JP3032950B2 - 使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージ - Google Patents
使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済縫合針のカ
ウント兼用廃棄パッケージ、さらに詳しくは、外科手術
で使用した縫合針を整列し、その数量を確認した後にパ
ックして医療廃棄物として廃棄する使用済縫合針のカウ
ント兼用廃棄パッケージに関する。
ウント兼用廃棄パッケージ、さらに詳しくは、外科手術
で使用した縫合針を整列し、その数量を確認した後にパ
ックして医療廃棄物として廃棄する使用済縫合針のカウ
ント兼用廃棄パッケージに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、外科手術を実施する場合、一般
に、手術する部位や規模等により、当該手術に必要とす
る縫合針の種類やサイズ及び数量等を設定して術前に用
意し、この用意した縫合針を、たとえばガーゼに並べて
挿通（図３参照）し、これを滅菌処理して置く。そして
手術時に、前記ガーゼに並べてある縫合針のうちから、
所定の縫合針を持針器により順次取外して使用し、使用
済の針をソーサー（受け皿）に載置して行っている。
に、手術する部位や規模等により、当該手術に必要とす
る縫合針の種類やサイズ及び数量等を設定して術前に用
意し、この用意した縫合針を、たとえばガーゼに並べて
挿通（図３参照）し、これを滅菌処理して置く。そして
手術時に、前記ガーゼに並べてある縫合針のうちから、
所定の縫合針を持針器により順次取外して使用し、使用
済の針をソーサー（受け皿）に載置して行っている。
【０００３】上記のようにして、手術を行った後、使用
済の針と未使用の針（ガーゼに残っている針）の本数を
数え、両者の合計が当初用意した数量と合致しているか
否かを確認し、使用済の針を廃棄している。
済の針と未使用の針（ガーゼに残っている針）の本数を
数え、両者の合計が当初用意した数量と合致しているか
否かを確認し、使用済の針を廃棄している。
【０００４】しかしながら、使用済の縫合針は血などが
付着して汚染されており、従来は、この針をソーサーに
単に載せているため、手術後に針の数量を確認する際、
針同士がくっつき合っていたりして数え難いと共に、時
には数えミスをする場合が生じる恐れがある。
付着して汚染されており、従来は、この針をソーサーに
単に載せているため、手術後に針の数量を確認する際、
針同士がくっつき合っていたりして数え難いと共に、時
には数えミスをする場合が生じる恐れがある。
【０００５】ところで、手術の種類や規模等によって
は、可成りの本数の縫合針を必要とし、手術時間も可成
り長時間を要することがよくあり、たとえば、臓器手術
においては、誤って体内に縫合針を置き忘れたまま閉じ
ることもある。このようなケースにおいて、手術後の針
のカウントをミスしたり正確に確認しないままで終了す
ると、これが事故を誘発する原因になる。
は、可成りの本数の縫合針を必要とし、手術時間も可成
り長時間を要することがよくあり、たとえば、臓器手術
においては、誤って体内に縫合針を置き忘れたまま閉じ
ることもある。このようなケースにおいて、手術後の針
のカウントをミスしたり正確に確認しないままで終了す
ると、これが事故を誘発する原因になる。
【０００６】また、従来は、使用済の縫合針をガーゼや
その他の使用済廃棄物に混入して廃棄していたので、取
扱中に、不用意に針先で指などを傷つける恐れがあり、
これは、単に指を傷つけるだけにとどまらず、時には傷
口から悪性ウイルスなどが感染するという、危険性を含
むものである。
その他の使用済廃棄物に混入して廃棄していたので、取
扱中に、不用意に針先で指などを傷つける恐れがあり、
これは、単に指を傷つけるだけにとどまらず、時には傷
口から悪性ウイルスなどが感染するという、危険性を含
むものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実情に鑑みてなされたもので、使用済の縫合針の本数を
簡単かつ正確にカウントして確認できると共に、使用済
の縫合針を取扱中において、安全性を確保して廃棄でき
る使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージを提供す
ることを目的とするものである。
実情に鑑みてなされたもので、使用済の縫合針の本数を
簡単かつ正確にカウントして確認できると共に、使用済
の縫合針を取扱中において、安全性を確保して廃棄でき
る使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージを提供す
ることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッ
ケージは、使用済縫合針を整列して定着するカウント板
と、このカウント板をパックして廃棄するパッケージと
よりなり、前記カウント板は適当な大きさ及び厚さの四
角形状のマグネット板で構成され、このマグネット板の
表面には、縫合針整列定着用の適当数の定着部が整列し
て形成され、前記パッケージは、前記カウント板と対応
する大きさに形成され、前記カウント板を載置するベー
スパネルと、このパネルの一方の側縁に沿って折り曲げ
可能に連設され、前記パネルの内側面を被覆する蓋パネ
ルと、前記ベースパネルの他方の側縁に沿って折り曲げ
可能に連設された第１の折返しパネル片と、前記ベース
パネルの上縁及び下縁に沿って折り曲げ可能に連設され
た第２及び第３の折返しパネル片とを有し、前記蓋パネ
ルの内側面の外端部には接着剤層が施されていると共
に、この接着剤層上に剥離紙が添装されていることを特
徴とするものである。
め、本発明に係る使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッ
ケージは、使用済縫合針を整列して定着するカウント板
と、このカウント板をパックして廃棄するパッケージと
よりなり、前記カウント板は適当な大きさ及び厚さの四
角形状のマグネット板で構成され、このマグネット板の
表面には、縫合針整列定着用の適当数の定着部が整列し
て形成され、前記パッケージは、前記カウント板と対応
する大きさに形成され、前記カウント板を載置するベー
スパネルと、このパネルの一方の側縁に沿って折り曲げ
可能に連設され、前記パネルの内側面を被覆する蓋パネ
ルと、前記ベースパネルの他方の側縁に沿って折り曲げ
可能に連設された第１の折返しパネル片と、前記ベース
パネルの上縁及び下縁に沿って折り曲げ可能に連設され
た第２及び第３の折返しパネル片とを有し、前記蓋パネ
ルの内側面の外端部には接着剤層が施されていると共
に、この接着剤層上に剥離紙が添装されていることを特
徴とするものである。
【０００９】
【作用】本発明によれば、使用済縫合針をカウント板上
に載置すると、この針はマグネット板の吸着作用によっ
て板上に吸着される。したがって、使用済縫合針はマグ
ネット板の定着部上に整然と整列して吸着されるので、
手術後の使用済縫合針の本数を簡単かつ正確にカウント
でき、この数と未使用の縫合針の数を合計することによ
り縫合針の数量を容易に確認することが可能になる。ま
た、前記各折返しパネルを夫々カウント板側へ折り返す
と共に、剥離紙を剥がして蓋パネルを折返しパネル上に
被せ、蓋パネルの先端を折返しパネルに接着することに
より、使用済縫合針はマグネット板上に吸着したままで
収容パックされる。これにより、使用済縫合針はマグネ
ット板上に、ずれ動くことなく定着してパックされるの
で、取扱中に針がパッケージからハミ出るのを防止され
る。
に載置すると、この針はマグネット板の吸着作用によっ
て板上に吸着される。したがって、使用済縫合針はマグ
ネット板の定着部上に整然と整列して吸着されるので、
手術後の使用済縫合針の本数を簡単かつ正確にカウント
でき、この数と未使用の縫合針の数を合計することによ
り縫合針の数量を容易に確認することが可能になる。ま
た、前記各折返しパネルを夫々カウント板側へ折り返す
と共に、剥離紙を剥がして蓋パネルを折返しパネル上に
被せ、蓋パネルの先端を折返しパネルに接着することに
より、使用済縫合針はマグネット板上に吸着したままで
収容パックされる。これにより、使用済縫合針はマグネ
ット板上に、ずれ動くことなく定着してパックされるの
で、取扱中に針がパッケージからハミ出るのを防止され
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明は、手術後に、使用済の縫
合針の本数を数えて確認するためのカウンターとして、
並びに使用済の縫合針を収容パックして廃棄するための
廃棄用パッケージとして提供される。本発明の使用済縫
合針のカウント兼用廃棄パッケージは、使用済縫合針を
整列して定着するカウント板と、このカウント板をパッ
クして廃棄するパッケージとを含んでなっている。
合針の本数を数えて確認するためのカウンターとして、
並びに使用済の縫合針を収容パックして廃棄するための
廃棄用パッケージとして提供される。本発明の使用済縫
合針のカウント兼用廃棄パッケージは、使用済縫合針を
整列して定着するカウント板と、このカウント板をパッ
クして廃棄するパッケージとを含んでなっている。
【００１１】前記カウント板は、適当な大きさで、かつ
適当な厚さの四角形状のマグネット板で構成される。こ
のマグネット板は、縫合針を所定の位置に吸着して定置
させるもので、その素材としては、たとえば、ゴム磁
石，フェライト磁石，アルニコ磁石等が例示できる。
適当な厚さの四角形状のマグネット板で構成される。こ
のマグネット板は、縫合針を所定の位置に吸着して定置
させるもので、その素材としては、たとえば、ゴム磁
石，フェライト磁石，アルニコ磁石等が例示できる。
【００１２】前記マグネット板の表面には、縫合針整列
定着用の適当数の定着部が整列して形成される。この定
着部に使用済の縫合針を吸着して定置させ、針を板上に
整列するもので、定着部の個数は一回の手術に必要とす
る縫合針の本数等を考慮して設定する。通常は、２０〜
４０個程度の範囲に設定される。
定着用の適当数の定着部が整列して形成される。この定
着部に使用済の縫合針を吸着して定置させ、針を板上に
整列するもので、定着部の個数は一回の手術に必要とす
る縫合針の本数等を考慮して設定する。通常は、２０〜
４０個程度の範囲に設定される。
【００１３】前記パッケージは、カウント板上に使用後
の針を吸着した状態のまま、これを収容パックし、医療
廃棄物として廃棄するもので、パッケージを構成する素
材としては、たとえば、厚紙やプラスチック板等が例示
できる。
の針を吸着した状態のまま、これを収容パックし、医療
廃棄物として廃棄するもので、パッケージを構成する素
材としては、たとえば、厚紙やプラスチック板等が例示
できる。
【００１４】前記パッケージは、前記カウント板とほぼ
同大か幾分大き目に形成したベースパネルと、このパネ
ルの一方の側縁に沿って折り曲げ可能に連設し、前記パ
ネルとほぼ同大に形成されて前記パネルの内側面を被覆
する蓋パネルと、前記ベースパネルの他方の側縁に沿っ
て折り曲げ可能に連設された第１の折返しパネル片と、
前記ベースパネルの上縁及び下縁に沿って折り曲げ可能
連設された第２及び第３の折返しパネル片を有してい
る。
同大か幾分大き目に形成したベースパネルと、このパネ
ルの一方の側縁に沿って折り曲げ可能に連設し、前記パ
ネルとほぼ同大に形成されて前記パネルの内側面を被覆
する蓋パネルと、前記ベースパネルの他方の側縁に沿っ
て折り曲げ可能に連設された第１の折返しパネル片と、
前記ベースパネルの上縁及び下縁に沿って折り曲げ可能
連設された第２及び第３の折返しパネル片を有してい
る。
【００１５】前記蓋パネルの内側面の外端部には接着剤
を付着して接着剤層が形成されていると共に、この接着
剤層上に剥離紙が添装されている。そして、前記各折返
しパネル片を前記ベースパネル上のカウント板側へ折り
返すと共に、剥離紙を剥がして蓋パネルを前記折返しパ
ネル上に被せて接着することにより、使用済縫合針をマ
グネット板上に吸着したまま、これを収容してパックす
るように構成されている。
を付着して接着剤層が形成されていると共に、この接着
剤層上に剥離紙が添装されている。そして、前記各折返
しパネル片を前記ベースパネル上のカウント板側へ折り
返すと共に、剥離紙を剥がして蓋パネルを前記折返しパ
ネル上に被せて接着することにより、使用済縫合針をマ
グネット板上に吸着したまま、これを収容してパックす
るように構成されている。
【００１６】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の具体的実施例
を説明する。図１は本発明に係る使用済縫合針のカウン
ト兼用廃棄パッケージの一実施例を示す斜視図、図２は
同上パッケージでカウント板上の使用済縫合針をパック
する状態を示す説明図、図３は手術のために準備された
縫合針の一実施例を示す説明図である。
を説明する。図１は本発明に係る使用済縫合針のカウン
ト兼用廃棄パッケージの一実施例を示す斜視図、図２は
同上パッケージでカウント板上の使用済縫合針をパック
する状態を示す説明図、図３は手術のために準備された
縫合針の一実施例を示す説明図である。
【００１７】まづ、縫合針の準備等につき、図３を参照
して説明する。外科手術を実施する場合、一般に手術す
る部位や規模等に応じ、当該手術に必要とする縫合針の
種類やサイズ及び数量等を設定して術前に用意し、この
用意した縫合針Ｎ1 …Ｎn を所定の大きさのガーゼＧ等
に並べて挿通し、これを滅菌処理して準備する。実施例
では、各種サイズの縫合針Ｎ1 …Ｎn を合計２０本用意
して、ガーゼに並べて準備したものが開示されている。
そして、手術時に、前記縫合針Ｎ1 …Ｎn のうちから、
所定の縫合針を持針器（図示せず）により順次ガーゼか
ら取外して使用するものである。
して説明する。外科手術を実施する場合、一般に手術す
る部位や規模等に応じ、当該手術に必要とする縫合針の
種類やサイズ及び数量等を設定して術前に用意し、この
用意した縫合針Ｎ1 …Ｎn を所定の大きさのガーゼＧ等
に並べて挿通し、これを滅菌処理して準備する。実施例
では、各種サイズの縫合針Ｎ1 …Ｎn を合計２０本用意
して、ガーゼに並べて準備したものが開示されている。
そして、手術時に、前記縫合針Ｎ1 …Ｎn のうちから、
所定の縫合針を持針器（図示せず）により順次ガーゼか
ら取外して使用するものである。
【００１８】次に、本発明の使用済縫合針のカウント兼
用廃棄パッケージにつき、その構成等を説明する。この
実施例の使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージ
は、図１，図２に示すように、使用済縫合針ＮＡを整列
して定着するカウント板１と、このカウント板１をパッ
クして廃棄するパッケージ２とからなっている。
用廃棄パッケージにつき、その構成等を説明する。この
実施例の使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージ
は、図１，図２に示すように、使用済縫合針ＮＡを整列
して定着するカウント板１と、このカウント板１をパッ
クして廃棄するパッケージ２とからなっている。
【００１９】前記カウント板１は、ゴム磁石やフェライ
ト磁石等よりなる適当な大きさ、かつ適当な厚さの四角
形状のマグネット板１１で構成される。このマグネット
板１１は所要本数（たとえば、２０〜４０本）の使用済
縫合針ＮＡを適当な間隔を存して整然と並列し得るスペ
ースを有する大きさに形成するもので、たとえば７０ミ
リ〜１００ミリ程度×７０ミリ〜１００ミリ程度の範囲
内の四角形（実施例ではタテ約９０ミリ×ヨコ約８５ミ
リの長方形）に形成できる（但し、これは大きさを限定
するものではない）。また、前記マグネット板１１は、
針ＮＡを吸着させる機能を具備させるもので、その厚さ
は、約０．５ミリ〜１．５ミリ程度であれば、その目的
を充分達成できる。
ト磁石等よりなる適当な大きさ、かつ適当な厚さの四角
形状のマグネット板１１で構成される。このマグネット
板１１は所要本数（たとえば、２０〜４０本）の使用済
縫合針ＮＡを適当な間隔を存して整然と並列し得るスペ
ースを有する大きさに形成するもので、たとえば７０ミ
リ〜１００ミリ程度×７０ミリ〜１００ミリ程度の範囲
内の四角形（実施例ではタテ約９０ミリ×ヨコ約８５ミ
リの長方形）に形成できる（但し、これは大きさを限定
するものではない）。また、前記マグネット板１１は、
針ＮＡを吸着させる機能を具備させるもので、その厚さ
は、約０．５ミリ〜１．５ミリ程度であれば、その目的
を充分達成できる。
【００２０】前記マグネット板１１の表面には、縫合針
整列定着用の適当数の定着部１２1…１２n が整列して
形成されている。この定着部１２1 …１２n に使用済縫
合針ＮＡを吸着して定置させ、針ＮＡをマグネット板１
１上に整列定着するもので、定着部１２1 …の個数は一
回の手術に必要とする縫合針の平均的な本数等を考慮し
て設定される。この実施例では、マグネット板１１のス
ペースを１０行３列に等分割して合計３０個の定着部１
２1 …１２n を形成したものが開示されている。また、
実施例では、前記各定着部１２1 …１２n に１番から３
０番までの通し番号１３を施してある。
整列定着用の適当数の定着部１２1…１２n が整列して
形成されている。この定着部１２1 …１２n に使用済縫
合針ＮＡを吸着して定置させ、針ＮＡをマグネット板１
１上に整列定着するもので、定着部１２1 …の個数は一
回の手術に必要とする縫合針の平均的な本数等を考慮し
て設定される。この実施例では、マグネット板１１のス
ペースを１０行３列に等分割して合計３０個の定着部１
２1 …１２n を形成したものが開示されている。また、
実施例では、前記各定着部１２1 …１２n に１番から３
０番までの通し番号１３を施してある。
【００２１】前記パッケージ２は、たとえば０．５ミリ
〜１．５ミリ程度（実施例では、約０．８ミリ）の厚紙
やプラスチック板等で構成される。このパッケージ２
は、前記カウント板１とほぼ同大もしくは幾分大き目
（実施例では幾分大き目）に形成し、カウント板１を載
置するベースパネル２１と、このパネル２１の一方の側
縁に沿って施した折り線２２を介して折り曲げ可能に連
設され、パネル２１の内側面（カウント板１の載置面）
を全体的に被覆する蓋パネル２３と、このパネル２３と
反対側の前記ベースパネル２１の側縁に沿って施した折
り線２４を介して折り曲げ可能に連設された適当巾（折
り線２４までの長さ）の第１の折返しパネル片２５と、
前記ベースパネル２１の上縁及び下縁に沿って施した折
り線２６及び２７を介して折り曲げ可能に連設された適
当巾（折り線２６又は２７までの長さ）の第２の折返し
パネル片２８と第３の折返しパネル片２９とを有してい
る。
〜１．５ミリ程度（実施例では、約０．８ミリ）の厚紙
やプラスチック板等で構成される。このパッケージ２
は、前記カウント板１とほぼ同大もしくは幾分大き目
（実施例では幾分大き目）に形成し、カウント板１を載
置するベースパネル２１と、このパネル２１の一方の側
縁に沿って施した折り線２２を介して折り曲げ可能に連
設され、パネル２１の内側面（カウント板１の載置面）
を全体的に被覆する蓋パネル２３と、このパネル２３と
反対側の前記ベースパネル２１の側縁に沿って施した折
り線２４を介して折り曲げ可能に連設された適当巾（折
り線２４までの長さ）の第１の折返しパネル片２５と、
前記ベースパネル２１の上縁及び下縁に沿って施した折
り線２６及び２７を介して折り曲げ可能に連設された適
当巾（折り線２６又は２７までの長さ）の第２の折返し
パネル片２８と第３の折返しパネル片２９とを有してい
る。
【００２２】前記蓋パネル２３の内側面の外端部には、
接着剤を付着して接着剤層３０が施されていると共に、
この接着剤層３０上に剥離紙３１が添装されている。そ
して、前記カウント板１は、前記ベースパネル２１上に
載置し、所望に応じて接着等によりベースパネル２１に
固着してある。これにより、前記各折返しパネル片２
５，２８及び２９を夫々内側へ折り返すと共に、剥離紙
を剥がして蓋パネル２３を折返しパネル２５，２８，２
９上に折り返して被せ、接着剤層３０でパネル２３の外
端部を第１のパネル片２５に接着することにより、使用
済縫合針ＮＡをマグネット板１１上に吸着したままの状
態で、これを収容してパックするように構成されてい
る。
接着剤を付着して接着剤層３０が施されていると共に、
この接着剤層３０上に剥離紙３１が添装されている。そ
して、前記カウント板１は、前記ベースパネル２１上に
載置し、所望に応じて接着等によりベースパネル２１に
固着してある。これにより、前記各折返しパネル片２
５，２８及び２９を夫々内側へ折り返すと共に、剥離紙
を剥がして蓋パネル２３を折返しパネル２５，２８，２
９上に折り返して被せ、接着剤層３０でパネル２３の外
端部を第１のパネル片２５に接着することにより、使用
済縫合針ＮＡをマグネット板１１上に吸着したままの状
態で、これを収容してパックするように構成されてい
る。
【００２３】この実施例の使用済縫合針のカウント兼用
廃棄パッケージは上記のように構成したもので、次にそ
の使用方法の一例及び作用等につき説明する。手術時
に、ガーゼＧに並べてある縫合針Ｎ1 …Ｎn （図示では
２０本の縫合針を準備してある。）のうちから、所要サ
イズの縫合針を持針器でガーゼＧから順次取外し、針基
部に縫合糸（図示せず）を取付けて縫合し、使用済の針
ＮＡをマグネット板１１の定着部１２1 …１２n の上に
順序よく載置する。これにより、使用済縫合針ＮＡはマ
グネット板１１の定着部上に吸着されて整然と並べられ
る。
廃棄パッケージは上記のように構成したもので、次にそ
の使用方法の一例及び作用等につき説明する。手術時
に、ガーゼＧに並べてある縫合針Ｎ1 …Ｎn （図示では
２０本の縫合針を準備してある。）のうちから、所要サ
イズの縫合針を持針器でガーゼＧから順次取外し、針基
部に縫合糸（図示せず）を取付けて縫合し、使用済の針
ＮＡをマグネット板１１の定着部１２1 …１２n の上に
順序よく載置する。これにより、使用済縫合針ＮＡはマ
グネット板１１の定着部上に吸着されて整然と並べられ
る。
【００２４】そして、手術が終了後、マグネット板１１
上の使用済の針ＮＡとガーゼＧに残されている未使用の
縫合針の本数を数えて両者を合計し、当初準備した針の
数と合致するか否かを確認する。すなわち、当初準備し
た針の本数は２０本であり、マグネット板１１上の針Ｎ
Ａが、かりに１５本、ガーゼＧに残された針が５本であ
れば、数量が合致することになる。そこで、上記のよう
にカウントして針の数量を確認した後、図２に示すよう
に、各折返しパネル片２５，２８，２９を夫々マグネッ
ト板１１上へ折り返すと共に剥離紙３１を剥がして蓋パ
ネル２３を、その上に折り返して被せ、パネル２３の先
端を折返しパネル片２５に接着する。これにより、使用
済の針ＮＡはマグネット板１１上に吸着されたまま収容
パックされる。そして、この状態で医療廃棄物として廃
棄する。
上の使用済の針ＮＡとガーゼＧに残されている未使用の
縫合針の本数を数えて両者を合計し、当初準備した針の
数と合致するか否かを確認する。すなわち、当初準備し
た針の本数は２０本であり、マグネット板１１上の針Ｎ
Ａが、かりに１５本、ガーゼＧに残された針が５本であ
れば、数量が合致することになる。そこで、上記のよう
にカウントして針の数量を確認した後、図２に示すよう
に、各折返しパネル片２５，２８，２９を夫々マグネッ
ト板１１上へ折り返すと共に剥離紙３１を剥がして蓋パ
ネル２３を、その上に折り返して被せ、パネル２３の先
端を折返しパネル片２５に接着する。これにより、使用
済の針ＮＡはマグネット板１１上に吸着されたまま収容
パックされる。そして、この状態で医療廃棄物として廃
棄する。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、使用済の縫合針の本数
を簡単かつ正確にカウントして縫合針の数量を確認する
ことができると共に、使用済の縫合針を、取扱中におい
て安全性を確保して廃棄できる使用済縫合針のカウント
兼用廃棄パッケージを提供できる。
を簡単かつ正確にカウントして縫合針の数量を確認する
ことができると共に、使用済の縫合針を、取扱中におい
て安全性を確保して廃棄できる使用済縫合針のカウント
兼用廃棄パッケージを提供できる。
【図１】本発明に係る使用済縫合針のカウント兼用廃棄
パッケージの一実施例を示す斜視図。
パッケージの一実施例を示す斜視図。
【図２】同上パッケージでカウント板上の使用済縫合針
をパックする状態を示す説明図。
をパックする状態を示す説明図。
【図３】手術のために準備された縫合針の一実施例を示
す説明図。
す説明図。
１ カウント板 ２ パッケージ １１ マグネット板 １２1 …１２n 定着部 ２１ ベースバネル ２３ 蓋パネル ２５，２８，２９ 折返しパネル片 ３０ 接着剤層 ＮＡ 使用済縫合針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−80176（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−234497（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−192431（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−42025（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−14674（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−141194（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−78793（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−67335（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61G 12/00 B65D 25/10 A41H 19/00
Claims (1)
- 【請求項１】 使用済縫合針を整列して定着するカウン
ト板と、このカウント板をパックして廃棄するパッケー
ジとよりなり、前記カウント板は適当な大きさ及び厚さ
の四角形状のマグネット板で構成され、このマグネット
板の表面には、縫合針整列定着用の適当数の定着部が整
列して形成され、前記パッケージは、前記カウント板と
対応する大きさに形成され、前記カウント板を載置する
ベースパネルと、このパネルの一方の側縁に沿って折り
曲げ可能に連設され、前記パネルの内側面を被覆する蓋
パネルと、前記ベースパネルの他方の側縁に沿って折り
曲げ可能に連設された第１の折返しパネル片と、前記ベ
ースパネルの上縁及び下縁に沿って折り曲げ可能に連設
された第２及び第３の折返しパネル片とを有し、前記蓋
パネルの内側面の外端部には接着剤層が施されていると
共に、この接着剤層上に剥離紙が添装されていることを
特徴とする使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケー
ジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7260670A JP3032950B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7260670A JP3032950B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975405A JPH0975405A (ja) | 1997-03-25 |
| JP3032950B2 true JP3032950B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=17351144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7260670A Expired - Lifetime JP3032950B2 (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 使用済縫合針のカウント兼用廃棄パッケージ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3032950B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4484180B2 (ja) * | 2000-03-29 | 2010-06-16 | 株式会社サクラクレパス | 縫合針カウンター |
| US20040129591A1 (en) * | 2000-10-02 | 2004-07-08 | Tomoaki Koseki | Operation sutural needle counter |
| JP2003290232A (ja) | 2002-04-08 | 2003-10-14 | Koseki Ika Kk | 湾曲針収納ケース |
| EP2467314A1 (en) * | 2009-08-17 | 2012-06-27 | Culligan, Patrick John | Apparatus for housing a plurality of needles and method of use therefor |
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-
1995
- 1995-09-13 JP JP7260670A patent/JP3032950B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0975405A (ja) | 1997-03-25 |
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