JP3034709U - 粉体搬送管ユニット - Google Patents

粉体搬送管ユニット

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JP3034709U
JP3034709U JP1996008848U JP884896U JP3034709U JP 3034709 U JP3034709 U JP 3034709U JP 1996008848 U JP1996008848 U JP 1996008848U JP 884896 U JP884896 U JP 884896U JP 3034709 U JP3034709 U JP 3034709U
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pipe
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JP1996008848U
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直 鈴木
真 新田
一也 松浦
一彦 渡辺
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体の搬送に悪影響を及ぼすことなく、直
線部のみならず屈曲部であっても粉体搬送管内での粉体
の付着を防止し粉体の堆積を阻止できる粉体搬送ユニッ
トの提供。 【解決手段】 外管3と外管4はチーズ10を介して互
いに接続される。チーズ10には分岐開口部10Cが形
成され、そこに圧力供給管11が接続される。外管3、
4の内周側には可撓性材料により構成される内管5が同
心に配置される。内管5内において搬送ガスに乗って粉
体が搬送されるが、圧力供給管11から供給されたエア
圧が、内管5の外周面に作用し、内管が振動伸縮するの
で、内管の内周面側に粉体が付着することが阻止され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は粉体搬送管ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
粉体の搬送には、通常、金属製ホース又は可撓性を有する樹脂ホースが用いら れるが、ホース内部に静電気が発生するとホース内面に粉体が付着して除々に粉 体が堆積するという問題がある。この問題を解決するため、導電性のホースを使 用し、静電気の発生を防止することが考えられた。しかし、ホースの内周面の表 面粗さに起因して、ホース内面に依然粉体が堆積する場合がある。またホースが 屈曲している部分では、屈曲部の特に内輪側で粉体の流れが偏り、粉体のよどみ が発生して粉体が堆積することがある。
【0003】 特開昭62−240220号公報記載の粉体搬送管ユニットは、粉体搬送管内 に気体流を導入して粉体を所望の搬送方向に搬送すると共に、粉体搬送管の管壁 にノズルを形成して、ノズルを介して気体流の流れ方向とは逆の方向に粉体搬送 管内に気体を導入して粉体が管内で付着堆積するのを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、該公報記載の粉体搬送管ユニットによると、粉体搬送管の内径が大き い場合には所望の付着防止効果が発揮できるが、内径が小さい場合には逆方向の 気体流は粉体を搬送する妨げとなって所望の搬送ができなくなり、特に質量が小 さい粉体ではこのような傾向が顕著となる。粉体の種類によっては逆方向の空気 流の流量を微調整する必要があり、このような微調整は面倒である。
【0005】 そこで本考案は、粉体の搬送に悪影響を及ぼすことなく、直線部のみならず屈 曲部であっても粉体搬送管内での粉体の付着を防止し粉体の堆積を抑制すること が可能なを粉体搬送管ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、内部で粉体を搬送する粉体搬送管3、4 、5、10、102の少なくとも一部に流体圧により変形可能な変形部5、10 5Aを設け、該変形部5、105Aの外面部に流体圧を作用させるために該粉体 搬送管に圧力供給管11、111を接続して設け、該圧力供給管11、111か らの流体圧により該変形部5、105Aが振動伸縮して該粉体搬送管内を搬送さ れる粉体が少なくとも該変形部の内面部で堆積するのを抑制する粉体搬送管ユニ ット1、101を提供している。
【0007】 ここで、該粉体搬送管1は内管5と外管3、4、10の2重管構造であり、該 内管5の少なくとも一部が該変形部5を構成し、該変形部5を包囲する該外管3 、4、10の一部分に孔部10Cが形成されて該孔部10Cに該圧力供給管11 が接続されるのが好ましい。またこのような構成において、該外管3、4、10 と該内管5との間には空間Sが形成され、該流体圧が該空間Sに及んで該内管5 に作用するのが好ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の第1の実施の形態による粉体搬送管ユニットについて図1に基づき説 明する。第1の実施の形態は、直線状の粉体搬送管を対象にした粉体搬送管ユニ ットである。
【0009】 粉体搬送管ユニット1の粉体搬送管2は、外管3、4と内管5の2重管構造部 分を有する。ここで外管3、4は硬質の材料例えばテフロンホースにより構成さ れる。また変形部として機能する内管5は可撓性を有する軟質材料例えばシリコ ンチューブにて形成される。内管5の一端開口部はニップル6の一端が嵌装され 、ニップル6の他端には銅パイプ8が嵌挿される。同様に内管5の他端開口部は ニップル7の一端が嵌挿され、ニップル7の他端には銅パイプ9が嵌挿される。
【0010】 銅パイプ8は図示せぬ粉体供給装置に接続され、銅パイプ9は図示せぬ粉体塗 布装置に接続される。従って粉体搬送ユニットに供給された粉体は、ニップル6 、内管5、ニップル7、銅パイプ9の内部を順次通過して、粉体塗布装置に収容 される。なお、これら粉体搬送経路内には粉体搬送方向に流れる空気流が提供さ れている。
【0011】 外管3、4のそれぞれの外端部3A、4Aは内管5の開口部を介在させてニッ プル6に接続され、それぞれの外端部3A、4Aの周囲にはホースバンド15が 設けられてニップル6、7との締結を確保している。この構成により、内管5と 外管3、4とは略同軸的に固定される。また内管5の外径は外管3、4の内径よ りも小さく、上記した締結部以外では、内管5と外管3、4との間に円筒状の隙 間Sが提供される。
【0012】 内管5の軸方向略中央部には、内管5を取り囲むように銅チーズ10が設けら れている。銅チーズ10はT字路をなすような分岐管形状をなし、外管3、4の それぞれの内端部3B、4Bがホースバンド12、13により銅チーズ10の両 端開口部10A、10Bとそれぞれ接続される。また銅チーズ10の分岐開口部 10Cには銅パイプにより構成される圧力供給管11がホースバンド16により 締結されている。圧力供給管11には圧縮空気(1kg/cm2)が供給される 。この構成により、圧力供給管11からの圧縮空気が直接内管5の外周面に作用 することとなる。なお銅チーズ10を外管3、4の一部と仮定すれば、内管5を 包囲する外管の一部分に孔部(銅チーズ10の分岐開口部10C)が形成されて 、該孔部に該圧力供給管11が接続されたとみなすことができる。
【0013】 以上の構成において、銅パイプ8、ニップル6、内管5、ニップル7、銅パイ プ9の方向に気流が流れると共に、気流に乗って粉体が搬送される。ここで、内 管5の内周面の表面粗さにより、粉体が付着しようとしても、圧力供給管11か ら内管5の外周面に間欠的に圧縮空気が作用するので、内管5の可撓性により内 管5が振動伸縮するので、粉体の内管5の内周面への付着が抑制され粉体の堆積 が阻止される。また、上記した円筒状の隙間Sが形成されているので、内管5の 広範な領域に空気圧を作用させることができ、粉体の堆積を有効に防止すること ができる。
【0014】 本考案の第2の実施の形態による粉体搬送管101について図2に基づき説明 する。第2の実施の形態では、略直角に屈曲した粉体搬送管を対象にした粉体搬 送管ユニットである。
【0015】 粉体搬送管ユニット101の粉体搬送管102は、銅パイプにより構成される 略直角に屈曲した屈曲管である。この屈曲管102の一端が図示せぬ粉体供給装 置に接続され、他端が図示せぬ粉体収容タンクに接続される。また第1の実施形 態と同様に粉体搬送経路内には粉体搬送方向に気流が生じている。この屈曲管1 02の屈曲部の内輪部側には、屈曲部の角度を等分する方向に延びる接続管11 0が一体に設けられている。
【0016】 接続管110には有底形状の可撓性部材105が嵌挿されている。この可撓性 部材105は、シリコンゴム成形体であり、底部105Aと、円筒部105Bと 、上端嵌合部105Cを有する。底部105Aは変形部として機能し、接続管1 10の屈曲管102との接続開口部位置にあり、粉体搬送管102の内輪部の一 部を構成する。円筒部105Bは接続管110の内周面に密着して設けられる。 上端嵌合部105Cは接続管110の開口端部の周囲に嵌合して固定される。ま た接続管110の外周面側には圧力供給管111が接続される。
【0017】 粉体搬送管が屈曲管の場合には、粉体は屈曲部の外輪部付近を流れる傾向にあ り、屈曲部の内輪部付近で粉体の淀みが生じて粉体が付着堆積する傾向があるが 、第2の実施の形態では、圧力供給管111から間欠的に圧縮空気を供給すると 、可撓性部材105の底部105Aが振動伸縮するので、粉体は外輪部方向に押 し出され、内輪部付近での粉体の付着が抑制されるので、屈曲部での粉体の堆積 が阻止される。
【0018】 次に、本考案による粉体搬送管ユニットの優秀性を確認するために、以下の実 験を行った。被搬送物は粒径10μmのポリエチレン粉体であり、目標搬送量は 3g/回であった。粉体の搬送のため、搬送管内にイジェクタにより3kg/c m2の気流を流した。搬送管としては内径10.5mmの透明な塩化ビニルホー スを用い、4カ所で90度に屈曲させた。
【0019】 以上を条件として、本考案品として、上述した第2の実施の形態による構成を 採用した。比較例1は、単に塩化ビニルホースを屈曲させただけの構成、比較例 2は、比較例1のホースの屈曲部内輪側に微細な孔を複数貫通形成し、屈曲部を 気密的に取囲むように外管を配置し、外管内に1kg/cm2の空気圧を導入し て、孔を通じて屈曲管内に粉体搬送流とは逆方向に空気を噴出させ、空気の噴出 により屈曲部内輪側付近における粉体の堆積を防止するようにした。比較例3で は比較例2と同様な構成であるが、外管内に導入する空気圧を3kg/cm2と した。またいずれの例でも屈曲部を4箇所設けた。
【0020】 本考案品では、4カ所の屈曲部のいずれも粉体の付着、堆積は生じなかった。 一方比較例1では4カ所の屈曲部に著しい粉体の堆積が認められた。比較例2で は、屈曲部に粉体の堆積は生じなかったが、搬送管内には粉体搬送流とは逆方向 の空気流が生じるために、粉体搬送速度が低下した。また貫通孔からの空気の噴 き出しがない部分では粉体の堆積が認められた。更に比較例3では、噴き出し空 気圧が粉体搬送流と同じであるため、粉体の搬送が不能となった。従って本考案 による搬送管自体の変形や振動が、粉体の付着防止効果と搬送効率の向上にとっ て有益であることが判明した。
【0021】 本考案は上述した実施の形態に限定されず、実用新案登録請求の範囲に記載さ れた範囲で種々の変更が可能である。例えば、第2の実施の形態において、第1 の実施の形態における2重管構造を採用してもよいし、第1の実施の形態におい て、第2の実施の形態のような有底形状の可撓性部材105を用いても良い。ま た第1の実施の形態では内管5全体を可撓性材料で製造したが、圧力供給管11 の開口部と対向する内管の一部分のみを可撓性材料で形成してもよい。また第2 の実施の形態において、圧力供給管111をビニールホース等で構成してもよい 。
【0022】
【考案の効果】
請求項1記載の粉体搬送管によれば、圧力供給管で供給された流体圧が直接変 形部の外面に作用するので、変形部が振動伸縮して粉体搬送管内で搬送される粉 体が少なくとも変形部の内面部で堆積するのが有効に防止される。また流体圧は 粉体搬送管の内部に作用しないので、流体圧が粉体の搬送を妨げることがなく、 粉体のサイズや質量を問わずに粉体は良好に搬送される。
【0023】 請求項2記載の粉体搬送管によれば、粉体搬送管は内管と外管の2重管構造と し、内管を変形部とすれば、特に直線状の粉体搬送管の場合には複雑な形状の構 成部品を用いることなく、広い範囲で変形部を変形させることが可能となる。
【0024】 請求項3記載の粉体搬送管によれば、外管と内管との間に空間が提供されるの で、圧力供給管からの流体圧が内管の広い範囲に作用し、粉体の堆積抑制効果を 更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1の実施の形態による粉体搬送管
ユニットを示す概略断面図。
【図2】 本考案の第2の実施の形態による粉体搬送管
ユニットを示す概略断面図。
【符号の説明】
1、101 粉体搬送管ユニット 2、102 粉体搬送管 3、4 外管 5 変形部たる内管 10 外管の一部をなす銅チーズ 10C 外管の一部分の孔部をなす銅チーズの分
岐開口部 11、111 圧力供給管 105A 変形部たる可撓性部材の底部
フロントページの続き (72)考案者 渡辺 一彦 広島県府中市目崎町762番地 リョービ株 式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部で粉体を搬送する粉体搬送管の少な
    くとも一部に流体圧により変形可能な変形部を設け、 該変形部の外面部に流体圧を作用させるために該粉体搬
    送管に圧力供給管を接続して設け、該圧力供給管からの
    流体圧により該変形部が振動伸縮して該粉体搬送管内を
    搬送される粉体が少なくとも該変形部の内面部で堆積す
    るのを抑制することを特徴とする粉体搬送管ユニット。
  2. 【請求項2】 該粉体搬送管は内管と外管の2重管構造
    であり、該内管の少なくとも一部が該変形部を構成し、
    該変形部を包囲する該外管の一部分に孔部が形成されて
    該孔部に該圧力供給管が接続されることを特徴とする請
    求項1記載の粉体搬送管ユニット。
  3. 【請求項3】 該外管と該内管との間には空間が形成さ
    れ、該流体圧が該空間に及んで該内管に作用することを
    特徴とする請求項2記載の粉体搬送管ユニット。
JP1996008848U 1996-08-13 1996-08-13 粉体搬送管ユニット Expired - Lifetime JP3034709U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016075959A1 (ja) * 2014-11-11 2016-05-19 東洋ハイテック株式会社 空気輸送方法、空気輸送システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016075959A1 (ja) * 2014-11-11 2016-05-19 東洋ハイテック株式会社 空気輸送方法、空気輸送システム
JP2016088739A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 東洋ハイテック株式会社 空気輸送方法、空気輸送システム

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