JP3033992B2 - 抗アレルギースプレー製剤 - Google Patents

抗アレルギースプレー製剤

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアレルギー症状の治療および(または)予防
に使用するための亜鉛化合物製剤に関する。
長い間亜鉛およびその化合物は或る治療機能を有する
と認識されて来た。特にこれらは収斂剤および傷治療剤
として有益であることがよく認識されている。後者の用
途は塩化亜鉛と硫酸亜鉛に限定される傾向があり、そし
て塩化亜鉛は異臭を発する傷および潰瘍に適用され、一
方硫酸亜鉛は回復を早めるため内用される。
硫酸亜鉛または先端皮膚炎、腸疾患の治療に有益であ
ることが分かつており、そして酢酸亜鉛と同様に、結膜
炎における角膜の慢性的炎症を緩和するために、任意に
アドレナリンまたはホウ酸(もはや医学的には推奨され
ない)と共に点眼剤に使われる。塩化亜鉛と共に硫酸亜
鉛も収斂剤、うがい薬として使用され、そして胃腸粘膜
に対し刺激および悪影響をもつために以前には反射性催
吐剤として使われた(Merck Index,見出し語9966参
照)。
また亜鉛化合物はアクネ、アフタ性潰瘍、小児脂肪便
症、のう胞性線維症、老年性痴呆、フルンケル症、胃潰
瘍、甲状腺機能亢進症、下肢潰瘍、ポルフイリン症、慢
性関節炎、鎌状血球貧血、および潰瘍性大腸炎の治療に
使用されたが成功の程度は様々であつた。Marone等(Ag
ents and Actions〔1986〕,18,103〜6)はマスト細胞
に対する亜鉛の容器内抗ヒスタミン活性を記述してお
り、一方Walker等(Search〔1975〕,,134〜5)は亜
鉛化合物の注射後アナフイラキシーシヨツクを蒙むつた
マウスの快復を記述している。
近年、普通の風邪を抑制あるいは治療するために使用
できるかどうかに対して亜鉛化合物の研究が注目を集め
た。例えばEby等(Antimicrobial Agents and Chemothe
rapy〔1984〕,25,〔1〕,20〜24頁)は、普通の風邪
の治療におけるグルコン酸亜鉛トローチ錠の使用を開示
している。彼等の研究によれば、亜鉛処置患者のうちお
よそ86%が処置後無症候となつたのと比較して偽薬処置
患者のうち無症候になつた者は僅かに46%に過ぎないこ
とが示されたが、観察者達は、患者に「いやな味と口の
刺激」を認めた。グルコン酸亜鉛が用いられたのは、も
はやイオン性化合物は激しい望ましくない副作用をもた
らしそうだからである。
とにかく、一つの例外を除いて、Ebyの結果を再現し
ようとする試みは常に否定的であつたので、グルコン酸
亜鉛の使用に対する関心は弱まつた。その上、前記のよ
うに、亜鉛イオンは金属的な味をもち、患者に口のただ
れと悪心を起こすので、Ebyの最初の結果は疑問視され
た。更にまた、Merck Index(第10版)は、亜鉛化合物
が皮膚および粘膜を刺激することに注を与え、また硫酸
亜鉛の溶液が4.5のpHをもつことに言及している。グル
コン酸亜鉛について得られた結果の論評に対しては、An
timicrobial Agents and Chemotherapy(1988),32,60
5〜7頁参照。
米国特許第A−4,503,070号明細書中でEbyは普通の風
邪を治療するためにグルコン酸亜鉛溶液の鼻内スプレー
の使用を開示しているが、このような使用はその記述に
よつて支持されないだけでなく、明示された濃度は患者
を相当に不快にする程高濃度である。
後にEbyはグルコン酸亜鉛の鼻内スプレー(10mM)は
僅かに効果があるに過ぎず、詳しく調べる価値は無いこ
とを確定した。更に、ドイツ特許第3,431,727A1号明細
書(1984年出願)は2%溶液としたグルコン酸亜鉛から
なる鼻内スプレーを開示している。結果は得られず、出
願者は出願の継続を中止した。
Antimicrobial Agents and Chemotherapy(〔198
7〕,31,1183−7および1263−5)に掲載の二つの他の
論文で、グルコン酸亜鉛も酢酸亜鉛もライノウイルス風
邪の療法上有用な処置を与えないことが立証された。
同時出願の欧州特許願第A−0 381 522号明細書は
普通の風邪の治療および予防に対し実質的に非キレート
化亜鉛イオンの鼻内スプレーを開示している。
本発明者等は目立つ程の副作用を伴わずに有効な量
で、完全にイオン性の亜鉛製剤でさえも使用できること
をここに立証しただけでなく、本発明者等はまた亜鉛に
ついてこれまであてて来た他の用途、あるいは現在行な
われている他の幾つかの用途はあるが、以前に調査され
たことのない分野であるアレルギー症状の治療および予
防に亜鉛イオン含有スプレーが有効であることも確証を
得た。
更に詳しく言えば、本発明者等は亜鉛イオンを含む溶
液を気道、鼻、または口に、または眼にスプレーの形で
投与した場合、これがアレルギー症状、とりわけ喘息お
よび枯草熱の治療または予防に有効であり、治療が行な
われる段階によつて症状を回避または軽減できることを
発見した。症状がかなり進んでいる場合でも、治癒ある
いは症候の緩和が得られることが多い。
従つて、本発明の第一の面は処置を必要とする患者の
アレルギー症状の治療または予防法を提供するもので、
本法は、なるべくは実質的に非キレート化の亜鉛イオン
の無毒性溶液を、スプレーの形で患者の眼へ、または気
道へ、とりわけ鼻経由で投与することからなる。
もう一つの面においては、なるべく非キレート化のイ
オン性亜鉛を含む溶液からなる薬剤を眼または気道中に
噴霧することによる、アレルギー症状の治療または予防
のための薬剤の製造におけるイオン性亜鉛化合物の使用
を提供する。
更にもう一つの面においては、なるべくは実質的に非
キレート化イオン性亜鉛を含む溶液(なるべくは水溶
液)の貯留器からなる、なるべくは手で支えられる型の
エーロゾル分与装置を提供する。この装置はアレルギー
症状の治療または予防を目的として溶液をヒトの鼻孔ま
たは眼に噴霧するようにつくられる。
本発明スプレーは、亜鉛化合物に対してこのような使
用法が未だこれまで示唆されたことがないので、喘息や
枯草熱に対し非常に有効であるという点で特に驚くべき
ことである。しかし、この容量での亜鉛イオンの作用
は、多分アレルギー状態においてマスト細胞によるヒス
タミンの無制御分泌の抑制と関連するかもしれない。従
つて、症状により溶液を鼻腔または口腔から適用するの
がよく、一般に喘息または咽頭炎に対しては口腔を使用
するのがよいが、枯草熱あるいは風邪の場合には鼻腔を
使用するのが通常好ましい。けれども重症な症状に対し
ては鼻腔と口腔の両方から適用するのが有益であり、普
通は推奨される経路以外の経路を用いた場合でも症状の
緩和が得られるであろう。特にただれ目は本発明による
スプレーが有利である。
本明細書中で用いた「イオン性」という用語は、イオ
ン性亜鉛の溶液を得るために使用できる適当な亜鉛化合
物に関する。
本発明者等は一般に亜鉛イオンが実質的にキレート化
していないのをよしとするが、このことが必要条件とい
うのではない。本質的に本発明者等は理論にしばられる
ことを望まないが、本発明の有利な効果を発揮するのは
遊離イオンであるようであり、従つて最大量の遊離亜鉛
を確保することが望ましい。
「アレルギー症状」という用語は、個人に悪影響をも
つ非感染性外部因子と関連した状態を意味する。このよ
うな状態の典型例は枯草熱と喘息であるが、家庭のほこ
りや化学的な食品添加物によるアレルギーも包含され
る。本質的に本発明スプレーは、異種あるいは外来の因
子がヒスタミン類の過剰生産を刺激し、そのため被害者
に不都合と不快感を起こさせる場合に特に使用される。
本発明に係る処置は、当面問題となるアレルギー症状
と関連した症候の抑制に使用するのみであるが、効果は
即座でありかつ劇的である。緩和あるいは治癒しうる症
状は目のかゆみ、息ぎれ、頭痛、咽頭炎、鼻水および
(または)鼻の充血および咳を包含する。
「治療」および「予防」という用語は広い意味で使用
しており、純粋に症状の緩和から症状の治癒まで、そし
て特に季節的なあるいは特にアレルギーを起こしがちな
個人に対する一般的予防療法にまで及ぶ。
本発明製剤は、例えば炎症組織に対する以外は効果を
及ぼすことがないようであり、刺激源あるいは身体が刺
激物に反応する傾向のいずれにも影響しない。しかし、
症状を緩和するという利点は莫大であり、このような快
復は患者、とりわけ慢性患者の生活の質を相当に高める
ことができる。
しかし、長期治療によるか、亜鉛欠乏かもしれない状
態を補うかのいずれかにより効果的治癒が得られる場合
がある。長期治療は差し迫つた症状に関連した過敏性を
軽減または一掃するという効果をもつのに対して、外部
給源からの亜鉛イオンの供給は短期欠乏を補い、亜鉛が
身体組織と結合する自然の傾向が苦痛の和らいでいる期
間の延長を助けることができる。
本発明製剤は、予防的に使用するのに好適であるが、
あるいは患者が最初にアレルギー症状の徴候に気付いた
時から症状がすつかり消えるまでのいつでも使用に適す
る。事実、ある場合には、例えば頑固な症状をもつ患者
に対しては、あるいは個々に望む場合には、治療を永久
に禁忌なしに続けることが適当である。
一般に、アレルギー反応の開始に何らかの疑いがある
とき直ちに治療を始めると最良の結果が得られるようで
ある。数回の投薬を早く続ける、例えば1時間にわたり
2回から10回、なるべくは約4回から6回続けると、最
も重篤な症状でもしばしば十分に克服できる。もしこの
最初の期間後も症状が持続するならば、後述するレベル
まで投薬回数を減らすことが一般に好ましい。
「実質的に非キレート化した」とは亜鉛の大部分が遊
離イオンとして溶解している亜鉛イオン溶液を意味す
る。上記のように、亜鉛は実質的にキレート化していな
いことが望ましいが、絶対必要というわけではない。
脱イオン水中で1から100%の濃度を可能にする亜鉛
対結合亜鉛の解離定数を有する化合物を使用して溶液中
に亜鉛イオンを解放することができる。通常は、幾つか
の化合物はキレート化した亜鉛の溶液を与えるが、ただ
し、存在する亜鉛がイオン性である限り依然として使用
でき、選ばれた溶媒がキレート化を効果的に妨げるか、
あるいはキレート化する部分が亜鉛を完全にキレート化
しないようにともかくも妨げられている場合には特にそ
うである。最終溶液がある量の亜鉛キレート化剤を含む
場合もありうる。このことは、キレート化剤が亜鉛と比
較して化学量論的量よりも少なく存在する場合、なるべ
くはこの量よりもはるかに少なく存在する場合には一般
に問題とならないであろう。このような場合、キレート
化した亜鉛の量を計算し、投薬量の算出前にこれを全量
から差引くことが必要かもしれない。
このようにして、実質的刺激その他の悪い副作用を生
ずることなく、遊離のイオン性亜鉛の溶液は全く投与で
きず、とりわけ有効量では投与できないと以前に考えら
れて来たこの分野とは著しく異なり、本発明者等は、本
発明スプレーで処置した患者がいやな味その他の副作用
を報告していないことを発見した。
「溶液」とは投与したとき遊離亜鉛イオンを与えるの
に適したイオン性亜鉛の溶液を意味する。本発明は遊離
亜鉛イオンを生成しうる亜鉛溶液(他の形の亜鉛を含む
ことがある)に拡張されるが、一般的に言えば、特に適
当な溶液は実質的にキレート化していない亜鉛イオンを
含む場合である。
このようにして、この分野では強い禁忌であるにも拘
らず、亜鉛の医学的使用に関して刺激を起こさない十分
低濃度で、しかし有効となる十分高濃度でイオン性亜鉛
溶液を使用できることが分かつた。事実、亜鉛化合物、
とりわけ硫酸亜鉛は一般に0.25%未満の濃度で臨床的に
使用するために推奨されるだけである。本発明スプレー
は0.1%以下の濃度で有効であるが、この分野で記述さ
れたスプレーを含めてこれら溶液は2%付近であり、抗
アレルギー剤の分野における使用には開示されていな
い。
治療に際しては、一般に鼻腔を経てスプレーを投与す
るのが好ましいが、重い症状には鼻腔および口腔両方か
ら、またしばしば眼からも適用するのが有利である。効
力は粘膜組織に対する亜鉛イオンの親和性によつても多
分高められるかもしれない。このようにして、投与後数
時間までの間は患部に尚亜鉛イオンが存在する。
本発明の一つの特別な利点は、効力を得るのに、オー
ダーの大きさで表わして、相当に少ない亜鉛化合物で済
み、刺激、金属的な味、または他の望ましくない副作用
は観察されないことである。更にまた、相反する意見を
もつ分野とは著しく異なり、これら溶液は非常に効果的
である。
更に、本発明溶液は酸性度に関して問題のない程十分
に希薄である。例えば、脱イオン水中硫酸亜鉛七水和物
の0.1%溶液は5.1のpHをもち、煮沸して二酸化炭素を追
い出した後では約5.7に上昇する。これは汚染されてい
ない雨水と同様である。
硫酸亜鉛によつて特に好結果が得られているが、他の
イオン性亜鉛化合物、特に塩化物も使用できる。一般
に、適当な陰イオンは溶液中で自由に解離でき、即ち亜
鉛イオンをキレート化しないものである。低溶解度の化
合物あるいはきわめて難溶性の化合物は使用に不便であ
るかもしれないが、亜鉛の有効濃度が得られる限り本発
明から除外されない。
一般に適している化合物は鉱酸塩である。無機または
単純な有機化合物、例えば酢酸亜鉛が一般に特に適当で
ある。亜鉛をキレート化しうる化合物、例えばグルコン
酸塩またはクエン酸塩は好ましくない。
他の化合物の溶液に溶けた化合物は期待される特性を
発揮する溶液を必ずしも生じないことは明らかであろ
う。例えば、炭酸塩溶液中に溶けた塩化亜鉛は炭酸塩が
沈殿する可能性があり、そのため溶液中の亜鉛が減少す
るか除去されてしまう。
イオン性亜鉛化合物を溶かすために用いる溶媒は生理
学上容認しうるもののいずれかから選ぶことができる。
例えば硫酸亜鉛はアルコールに実質的に不溶であるが、
水に自由に溶け、一方塩化亜鉛はいずれにも溶ける。事
実、化合物の直接水溶液は特に適当な具体例である。し
かし、他の溶液、例えば食塩水および(または)水性グ
リセリンに基づく溶液、あるいは鼻内投与あるいは眼科
投与に適した他の混合物も同様に適している。
試験において、硫酸亜鉛の水溶液は特に有効であるこ
とが分かつたが、食塩水中の硫酸亜鉛は、試験パラメー
ターは幾分か変化したけれども、見掛け上はそれ程有効
というわけではない。しかし、食塩水の使用は噴霧溶液
を涙と、あるいは鼻咽頭環境と等張にするために好まし
いかもしれない。特に、症状の持続と軽重は薬効に関し
て意味があるようであり、おそい時期になつてはじめて
処置した症状はあまり好転しない。
本発明により使用される溶液は望ましいと考えられる
他の成分も含みうるが、一般にはこれらが不当に高レベ
ルのキレート化を起こさない限りにおいてである。例え
ば、有用な成分には緩衝剤、フレーバおよび(または)
臭増進剤、界面活性剤、分散剤、充血除去剤などが含ま
れる。本発明に従つて使用される溶液は、鼻あるいは眼
科用スプレーによる投与に適した他の薬剤、例えば抗微
生物剤および抗ヒスタミン剤、とりわけビタミンC、あ
るいはアスコルベートも含むことができ、あるいはこれ
らと併用してもよい。
一つの特に適当な鼻用製剤は約0.1%のメントールお
よび約3%のエタノール(メントールを溶かすため)を
含む。このような製剤が好ましいのは、亜鉛の純粋な溶
液は実質的に目立たず、患者が鼻詰りを起こしていると
きは特にそうであるので、メントールあるいは他のシヨ
ウノウのような適当化合物によつて患者に溶液の存在を
気付かせ、刺激の明らかな不必要なほどの大量の吸入を
防止するという理由によるものである。
本発明溶液はイオン性亜鉛化合物を適当な濃度で含有
する。しかし、化合物を0.01から1%の濃度(0.05から
0.3%が特によい)で投与するのが一般に好ましい。〜
1%を超す溶液は一層粘膜の刺激を起こし易い。
本発明溶液は約0.05から0.5ml/鼻孔、一層好ましくは
0.2ml/鼻孔の量で投与するのがよい。眼への投与はもつ
と低い範囲がよいが、必要に応じ、あるいは指示があれ
ば眼に溶液をあふらせてもよい。しかしたびたびあふら
せると過剰量の亜鉛により刺激を起こすことがある。
投与はしばしば要求されるが、およそ6時間の間隔で
2回/鼻孔の投与が効果的であることが分かつた。眼は
かゆみが認められる程頻繁に、あるいは前述したような
療法に従つて処置できる。他の生活規制は当業者にとつ
て明白であろう。
患者がはな水を流したり鼻詰りを起こしているとき
は、投与前に溶液が容易に粘膜に達するように患者の鼻
を洗出することが一般に推奨される。このような場合、
30分以下の期間内に繰り返しスプレーすることが望まし
いかもしれない。スプレー中の吸入も推奨される。
本発明溶液は適当な方法で調製できる。一般に、これ
は化合物を溶媒中に室温あるいは高温で、またなるべけ
は無菌条件下で溶かすだけである。
本発明に従つて使用するのに適したエーロゾル分与器
は当業者にとつて明白であろう。これは香水デイスペン
サーと似た単純な装置から加圧スプレー缶、およびもつ
と複雑な装置、例えば病院で使われる装置に至るまで様
々である。
どの装置を使用するにせよ、一回で投与される溶液量
を調節するためある種の計量器を含むことが一般に好ま
しい。ノズルをもつ香水デイスペンサーに相当する特に
適当な装置は、特殊な適合を必要とすることなく設計に
よりこのような計量器を効果的に取り入れており、押し
下げることのできるスプレーヘツドの限界停止によつて
一回の吹き出しで分与される溶液の最高一回分量を固定
できるようにしている、眼科用装置は顔の他の部分に不
適当にかつ不都合に噴霧しないように遮へいを更に取り
入れることがある。
特別に開発されたスプレー装置もつくりうるが、一般
に亜鉛溶液の貯留器を含む簡単な手持ち装置を提供する
ことが好ましい。このようにして、なるべくはエーロゾ
ルの形でスプレーを分与するのに適当な手段が提供され
る。例として、貯留器中に達する管の開口部を横切つて
流した加圧ガスを用いてエーロゾルをつくり出す装置、
ならびにボタンを押すと貯留器内の液面上に圧力がかか
り、液体を管および細かいノズルを通して上に押し上げ
溶液をエーロゾルスプレー中に分与するようにした押し
ボタン式の装置があげられる。
一般に空気がエーロゾル推進剤をなすものがよいが生
理学上容認できる推進剤を用いてもよい。
下記の例は例示のためだけで示したのであつて、如何
なる場合でも本発明を制限するものと解釈すべきでな
い。
例1 枯草熱および喘息 亜鉛溶液(0.1%)を脱イオン水で調製し、個人のハ
ンドデイスペンサーに入れた。実質的に無症状から鼻水
が流れるなどの状態までの種々なアレルギー症状をもつ
患者にデイスペンサーを提供した。
最初の用量は鼻孔当り2回のスプレーで、各スプレー
は約0.2mlであつた。完全治癒を得るのに1回の投与で
一般に十分であり、症状からの治癒を継続するのに6時
間毎の投与をすすめた。
各場合に、迅速な恢復が得られ、投与を継続する限り
患者は実質的に無症状を留めることができた。ある場合
には、処置をしなくても長期にわたり無症状の状態が持
続した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 27/14 A61P 27/14 (56)参考文献 特開 平3−48624(JP,A) 米国特許4503070(US,A) 米国特許4826683(US,A) 独国特許出願公開3629107(DE,A 1) 独国特許出願公開3431727(DE,A 1) Agents and Action s,Vol.18,No.1/2, (1986),p.103−106 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 9/12 A61K 9/72 A61K 9/08 A61K 33/30 CA(STN)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼または気道内に噴霧することによるアレ
    ルギー症状を治療または予防するための薬剤であって、
    実質的に非キレート化のイオン性亜鉛を含む溶液であっ
    て0.004から0.04%(w/v)の非キレート亜鉛イオン濃度
    であって刺激を引き起こす濃度よりも低い濃度の溶液
    を、活性成分として含む薬剤。
  2. 【請求項2】アレルギー症状は、枯草熱または喘息であ
    る請求項1の薬剤。
  3. 【請求項3】溶液は、亜鉛の鉱酸塩を含有する請求項1
    または2の薬剤。
  4. 【請求項4】亜鉛の鉱酸塩は、硫酸亜鉛または塩化亜鉛
    である請求項3の薬剤。
  5. 【請求項5】溶液は、食塩溶液である請求項1から4の
    いずれかの薬剤。
  6. 【請求項6】溶液は、更に他の薬学的に許容しうる成分
    を含有する請求項1から5のいずれかの薬剤。
  7. 【請求項7】他の成分は、抗ヒスタミン剤または臭増進
    剤である請求項6の薬剤。
  8. 【請求項8】抗ヒスタミン剤は、アスコルベートである
    請求項7の薬剤。
  9. 【請求項9】スプレーは、アリコートに分配して適用す
    る請求項1から8のいずれかの薬剤。
  10. 【請求項10】アリコートは、0.05から0.5mlである請
    求項9の薬剤。
  11. 【請求項11】アリコートは、0.2mlである請求項10の
    薬剤。
  12. 【請求項12】鼻孔内投与に適用する請求項1から11の
    いずれかの薬剤。
  13. 【請求項13】請求項1から12のいずれかの薬剤を含有
    する貯留器からなり、ヒトの眼または鼻孔内に溶液をス
    プレーして分与するようにつくられた分与装置。
  14. 【請求項14】手で支える型の請求項13の分与装置。
JP2192854A 1989-07-20 1990-07-20 抗アレルギースプレー製剤 Expired - Lifetime JP3033992B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB898916625A GB8916625D0 (en) 1989-07-20 1989-07-20 Respiratory tract spray preparations
GB8916625.0 1989-07-20

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