣 Expired - Lifetime JP3035807U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS426493Y1 (ja) * 1964-03-07 1967-03-28
JPH0532486U (ja) * 1991-10-02 1993-04-27 エフシー総研株式会社 アースドリルの錐

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS426493Y1 (ja) * 1964-03-07 1967-03-28
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