JP3034095U - 覗き窓の非常開口装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 覗き窓の幅を少し広げ、そこに非常用開閉板
を設けることにより通常は従来の幅であるが、万が一の
時、その幅を広げることが可能であり、使用後には元の
幅に戻るようにする。 【構成】 図１の窓に頭が引っかかるような幅に緊急用
開閉板を取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、覗き窓に頭などがはさまっても、取り外しが困難、という様な危 険が生じない、覗き窓の非常開口装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の覗き窓は、開口部に開閉板を取り付けて構成されている。来客などの際 はこの開閉板を移動させて相手を確認するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、覗き窓は人が入れないようにするために、開口部をその大きさにする ため、非常に頭がはさまりやすいものである。 即ち、一度頭をはさむと、容易に抜けることができればいいが、なかなか抜け ないような危険が生じる場合がある。 この場合、最悪の場合は扉を切断する場合もある。

【０００４】 この考案は、上述した欠点を取り除き、万が一頭がはさまっても、簡単に抜き 取るようにできるような、安全で簡潔な装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこでこの考案は、開口部を人の頭が入っても余裕があるくらいの大きさに開 け、内側から開閉できるようなカバーを内側からかぶせることにより、外からは 従来の覗き窓の幅でありながら、万が一の際にその横幅を広げることが可能とな っている。

【０００６】

【作用】

この考案では、覗き窓に頭などがはさまった場合、内側または外側から内側へ 手を伸ばすことにより、開口部を広げることができるようにする。 この際、頭がはさまっただけで広がるようにするのではなく、解除レバーなど を設けてそれを操作しない限り動かないものとする。 また、使用後は、元の幅に戻るようにバネなどで調節する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

次に、この考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。 図１は、この考案の一実施例を示す背面図である。この実施例の覗き窓にはわ かりやすくするために開閉板を取り付けず、開口部１に上述した緊急用開閉板を 取り付けたものである。

【０００８】 この実施例では、正面図（図２）の開口部１に頭がはさまってかつ、抜き取る ことができなかった場合。

【０００９】 開口部から内側の解除レバー３を使用し、緊急用開閉板２を開閉させるように する。

【００１０】 すると、緊急用開閉板は自由に動かすことができ、その間に頭を抜き取ること が可能である。 また、使用後には、ばね５の作用により、緊急用開閉板２は元の位置に戻り、 再び開閉する場合には解除レバー３を操作しない限り開閉できないものである。

【００１１】 結局、この実施例は、簡単な構造で頭などのはさまる事故を防止すると共に、 不必要な幅は普段閉じているという、安全な装置となっている。

【００１２】 尚、この考案では、装置の材質は特に限定されず、機能が果たせることが可能 であれば、特に構造も限定せず、大きさ、取り付け位置、開閉方向などは任意で あり、自由に設定することができる。

【００１３】

【考案の効果】 以上、この考案の装置は、開口部を大きく開けておき、普段は従来の幅にする ため、万が一頭などをはさんでも扉を切断することなく簡単に、開口幅を広げる ことが可能となっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の背面図である。

【図２】この考案の一実施例の正面図である。

【符号の説明】

１開口部 ２ 緊急用開閉板 ３ 解除レバー ４ 蝶番 ５ ばね

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 覗き窓に人の頭などがはさまって抜けな
   い場合、覗き窓の横幅を広げ、はさまった物を簡単に抜
   き取る装置。