JP3032380U - ショーケースの結露防止装置 - Google Patents
ショーケースの結露防止装置Info
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- JP3032380U JP3032380U JP1996005492U JP549296U JP3032380U JP 3032380 U JP3032380 U JP 3032380U JP 1996005492 U JP1996005492 U JP 1996005492U JP 549296 U JP549296 U JP 549296U JP 3032380 U JP3032380 U JP 3032380U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- showcase
- dew condensation
- prevention device
- face
- condensation prevention
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 対面ショーケース及びリーチインショーケー
ス等のガラス面への結露を防止して、ショーケース内温
度を5℃〜−5℃に保持することを可能にするショーケ
ースの結露防止装置を提供すること。 【構成】 電気的に絶縁されたショーケースと、該ショ
ーケース内に設置された導電体製の複数の棚と、該複数
の棚に陰電子を印加する陰電子発生装置とを有するショ
ーケースの結露防止装置。
ス等のガラス面への結露を防止して、ショーケース内温
度を5℃〜−5℃に保持することを可能にするショーケ
ースの結露防止装置を提供すること。 【構成】 電気的に絶縁されたショーケースと、該ショ
ーケース内に設置された導電体製の複数の棚と、該複数
の棚に陰電子を印加する陰電子発生装置とを有するショ
ーケースの結露防止装置。
Description
【0001】
本考案はショーケースのガラス面に露が付くのを防止する結露防止装置に関す る。
【0002】
洋菓子を冷蔵、陳列販売するために対面ショーケースが、冷凍食品等の商品を 冷蔵、陳列販売するためにはリーチインショーケースが多用されている。これら ショーケースにおいては、商品の鮮度を長時間保持するためにはショーケース内 の温度を5℃〜−5℃にすることが好ましい。しかしながら、ショーケース内部 の温度をこの温度範囲に設定すると、ショーケースのガラス面に曇りが生じ、す なわち、露が付き、ショーケースの内部が見えなくなるという欠点がある。
【0003】 対面ショーケースにおいては、この曇りの問題を避けるために、ショーケース 内の温度を5℃以上にして運転されているのが一般的である。 リーチインショーケースにおいては、ガラス製の扉の内面に透明な特殊ヒータ 皮膜を施し、さらに扉フレームの周囲にコードヒータを施設し、これら結露防止 ヒータを通電加熱して、ショーケースのガラス扉を露点温度以上の温度に保持す ることが一般的に行われている。
【0004】
対面ショーケースにおいては、ショーケース内の温度が比較的に高いことから 商品鮮度を長時間保持することができないという問題点がある。 リーチインショーケースにおいては、結露防止ヒータで消費される電力が冷凍 機で消費される電力に匹敵する程大きく、経済的でないという問題点がある。 したがって、本考案の目的は、商品鮮度を長時間保持させるためにショーケー ス内の温度を5℃〜−5℃に設定することを可能にすると共に結露を防止する為 に消費される電力を少なくして、経済的なショーケースの運転を可能にするショ ーケースの結露防止装置を提供することである。
【0005】
上記目的を達成するための本考案による結露防止装置は、電気的に絶縁された ショーケースと、該ショーケース内に設置された導電体製の複数の棚と、該複数 の棚に陰電子を印加する陰電子発生装置とを有するショーケースの結露防止装置 であって、前記陰電子発生装置が高圧静電トランスであり、該高圧静電トランス の1次側電極には交流が印加され、5,000〜20,000Vの2次側電極の 1極は絶縁され、他の1極のみが前記棚に接続されていることを特徴とする。
【0006】
導電体製の複数の棚に陰電子を印加すると、ショーケース内部の温度を5℃〜 −5℃に設定しても、陰電子の作用によってガラス面への結露が防止される。
【0007】
本考案による結露防止装置を添付図面を参照して説明する。図1及び図2は本 考案による結露防止装置を対面ショーケースに、図3及び図4はリーチインショ ーケースにそれぞれ適用したものである。ショーケース6は電気絶縁材3によっ て大地及び冷凍機2から電気的に完全に絶縁されている。絶縁されたショーケー ス内5には導電体で作られた複数の棚板4が設置されている。対面ショーケース においては、図1及び図2に示すように、冷凍機2および陰電子発生装置1がシ ョーケース6の下部に備えられており、リーチインショーケースにおいては、図 3及び図4に示すように、冷凍機2及び陰電子発生装置1はショーケース6の上 部に設置されている。絶縁されたショーケース内5には冷凍機2から冷気が流入 している。
【0008】 陰電子発生装置1は高圧静電トランスを利用したものであって、1次側には1 00Vの交流電圧が印加され、高圧の2次側は1極が絶縁され、他の1極のみが 導電体製の棚板4に接続されている。これにより、棚板4には静電誘導による陰 電子が印加されている。
【0009】 高圧静電トランス1次側の電流値は電極1m2 当たり0.02A〜0.3Aが 最適であり、2次側電圧は設計値で5,000V〜20,000Vを必要として いる。
【0010】 以下、表1〜表4に、本考案による結露防止装置を適用したショーケースと従 来のショーケースとの性能比較結果を示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】
本考案によれば対面ショーケース及びリーチインショーケースのガラス面への 結露が防止される。したがって、対面ショーケースにおいても、5℃〜−5℃の ケース内温度範囲が得られ、ケーキ等の商品の長期保存、鮮度維持が可能となる 。 さらに、リーチインショーケースにおいては、結露防止ヒータが不要となり、 ランニングコストが非常に安くなり、経済的な運転が可能となる。
【図1】本考案による結露防止装置が適用された対面シ
ョーケースの側断面図。
ョーケースの側断面図。
【図2】本考案による結露防止装置が適用された対面シ
ョーケースの正面断面図。
ョーケースの正面断面図。
【図3】本考案による結露防止装置が適用されたリーチ
インショーケースの側断面図。
インショーケースの側断面図。
【図4】本考案による結露防止装置が適用されたリーチ
インショーケースの正面断面図。
インショーケースの正面断面図。
1 陰電子発生装置 2 冷凍機 3 電気絶縁材 4 棚板 5 ショーケース内 6 ショーケース
Claims (1)
- 【請求項1】 電気的に絶縁されたショーケースと、該
ショーケース内に設置された導電体製の複数の棚と、該
複数の棚に陰電子を印加する陰電子発生装置とを有する
ショーケースの結露防止装置であって、前記陰電子発生
装置が高圧静電トランスであり、該高圧静電トランスの
1次側電極には交流が印加され、5,000〜20,0
00Vの2次側電極の1極は絶縁され、他の1極のみが
前記棚に接続されているショーケースの結露防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005492U JP3032380U (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | ショーケースの結露防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005492U JP3032380U (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | ショーケースの結露防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032380U true JP3032380U (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=43167299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996005492U Expired - Lifetime JP3032380U (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | ショーケースの結露防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032380U (ja) |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP1996005492U patent/JP3032380U/ja not_active Expired - Lifetime
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