JP3033227U - 葬祭用包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】中蓋に商品券やビール券等の金券をはめ込む切
り込みを形成したため作業性がよく、紛失しにくい上、
見た目にも難点のない葬祭用包装箱を提供しようとする
ものである。 【解決手段】１）葬祭用の品物を包装する葬祭用包装箱
であって、その中蓋に少なくとも一対の対向する切り込
みを形成し、その切り込みに商品券やビール券等の金券
をはめ込むようにしたことを特徴とする。 ２）中蓋が透明フィルム等を貼付した透明窓を備え、収
納した葬祭用の品物を外から見えるようにするととも
に、透明窓にかからない位置に商品券やビール券等の金
券をはめ込む切り込みを形成した葬祭用包装箱。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は中蓋に商品券やビール券等の金券をはめ込む切り込みを形成した葬 祭用包装箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の砂糖やタオル類、茶葉、乾物類等の葬祭用の品物を収納する葬祭用包装 箱としては、単にこれらの葬祭用の品物を包装するだけであった。

【０００３】 したがって、タオル類以外に必要に応じて添付される商品券やビール券等の金 券は、これらの葬祭用の包装箱に無造作に収納されるか、葬祭用の包装箱の上に 載せた状態で包装紙で包まれるか、あるいは葬祭用の包装箱を包装紙で包んだ上 でセロテープ等で貼り付けるようにすることが一般的に行なわれている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら商品券やビール券等の金券を葬祭用の包装箱に無造作に収納する と、使用するまでそのまま箪笥や物置にしまわれてその使用期限が切れてしまう ことが多く、無駄になってしまうことが多かった。

【０００５】 また、商品券やビール券等の金券を葬祭用の包装箱の上に載せた状態で包装紙 で包む作業には手間がかかる上、包装紙を開封する際に落下して紛失し易いとい う欠点があった。

【０００６】 さらに、商品券やビール券等の金券を、葬祭用の包装箱を包装紙で包んだ上で セロテープ等で貼り付けるようにする場合、セロテープが剥れて紛失しやすいこ とはもちろん、、見た目もよくないという問題点があった。

【０００７】 この考案の葬祭用包装箱は従来例の上記欠点を解消しようとするものであり、 中蓋に商品券やビール券等の金券をはめ込む切り込みを形成したため作業性がよ く、紛失しにくい上、見た目にも難点のない葬祭用包装箱を提供しようとするも のである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案の葬祭用包装箱は、葬祭用の品物を包装する葬祭用包装箱で あって、その中蓋に少なくとも一対の対向する切り込みを形成し、その切り込み に各種の商品券やビール券等の金券をはめ込むようにしたことを特徴とするもの である。

【０００９】 この考案の葬祭用包装箱は、上記において中蓋が透明フィルム等を貼付した透 明窓を備え、収納した葬祭用の品物を外から見えるようにするとともに、透明窓 にかからない位置に商品券やビール券等の金券をはめ込む切り込みを形成したこ とをも特徴とするものである。

【００１０】 この考案によれば、中蓋に商品券やビール券等の金券をはめ込む切り込みを形 成したため作業性がよく、紛失しにくい上、見た目にも難点のない葬祭用包装箱 を提供することができるようになった。

【００１１】 またこの考案の葬祭用包装箱によれば、商品券やビール券等の金券の取り付け が可能な上、そのための加工が簡単で、コスト的にも問題のない葬祭用包装箱を 提供することができるようになった。

【００１２】

【考案の実施の形態】

以下、図面に基づき、この考案の葬祭用包装箱の実施の形態について説明する 。

【００１３】 図１は、この考案の葬祭用包装箱の実施例を示す斜視図である。図中１は葬祭 用の品物を包装する葬祭用包装箱で、紙やプラスチック、木材、合成木材等から なる容器状の本体２と、その一端に蝶番を介して接続した蓋３で構成されている 。なお、蓋３の先端には本体２にはめ込む抜け止め片を形成しておいてもよいこ とはもちろんである。

【００１４】 上記容器状の本体２の内部には、葬祭用の品物（図示せず）が収納され、その 上から中蓋４が取り付けられている。この中蓋４は、その周囲に四方に伸びる折 り曲げ片５が形成されており、この折り曲げ片５を下向きに折り曲げて本体２の 側壁に沿ってはめ込むことにより、容器状の本体２に装着される。

【００１５】 また、中蓋４の中央上部には開口部６が形成されており、その開口部６には透 明フィルム７が貼付されている。したがってこの透明フィルム７から内部の葬祭 用の品物を確認することができる。

【００１６】 さらに中蓋４の中央下部には、所定の間隔で１対の切り込み８が形成されてい る。１対の切り込み８は互いに対向するよう、かつ斜めに形成されており、左右 で上下にずらした位置に置かれている。したがってこの切り込み８には、商品券 やビール券等の金券９の１対の対角線上のコーナー部がはめ込まれる。

【００１７】 この商品券やビール券等の金券９は、複数枚を封筒１０に収納された上で切り 込み８にはめ込まれる。商品券やビール券等の金券９を切り込み８にセットした 状態を図２の斜視図に示す。

【００１８】 この考案の葬祭用包装箱１の使用状態を説明すると、まず最初に砂糖やタオル 類、茶葉、乾物類等からなる葬祭用の品物を、葬祭用包装箱１の容器状の本体２ に収納する。次いで中蓋４の折り曲げ片５を下向きに折り曲げて、葬祭用の品物 を囲むように本体２にはめ込む。

【００１９】 次に中蓋４の切り込み８に金券９のコーナー部をはめ込み、蓋３を閉じて包装 紙で包装すれば完了である。

【００２０】

【考案の効果】

この考案によれば、中蓋に商品券やビール券等の金券をはめ込む切り込みを形 成したため作業性がよく、紛失しにくい上、見た目にも難点のない葬祭用包装箱 を提供することができるようになった。

【００２１】 またこの考案の葬祭用包装箱によれば、商品券やビール券等の金券の取り付け が可能な上、そのための加工が簡単で、コスト的にも問題のない葬祭用包装箱を 提供することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の葬祭用包装箱の１実施例を示し、そ
の組み付け前の斜視図である。

【図２】組み付け状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 葬祭用包装箱 ２ 本体 ３ 蓋 ４ 中蓋 ５ 折り曲げ片 ６ 開口部 ７ 透明フィルム ８ 切り込み ９ 金券 １０ 封筒

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 葬祭用の品物を包装する葬祭用包装箱で
   あって、その中蓋に少なくとも一対の対向する切り込み
   を形成し、その切り込みに商品券やビール券等の金券を
   はめ込むようにしたことを特徴とする葬祭用包装箱。
2. 【請求項２】 中蓋が透明フィルム等を貼付した透明窓
   を備え、収納した葬祭用の品物を外から見えるようにす
   るとともに、透明窓にかからない位置に商品券やビール
   券等の金券をはめ込む切り込みを形成してなる請求項１
   に記載の葬祭用包装箱。