JP3032895B2 - 流動造粒方法およびその装置 - Google Patents
流動造粒方法およびその装置Info
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Description
可能な造粒方法および装置に関するものである。
流動層造粒方法は、周知のように、原料の粉粒体を熱風
中に浮遊懸濁させ、これにバインダーを噴霧して原料粉
粒体を湿潤化させると同時に乾燥させることにより粒子
間に固体架橋を形成させることによって、造粒するもの
である。
じ、可塑性を失うことによって流動化空気のエネルギー
のみでは変形が困難であって、軽質で粗い表面を持つ不
定型の造粒物しか得ることが出来なかった。即ち、流動
層造粒方法では、粒径が0.1ミリ〜1ミリの範囲の重質
で表面平滑な球状の造粒物は得られない。又重質な造粒
物を得るために撹拌装置を付加して撹拌を行なう方法が
あるが、装置内部への粉粒体の付着が多くなる問題を有
する。
た重質で表面平滑な、球状でしかも粒径が0.1ミリ〜1
ミリの範囲を含む広い範囲の粒子の造粒が可能で更に粒
径のばらつきの少ない造粒方法および装置を提供するこ
とにある。
加したものを含む)にガス圧を加えることにより圧縮し
て重質な凝集物を形成する操作と、乾燥能力が極小とな
るよう蒸気圧を調整した蒸気を含むガスにて、又はその
他の方法にて流動化を行なうことにより表面平滑な球状
の粒子を形成する操作との二つの操作を交互に繰返し行
なうもので、これによって、本発明の目的である重質で
表面平滑な球状であって、粒径が0.1ミリ〜1ミリの範
囲を含む広い範囲の粒子で、粒径のばらつきの少ない造
粒物が形成し得る。
よって凝集エネルギーを与える流動層法、振動流動法を
用いての表面平滑で微小粒径の球状の造粒物を形成する
ようにしたもので流動圧縮造粒とでもいうものである。
そしてこれを一定の湿潤状態にて行なうものである。
や有機溶剤にて湿潤されているように凝集物の湿潤状態
を測定しコントロールする光ファイバー式濃度計と、こ
の濃度計によって加液量が制御される加液機構を備え、
目的にかなった造粒物を形成し得る。
装置内のガス圧を上昇せしめて原材料に圧力を加えて圧
縮を行なうことによる重質な凝集物の形状と所定時間後
にガス流の方向を逆転せしめることにより流動化を行な
い、球状造粒物の形成を同一装置内にて交互に行なうも
のである。つまり本発明は、圧縮による凝集物の形成と
流動による造粒との組合わせを同一装置にてガス流の方
向の切換えによって行なうようにした。
る。
粒過程において、造粒物は、凝集エネルギーと分散エネ
ルギーがバランスした粒径に凝集と分散とを繰返しなが
ら形成されて行く。
部より流動化ガスを供給し、周知のように流動層が形成
され、湿潤状態にすれば、流動転動作用によって造粒が
行なわれる。この造粒物(凝集物)は、圧密がかからな
いために軽質で不定形であり、その強度は弱く崩れやす
い。
て、流動化状態は停止され、凝集物に圧力が加わり、凝
集物を圧密化する。またこれに粉体が凝集物に付着し、
均一化が行なわれる。
物が形成されるために、出来る凝集物は可塑性をもち、
これに圧力を加えることによって圧密化され重質化し、
流動により表面平滑な球状の粒体を形成するようにし
た。
造粒装置の実施例を図面にもとづいて説明する。
逆圧を加える機構を設けたことを基本とするものであ
る。第3図において、1は送風用ブロアー、2は調温湿
器、3は流動造粒装置、4は切換弁、5は排風用ブロア
ー、6はポンプ7とスプレーノズル8とからなる加液装
置、9は光ファイバー式赤外線濃度計、10はプログラム
調節計である。
を第3図に実線の矢印に示すように流れ、通常の流動化
が行なわれる。この場合加液装置6によりそのスプレー
ノズル8よりバインダーを噴霧して凝集物を一定の湿潤
状態にしている。即ち、光ファイバー赤外線濃度計によ
り装置3内の湿度を測定し、その測定値をもとにしてプ
ログラム調節計9による演算結果によるポンプ7の制御
によってスプレーノズル8よりの噴霧量を調節すること
によって湿潤状態を常に一定に保っている。
流せば排風用ブロアー5からの空気は、流動造粒装置3
の上方からも加えられ、送風用ブロアー1からの空気流
とによって流動層装置内で圧力が与えられ圧密化と表面
平滑化が行なわれ、目的とする球状の造粒物が得られ
る。勿論、目的とする造粒物を得るためには、切換弁4
の切換えをくり返し行ない、流動造粒操作と圧縮造粒操
作とをくり返し行なうことが望ましい。
ーを逆圧用に利用して正圧をかけるものである。
振動装置を加えた、他の第2の実施例の構成を示す図で
ある。この実施例では、流動時には実線の矢印のように
空気が流れ、又逆圧時には、各弁4の切換えによって破
線の矢印のように空気が流れて第1の実施例と同様の造
粒が行なわれる。この実施例でも流動造粒と圧縮造粒の
繰り返しによる造粒を行なってもよい。
から1ミリの粒径範囲を含んだ粒径で、しかも球形で圧
密の粒子を高い収率で造粒することが出来る。
3図,第4図は夫々本発明の方法を実施するための装置
の概略図である。 1……送風用ブロア、2……調温調湿器、3……流動造
粒装置、4……切換弁、5……排風用ブロア、6……逆
圧用ブロア、7……ポンプ、8……スプレーノズル、9
……赤外線濃度計、10……プログラム調節計、12……振
動装置
Claims (4)
- 【請求項1】原料粉体にガス圧を加えることにより圧縮
して重質な凝集物を形成する操作と、乾燥能力が極小と
なるよう蒸気圧を調整した蒸気を含むガスにて流動化を
行なうことによって、表面平滑な球状の粒子を形成する
操作との二つの操作を交互に繰返し行なうことを特徴と
する流動造粒方法。 - 【請求項2】凝集物の湿潤状態を検出する手段を有し、
この検出値により湿潤状態を一定にコントロールし、凝
集物の可塑性を保持させることを特徴とする請求項1の
流動造粒方法。 - 【請求項3】造粒槽と、前記造粒槽へ流動化ガスを供給
する送風用ブロアーと、前記排風用ブロアーと前記造粒
槽とを結ぶ送排風管中に設けた切換弁と、ガス中に調整
された蒸気圧の蒸気を供給する調温、調湿装置と、凝集
物の湿潤状態を一定に保つための加液装置とを備え、前
記造粒槽内に原料粉体を投入し、前記加液装置により湿
潤状態を一定に保ちながら送風用ブロアーによるガスに
より流動造粒を行ない、前記切換え弁の切換えによって
排風用ブロアーよりのガスにより圧縮を行ない球状物を
形成する流動圧縮造粒装置。 - 【請求項4】前記造粒槽に設けた濃度検出手段を更に備
え、前記濃度検出手段による検出値にもとづき加液装置
よりの水又は有機溶剤等の加液量をコントロールする請
求項3の流動圧縮造粒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181673A JP3032895B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 流動造粒方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181673A JP3032895B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 流動造粒方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0471632A JPH0471632A (ja) | 1992-03-06 |
JP3032895B2 true JP3032895B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=16104873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2181673A Expired - Lifetime JP3032895B2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | 流動造粒方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032895B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1195191A4 (en) | 1999-03-18 | 2002-10-09 | Hosokawa Micron Kk | DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING GRANULES |
DE10297484B4 (de) | 2001-11-28 | 2006-10-19 | Neomax Co., Ltd. | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines granulierten Seltenerdmetall-Legierungspulvers und Verfahren zur Herstellung eines Seltenerdmetall-Legierungssinterkörpers |
-
1990
- 1990-07-11 JP JP2181673A patent/JP3032895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471632A (ja) | 1992-03-06 |
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