JP3034176U - 微生物プランター用液分注プレート - Google Patents
微生物プランター用液分注プレートInfo
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- C12M33/00—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
- C12M33/04—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by injection or suction, e.g. using pipettes, syringes, needles
- C12M33/06—Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by injection or suction, e.g. using pipettes, syringes, needles for multiple inoculation or multiple collection of samples
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来より簡便に、能率良く寒天平板希釈法に
よるMIC試験を行うことのできる微生物プランター用
液分注プレートを提供することを目的とする。 【構成】 複数の種類の微生物懸濁液を一度に寒天平板
培地に自動あるいは手動的に接種する機器であるオート
プランター(大日本精機(株)製、(株)佐久間製)の
微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿について、該分
注チューブ及び受皿を一体として成形し、シングルユー
スとしたことで洗浄、滅菌の手間がなく簡便に、能率よ
く寒天平板希釈法の試験を行えるようにしたことを特徴
とする。
よるMIC試験を行うことのできる微生物プランター用
液分注プレートを提供することを目的とする。 【構成】 複数の種類の微生物懸濁液を一度に寒天平板
培地に自動あるいは手動的に接種する機器であるオート
プランター(大日本精機(株)製、(株)佐久間製)の
微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿について、該分
注チューブ及び受皿を一体として成形し、シングルユー
スとしたことで洗浄、滅菌の手間がなく簡便に、能率よ
く寒天平板希釈法の試験を行えるようにしたことを特徴
とする。
Description
【0001】
本考案は、MIC試験において複数の種類の微生物懸濁液を一度に寒天平板培 地に自動的あるいは手動的に接種する機器であるオートプランター(大日本精機 (株)製、(株)佐久間製)に設置するための微生物懸濁液分注チューブ及びそ の受皿に関する。
【0002】
細菌等微生物に対する薬剤の最小生育阻止濃度検定試験(MIC試験)は、感 染症患者に抗生物質を投与する際の治療指針や薬剤開発時の候補物質等の能力を 試験するために行われている。最小生育阻止濃度検定試験は、寒天平板希釈法、 試験管法、液体法などいくつかの方法がある。そのうち寒天平板希釈法は、各種 抗生物質を様々な濃度で混入した寒天平板培地に各種微生物懸濁液を接種し、3 7℃で18〜20時間培養した後、接種した各微生物の生育の有無を判定し、完 全に生育が阻止された抗生物質の最低濃度をもって最小生育阻止濃度とする方法 が行われている。この試験の寒天平板培地に微生物懸濁液を接種する作業を自動 的あるいは手動的に効率的に行う機器がオートプランターである。オートプラン ターは一度に27種類の微生物懸濁液を寒天平板培地上に接種することが可能で ある。微生物懸濁液を接種する際、微生物懸濁液を収納し該オートプランターに 設置するため、一般に図1、図2に示した金属製の受皿1とガラス製の小試験管 である微生物懸濁液分注チューブ2を使用していた。
【0003】
従来の微生物懸濁液分注チューブ2はガラス製の小試験管で、使用する毎に洗 浄、滅菌し金属製の受皿1の微生物懸濁液分注チューブ設置部4に1本ずつセッ トして使用していた。微生物懸濁液分注チューブ2は直径10mm、長さ30mmと 小さいため洗浄に手間がかかり、ガラス製であるため破損することもあり危険で あった。また洗浄した微生物懸濁液分注チューブ2の滅菌が充分行われなかった 場合、他の微生物の汚染が生じ正確な検査、判定が不可能になることもあった。 さらに金属製の受皿1に試験する毎に微生物懸濁液分注チューブ2をセットする ことも煩雑な作業で、試験の能率が悪かった。さらに、試験終了後滅菌処理をす る必要があり、その際それが不十分であったなら室内及び人体への汚染、感染の 可能性があり危険であった。
【0004】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みなされたもので上記の欠点ない し不都合を解消するオートプランター微生物懸濁液分注チューブ及び受皿を提供 することを目的する。より具体的には、従来より簡便に、能率良く寒天平板希釈 法によるMIC試験を行うことのできる一体型微生物プランター用液分注プレー トを提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成する本考案は、複数の種類の微生物懸濁液を一度に寒天平板培 地に自動的あるいは手動的に接種する機器であるオートプランター(大日本精機 (株)製、(株)佐久間製)の微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿について 、該分注チューブ及び受皿を一体型としたことで洗浄、滅菌の手間がなく簡便に 能率よく寒天平板希釈法によるMIC試験を行えるようにしたことを特徴とする 。
【0006】 寒天平板希釈法によるMIC試験を行う際、複数の種類の微生物懸濁液を一度 に寒天平板培地に自動的あるいは手動的に接種する機器であるオートプランター に設置するための微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿を一体型とし、シング ルユース用とした。この一体型微生物プランター用液分注プレートは、受皿及び 受皿と一体となった微生物懸濁液分注チューブで構成される。該プレートには位 置決め小穴及び接種棒位置決め小穴が設けられている。該プレートの素材は、ポ リスチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂および紙等が考えられる。製造方法に は、微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿を一体型として素材に応じて射出成 形、発泡成形する方法、受皿を素材に応じて射出成形、真空成形、発泡成形した 後、微生物懸濁液分注チューブを射出成形し、受皿にかん合セットする等の方法 がある。いずれの場合も受皿と微生物懸濁液分注チューブをセットして一体型と して滅菌を行う。滅菌はガンマ線滅菌、エチレンオキサイドガス滅菌等が考えら れ、素材に応じて行う。このようにして作製された微生物懸濁液分注チューブ及 びその受皿すなわち微生物プランター用液分注プレートは一体型となり、シング ルユースとし、洗浄、滅菌の手間がなく、受皿に微生物懸濁液分注チューブを試 験する毎にセットする必要がなくなり、簡便に能率よく寒天平板希釈法によるM IC試験を行えるようになった。素材もシングルユースできるように安価であり 、廃棄処理し易くなった。
【0007】
以下本考案の実施例を詳細に説明する。ポリスチレンを射出成形して、一体型 微生物プランター用液分注プレートを作製した。シングルユースとしたことで洗 浄、滅菌の手間がなく、また一体型としたことでチューブをセットする作業もな くなり簡便に能率よく寒天平板希釈法によるMIC試験を行える様になった。ま た、使用後該プレートをそのまま廃棄用の袋に入れ滅菌し、廃棄することにより 従来より室内、人体等への汚染の可能性が減少した。さらに繰り返し使用するこ とが無くなったので、前回の使用時に分注した微生物による汚染がなくなり、よ り正確に寒天平板希釈法によるMIC試験を行うことができた。
【0008】 (製造例1) ポリスチレンを射出成形して、図3、図4に示したような直径100mmの円形 受皿1と該受皿上にオートプランターの接種棒位置にあわせた直径10mm、高さ 30mmの微生物懸濁液分注チューブ2を27個配設した、一体型微生物プランタ ー用液分注プレートを作製した。受皿には受皿位置決め小穴5が2個及び接種棒 位置設定用小穴6が1個設けてある。このプレートを1枚ずつ包装しガンマ線滅 菌した。この一体型プレートを微生物懸濁液接種に用いたところ所望の効果を得 ることができた。
【0009】 (製造例2) 厚手の紙を用いて微生物懸濁液分注チューブ受皿を作製し、別にポリプロピレ ンを射出成形して直径10mm、高さ30mmの小試験管型の微生物懸濁液分注チュ ーブを作製した。厚紙製微生物懸濁液分注チューブ受皿に微生物懸濁液分注チュ ーブをセットし、1個ずつ包装した後、ガンマ線滅菌した。この微生物懸濁液分 注チューブ及び受皿を菌懸濁液接種に用いたところ所望の効果を得ることができ た。
【0010】 (製造例3) ポリスチレン低発砲成形による成形を行い図3、図5に示したような直径1 00mmの円形受皿1と該受皿上にオートプランターの接種棒位置にあわせた直径 12mm、高さ30mmの微生物懸濁液分注用凹み7を27個配設した、一体型微生 物プランター用液分注プレートを作製した。受皿には受皿位置決め小穴5が2個 及び接種棒位置設定用小穴6が1個設けてある。この一体型プレートを1個ずつ 包装し、ガンマ線滅菌した。この一体型プレートを微生物懸濁液接種に用いたと ころ所望の効果を得ることができた。
【0011】 (製造例4) ポリスチレンシートを真空成形し、図3、図6に示したような波型の微生物 懸濁液分注チューブ設置部8を有する微生物懸濁液分注チューブ受皿1を作製し 、別にポリプロピレンを射出成形して直径12mm、高さ30mmの小試験管型の微 生物懸濁液分注チューブ2を作製した。波型微生物懸濁液分注チューブ受皿に微 生物懸濁液分注チューブを27個それぞれの設置部8にセットし、これを包装し 、γ線滅菌した。この微生物懸濁液分注チューブ及び受皿セットを微生物懸濁液 接種に用いたところ所望の効果を得ることができた。
【0012】
以上詳述したように、本考案の一体型微生物プランター用液分注プレートは、 従来のオートプランター微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿に比べ、より簡 便に能率良く寒天平板希釈法によるMICの試験を行うことができ、さらに室内 、人体への汚染、感染の危険を減少することができた。
【図1】従来のオートプランター微生物懸濁液分注チュ
ーブ及びその受皿の上面図である。
ーブ及びその受皿の上面図である。
【図2】従来のオートプランター微生物懸濁液分注チュ
ーブ及びその受皿の側面断面図である。
ーブ及びその受皿の側面断面図である。
【図3】本考案製造例1の一体型微生物プランター用液
分注プレートの上面図である。
分注プレートの上面図である。
【図4】本考案製造例1の一体型微生物プランター用液
分注プレートの側面断面図である。
分注プレートの側面断面図である。
【図5】本考案製造例3の一体型微生物プランター用液
分注プレートの側面断面図である。
分注プレートの側面断面図である。
【図6】本考案製造例4の微生物プランター用液分注チ
ューブ及びその受皿をセットしたところの側面断面図で
ある。
ューブ及びその受皿をセットしたところの側面断面図で
ある。
1 微生物懸濁液分注チューブ受皿 2 微生物懸濁液分注チューブ 3 微生物懸濁液分注チューブ受皿取っ手 4 微生物懸濁液分注チューブ設置部 5 微生物懸濁液分注チューブ受皿位置決め小穴 6 接種棒位置設定用小穴 7 微生物懸濁液分注用凹み 8 波型微生物懸濁液分注チューブ設置部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の種類の微生物懸濁液を一度に寒天
平板培地に自動的及び手動的に接種する機器であるオー
トプランター(大日本精機(株)製、(株)佐久間製)
の微生物懸濁液分注チューブ及びその受皿について、該
分注チューブ及び受皿を一体としたことを特徴とする一
体型微生物プランター用液分注プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP825196U JP3034176U (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 微生物プランター用液分注プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP825196U JP3034176U (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 微生物プランター用液分注プレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3034176U true JP3034176U (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=43169027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP825196U Expired - Lifetime JP3034176U (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 微生物プランター用液分注プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034176U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07129818A (ja) * | 1993-11-02 | 1995-05-19 | Toshiba Corp | 自動取引装置 |
WO2003057873A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Enplas Corporation | Plaque de plastique et ensemble plaque de plastique |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP825196U patent/JP3034176U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07129818A (ja) * | 1993-11-02 | 1995-05-19 | Toshiba Corp | 自動取引装置 |
WO2003057873A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Enplas Corporation | Plaque de plastique et ensemble plaque de plastique |
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