JP3034102U - スイミングプールのオーバーフローエッジ構造体 - Google Patents

スイミングプールのオーバーフローエッジ構造体

Info

Publication number
JP3034102U
JP3034102U JP1996006071U JP607196U JP3034102U JP 3034102 U JP3034102 U JP 3034102U JP 1996006071 U JP1996006071 U JP 1996006071U JP 607196 U JP607196 U JP 607196U JP 3034102 U JP3034102 U JP 3034102U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge structure
overflow edge
swimming pool
steel
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996006071U
Other languages
English (en)
Inventor
コレット ジョルジオ
Original Assignee
エー アンド ティー ヨーロッパ ソシエタ ペル アデオニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エー アンド ティー ヨーロッパ ソシエタ ペル アデオニ filed Critical エー アンド ティー ヨーロッパ ソシエタ ペル アデオニ
Application granted granted Critical
Publication of JP3034102U publication Critical patent/JP3034102U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック被覆スチール製の水槽を有する
スイミングプールの美観および耐久性ならびに安全性を
向上させる。 【解決手段】 隣接するスチールパネル11から形成さ
れたプラスチック被覆スチール製スイミングプール10
のためのオーバーフローエッジ構造体は、セラミックタ
イルあるいはモザイク片で上張りしたプラスチック被覆
スチール部材12から構成され、完全に不透水性のシー
ル剤の層18により、下地壁に封止されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はプラスチック被覆スチール製スイミングプールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイミングプールは本来、コンクリート含有構造にセラミックタイルあるいは モザイク片(テッセラ)の上張りを敷いて構成されていた。このようなスイミン グプールは外観が良く、清掃や維持が十分簡単ではあるが、その反面でいくつか の問題がある。第一に、コンクリートはいかに表面処理されていても完全に不透 水性の物質ではなく、年月の経過にともない浸潤が深刻な問題となってくる。そ の結果、スイミングプールの表面は、その下地コンクリートに裂け目、ひび割れ 、膨潤などが生じるにつれて平坦でなくなる。さらに、浸潤によりタイルとコン クリートの間の接着剤層の粘着力が弱まり、ある程度の期間ののちにタイルが剥 離する恐れがある。
【0003】 その結果、PVCその他のプラスチックで被覆されたスチールパネルで構成さ れたスイミングプールが開発された。このスイミングプールでは、隣接する2つ のパネルのプラスチック被覆を液体溶剤を用いて融合させ、これにより上記2つ のパネル間に溶接継目を形成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、プラスチック被覆スチール製の水槽を有するスイミングプー ルの改良を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案によれば、隣接するスチールパネルから形成されたプラスチ ック被覆スチール製スイミングプールのためのオーバーフローエッジ構造体であ って、セラミックタイルあるいはモザイク片で上張りしたプラスチック被覆スチ ール部材から構成されるオーバーフローエッジ構造体において、上記エッジは、 完全に不透水性の封止剤の層により、下地壁に封止されているオーバーフローエ ッジ構造体が得られる。
【0006】 封止剤は、例えば、液体溶剤、シリコーンまたはそれに類する液体物質から成 る。
【0007】 特に、スイミングプールの壁を構成するプラスチック被覆スチールパネルの各 々には、いわゆる「フィンランド型エッジ」形状に形づくられた同一材料のエッ ジがかぶせられている。
【0008】 スチールパネルと上にかぶせたエッジの2つの部品は、ボルトでつなぎあわさ れ、その後スイミングプールの内部に面している被覆部(スチール上に伸ばされ たPVCその他のプラスチック材料から成る)を液体溶剤(液体PVC)で封止 する。これにより、2つの隣接する部品の間に完全に不浸透性の接続継目が形成 される。
【0009】 エッジは、セラミックタイルあるいはモザイク片を貼り付けることのできる形 状を有している。見栄えを良くするとともに危険な尖った端部(特に、このよう な尖った端部により水浴者が傷つけられる可能性を考慮して)を避ける為に、本 考案の第一の態様によれば、エッジは、エッジをかぶせた壁の輪郭よりも内側に へこみ、かつ、地面の高さ、またはスイミングプールの周囲の境界を定めている 別のプラスチック被覆金属パネルの高さよりも内側にへこんで設置されている。 スイミングプールの全体の輪郭からエッジが内側にへこんでいる度合いは、セラ ミックタイルあるいはモザイク片の厚さと接着剤層の厚さを加算した厚さに等し いことが好ましい。このようにしてセラミックタイルあるいはモザイク片を上に 貼り付け、前述したシール継目をエッジとスチールパネルの間に形成することに より、スイミングプールの輪郭があらゆる箇所で連続し、凹凸や、尖った端部や 、突起などのない、セラミックまたは類似の材料からなるオーバーフローエッジ 構造体を備えたプラスチック被覆スチール製スイミングプールが得られる。
【0010】 本考案のスイミングプールの好ましい態様によれば、オーバーフローエッジ構 造体は平坦で、非常に外観が美しく、スイミングプールの内側に向かってわずか に傾斜している。
【0011】 エッジの長さと幅はさまざまに変えることができる。すなわち、エッジを、一 つ以上の垂直タイルと、一つ以上の水平もしくは傾斜タイルで構成することがで きる。垂直タイル一つのみと、二つあるいは三つの水平タイルからなる構成が好 ましい。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本考案について詳細に説明する。
【0013】 図1を参照して、本考案のスイミングプール10は、スチール構造から成り、 このスチール構造は、地面21に埋め込まれコンクリートなどの土台22に固定 された伸長部分からなる支持部20と、支持部20にボルト止めされプラスチッ ク材料12で被覆されたパネル11から形成されている。
【0014】 ローラーなどにより塗工されたPVCなどのプラスチック被覆12は、スイミ ングプールの内部に面している。一つのパネルと隣接するパネル間の密封は、図 示しない液体PVC継目により行われ、これにより隣接するパネルのプラスチッ ク被覆同士を連続させている。
【0015】 2つの長尺部分として形づくられたスチール製形鋼13は、互いに90゜より わずかに大きい角度をなし、スイミングプールの上端において、少なくとも一つ のボルト19によってパネル11に固定されている。ここに図示しない実施例に おいて、前記の角度は90゜〜130゜のあいだであることが好ましい。ただし 、90゜よりわずかに大きい角度が特に好ましい。前記形鋼の形状は、「フィン ランド型エッジ」として広く知られている。
【0016】 タイル15、16、25は好ましくはセラミックから成り、前記形鋼13に貼 りつけられ、完全に不透水性の封止用接着剤の層18により形鋼13に固定され ている。美観上かつ機能の面からスイミングプールの端部を覆うために適したも のであれば、その他の材料を使用できることは言うまでもない。
【0017】 タイルの代わりに、やはり完全に不透水性の接着剤シール剤の層18により形 鋼13に固定されたモザイク片を使用することもできる。
【0018】 パネル11と、形鋼13および封止用接着剤の層18およびタイル15との間 には、スイミングプール全体に沿って長手方向に延在する液体PVCの継目14 がさらに設けられ、スイミングプールの内壁を密封している。
【0019】 パネル11と形鋼13の相対的な配置と、それらの寸法(特に幅に関して)は 、タイル15と25とを貼り付けた時に、タイル15と25がすぐ隣りの表面と 面一になるように設定される。このような配置により、水浴者および一般にプー ル利用者にとって魅力がなくまた危険なものであると考えられる突起や凹凸面が 生じるのを避けることができる。
【0020】 タイル16には長手方向に凹部17が設けられ、手摺として役立つ。
【0021】 形鋼13は、溢水回収溝24を形成するように設計され、通常はプラスチック 製の格子25で蓋をされている。この格子は、溝の掃除が簡単にできるように取 り外しが可能である。
【0022】 形鋼13、タイル15および16、格子25により形成される組立構造は、そ れらを結合する手段とあわせて本考案のオーバーフローエッジ構造体を構成する 。
【0023】 本考案は上記以外の形状をも含むことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスイミングプールのスチール構造の一
部を断面で示した側面図である。
【図2】図1に示したスイミングプール構造の拡大図で
ある。
【符号の説明】
10 スイミングプール 11 パネル 12 プラスチック被覆 13 形鋼 14 液体PVC継目 15 タイル 16 タイル 17 凹部 18 封止用接着剤層 19 ボルト 20 支持部 21 地面 22 土台 24 溢水回収溝 25 格子
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 596093592 Via Solferino 27−46043 CASTIGLIONE DELLE STIVIERE,Mantova,It aly

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する複数個のスチールパネルから形
    成されたプラスチック被覆スチール製スイミングプール
    のためのオーバーフローエッジ構造体において、セラミ
    ックタイルあるいはモザイク片で上張りしたプラスチッ
    ク被覆スチール部材から構成され、完全に不透水性の封
    止剤の層により、下地壁に封止されていることを特徴と
    するオーバーフローエッジ構造体。
  2. 【請求項2】 上記スチール部材は、約90゜〜130
    ゜の角度をなす2つの長尺部分から形成される形鋼であ
    ることを特徴とする請求項1のオーバーフローエッジ構
    造体。
  3. 【請求項3】 上記スチール部材は、一連のボルトによ
    って上記パネルに固定されていることを特徴とする請求
    項1または2のオーバーフローエッジ構造体。
  4. 【請求項4】 上記スイミングプールの垂直パネルと面
    一に、上記スチール部材を貼りつけた一連の垂直セラミ
    ックタイルあるいはモザイク片を設けたことを特徴とす
    る請求項1のオーバーフローエッジ構造体。
  5. 【請求項5】 上記形鋼と、上記セラミックタイルある
    いはモザイク片と、上記シール剤の層との間に、上記ス
    イミングプールを完全に封止するための液体PVCによ
    る継目をさらに設けたことを特徴とする請求項4のオー
    バーフローエッジ構造体。
  6. 【請求項6】 上記スイミングプールを囲む地面と面一
    に、実質的に水平な一連のセラミックタイルあるいはモ
    ザイク片を設けたことを特徴とする請求項1のオーバー
    フローエッジ構造体。
  7. 【請求項7】 溢れ水を集めるための溝を設けたことを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかのオーバーフローエ
    ッジ構造体。
JP1996006071U 1995-07-24 1996-06-27 スイミングプールのオーバーフローエッジ構造体 Expired - Lifetime JP3034102U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT95-U/000532 1995-07-24
IT95MI000532 IT237060Y1 (it) 1995-07-24 1995-07-24 Bordo sfioratore per piscina

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3034102U true JP3034102U (ja) 1997-02-14

Family

ID=11370948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996006071U Expired - Lifetime JP3034102U (ja) 1995-07-24 1996-06-27 スイミングプールのオーバーフローエッジ構造体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3034102U (ja)
IT (1) IT237060Y1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109972873A (zh) * 2019-04-28 2019-07-05 陕西友浪泳池科技发展有限公司 一种泳池边沿结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109972873A (zh) * 2019-04-28 2019-07-05 陕西友浪泳池科技发展有限公司 一种泳池边沿结构

Also Published As

Publication number Publication date
IT237060Y1 (it) 2000-08-31
ITMI950532V0 (it) 1995-07-24
ITMI950532U1 (it) 1997-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7584587B2 (en) Apparatus for aiding in the installation and sealing of siding
US4407102A (en) Concrete and resin swimming pool wall
US20100071308A1 (en) Formliner and method of use
US3835481A (en) Swimming pool coping
CN211973570U (zh) 一种钢格构柱与地下室底板的防水结构
JP3034102U (ja) スイミングプールのオーバーフローエッジ構造体
US5287667A (en) Water proof tile for tub and tile corners
CN100587199C (zh) 填充式轻质金属瓦
EP0097649A1 (en) A pool and method of making same
US20070199250A1 (en) Roofing Products And Methods And Apparatus Thereof
WO2008068786A1 (en) Prefabricated prefinished edge elements for the production of swimming pools
KR20040075176A (ko) 내외장패널 조립용 서브프레임과 패널시스템
ITMI960668U1 (it) Disposizione a tenuta per la struttura di un rivrstimento di piscine
KR200312362Y1 (ko) 내외장패널 조립용 서브프레임과 패널시스템
CA2152099A1 (en) Structural sheeting
EP0285509A1 (fr) Eléments de construction de bâtiments, notamment éléments de couverture et/ou de vêture et leurs dispositifs de fixation sur un support sous-jacent
KR200233422Y1 (ko) 타일마감재
CN215760081U (zh) 适用于北方仿古建筑的飞檐与檐沟结合构造
FR2678659A1 (fr) Procede de protection et d'habillage d'une facade de batiment, et batiment correspondant.
WO2006015435A1 (en) Shower base
CN212926406U (zh) 景观水池结构
CN214061980U (zh) 建筑墙面伸缩缝结构
JP3544205B1 (ja) レンガ壁の乾式施工方法
JP6791622B2 (ja) 外壁パネル及びこの外壁パネルを備えた外壁構造
AU2004210537B2 (en) Lightweight concrete roofing tile