JP3033638U - 電柱保護帯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】コンクリート電柱等に対する衝撃破壊からの
保護であります。 【解決手段】棒状鋼材を縦方向に数本内在させ、副木効
果をもたせた弾性体帯によって電柱等の保護を行うこと
としたものであります。

Description

【考案の詳細な説明】 【従来の技術】

従来の電柱保護帯は、ゴム又は合成樹脂で２〜３ｍｍ程度の厚さで出来ており 車輛の衝突によって折損を防止できる構造強度のものではありませんでした。

【本考案が解決しようとする問題点】

本考案は、電柱保護帯に弾力性と剛性を付与し、車輛の衝突及び接触事故等か ら電柱及び人体を守らんとするものであります。

【問題を解決するための手段】 【作 用】

図１に示すように本考案は、厚さ５ｃｍ位のゴム又は合成樹脂の帯状成形体２ の裏面に溝部３を設け、鋼材４（角鋼・鋼板又は丸鋼）を電柱の車道側及び横方 向に数本入れて巻付け固定してなっているので、衝撃に対し、溝部３の空間部と 表面のゴムが緩衝作用を、そして鋼材４が折損前から副木的機能を果たしている ので、電柱は折損をまぬがれる場合もでてくるのであります。

【実施例】

本考案は、車輛等が衝突してくるコンクリート電柱について説明しましたが、 道路にはいろんな標識が立てられているわけで、歩道のない狭い道路には本考案 を施すと有効であります。 溝部３は図２の如く縦方向に設けることも図３に示すよう横方面に行うことも 、又傾方向に設けることもまた、溝部・中空部３を二重に行うことも可能である ことを付記します。

【考案の効果】

本考案は衝撃を柔げるものでありますから車輛事故の場合、車輛保護のほか運 転者も守ることとなり実用的であります。

【図面の簡単な説明】

図１．電柱の断面略図 図２．図１の電柱反故帯のＡ−Ａ断面略図 図３．電柱の保護帯正面略図 図４．円筒形電柱保護帯をあらかじめ電柱等に挿入した
場合の正面略図であります。 図５．図４のＢ−Ｂ断面略図

【符号の説明】

１……コンクリート電柱 ２……ゴム、合成樹脂成形体 ３……溝部 ４……鋼材 ５……鉄筋 ６……埋設予定位置

フロントページの続き (72)考案者 丹羽 友道 愛知県小牧市中央１丁目146番地 (72)考案者 杉山 文広 岐阜県羽島郡岐南町下印食５丁目５番地 (72)考案者 杉山 正道 愛知県一宮市大字大毛字高木１番地 (72)考案者 大西 斉治 愛知県一宮市大字大毛字向野85番地

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンクリート製電柱の周囲内側に溝部又は中空部３を縦
   方向又は横方向に設け、該溝の中に角鋼等鋼材４を、２
   本以上格納してなるゴム又は合成樹脂２の電柱保護帯。