JP3034506U - 油煙気体の霧化処理装置 - Google Patents

油煙気体の霧化処理装置

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JP3034506U JP1996008709U JP870996U JP3034506U JP 3034506 U JP3034506 U JP 3034506U JP 1996008709 U JP1996008709 U JP 1996008709U JP 870996 U JP870996 U JP 870996U JP 3034506 U JP3034506 U JP 3034506U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の油煙換気扉の処理装置は油煙気体を液
化させ、油と水との分離作業に入るよう構成されている
ため、処理装置としてはやや複雑な構造となる問題があ
る。 【解決手段】 本体に動力部品が設けられ、動力部品に
より羽根車を回転させ、収集された油煙気体は通路より
排出され、気体の通路に数段の霧化板が設けられ、霧化
板には数個の逆流穴と順流穴が設けられているため、油
煙気体が通過すると乱流が形成され、噴液器より適量の
水が流出されて霧化板に落下し、乱流により形成された
気体は水と衝突することによって霧が生じ、油煙気体を
霧と混合させて霧化され、通路にぶつかって迂回して排
出されるように形成され、導管により水を排出口まで引
導して排出するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、油煙気体の霧化処理装置に関するものである。 すなわち、本体に動力部品が設けられ、動力部品により羽根車を回転させ、収 集された油煙気体は気体の通路より排出され、気体の通路に数段の霧化板が設け られ、霧化板には数個の逆流穴と順流穴が設けられているため、油煙気体が通過 すると乱流が形成され、噴液器より流出した適量の水は霧化板に落下すると共に 、乱流状態の気体は水と衝突することによって霧が生じ、油煙気体を霧と混合し て霧化されたのち、気体の通路にぶつかって迂回して排出されるように構成され 、さらに導管により水を排水口まで誘導して排出するように構成されている。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 出願人が先に日本国で取得した実用新案登録第2506207号「油煙換気扉 の処理装置」は、ケースを以てガス台の上方に設けられ、油煙は定まった気体の 通路に沿って上昇することができ、ケースの上面には吸い取る部品が設けられ気 体の通路の終端に対して油煙を吸い取る作業を行うよう構成されている。 そして、その特徴は、気体の通路に濾過層が設けられ、また、処理装置の底部 に処理池が設けられ、その濾過層は噴水通路と濾過網より構成され、噴水通路は 吸い上げポンプを以て分解槽の底部の清水を吸い上げ、気体の通路に対して噴射 するように構成されている。 そして、濾過網は前濾過網及び後通過網とからなり、それぞれ気体の通路の入 口及び後方に設けられている。 また、処理池は清水池と分解槽と廃油池とに分けられ、各池の液面は順序に従 って高いところから段々低いところへ、清水池にはサイド穴が設けられて清水は サイド穴から分解槽に流入するよう構成されている。 分解槽の一端に水供給パイプが設けられ、水供給パイプの他端は気体の通路の 底部に接続され、サイド穴から清水が流入するよう構成されている。 そして、分解槽内には数個のよけ板が設けられ、それぞれ上下方に位置する一 端が固定されて互いに交錯するように設置されているため、油は水面に浮いて廃 油池まで溢出し、排油パイプより排出されるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 まず油煙気体を液化させ、それから油と水との分離作業に入るよう構成されて いるため、処理装置としてはやや複雑な構造を有するものとなっている。 本願は、このような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ は、次のようなことのできるものを提供しようとするものである。 すなわち、通過した油煙気体は霧化板により霧化されるため、更に簡単な構造 となり、よりよい処理の効果を得ることができる油煙気体の霧化処理装置を提供 するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本願のものは、本体1に動力部品11が設けられ、動力部品11によ り羽根車12を回転させ、収集された油煙気体は気体の通路13より排出され、 気体の通路13に数段の霧化板2が設けられ、霧化板には数個の逆流穴21と順 流穴22が設けられているため、油煙気体が通過すると乱流状態となり、噴液器 3より流出する適量の水が霧化板2に落下され、乱流状態の気体は水と衝突する ことによって霧が生じ、油煙気体は霧と混合して霧化され、気体の通路13にぶ つかって迂回して排出されるように構成され、導管18により水を排水口15ま で引導して排出するよう構成されている。
【0005】
【考案の実施の形態】
実施例について図面を参照して説明する。 図1,2を参照して、本体1に動力部品11が設けられ、羽根車12が油煙を 吸い上げることにより収集された油煙気体を霧化板2に通過させ、本体1に噴液 器3が設けられているため、小量の水は噴液器3より流出されて霧化板2に落下 する。 油煙気体及び水は霧化板により霧化されてから、油を含んだ油煙は水霧と混合 することにより、油の量が少なくなった油煙及び水が形成され、少量の油を含ん だ油煙は羽根車12を経て吸い上げられ、曲折の気体の通路13を経て出口14 より排出され、気体の通路13にぶつかって生じた水気は、気体の通路13の低 い位置に設けられた導管18により排水口15まで引導され排出されるよう構成 されている。 図1,3が示す霧化板2は、気体の通路13に位置し、数段上下重なるように ボルトなどの固定部品25と、この固定部品の下端に位置する平行フレーム26 によって重なった状態で支持され、平行フレーム26を取外すことで霧化板2の 段数を調整したり、又は取外して洗浄したりすることができるよう構成されてい る。
【0006】 図4,5を参照して、それぞれの霧化板2には大きめの逆流穴21と小さめの 順流穴22が設けられ、上方に位置する霧化板2の逆流穴21は下方に位置する 霧化板2の順流穴22とは対応するように、上方に位置する霧化板2の順流穴2 2は下方に位置する霧化板2の逆流穴21とは対応するように構成され、逆流穴 21は羽根片の形状に形成され、その内壁には時計廻りと逆の方向の羽根片23 が設けられ、順流穴22は丸い管の形状に形成され、内壁には時計廻りの方向の 羽根片24が設けられている。 すなわち、油煙気体が霧化板2を一段一段通過すると、油煙気体は直ちに時計 廻りと逆の方向および時計廻りの方向へと回転するようになるため、順流及び逆 流の気体の乱流が生じ、噴液器3から流出された適量の水は、順流穴22及び逆 流穴21の乱流気体の衝突を経て霧化されるため、油煙気体と混合することがで きる。
【0007】 図1,2,6が示す噴液器3は、噴液穴32を有する配管31で構成され、噴 液穴32から微量の状態で流出した水は霧化板に落下し、霧化板2に設けられた 逆流穴21の羽根片23の隙間に沿って下へ流れ、さらに、この落下した微量の 水は上昇してきた油煙気体と混合し霧化され、その中に混合された後の油煙水液 は出口14に沿って排出され、収集してから処理を行うことができるよう構成さ れている。 そして、油煙気体が大量に霧化板2に付着するのを防ぐために、本体1には洗 浄液貯蔵槽16が設けられ、バルブ17の制御により洗浄液は管33に沿って噴 液器3まで誘導され、適当な時間で噴出して霧化板2を洗浄することができるよ う構成されている。 図7を参照して、油煙気体が上昇した時、羽根車12が吸い上げることにより 油煙気体を霧化板2に通過させ、油煙気体は順流及び逆流により乱流となり、噴 液器3から流出された適量の水は順流穴22及び逆流穴21の乱流気体の衝突を 経て霧化される。 このため、油煙気体は加湿混合の作用を受け、迂回している気体の通路13を 経て気体の通路13の内壁とぶつかってから再び出口14より排出される。 気体の通路13の内壁とぶつかって生じた水は気体の通路13の低い位置に設 けられた導管18により排水口15まで引導され排出される。
【0008】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 本考案の油煙気体の霧化処理装置は、収集された油煙気体が霧化板2により細 分化され、混入された水と霧化されてから排出することができるため、実に実用 的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1部を切欠いた斜視図である。
【図2】A−A線断面図である。
【図3】霧化板の結合した状態を示す斜視図である。
【図4】霧化板を正面からみた要部拡大断面図である。
【図5】B−B線断面図である。
【図6】C−C線断面図である。
【図7】使用状況を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 霧化板 3 噴液器 11 動力部品 12 羽根車 13 気体の通路 14 出口 15 排水口 16 洗浄液貯蔵槽 17 バルブ 18 導管 21 逆流穴 22 順流穴 23,24 羽根片 25 固定部品 26 平行フレーム 31 配管 32 噴液穴 33 管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)に動力部品(11)を設ける
    ことにより羽根車(12)を回転させ、収集した油煙気
    体を気体の通路(13)より排出するように構成され、
    気体の通路(13)に数段の霧化板(2)が設けられ、
    霧化板(2)には数個の逆流穴(21)と順流穴(2
    2)を設けることで油煙気体が通過すると乱流が形成す
    るよう構成され、噴液器(3)より流出する適量の水は
    霧化板(2)の逆流穴(21)の羽根片(23)の隙間
    に沿って落下し、乱流状態の油煙気体と衝突して霧化の
    作用が生ずるものにおいて、霧化板(2)は気体の通路
    (13)において数段重なるように構成されていると共
    に、それぞれの霧化板(2)には数個の逆流穴(21)
    と順流穴(22)が設けられ、上方に位置する霧化板
    (2)の逆流穴(21)は下方に位置する霧化板(2)
    の順流穴(22)とは対応するように、上方に位置する
    霧化板(2)の順流穴(22)は下方に位置する霧化板
    (2)の逆流穴(21)とは対応するように構成され、
    逆流穴(21)には時計廻りと逆の方向の羽根片が、ま
    た、順流穴(22)には時計廻りの方向の羽根片が設け
    られていることを特徴とする油煙気体の霧化処理装置。
  2. 【請求項2】 本体(1)には洗浄液貯蔵槽(16)が
    設けられ、バルブ(17)の制御により洗浄液は管(3
    3)に沿って噴液器(3)まで送られ、霧化板(2)に
    対して洗浄を行うことができるように構成されている請
    求項1記載の油煙気体の霧化処理装置。
  3. 【請求項3】 霧化板(2)はボルトなどの固定部品
    (25)と、この固定部品の下端に位置する平行フレー
    ム(26)によって重なった状態で支持され、取外した
    り組立てたりすることができるように構成されている請
    求項1記載の油煙気体の霧化処理装置。
JP1996008709U 1996-08-08 1996-08-08 油煙気体の霧化処理装置 Expired - Lifetime JP3034506U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115430234A (zh) * 2022-10-12 2022-12-06 张家口市杰星电子科技有限公司 一种智能控制油烟净化器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115430234A (zh) * 2022-10-12 2022-12-06 张家口市杰星电子科技有限公司 一种智能控制油烟净化器
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