JP3035314U - 耐火物ブロックのテーパー孔用吊り具 - Google Patents
耐火物ブロックのテーパー孔用吊り具Info
- Publication number
- JP3035314U JP3035314U JP1996009627U JP962796U JP3035314U JP 3035314 U JP3035314 U JP 3035314U JP 1996009627 U JP1996009627 U JP 1996009627U JP 962796 U JP962796 U JP 962796U JP 3035314 U JP3035314 U JP 3035314U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- taper
- refractory
- taper hole
- block
- hanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐火物の大型ブロックにテーパー孔を設置
し、テーパー孔用吊り具でワンタッチに取り付け、取り
外しを行い、築炉工事の迅速化をはかる。 【構成】 一部を四つ割りにした内部にテーパーを持つ
硬質ウレタンゴムスリーブと、鋼性のテーパーを持つ芯
金とアイナットを組合せ、テーパー孔用吊り具とする。
この吊り具は耐火物の大型ブロックのテーパーに差し込
んで、吊り上げれば耐火物の自重でテーパーを構成し吊
り上げ、設置場所へ大型ブロックを下ろして、芯金を叩
けば、テーパー形状を失い抜き取る事ができ、きわめて
迅速に着脱ができる。
し、テーパー孔用吊り具でワンタッチに取り付け、取り
外しを行い、築炉工事の迅速化をはかる。 【構成】 一部を四つ割りにした内部にテーパーを持つ
硬質ウレタンゴムスリーブと、鋼性のテーパーを持つ芯
金とアイナットを組合せ、テーパー孔用吊り具とする。
この吊り具は耐火物の大型ブロックのテーパーに差し込
んで、吊り上げれば耐火物の自重でテーパーを構成し吊
り上げ、設置場所へ大型ブロックを下ろして、芯金を叩
けば、テーパー形状を失い抜き取る事ができ、きわめて
迅速に着脱ができる。
Description
【０００１】
本考案は耐火物の大型ブロックなどに使用される吊り具に関するものである。
【０００２】
耐火煉瓦やプレモールドキャスタブル等のブロックが大型になると人手による ハンドリングが難しくなり、クレーン等による吊り上げが必要になる。
【０００３】 耐火物ブロックはブロックとブロックの間の隙間を小さくする必要が有る場合 が多く、ベルト等の吊り具の使用は困難である。
【０００４】 また耐火物に金属の吊り具を埋め込むと、炉の高温度での使用中に金属が溶解 したり、酸化したりして、炉内の処理物を汚染する場合が多い。
【０００５】 耐火物は金属に比べて、比較的もろい為、応力集中の起こり易い形状の吊り孔 は使用できないため、大型ネジの吊り孔がよく使用されてきた。
【０００６】 本来、耐火物の大型ブロックは、築炉工事の迅速化をはかるものであるが、大 型ネジの吊り孔は、築炉時の吊り具の取り付け、取り外しに非常に手間が掛かり 、多数のブロックを使用する時には迅速化の障害になっていた。
【０００７】
そこで耐火物ブロックに使用される吊り具をワンタッチで取り付け、取り外し 可能のものとし、築炉工事の迅速化をはかることを目的とした。
【０００８】
一部を四分割した内部にテーパーを持つ硬質ウレタンゴムスリーブとテーパー を持つ芯金を組合せ、耐火物のテーパー孔に入れ、芯金を吊り上げると、吊り具 が孔の中でテーパー形状になり、耐火物大型ブロックを吊り上げる。耐火物大型 ブロックを築炉位置に設置して、芯金を叩くとテーパー形状が無くなり、容易に 取り外すことができる。
【０００９】
耐火物大型ブロックは１点吊り、２点吊り、４点吊り等で吊り上げられるが、 ブロックの数が多くなると、吊り具の着脱に非常に手間が掛かっていた。このテ ーパー孔用吊り具を使用するとワンタッチで着脱ができ、築炉が迅速にできるよ うになる。
【００１０】
以下実施例を示す図１〜図５に基づいて本考案を説明する。
【００１１】 図１，図２、図３において、１は硬質ウレタンゴムスリーブである。２はＳＳ ４００のテーパー付き芯金であり、３はアイナットである。
【００１２】 図４は１、２、３を組合せ、テーパーの無い状態を示す。
【００１３】 図５は芯金を吊り上げた時の、テーパーの形状を示す。
【００１４】 図６の４は約７．３゜のテーパー孔を持った耐火物大型ブロックを示す。
【００１５】 ４の耐火物大型ブロックのテーパー孔の中に、テーパーのない状態の吊り具を差 込み、吊り具を吊り上げると、吊り具の３のテーパーも約７．３゜になり、吊り 具は耐火物大型ブロックを吊り上げる。
【００１６】 この形状の吊り具は耐火物に大きな応力集中を与えないので、吊りによる耐火 物の割れは生じない。
【００１７】 ４の耐火物大型ブロックを所定の位置に設置して、芯金を叩くと、吊り具のテ ーパーは無くなり、吊り具は容易に取り外せる。
【００１８】 ４の耐火物大型ブロックのテーパー孔には不定形耐火物を充填するが、この充 填物は孔のテーパーにより、炉の使用中に浮き上がらない。
【００１９】 実施例として、２２室を持つ連続式電極焼成炉に本考案の吊り具を使用して炉 縁ブロックを設置したが、築炉工事は迅速に終了した。
【００２０】
以上記述したとおり、耐火物ブロックのテーパー孔用吊り具を使用すると大型 ブロックの築炉工事を迅速に行なうことが可能となった。
【００２１】
【図１】硬質ウレタンゴムスリーブを示した図である。
【図２】ＳＳ４００のテーパー付き芯金を示した図であ
る。
る。
【図３】アイナットを示した図である。
【図４】本考案を示す耐火物ブロックのテーパー孔用吊
り具でテーパーの無い状態を示したものである。
り具でテーパーの無い状態を示したものである。
【図５】本考案を示す耐火物ブロックのテーパー孔用吊
り具でテーパーの有る状態を示したものである。
り具でテーパーの有る状態を示したものである。
【図６】本考案を示す耐火物ブロックのテーパー孔用吊
り具で耐火物大型ブロックを吊り上げた状態を示すもの
である。
り具で耐火物大型ブロックを吊り上げた状態を示すもの
である。
１ 硬質ウレタンゴムスリーブ ２ ＳＳ４００のテーパー付き芯金 ３ アイナット ４ テーパー孔を持った耐火物大型ブロック
Claims (1)
- 【請求項１】 一部を分割した内部にテーパーを持つ変
形可能スリーブと芯金とアイナットを組合せ、耐火物の
テーパー孔にワンタッチで着脱出来ることを特徴とする
吊り具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996009627U JP3035314U (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 耐火物ブロックのテーパー孔用吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996009627U JP3035314U (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 耐火物ブロックのテーパー孔用吊り具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3035314U true JP3035314U (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=43170129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1996009627U Expired - Lifetime JP3035314U (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 耐火物ブロックのテーパー孔用吊り具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3035314U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3381163B2 (ja) | 2000-06-28 | 2003-02-24 | 株式会社神島組 | 岩石の吊上げ方法および除去方法 |
| JP3470752B2 (ja) | 1998-11-09 | 2003-11-25 | 新潟原動機株式会社 | 吊り具 |
| CN102815602A (zh) * | 2012-08-22 | 2012-12-12 | 大连盛富商用票证印刷有限公司 | 纸卷起吊工具 |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP1996009627U patent/JP3035314U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3470752B2 (ja) | 1998-11-09 | 2003-11-25 | 新潟原動機株式会社 | 吊り具 |
| JP3381163B2 (ja) | 2000-06-28 | 2003-02-24 | 株式会社神島組 | 岩石の吊上げ方法および除去方法 |
| CN102815602A (zh) * | 2012-08-22 | 2012-12-12 | 大连盛富商用票证印刷有限公司 | 纸卷起吊工具 |
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