JP3033458B2 - 自動車のドアガラス入り込み量検査用治具 - Google Patents

自動車のドアガラス入り込み量検査用治具

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JP3033458B2
JP3033458B2 JP7001431A JP143195A JP3033458B2 JP 3033458 B2 JP3033458 B2 JP 3033458B2 JP 7001431 A JP7001431 A JP 7001431A JP 143195 A JP143195 A JP 143195A JP 3033458 B2 JP3033458 B2 JP 3033458B2
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弘文 古江
薫一 高田
茂雄 中原
洋次 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サッシュレスドアを有
する自動車の組立工程などにおいて、車体側のドリップ
モールに対するドアガラスの縁部の入り込み量をチェッ
クするために使用されるドアガラス入り込み量検査用治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のサッシュレスドアにおいては、
例えば図6に示されるように、ドアを閉じた時に、ドア
ガラス1の縁部がウエザストリップ2に対して車体の外
側から密接するようになっている。ウエザストリップ2
は、車体のドア開口部まわりに配設されたドリップモー
ル3に沿って設けられている。この場合、ドアを閉じた
状態において、ドリップモール3の下縁3aに対するガ
ラス上端1aの入り込み量Hが適正な値(例えば3mm
前後)に保たれている必要がある。
【0003】このため従来は、ドアガラス1の入り込み
量を検査するために、ドアを閉めた状態において水性ペ
ンなどの筆記具5を用いてドリップモール3の下縁3a
に沿ってガラス1の表面にラインを描いたのち、ドアを
開け、作業者がゲージを使ってガラス上端1aからライ
ンまでの距離を読取ることにより、ガラス1の入り込み
量をチェックしている。このような検査は、ドアガラス
1枚あたり、例えば前後2箇所において行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように筆記具5
を用いてガラス1にラインを引く場合、作業員の個人差
によってラインを引く位置が微妙に食い違うことがあ
る。しかもドアを開けた状態でなければガラス1の入り
込み量を測定することができない。また、ガラス上端1
aの縁が面取りされた形状となっているため、ガラス上
端1aの位置をゲージの目盛に合わせる際に個人差がで
やすいなど、測定が不正確になることがあった。また、
筆記具によってガラスにラインを引いたり、測定後にラ
インを消す作業に手数がかかり、検査能率が悪いという
問題もある。
【0005】従って本発明の目的は、ドアを閉じた状態
でガラスの入り込み量を直接測定することができ、作業
員の個人差による測定ばらつきの原因を排除でき、しか
も測定を能率良く行なうことができる検査用治具を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を果たすため
に開発された本発明の検査用治具は、ドアガラスに吸着
可能な吸盤と、上記吸盤が固定される基部を有するとと
もにドアガラスの縁部に嵌め込むことが可能な形状のガ
ラス差し込み部を有するフレームとを具備し、上記ガラ
ス差し込み部は、上記ドアガラスの外面に沿って上下方
向に延びる前面プレート部と、上記ドアガラスの裏面に
接する背面部と、上記ドアガラスの端面に接するフレー
ム上端部とを有し、上記前面プレート部に上記フレーム
上端部からの距離を表わす目盛を設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】上記フレームは、金属板あるいは合成樹脂
板からなる。例えば板金を折り曲げることによって、上
記前面プレート部と背面部とフレーム上端部を形成する
とよい。フレームに吸盤を固定するには、例えば、上記
吸盤の中央部に設けられた凸部に吸盤の径方向に延びる
ピンを設け、このピンによってフレームの基部と吸盤と
を互いに取外し可能かつ揺動可能に連結するとよい。
【0008】
【作用】本発明の検査用治具を用いてガラスの入り込み
量を検査するには、ドアを開けてドアガラスの縁部に上
記治具のガラス差し込み部を嵌め込む。その際に、ガラ
ス差し込み部の前面プレート部がガラスの外側に位置す
るようにし、フレーム上端部がガラス上端に接するまで
いっぱいに差し込む。
【0009】そして吸盤をガラスに吸着させることによ
って、この治具をガラスに固定してからドアを閉める。
この状態で、ドリップモールの縁の位置を前面プレート
部の目盛によって読取ることで、ガラスの入り込み量を
直接知ることができる。
【0010】測定後にドアを開け、吸盤をガラスから外
すとともに、フレームのガラス差し込み部をガラスから
引き抜けば検査終了である。なお、必要に応じて上記治
具をガラス1枚あたりに複数個用いることによって、複
数箇所の検査を同時に行なうようにしてもよい。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について、図1な
いし図5を参照して説明する。図1等に示されるよう
に、この実施例の検査用治具10は、吸盤11と、フレ
ーム12を備えている。吸盤11は、周知の軟質合成樹
脂からなり、ガラス1の表面に押し付けることにより、
ガラス1に吸着できるようになっている。
【0012】吸盤11の中央部の外面側に、凸部15が
設けられている。この凸部15に、吸盤11の径方向に
延びる横孔16が設けられている。また、吸盤11の周
縁近傍に、ガラス1から吸盤11を剥がす際に用いる吸
盤外し部17が設けられている。この吸盤外し部17に
は紐18がつながれており、紐18を手前に引っ張るこ
とによって吸盤11をめくることができるようなってい
る。紐18の先にグロメット等の操作部材19が設けら
れている。
【0013】フレーム12は、板厚が0.2mmから
0.7mm程度の鉄板等の薄い金属板(例えば板厚0.
4mmのSPCC等の炭素鋼板)を折り曲げることによ
り、吸盤11を固定するための基部21と、基部21の
上方に連なるガラス差し込み部22を設けたものであ
る。なお、フレーム12は合成樹脂製であってもよい。
【0014】基部21は、図2等に示すように断面が四
角形の中空柱状に成形されており、基部21の両側面に
ピン挿入孔25,26が設けられている。基部21の裏
面側に、吸盤11の凸部15を挿入する孔27が設けら
れている。この孔27に吸盤11の凸部15を挿入し、
頭付きのピン30を上記横孔16とピン挿入孔25,2
6に差し込み、止め輪31によってピン30の抜け止め
をなしている。
【0015】従って吸盤11とフレーム12は、水平方
向に延びるピン30を中心として、互いにある程度の角
度範囲で揺動することができるため、ガラス面に対する
吸盤11とフレーム12との装着性がよい。また、吸盤
11が劣化した時などのように吸盤11を交換する必要
が生じた時には、止め輪31を外し、ピン30をフレー
ム12から引き抜けば、吸盤11をフレーム12から取
外すことができる。
【0016】図3に示されるように、ガラス差し込み部
22は側面方向から見て逆U状に折り曲げられており、
ガラス1の外側に位置する前面プレート部35と、ガラ
ス1の裏面に接する背面部36と、ガラス1の上端面に
接するフレーム上端部37とを備えている。前面プレー
ト部35と背面部36は、互いに広がる方向にある程度
弾性的に撓むことができるようになっている。背面部3
6の下端は、ガラス1に差し込みやすいように、外側に
少し折り曲げられている。
【0017】前面プレート部35には、フレーム上端部
37の内面(下面)からの距離を表わす目盛40が、例
えばミリメートル単位で刻印等によって消えないように
表示されている。
【0018】上記検査用治具10を用いてガラス1の入
り込み量を測定するには、例えば図4に示すように、サ
ッシュレスドア50を有する自動車51のドアガラス1
の上縁部に治具10を装着する。この場合、ドア50を
開け、前面プレート部35が手前を向くようにして、ガ
ラス1の上方から治具10をガラス1の縁部に差し込
む。
【0019】図5に示されるように、フレーム上端部3
7の内面がガラス上端1aに当たるまでいっぱいに差し
込んだのち、吸盤11をガラス1に吸着させる。そして
ドアを閉め、ドリップモール3の下縁3aの位置を目盛
40によって読み取れば、ガラス1の入り込み量Hを知
ることができる。
【0020】上記構成の検査用治具10によれば、従来
のように水性ペン等の筆記具でガラスにラインを引いた
りラインを消すといった手数のかかる作業が不要であ
る。しかも、ガラス上端1aの縁の面取り形状等に影響
されることなく所定位置に治具10を簡単に固定でき、
作業員の個人差による測定ばらつきの発生を回避できる
とともに、ガラス1に対する着脱が容易であり、検査を
能率良く行なうことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の検査用治具は、ドアガラスに容
易に着脱できるとともに、ドアを閉めた状態でガラスの
入り込み量を直接測定することができる。また、測定を
行なう作業員の個人差等による測定値のばらつきの発生
を回避でき、正確な検査が可能であり、しかも能率良く
検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すドアガラス入り込み量
検査用治具の正面図。
【図2】図1に示された検査用治具の底面図。
【図3】図1に示された検査用治具の側面図。
【図4】図1に示された検査用治具を自動車のドアガラ
スに装着した状態の正面図。
【図5】図1に示された検査用治具をドアガラスに装着
した状態の一部の断面図。
【図6】従来の検査の際に使用する筆記具とドアガラス
の一部を示す断面図。
【符号の説明】
1…ドアガラス 3…ドリップモール 10…検査用治具 11…吸盤 12…フレーム 21…基部 22…ガラス差し込み部 35…前面プレート部 36…背面部 37…フレーム上端部 40…目盛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 薫一 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 中原 茂雄 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 洋次 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−52846(JP,A) 実開 平7−6054(JP,U) 実開 昭63−75482(JP,U) 実開 昭62−15462(JP,U) 実開 昭63−94881(JP,U) 実開 平3−84356(JP,U) 実開 平4−79205(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 303 B60S 5/00 B62D 65/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアガラスに吸着可能な吸盤と、上記吸盤
    が固定される基部を有するとともにドアガラスの縁部に
    嵌め込むことが可能な形状のガラス差し込み部を有する
    フレームとを具備し、 上記ガラス差し込み部は、上記ドアガラスの外面に沿っ
    て上下方向に延びる前面プレート部と、上記ドアガラス
    の裏面に接する背面部と、上記ドアガラスの端面に接す
    るフレーム上端部とを有し、上記前面プレート部に上記
    フレーム上端部からの距離を表わす目盛を設けたことを
    特徴とする自動車のドアガラス入り込み量検査用治具。
  2. 【請求項2】上記フレームが板金からなり、この板金を
    折り曲げることによって、上記前面プレート部と上記背
    面部と上記フレーム上端部とを形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の自動車のドアガラス入り込み量検査用
    治具。
  3. 【請求項3】上記吸盤の中央部の外面側に設けられた凸
    部に吸盤の径方向に延びるピンを設け、このピンによっ
    て上記フレームの基部と上記吸盤とを互いに取外し可能
    かつ揺動可能に連結したことを特徴とする請求項1記載
    の自動車のドアガラス入り込み量検査用治具。
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