JP3035014U - スリップ告知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】運転者に、安全かつ的確に車輪のスリップを告
知するスリップ告知装置を提供する。 【解決手段】各車輪の回転信号を検知するように本体
（１）と純正車載アンチロックブレーキコントロールユ
ニット（５）をコード（４）でつなぎ、本体（１）にス
リップしている車輪を表示部（２）に表示する表示手段
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車の車輪のスリップ状態を運転者に告知するスリップ告知装置 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車の車輪のスリップ状態を運転者が認識するには運転者の感覚で認 識していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。 （イ） 運転者の感覚で認識していたため、運転者の技量によるところがおおき く、特に運転初心者には認識が難しかった。 （ロ） いわゆるインリフト状態を認識するのが難しかった。 （ハ） ノンスリップデフの調整時に駆動輪の左右回転差を認識するのが難しか った。 （ニ） 四輪駆動車において、前後のトルク配分の調整時に前後の車輪の回転差 を認識するのが難しかった。 本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は車載の純正アンチロックブレーキコント ロールユニットより各車輪の回転信号を入力して常に監視し、各車輪の内１つで もほかの車輪との間に回転差が生じた場合、運転者にスリップを告知する告知手 段を設ける。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を述べる。 （イ） 図２のように車載純正アンチロックブレーキコントロールユニット（５ ）と本体（１）をコード（４）でつなぎ各車輪の回転信号を本体（１） に入力し監視させる。 （ロ） 車種設定スイッチ（３）で車種を設定する。 （ハ） 図３のような運転の邪魔にならない見やすいところに本体（１）を設置 する。 本考案は、以上のような構成で本体（１）の中にはマイクロコンピューターを 内蔵し純正アンチロックブレーキコントロールユニット（５）より入力された４ 本の車輪の回転信号を常に監視し４本の車輪のどれか１つでもそのほかの車輪と の回転差が生じると本体（１）の表示部（２）に回転差を生じている車輪を表示 する。

【０００６】 また、交差点などでの通常の右左折時等に起こる程度の車輪の回転差について は表示しないようにプログラミングしておく。

【０００７】

【考案の効果】

初心者にもタイヤのスリップの状態が簡単に把握できるのでとても安全である

【０００８】 また、純正で４ウェイ方式アンチロックブレーキが装備されている車であれば ほとんどの車に簡単に装着できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の配線概略図である。

【図３】本考案の取り付け使用例の図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 表示部 ３ 車種設定スイッチ ４ コード ５ 純正アンチロックブレーキコントロールユニット ６ ハンドル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車に車載の純正アンチロックブレーキ
   コントロールユニットより各車輪の回転信号を入力して
   常に監視させ各車輪の内どれか１つでもほかの車輪との
   あいだに回転差が生じた場合、運転者にスリップを告知
   する手段を設けたことを特徴とするスリップ告知装置。