JP3033887B2 - ボウリング練習装置 - Google Patents

ボウリング練習装置

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JP3033887B2
JP3033887B2 JP7145170A JP14517095A JP3033887B2 JP 3033887 B2 JP3033887 B2 JP 3033887B2 JP 7145170 A JP7145170 A JP 7145170A JP 14517095 A JP14517095 A JP 14517095A JP 3033887 B2 JP3033887 B2 JP 3033887B2
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修 野上
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株式会社野上商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボウリングの投球のト
レーニングに用いるボウリング練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボウリング装置は、ゲーム、トレ
ーニングに共用されており、ゲーム内容を簡略に把握
し、円滑にゲームが進行されるよう、各種のビデオ装置
やオートスコアリング装置が備えられている。
【0003】ビデオ装置は、ピンアクションを撮影する
ビデオカメラ、プレーヤーの投球フォームを前や背後、
横からから撮影するビデオカメラを備えている。プレー
ヤーのアプローチからの投球動作やピンアクションを、
プレーヤーやボウルを検知するセンサを用いて、適時切
り換えて撮影し、モニターに映し出すとともに、ビデオ
テープレコーダーに記録して、繰り返して再生を可能と
することにより、各自の投球フォームの把握と分析に用
いられている。
【0004】オートスコアリング装置は、ビデオカメラ
からのピンの画像をデジタル信号化してビデオRAMに
記録しておき、マイクロコンピュータにより、ピンの状
態を判断しスコアを生成するものである。スコアの情報
は上位コンピュータに送られ、スコアの集計や、各自の
成績の分析に用いられている。
【0005】このようなビデオ装置やオートスコアリン
グ装置を備えるボウリング装置としては、本願の発明者
による特願昭61ー165641号では、ピンの判定の
有無をピン画像の多段階調明度データを用いてピンの状
態の判定精度を向上し、ビデオカメラの設置を容易にし
たものである。上位コンピュータによりスコア集計や複
数プレーヤー中の順位を算出したり、磁気カードを用い
てプレーヤーの個人情報を管理するなど、ゲーム進行の
簡便性に考慮している他、計測情報として残りピン本数
とともに残ピン番号も抽出できるため、残ピン位置に対
する確率などのプレーヤーのゲームの傾向、分析を可能
としている。
【0006】このようなオートスコアリング装置やビデ
オ装置を備えたボウリング装置では、プレーヤーのスコ
アやゲーム傾向の分析、投球フォーム映像を活用して、
トレーニングが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のボ
ウリング装置はスコアやゲーム傾向の分析、投球フォー
ムに留意したゲームやトレーニングを行うことが可能で
ある。しかし、スコアやゲーム傾向、投球フォームは、
投球後の分析や検討には有効であるが、投球時において
重要な問題について対策がなされていない。
【0008】ボウリングの投球フォームの安定や投球の
上達には、ボウリングレーン上のスパッツを目標として
投球動作を行うことが望ましいとされている。そのた
め、ボウリングレーン上のスパッツを意識しながら投球
するトレーニングが必要であるが、プレーヤーはピンを
視野に捉えやすい心理的な特性があるため、投球の安定
と上達の妨げになっている。
【0009】心理的な問題には、個人差もあることか
ら、単に長期間にわたり投球トレーニングを行うだけで
は、効率的な上達が見込めず、ゲームの遊興性を損ねる
恐れもある。
【0010】本発明はボウリングレーン上のスパッツを
目標に投球するトレーニングに有効なボウリング練習装
置を得て、投球の確実な上達を可能とするトレーニング
を提供し、ボウリングゲームの普及を図ることを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のボウリング練習装置は、ボウリング装置
のボウリングレーン上のスパッツとピンの間に透明状態
と不透明状態を切り換え可能な液晶パネル装置を備える
ものである。液晶パネル装置は、プレーヤーが投球する
際には、プレーヤーからピンの目視が不可能な不透過状
態となって視野を遮り、投球後は速やかにピンの目視が
可能な透過状態となるように、液晶パネル装置へ加える
電圧等の制御を行う。
【0012】このような制御を行う方法は種々あるが、
一つはタイマー回路を用いる方法がある。ボウルの通過
を適当な位置に配置したセンサで検知した後、一定時
間、液晶パネルに電圧を加えて透明状態にする。この透
明状態にある時間は次の投球準備動作に入るときには不
透明になるような適当な時間に設定することで、次の投
球に影響を与えないようにする。また、練習装置として
使わない場合に液晶パネル装置を強制的に透明状態にす
るスイッチを別に設けることもできる。
【0013】ボウル通過センサ装置、液晶パネル装置、
および液晶制御コントローラ装置などをボウリングレー
ン上に跨って配置可能な構造体に設置することで、通常
のボウリング装置をほとんど改造することなく使用する
ことができる。
【0014】また、上記のタイマー回路を用いずに、ボ
ウルのリターン、あるいはピンの再配置の状態の信号を
得て、液晶パネルを不透明状態にする方式も考えられ
る。この場合は、練習装置以外のボウリング装置になん
らかの改造を行う必要がある。
【0015】本発明における液晶パネルは、ボウリング
レーン上のスパッツ、スパッツ手前のボウリングレーン
に対する視界を確保し、投球動作や投入されたボウルの
進行を妨げずに、確実にプレーヤーのピンの目視を遮る
必要がある。ピンの配置、液晶パネルとピンの間の距離
や、プレーヤーの身長や投球位置、アプローチ等の個人
差を考慮し、適当な形状と大きさの液晶パネルを用いる
とよい。液晶パネルは大型になれば、当然価格も高くな
るが、ボウリングレーン上のスパッツのすぐ後方に設置
すれば、小型の液晶パネルで足りるため、低価格で提供
することが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明のボウリング練習装置の実施例を示
す斜視図である。この実施例のボウリング練習装置は普
通のボウリングレーンに載置して実施するものである。
液晶パネル1はレーン2上のスパッツ3が設けられてい
る箇所の近辺で、投球準備状態にある遊技者のピンへの
視線を遮る位置に配置される。
【0017】液晶パネル1はタイマー機能を内蔵した液
晶制御コントローラ4により制御される電圧により、透
明と不透明状態を変更することができる。この実施例で
は通常の状態では液晶パネルは不透明状態であり、投球
準備状態の遊技者はピンを見通すことができず、レーン
上のスパッツ3を見当に投球することになる。
【0018】ボウルの投球後は、速やかにピンを見通す
ことができるように、本実施例の装置では、赤外線発光
器5と赤外線受光器6を組み合わせたボウル通過センサ
からのボウル通過信号を受けて液晶制御コントローラ4
を作動させて液晶パネル1を透明状態にする。そして、
液晶制御コントローラに内蔵されたタイマー回路の働き
により、一定時間、液晶パネルは透明状態を保持する。
この結果、プレーヤーは、ボウルがピンに向かって移動
し、当たる瞬間を見ることができる。
【0019】倒れたピンが整理され、再配置されてボウ
ルがプレーヤーの手元に戻るまでに液晶パネルは再び不
透明状態になる。実際のボウリングゲームではボウルの
投球後、ピンに当たるまでの時間は人による大きな違い
はないので、タイマーの作動時間の調整はそれほど困難
ではない。
【0020】図2は本発明の実施例の装置を載置した並
んだ2つのレーンを上からみた図である。レーン2のフ
ァウルライン7にはファウル検出センサ8が設けられて
いる。アプローチに入るプレーヤーにはピン9が目視出
来ない状態である。
【0021】投球されたボウルは赤外線発光器5と赤外
線受光器6を組み合わせたボウル通過センサを通過する
と、液晶パネルは透明状態に戻って、プレーヤーはピン
アクションを見ることができる。なお、本実施例では移
動可能なタイプを示したが、本実施例の装置を固定した
場合には、液晶パネルの作動スイッチを設けて、通常の
ゲームを行う場合には常に透明状態とすることにより、
通常と同じ状態でゲームをすることが可能である。
【0022】
【発明の効果】上記のように本発明では、ボウリング装
置のボウリングレーン上に備えた液晶パネルに電圧制御
を行うことにより、投球動作中のプレーヤーにはピンが
見えず、投球の安定と上達の妨げとなりやすい、ピンを
視野に捉えがちな心理的な特性が排除できる。投球フォ
ームの安定と投球の上達に有効なスパッツを意識して投
球するトレーニングを確実に行うことが出来ることか
ら、効率的な上達が見込まれ、ゲームの遊興性を高め、
ボウリングの普及を図ることが出来る。
【0023】電圧制御により透過状態、不透過状態が速
やか、かつ可逆的に得られる液晶パネルを用いるため、
瞬時に視界を遮断し、視界を復帰させることができ、プ
レーヤーには投球動作中のみ、ピンが見えないような切
換が可能となる。
【0024】ボウリングレーン上に跨って配置可能な構
造体に液晶パネル等を設置した本発明のボウリング練習
装置は、ゲーム時には取り除けば、通常のボウリング装
置としても利用でき、従来のボウリング装置を用いて本
発明のボウリング練習装置を構成することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボウリング練習装置の実施例の斜視図
である。
【図2】本発明のボウリング練習装置の実施例の上面図
である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 レーン 3 スパッツ 4 液晶制御コントローラ 5 赤外線発光器 6 赤外線受光器 7 ファウルライン 8 ファウル検出センサ 9 ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投球者よりピン方向の視界を遮るように
    ボウリングレーン上に配置された液晶パネル装置、ボウ
    ルの通過を検知するボウル通過センサ、および前記ボウ
    ル通過センサ装置によりボウル通過を検知した後、前記
    液晶パネルを透明状態にし、さらに適宜設定時間後に不
    透明状態に戻す液晶パネル制御コントローラ装置を備え
    たことを特徴とするボウリング練習装置。
JP7145170A 1995-05-22 1995-05-22 ボウリング練習装置 Expired - Fee Related JP3033887B2 (ja)

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JPH08308979A JPH08308979A (ja) 1996-11-26
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