JP3033305U - ハサミカッター - Google Patents

ハサミカッター

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JP3033305U
JP3033305U JP1996006487U JP648796U JP3033305U JP 3033305 U JP3033305 U JP 3033305U JP 1996006487 U JP1996006487 U JP 1996006487U JP 648796 U JP648796 U JP 648796U JP 3033305 U JP3033305 U JP 3033305U
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JP
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cutting blade
cutting
ratchet gear
claw
lower handle
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JP1996006487U
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洋二 村田
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MCC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手で切断から切断後の切断刃の開放操作ま
で行うことができ、特に軽いタッチで切断刃を開放させ
る。 【解決手段】 挟持部42のある下顎41を先端に備
え、切断対象物3を上方から切断するための切断刃6を
枢支する上ハンドル4と、その下顎41に先端を枢支さ
せた下ハンドル5とを備えたハサミカッターであって、
前記切断刃6を開放方向に付勢するスプリング63が設
けられ、切断刃の後縁に列設されたラチェットギヤ62
と、このラチェットギヤ62に噛み合うよう前記下ハン
ドルに枢支された送り爪51と、下顎に枢支された切断
刃の逆転防止用の止め爪45とを含む切断刃枢動用連動
機構が配置され、かつ、前記送り爪と止め爪とを任意に
ラチェットギアから切離自在とし、前記切断刃を開放可
能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、軟質または硬質塩化ビニル、ポリエチレンなど合成樹脂製のパイプ 、棒類、例えばガス配管用ポリエチレン管などを切断するための手動式のハサミ カッターの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成樹脂製のパイプ等の切断には鋸を用いる他、図4〜6に示すような ハサミカッターが実用に供されている。このハサミカッターでは、上向きの挟持 部12を備える下顎11を先端に連設した上ハンドル1には、その挟持部12と の間で切断対象物3を上方から切断するための切断刃2を軸13で枢支しており 、同時に、その下顎11には、下ハンドル15の先端を軸14を支点にして枢支 している。そして、この切断刃2の後縁部にはラチェットギヤ部22が設けられ 、軸14の若干後方に位置する軸17に枢支された送り爪16の先端ピン18が 前記ラチェットギヤ部22に噛み合って係合していて、切断刃枢動用連動機構を 形成している。
【0003】 このような構造のハサミカッターにおいて、下ハンドル15を上下に鋏動させ ると、下ハンドル15を上方に閉じるときに、前記送り爪16がラチェットギヤ 部22を押し上げるから切断刃2の刃先部21を押し下げて切断を進めることが でき、また下ハンドル15を若干開くと、バネ19により送り爪16がギヤ1個 分前進して、切断刃2をさらに押し下げることができるようになる。このような 操作を繰り返して、切断操作を行うことができる。
【0004】 このような切断操作によって、図5に示すように、下顎11と切断刃2の刃先 部21が重複した状態で切断操作が終了するのであるが、この図5の状態から改 めて切断操作が再開できるようにするには、切断刃2を開放する必要がある。 それには、図5の状態から図6に示すように、下ハンドル15を切断操作時より も下方に押し広げて、送り爪16先端のピン18をラチェットギヤ部22のスラ イド溝23を押し当てながら、スライド溝23に沿って後方にスライドさせると 、切断刃2は上方に完全に開放されるのである。以下、上記したように切断対象 物を挟んで切断を始めることができる。
【0005】 このような構造のハサミカッターの場合に、前記したように切断操作後に切断 刃を完全に開放するには、下ハンドル15を押し下げてスプリング19に逆らっ てピン18を後方に引き戻さなけれなならないため、ある程度力を入れる必要が あり両手を使わざるを得ず、軽いタッチで操作することはできなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、片手で切断開 始から終了後の切断刃の開放操作まで行うことができ、特に軽いタッチで切断刃 を開放させることが可能となるハサミカッターを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題は、次のハサミカッターにより解決することができる。 上向きの挟持部を備える下顎を先端に連設するとともに、その挟持部との間で 切断対象物を上方から切断するための切断刃を枢支する上ハンドルと、その下顎 に先端を枢支させた下ハンドルとを備えるとともに、この下ハンドルの挟動に連 動して切断刃を枢動させるハサミカッターであって、前記切断刃を開放方向に付 勢するスプリングを設けるとともに、前記切断刃の後縁に列設されたラチェット ギヤと、このラチェットギヤに噛み合うよう付勢されながら、前記下ハンドルに 枢支された送り爪と、下ハンドルと下顎との枢支軸と同軸に枢支された切断刃の 逆転防止用の止め爪とを含む切断刃枢動用連動機構が配置され、かつ、前記送り 爪と止め爪とを任意にラチェットギアから切離自在とし、前記切断刃を開放可能 としたことを特徴とするハサミカッター。
【0008】 また、本考案は、前記のハサミカッターにおいて、下ハンドルを下方に押し開 くことにより、前記止め爪と前記送り爪とを前記ラチェットギアから切離す連動 機構を配設して、前記切断刃を開放可能としたものである構造、に具体化するこ とができる。
【0009】 また、下ハンドルを下方に押し開くことにより、下ハンドルが前記止め爪の下 端部を押し動かしてその先端爪部をラチェットギアから切離すとともに、ラチェ ットギアから切離されたこの止め爪の先端部分が前記送り爪を押し動かしてラチ ェットギアから切離す連動機構を配設して、前記切断刃を開放可能とするよう具 体化してもよいのである。
【0010】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施形態を図1〜3により説明する。 図1において、この実施形態のハサミカッターは、先ず、上ハンドル4には、 ポリエチレンパイプのような切断対象物3を挟持することができる上向きの挟持 部42を備える下顎41を先端部分に一体に連設するとともに、その挟持部42 との間で切断対象物3を上方から切断するための刃先部61を有する切断刃6を 軸43により枢支していて、その下顎41の後方下部には、先端を軸44により 枢支させた下ハンドル5が取り付けられている。そして、このような本考案のハ サミカッターにおいて、その下ハンドル5を上下に開閉するように挟動させるこ とで、その動きに連動して後記の切断刃枢動用連動機構を介して切断刃6を枢動 させ、切断操作を行うのである。
【0011】 そして、ここで前記切断刃6を開放方向に付勢するスプリング63が下顎41 と切断刃6との間にかけて設けらるとともに、前記切断刃6の後縁に列設された ラチェットギヤ62と、このラチェットギヤ62に噛み合うよう前記下ハンドル 5の先端部の軸52に枢支された送り爪51と、下ハンドル5と下顎41との枢 支軸44と同軸に枢支された切断刃6の逆転防止用の止め爪45とを含む切断刃 枢動用連動機構が配置されている。ここで、切断操作の状態では、送り爪51は 押しスプリング53により先端爪部がラチェットギヤ62に押しつけられ、かつ 、止め爪45もスプリング46によりその先端爪部が同様にラチェットギヤ62 に押しつけられているのである。
【0012】 この実施形態のハサミカッターにおいて、下ハンドル5を上下に鋏動させると 、下ハンドル5を上方に閉じるときに、前記送り爪51がラチェットギヤ62を 押し上げるから切断刃6の刃先部61を押し下げて切断を進めることができ、ま た下ハンドル5を下方に若干開くときには、送り爪51の先端爪部はラチェット ギヤ1個分下方に繰り下がるので、改めて切断刃2による切断操作を継続するこ とができるようになる。このような操作を繰り返して、切断操作を断続して行う ことができる。
【0013】 この場合、前記切断刃6はスプリング63によって常時、開放方向に付勢され ていることと、切断操作中は、切断対象物が弾性変形を生じていてスプリングバ ック同様の力が働いているので、送り爪51の先端爪部がラチェットギヤ1個分 下方に繰り下がるときに、このままでは切断刃6が開放方向に逆転してしまうの で、そうならないように逆転防止用の止め爪45が常にラチェットギヤ62に係 合して機能しているのである。
【0014】 このような切断操作によって、図2に示すように、下顎41の挟持部42と切 断刃6の刃先部61が重複した状態で切断操作が終了するのであるが、この図2 の状態から改めて切断操作ができるように切断刃6を開放するには、この実施形 態では次のように操作される。
【0015】 図3に示すように、下ハンドル5を切断操作時よりも余分に下方に押し広げる と、下ハンドル5の両側面部をつないでいる下面端部54が止め爪45の下端部 47に当接してこれを前方に押し動かすのに連動して、止め爪45の先端爪部が ラチェットギヤ62から切り離されるとともに、隣接している送り爪51の先端 部分に当接して後方に押し動かして、送り爪51もラチェットギヤ62から切り 離されることになる。このように止め爪45と送り爪51の双方がラチェットギ ヤ62から切り離されると、閉じていた切断刃6は、スプリング63に引張され ているから自然に開放動作が起こるのである。なお、図3は、理解を助けるため 、止め爪45と送り爪51の双方がラチェットギヤ62から切り離されていなが ら、切断刃6が開放動作をしないでいる状態を描いている。
【0016】 この実施形態のハサミカッターによれば、片手で切断から切断後の切断刃の開 放操作まで行うことができる。さらに、下ハンドルはスプリング46、51など により開く方向に付勢されているので、切断後の切断刃6の開放操作時に、下ハ ンドルを僅かに開く操作を軽いタッチで行うことができるのように、ワンタッチ で簡単に行うことができる利点がある。さらに、逆転防止用の止め爪45が送り 爪51のラチェットギヤ62との係合を解除する機能を併せ持った兼用部品であ るので、部品点数を少なくしコスト低減に効果がある。
【0017】 なお、本考案では、上記した実施形態に限定されるものではなく、下ハンドル を下方に押し開くことにより、前記止め爪と前記送り爪とを前記ラチェットギア から切離すための機構を配設して、前記切断刃を開放可能としたものである構造 であればよい。さらには、下ハンドルを下方に押し開くことではなく、他の手段 によって、例えば、適宜な押しボタンあるいは引き起しレバーによって前記送り 爪と止め爪とを任意にラチェットギアから切離自在とし、前記切断刃を開放可能 とした構造でも差し支えないものである。
【0018】
【考案の効果】
本考案のハサミカッターは、以上に説明したように構成されているので、片手 で切断から切断後の切断刃の開放操作まで行うことができる。また、軽いタッチ で行える、部品点数が少なく済むなどという優れた効果がある。よって本考案は 従来の問題点を解消したハサミカッターとして、その実用的価値は極めて大なる ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態を説明するための切欠断面
図。
【図2】同上。
【図3】同上。
【図4】従来のハサミカッターを示す切欠断面図。
【図5】同上。
【図6】同上。
【符号の説明】
1 、2 、3 切断対象物、4 上ハンドル、41
下顎、42 挟持部、45 止め爪、5 下ハンドル、
51 送り爪、6 切断刃、62 ラチェットギヤ、6
3 スプリング。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向きの挟持部を備える下顎を先端に連
    設するとともに、その挟持部との間で切断対象物を上方
    から切断するための切断刃を枢支する上ハンドルと、そ
    の下顎に先端を枢支させた下ハンドルとを備えるととも
    に、この下ハンドルの挟動に連動して切断刃を枢動させ
    るハサミカッターであって、前記切断刃を開放方向に付
    勢するスプリングを設けるとともに、前記切断刃の後縁
    に列設されたラチェットギヤと、このラチェットギヤに
    噛み合うよう付勢されながら、前記下ハンドルに枢支さ
    れた送り爪と、下ハンドルと下顎との枢支軸と同軸に枢
    支された切断刃の逆転防止用の止め爪とを含む切断刃枢
    動用連動機構が配置され、かつ、前記送り爪と止め爪と
    を任意にラチェットギアから切離自在とし、前記切断刃
    を開放可能としたことを特徴とするハサミカッター。
  2. 【請求項2】 下ハンドルを下方に押し開くことによ
    り、下ハンドルが前記止め爪を押し動かしてラチェット
    ギアから切離すとともに、この止め爪の動きに連動して
    前記送り爪を押し動かしてラチェットギアから切離す連
    動機構を配設して、前記切断刃を開放可能としたもので
    ある請求項1記載のハサミカッター。
JP1996006487U 1996-07-08 1996-07-08 ハサミカッター Expired - Lifetime JP3033305U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016043459A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社松阪鉄工所 アングルカッター

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