JP3033167U - 脱腸帶 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本考案は改良された保護板と巾廣ベルト（図１参照）と
女性用生理帶綿の材料とを組合せて、老若男女の疾患を
持った人々の治療及び予防効果を合せ持った脱腸帶であ
る。 【目的】老若男女を問わず疾患者及び腹筋肉の弱者に対
して腸の脱落を防止すると共に治療にも貢献し、腹圧を
健康なる状態に保持し腹圧の変化を避ける事を最大の目
的とし、且つ衛生面では皮膚の保護と健康のためアタッ
チメントである吸濕綿を添付した脱腸帶である。尚保護
板の作用は胯間の左右何れにも併用出来る様に工夫し
た。 【構成】本考案により構成された材料は保護板上面に薄
くして堅固な、「プラスチツク」亦は「ジユラルミン」
製の薄板を使用し緩衝用に硬質ゴム板及び柔かい多気泡
性の厚スポンヂを使用し、腹圧の調整に工夫した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 （産業上の利用分野） 老若男女を問わず脱腸疾患者、及び腹部筋肉の衰弱等に依る罹患防止等医療面で の利用の外予防面でも大いに活用し得る。

【０００２】 （從来の技術） 從来市販されている脱腸帶は疾患部のみを抑へる事を目的として考案された構成 であるが直接患部傷口を抑へるため反って傷を擴げる恐れがあった。

【０００３】 （本考案が解決しようとする課題） 脱腸帶の目的が外科手術を避ける事を目的として居るため、その創口を保護し擴 大するを防ぎ且つ治療効果を高めるように考案し常に腹圧の均衡を保つべく工夫 した。

【０００４】 （課題を解決する爲めの手段） 患部を円錐形で抑へる從来の技術は患者に苦痛を与へるため患部接点を廣面積に 変へて、健康なる腹部の圧力と等しい圧力を患部周辺に保つように努め、患部を 含めた腹部一帶の腹圧の正常化に努力工夫をした。

【０００５】 本考案の用具は皮膚と直接に接する部分には、女性用生理帶の材料であるキルチ ング加工を施した吸濕綿を用具に合せた型状に裁断して用具と皮膚の接觸に依り て生ず汗、蒸れ等を吸収して患部及び腹部の皮膚を保護し衛生面を充実した。 この吸濕綿は使い捨て可能な取替用であつて衛生上の心配は無い。

【０００６】 患部を抑へる保護板（図２参照）の先端部を少し内部に向つて曲げてあるのは、 歩行及び座臥等の体位の変化に対應して移動する腹部圧力を柔げて、正常腹圧に 戻す役目を助けるための工夫である。 その働きを大いに援けるのが保護板のスポンヂ部分であつて、その気泡の含む空 気圧と屈曲するゴムの働きに依りて腹圧の変化を柔げ患部を含む腹部一帶の腹圧 を正常に維持し保護するためである。

【０００７】 （効果） 本考案に依りて老若男女を問わず疾患者及び腹筋力弱者は健康者と同じように運 動し、外出して一般生活が出来る。 この用具は入浴時を除いて常に装着した儘で用便及び歩行、座臥就寝が自由であ る。 その上用具の下部の汗取り用吸濕綿は廉価で大量生産可能な使い捨てが出来る材 料のため安心して交換し清潔で衛生状態の良い患部の保持が出来る。

【提出日】平成７年１１月３０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

（産業上の利用分野） 老若男女を問わず脱腸疾病者、及び腹部筋肉の衰弱等に依る罹患防止など医療面 での利用の外予防面でも大いに活用し得る。

【０００２】 （從来の技術） 從来市販されて居る脱腸帶は疾患部のみを抑へる事を目的として考案された構成 であるために、直接患部傷口を抑へるため反って傷口を拡げる恐れがあった。

【０００３】 （本考案が解決しようとする課題） 脱腸帶の目的が外科手術を避ける事を目的として居る為、その傷口を保護し拡大 を防ぎ傷口の縮少と治療効果を高める様に考案し常に腹圧の均衡を保つべく工夫 した。

【０００４】 （課題を解決するための手段） 患部を円錐形の物で抑へる從来の技術は患者に苦痛を与へる恐れがあるため、患 部接点を廣面積平板なる形状に変へて建康なる腹部の圧力と等しい圧力を患部及 びその周辺に保つ様努め、患部を含めた腹部一帶の腹圧の均衡を保つべく工夫し た。

【０００５】 本考案の用具は皮膚と直接に接する部分には、女性用生理帶の材料であるキルチ ング加工を施した吸濕綿を保護板の形状に裁断して張り皮膚との接觸に依りて生 ずる汗、蒸れ等を吸収して患部及び腹部の皮膚を保護し衛生面を充実した。この 吸濕綿は使ひ捨て取替用であって衛生上の心配はない。

【０００６】 患部を抑へる保護板（図２参照）の先端部を少し内部に曲げてあるのは、歩行及 び座臥等の体位の変化に対応して移動する腹圧を柔げて、正常腹圧に戻す役目を 助ける為の工夫である。 その働きを大いに助けるのが保護板のスポンヂ部分であってスポンヂ内の気泡の 含む空気圧と屈曲するゴムの働きに依りて腹圧の変化を柔げ患部一帶の腹圧を正 常に維持し保護する為である。

【０００７】 （効果】 本考案に依りて老若男女を問わず脱腸疾患者及び腹筋力の弱者は健康者と同じよ うに運動し、外出して一般生活が出来る。この用具は入浴時を除いて常に装着し た儘で用便及び歩行座臥就寝が自由である。 その上用具の下部の汗取り用吸濕綿は廉価で大量生産可能な使ひ捨てが出来る材 料のため安心して交換し清潔な衛生状態の良い患部保持が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】保護板、バンドの一部を含めた俯瞰図である。

【図２】保護板の断面図である。 イ．プラスチック、亦はジュラルミン製薄板である。 ロ．硬質性ゴム板である。 ハ．気泡性の厚スポンヂ板である。 ニ．キルチング加工した吸濕綿である。

【図３】從来の技術に基いて作られ市販中の脱腸帶及び
円錐部の断面図である。

【図４】市販中の脱腸帶の円錐部の重要部の抜粹図であ
る。

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１１月３０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 脱腸帶

【実用新案請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】脱腹帶の俯瞰図である。

【図２】保護板断面図である。

【図３】從来技術で構成された市販脱腹帶の断面図であ
る

【図４】市販脱腹帶の俯瞰図である

【符号の説明】 イ、保護板本体、 ロ、保護板固定バンド、 ハ、固定バンドの美錠、 ニ、巾廣バンドの止ベルト、 ホ、プラスチック又はジユラルミン製薄板、 ヘ、保護板定位置固定ホック、 ト、硬質ゴム板、 チ、気泡性厚スポンヂ板、 リ、キルチング加工した吸濕綿、 ヌ、市販脱腸帶の本体固定ホック、 ル、市販脱腸帶の固定する調整バンド、

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【手続補正３】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】

【手続補正４】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図３

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

【手続補正５】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図４

【補正方法】変更

【補正内容】

【図４】 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年７月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本考案は脱腸の治療と腸脱落創口の閉塞治
   療を目的として、患部の正常な位置の保持と歩行、座
   位、横臥その他手足の運動に依りておこる体位の変化に
   対應して常に腸の正常な位置を保持し治療に支障なき腹
   部の状態を保持する。且つ入浴時以外の脱着を不用とし
   て、汗及び蒸れ等による皮膚の損傷を防止する脱腸帶。