JP3034257U - 滑り止め具及び滑り止め具付装飾体 - Google Patents
滑り止め具及び滑り止め具付装飾体Info
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- JP3034257U JP3034257U JP1996008353U JP835396U JP3034257U JP 3034257 U JP3034257 U JP 3034257U JP 1996008353 U JP1996008353 U JP 1996008353U JP 835396 U JP835396 U JP 835396U JP 3034257 U JP3034257 U JP 3034257U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】装飾体の挟持作用を確実にし、滑り止め作用を
向上させるとともに、既存の装飾体にも、同様の作用を
付与できるようにする。 【解決手段】本体2に起伏自在に支持された押さえ部材
3の輪部32には、該輪部32と同形状に形成されたシ
リコーンゴム製の滑り止め具4を着脱自在に外装する。
スカーフやショルダーバッグの肩紐に取付ける際には、
滑り止め具4によって滑らずに、確実に取付けられてお
り、輪部32にスカーフを通す際など、滑り止め具4が
邪魔な場合には、取外すこともでき、使用目的に応じて
適宜滑り止め具4の着脱が可能となる。また、滑り止め
具4のみを、他の既存の装飾具に取付けることもでき
る。
向上させるとともに、既存の装飾体にも、同様の作用を
付与できるようにする。 【解決手段】本体2に起伏自在に支持された押さえ部材
3の輪部32には、該輪部32と同形状に形成されたシ
リコーンゴム製の滑り止め具4を着脱自在に外装する。
スカーフやショルダーバッグの肩紐に取付ける際には、
滑り止め具4によって滑らずに、確実に取付けられてお
り、輪部32にスカーフを通す際など、滑り止め具4が
邪魔な場合には、取外すこともでき、使用目的に応じて
適宜滑り止め具4の着脱が可能となる。また、滑り止め
具4のみを、他の既存の装飾具に取付けることもでき
る。
Description
【0001】
本発明は、スカーフやネクタイの結び型の補助をしたり、ショルダーバッグの 肩紐に取り付けて、肩紐のズレ落ちを防止するために用いられる滑り止め付装飾 体に関するものである。
【0002】
従来、スカーフを身につける際には、装飾効果を上げるために、スカーフの結 び目の形状をいくつかの形に変形して使用することがある。この際、結び目のバ リエーションを増やすためや、結び目の装飾効果をさらに上げるために、スカー フに取り付けられる装身具が使用される。この装身具は、ブローチ程度の大きさ に形成され、表面にはブローチと同様の装飾が施されており、その装身具のみを 用いてブローチとして使用することもできるものである。
【0003】 この装身具は、表側表面に装飾が施されている本体と、本体の裏面に起伏自在 に設けられた押さえ部材とから構成されており、この押さえ部材は、倒伏する方 向へ付勢され、押さえ部材と本体裏面との間に挟んだスカーフなどを、前記付勢 力によって強固に挟持できるように構成されている。
【0004】 また、このような装飾具は、ショルダーバッグの肩紐に取り付けることよによ り、装飾品として使用する他、肩と紐の間に押さえ部材を挟み、肩紐の滑り止め として使用する場合もある。この場合、押さえ部材にゴムなどの弾性材料を貼り 付ければ、一層滑り止めとしての効果を発揮させることができる。
【0005】 また、押さえ部材は、スカーフの結び目の形状に併せて、任意の姿勢に取り付 けることがてきるように、輪状に形成され、必要に応じて輪の中にスカーフを通 して使用することができるように構成されている。
【0006】
上記のような従来の装飾具には、ショルダーバッグの肩紐に取り付けて滑り止 め具として使用するには、十分な滑り止め効果を発揮できないため、押さえ部材 にゴムなどの滑り止めようの弾性材料を貼り付けたものがある。
【0007】 しかし、ゴムを貼り付けてしまうと、スカーフを押さえ部材の輪に通す時に、 ゴムにスカーフが引っ掛かって、滑らかにスカーフを通す事が出来ないといった 欠点があった。また、貼り付けられているゴムが劣化すると、スカーフや肩紐を 汚すといった問題もあった。
【0008】 本考案の目的は、十分な滑り止め効果があり、幅広い用途にたいして柔軟に適 応できる装飾具と、その装飾具に使用する滑り止め具を提供することにある。
【0009】
このような目的は、以下の本考案により達成される。
【0010】 (1) 本体と、 本体に起伏自在に支持された押さえ部材と、 前記押さえ部材の基端部に配置され、前記押さえ部材を倒伏した状態へ付勢す る付勢手段とを有する装飾体の押さえ部材に外装される滑り止め具であって、 前記押さえ部材を収容する収容部と、前記押さえ部材を挿入する挿入部とを有 し、弾性材料で構成されていることを特徴とする滑り止め具。
【0011】 (2) 輪状に形成され、輪の一部を切り欠いた挿入部と、輪の内側に形成 された切り込みとを有する上記(1)に記載の滑り止め具。
【0012】 (3) 表面に凹凸が形成されている上記(1)または(2)に記載の滑り 止め具。
【0013】 (4) 本体と、 本体に起伏自在に支持された押さえ部材と、 前記押さえ部材の基端部に配置され、前記押さえ部材を倒伏した状態へ付勢す る付勢手段と 前記押さえ部材に着脱自在に外装される滑り止め具とを有することを特徴とす る滑り止め具付装飾体。
【0014】 (5) 前記押さえ部材は、輪状に形成されている(4)に記載の滑り止め 具付装飾体。
【0015】
以下、本考案の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2は、本考案の装飾体1の全体斜視図、図3は、使用状態を示す側面 図、図4は、同じく底面図である。
【0016】 本考案の装飾体1は、本体2と、該本体2に起伏自在に支持された押さえ部材 3と、該押さえ部材3の基端部31に配置され、押さえ部材3を倒伏した状態へ 付勢する付勢手段としての板バネ241とを有している。本体2は、楕円形状に 形成された金属の板材で構成され、表面21には装飾が施された装飾部22が設 けられ、裏面23には、板バネ241を収容する収納部24と、該収納部24の 両端に立設された支持部25a、25bと、収納部24の中央部に取り付けられ た輪26とが備えられている。
【0017】 装飾部22には、任意の模様が施されており、例えば洋服やスカーフのいろい ろな模様や色に合わせたものが施されている。収納部24は、箱型に形成されて おり、内部には円弧状に湾曲形成された板バネ241が収容されている。また、 板バネ241の両端に位置する、収納部24の両端片は上方へ突出し、支持部2 5a、25bを形成している。支持部25a、25bには、孔27がそれぞれ形 成され、該孔27には、押さえ部材3の基端部31に形成された回動軸33a、 33bが回動自在に挿通している。
【0018】 押さえ部材3は、輪状に形成されており、基端部31と、輪部32と、基端部 31の両端に突出した回動軸33a、33bと、基端部31の端面に緩やかな凸 状に形成された当接部34とを備えている。
【0019】 輪部32は、本体2の大きさより若干小さく形成されている。また、回動軸3 3a、33bは、支持部25a、25bにそれぞれ挿入され、支持部25a、2 5bによって押さえ部材3は、起伏自在に支持される。輪26には、鎖などを通 して、ネックレス等の装飾具として使用することもできる。
【0020】 押さえ部材3の輪部32を揺動させると、基端部31も一体として回転し、当 接部34が板バネ241の付勢力に抗して、板バネ241を下方へ押し下げる。 図1に示されているように、輪部32を起こした状態では、当接部34は、回動 軸33に対して輪26の反対側に位置し、図4に示されているように、輪部32 が倒れている状態では、当接部34は、回動軸33に対して輪26側に位置する 。そして、板バネ241は、常時当接部34を上方へ押し上げているため、輪部 32を起こした状態では、輪部32は起立状態を維持する方向に押さえ部材3は 付勢され、輪部32を倒した状態では、輪部32は本体2の方向へ押し付けられ る方向へ付勢される。
【0021】 一方、押さえ部材3には、滑り止め具4が取り付けられる。滑り止め具4は、 合成ゴム、天然ゴム、シリコーンゴムなどの弾性材料で構成されている。滑り止 め具4は、輪状に形成されており、輪の内部は、押さえ部材3の輪部32を収容 する収容部41と、輪の一部を切り欠いて形成された挿入部42と、輪の内側に 形成された切り込み43と、外側表面に形成された複数の突起44とを有してい る。
【0022】 この滑り止め具4は、弾性材料で構成されているため、容易に変形する。押さ え部材3に、滑り止め具4を取付ける際には、挿入部42を広げながら、切り込 み43から押さえ部材31の輪部32を収容部41内へ入れる。この時、滑り止 め具4は容易に変形するため、押さえ部材3に対して簡単に着脱することができ る。また、挿入部42を広げながら取付けることができるので、輪部32にスカ ーフなどが挿通している状態であっても、滑り止め具4を着脱することができる 。
【0023】 また、滑り止め具4は、弾性材料で構成されているため、摩擦係数が大きく、 滑り止め効果があるが、さらに表面に複数の突起44が形成されているため、よ りおおきな滑り止め効果が発揮される。
【0024】 以上のように構成される本考案の装飾体1の作用について説明する。スカーフ の結び目に取付ける場合には、図1に示されているように、滑り止め具4を取外 した状態で、輪部32にスカーフを通し、押さえ部材3を倒して使用する。滑り 止め具4を用いる場合には、スカーフを輪部32に通した後、輪部32に滑り止 め具4を取付ける。ここで、滑り止め具4が取付けられていないので、スカーフ は滑らかに輪部32を通過することができる。
【0025】 また、ショルダーバッグの肩紐に取付ける場合には、予め輪部32に滑り止め 具4を取付けておき、図3および図4に示されているように、本体2と押さえ部 材3の間に肩紐5を挟む。図3に示されているように、滑り止め具4の一方の面 は肩紐5に接触し、他方の面は肩紐5をかけた洋服の肩の部分6に接触する。つ まり、滑り止め具4は、肩の部分6と肩紐5の間に介挿された状態で、肩紐5と 肩の部分6との間の滑りを防止する。
【0026】 なお、上記説明した滑り止め具4は、上記装飾体1に取付ける場合の他、同様 の構成を有する既存の装飾具に取付けて使用することもできる。特に、弾性材料 で構成されているため、容易に変形し、多少大きさの異なる押さえ部材にも取り 付けることが可能となる。 滑り止め具の形状は、既述のような輪状のものに限らず、押さえ部材の形に合 わせた楕円形のものでもよく、その他の形状としてもよい。
【0027】
請求項1に記載の考案によれば、押さえ部材に着脱自在に取付けられるので、 既存の装飾体に後づけですることが可能で、必要に応じて交換、取外しができる 。
【0028】 請求項2に記載の考案によれば、押さえ部材の形状に応じて、輪状に形成され ているので、押さえ部材の中心にスカーフを等に挿通させることが可能となり、 かつ、スカーフが挿通した状態で滑り止め具の交換ができる。
【0029】 請求項3に記載の考案によれば、表面に凹凸が形成されているので、より滑り 止め効果が発揮される。
【0030】 請求項4に記載の考案によりれば、押さえ部材が倒伏状態に付勢され、かつ滑 り止め具が取付けられているので、確実に装飾体が固定される。また、滑り止め 具が着脱自在であるから、滑り止め具が不要な場合には、適宜取外して使用する ことができ、使用範囲を広げることができる。
【0031】 請求項5に記載の考案によれば、押さえ部材が輪部にスカーフなどを通すこと により、より多くの使用パターンに用いることができる。
【図1】本考案の滑り止め具付装飾体の全体斜視図であ
って、滑り止め具を外した状態を示すものである。
って、滑り止め具を外した状態を示すものである。
【図2】本考案の滑り止め具付装飾体の全体斜視図であ
って、滑り止め具を取付けた状態を示すものである。
って、滑り止め具を取付けた状態を示すものである。
【図3】本考案の滑り止め具付装飾体の使用状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】本考案の滑り止め具付装飾体の使用状態を示す
底面図である。
底面図である。
1 装飾体 2 本体 241 板バネ 3 押さえ部材 32 輪部 4 滑り止め具 5 肩紐
Claims (5)
- 【請求項1】 本体と、 本体に起伏自在に支持された押さえ部材とを有する装飾
体の押さえ部材に着脱自在に外装される滑り止め具であ
って、 前記押さえ部材を収容する収容部と、前記押さえ部材を
挿入する挿入部とを有し、弾性材料で構成されているこ
とを特徴とする滑り止め具。 - 【請求項2】 輪状に形成され、輪の一部を切り欠いた
挿入部と、輪の内側に形成された切り込みとを有する請
求項1に記載の滑り止め具。 - 【請求項3】 表面に凹凸が形成されている請求項1ま
たは2に記載の滑り止め具。 - 【請求項4】 本体と、 本体に起伏自在に支持された押さえ部材と、 前記押さえ部材の基端部に配置され、前記押さえ部材を
倒伏した状態へ付勢する付勢手段と、 前記押さえ部材に着脱自在に外装される滑り止め具とを
有することを特徴とする滑り止め具付装飾体。 - 【請求項5】 前記押さえ部材は、輪状に形成されてい
る請求項4に記載の滑り止め具付装飾体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008353U JP3034257U (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 滑り止め具及び滑り止め具付装飾体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996008353U JP3034257U (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 滑り止め具及び滑り止め具付装飾体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3034257U true JP3034257U (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=43169108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996008353U Expired - Lifetime JP3034257U (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 滑り止め具及び滑り止め具付装飾体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034257U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013523315A (ja) * | 2010-04-05 | 2013-06-17 | バブヤク ホールディングス リミテッドライアビリティカンパニー | 着脱可能なジュエリー台座 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP1996008353U patent/JP3034257U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013523315A (ja) * | 2010-04-05 | 2013-06-17 | バブヤク ホールディングス リミテッドライアビリティカンパニー | 着脱可能なジュエリー台座 |
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