JP3032030U - 板金折曲具 - Google Patents

板金折曲具

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JP3032030U
JP3032030U JP1996005026U JP502696U JP3032030U JP 3032030 U JP3032030 U JP 3032030U JP 1996005026 U JP1996005026 U JP 1996005026U JP 502696 U JP502696 U JP 502696U JP 3032030 U JP3032030 U JP 3032030U
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Japan
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sheet metal
bending
guide
mounting plate
roller
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JP1996005026U
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Inventor
英助 天口
Original Assignee
株式会社新栄精工
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板金に傷をつけることなく、確実、かつ、容
易に板金の直角折曲を可能にすること。 【解決手段】 テーパ状周面(21)を有する曲げローラ
(2) を、外方にエッジ部(23)が位置するように取付板
(1) の外側面に回転自在に取付け、前記エッジ部(23)よ
り板金(B) を直角に折曲可能とした。また、前記取付板
(1) との平行間隔を調整自在にガイド板(4) を取付け、
同ガイド板(4) に複数のガイドローラ(5)を回転自在に
並設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、手に持って使用可能であり、容易に板金を折曲げることのできるコ ンパクトな板金折曲具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すようなハンディタイプの板金折曲具Xがある。
【0003】 100 は傘状の曲げローラであり、取付板200 の略中央部内側にボルト210 及び ナット(図示せず)を介して回転自在に取付けられている。
【0004】 また、同曲げローラ100 の左右には、取付板200 からガイド杆300,300 を平行 に突設しており、同ガイド杆300,300 にガイド板400 をスライド自在に取付け、 取付板200 との間隔を調整自在としている。500 はガイド板400 をガイド杆300, 300 に固定する蝶ねじである。
【0005】 曲げローラ100 はテーパ面110 を有する傘状に形成されており、周縁にはエッ ジ部120 が形成されている。
【0006】 かかる板金折曲具Xを実際に使用する場合は、ガイド杆300,300 を把持部とし てガイド板400 の下端縁410 を板金に当て、スライドさせながら曲げローラ100 のエッジ部120 で板金上にスジを設け、かかるスジに沿って折曲げるようにして いた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記板金折曲具Xは、下記のような課題を残していた。
【0008】 すなわち、上記曲げローラ100 は板金に折曲げ用のスジを設けるためだけの機 能を有するだけなので、実際に板金を折曲げる場合には、上記したように、先ず 板金上にスジを設け、その後に折曲げるという二段階の動作が必要であった。
【0009】 また、同曲げローラ100 は、単に、ボルト210 及びナットで取付けているだけ なのでガタが生じやすく、古くなると、所望する直線状のスジを設けることが難 しくなるものであった。
【0010】 さらには、使用に際しては、ガイド板400 の下端縁410 が板金上に直接摺接す るので、板金に傷をつけてしまうことがあった。
【0011】 本考案は、上記課題を解決することのできる板金折曲具の提供を目的としてい る。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、テーパ状周面を有する曲げローラを、 外方にエッジ部が位置するように取付板の外側面に回転自在に取付けることとし て、前記エッジ部より板金を直角に折曲可能としている。
【0013】 すなわち、取付板を把持部として手に持ち、曲げローラを板金に当接させなが ら転動させてエッジ部により板金にスジを設け、同時に他方の手で板金をエッジ 部から折り返せば、板金を直角に折曲げることが容易となる。
【0014】 また、本考案は、前記取付板との平行間隔を調整自在に取付けたガイド板に、 複数のガイドローラを回転自在に並設したことにも特徴を有し、ガイド板を取付 板に取付けるためには、前記取付板から二本の平行なガイド杆を突設し、同ガイ ド杆にガイド板を摺動・固定自在に取付ける構造とすることが好ましい。
【0015】 また、本考案は、前記曲げローラを複数個並設することもでき、この場合、ロ ーラが単一のものよりも板金上での横滑りが少なく、板金折曲具を直線状にスラ イドさせることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
本考案に係る板金折曲具は、テーパ状周面を有する曲げローラを、外方にエッ ジ部が位置するように取付板の外側面に回転自在に取付け、前記エッジ部より板 金を直角に折曲可能としたものである。
【0017】 また、前記取付板との平行間隔を調整自在にガイド板を取付け、同ガイド板に 、複数のガイドローラを回転自在に並設して、板金に傷をつけることなく、円滑 にスライドさせるようにすることもできる。
【0018】 具体的には、前記取付板から二本の平行なガイド杆を突設し、同ガイド杆にガ イドローラを取付けたガイド板を摺動自在に取付ける構造とすることができ、ガ イド杆とガイド板との間には固定手段を設けて、ガイド板を所望する位置で固定 して取付板とガイド板との間隔を任意に調整できるようにするものである。
【0019】 すなわち、板金がプリント板のように平行して多数の溝部が設けられている場 合、同溝部にガイド板を沿わせてスライド移動させるものであるが、このときに 、ガイド板を適宜移動させて折り目部分と溝部との距離に合わせることが容易と なる。
【0020】 また、前記ガイドローラ及び前記曲げローラは、ベアリング等で回転自在に支 持することが望ましい。
【0021】 なお、本板金折曲具の材質としては、ガイドローラを除いて錆にくく十分な強 度を有するステンレス製とし、ガイドローラは、全体の軽量化を図るために合成 樹脂製とすることが好ましい。
【0022】 さらに、曲げローラを複数個並設して、各ローラを同時に板金に接するように 構成することもでき、この場合、単一のローラに比べて板金上での横滑りがなく なり、使い勝手が向上する。
【0023】
【実施例】
以下、添付図に基づいて、本考案の実施例を説明する。
【0024】 (第一実施例) 図1は本実施例に係る板金折曲具Aの斜視図、図2は同平面図、図3は図2の II−I線における断面図である。
【0025】 図1〜図3に示すように、板金折曲具Aは、矩形状の取付板1の略中央部外側 に、ベアリング20を介して曲げローラ2を回転自在に取付けるとともに、同取付 板1の内側には、曲げローラ2の左右側からガイド杆3,3 を平行に突設し、同ガ イド杆3,3 にガイド板4をスライド自在に取付けて、取付板1との間隔を調整自 在に構成している。曲げローラ2はテーパ状周面21を有し、同周面21と外側端面 22との間にはエッジ部23を形成しており、取付状態において、同エッジ部23を外 方に位置させている。
【0026】 なお、これら取付板1、曲げローラ2、ガイド杆3、ガイド板4は、それぞれ ステンレス製としている。
【0027】 また、前記ガイド板4は、正面視でやや偏平な凸字形とするとともに、取付板 1よりも長尺に形成しており、同ガイド板4の下側部には、所定の間隔をあけて 合成樹脂よりなる3個のガイドローラ5,5,5 を回転自在に並設している。なお、 曲げローラ2とガイドローラ5,5,5 の取付けに際しては、曲げローラ2とガイド ローラ5,5,5 の外周における板金Bとの各接触点が同一水平面上にあるようにし ている。
【0028】 図1〜図3中、6はガイド板4をガイド杆3,3 に固定する固定具であり、図3 に示すように、ガイド杆3,3 を挿通可能とし、外周に雄ねじを形成した筒状の雄 ねじ筒61と、同雄ねじ筒61の基部に螺合する取付用ナット62と、雄ねじ筒61の上 端側に嵌入した締め付けリング63と、同リング63を介してガイド杆3,3 を締め付 け固定する締め付けナット64とから構成している。なお、雄ねじ筒61は、ガイド 板4の挿通孔内に形成した雌ねじ部に螺合している。
【0029】 かかる構成により、上記締め付けナット64を緩めれば、ガイド板4をガイド杆 3,3 に沿って摺動させることができ、取付板1との間隔Dを適宜調節することが 可能である。
【0030】 ここで、本板金折曲具Aを実際に使用する場合について説明すると、図4に示 すように、板金B上に曲げローラ2及びガイドローラ5,5,5 を接触させた状態で 板金折曲具Aを載置し、曲げローラ2のエッジ部23に力が加わるように押しなが ら所望する方向へスライドさせ、同時に、板金Bを前記エッジ部23を境にして上 方へ折り返していく。
【0031】 曲げローラ2の外側端面22は平面となっているので、板金Bを略直角に折曲げ ることが容易であり、板金加工の作業性が著しく向上する。
【0032】 なお、上記実施例において、曲げローラ2を1個として説明したが、複数個あ ってもよく、さらに、ガイドローラ5は合成樹脂製でその数を3個としたが、特 に材質や個数については限定するものではない。すなわち、板金B上を容易にス ライドすることができ、かつ、板金Bに傷をつけないものであればよい。
【0033】 (第二実施例) 次に、図5及び図6に示した板金折曲具A'について説明する。
【0034】 これは、先の実施例の構成をより簡略化したもので、ガイド板4やガイドロー ラ5を省略し、代わりに曲げローラを複数個並設している。
【0035】 すなわち、本実施例では、先に説明した曲げローラ2と同一構成で、かつ、そ れぞれ直径の異なる3個の曲げローラ2a,2b,2cを横一列に並設するとともに、軸 芯取付位置を変えて、3個の曲げローラ2a,2b,2cが板金Bに同時に接するように している。
【0036】 また、取付板1の上縁部に把持部10を設けるとともに、同把持部10には滑り止 め加工を施して使い勝手を良好にしている。
【0037】 このように、複数の曲げローラ2a,2b,2cを備えることによって、本板金折曲具 A'は、板金B上で横滑りすることがなく所望する折り目線を引くことができ、板 金Bを任意の形状に折曲げることが可能となる。
【0038】 また、曲げローラ2a,2b,2cについては、エッジ部23の摩耗を遅らせるために大 径の方が好ましいが、全体としてはコンパクトな形状とする必要があるので、各 ローラ2a,2b,2cの直径を大→小とそれぞれ異ならせることで取付板1の長手方向 の長さを可及的に短くしている。
【0039】 以上説明してきたように、本発明に係る板金折曲具A,A'は、取り扱いが簡便で あり、板金Bの直角折曲加工を容易に仕上がりよく行うことができ、しかも、構 造が簡単なので安価に製造可能である。
【0040】
【考案の効果】
本考案では以下の効果を奏する。
【0041】 テーパ状周面を有する曲げローラを、外方にエッジ部が位置するように取付板 の外側面に回転自在に取付け、前記エッジ部より板金を直角に折曲可能としたこ とにより、板金の折曲加工の作業性が著しく向上し、しかも、コンパクトで、か つ、安価で製造することができる。
【0042】 テーパ状周面を有する曲げローラを、外方にエッジ部が位置するように取付板 の外側面に回転自在に取付けるとともに、前記取付板との平行間隔を調整自在に 取付けたガイド板に、複数のガイドローラを回転自在に並設したことにより、特 に直線状の直角折曲加工が容易となり、板金加工の作業性を向上させることがで き、しかも、コンパクトで、かつ、安価に製造することができる。しかも、板金 を傷つけることもない。
【0043】 前記曲げローラを複数個並設したことにより、板金上でスライドさせる際に横 滑りがなくなり使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例に係る板金折曲具の斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2のI−I線における断面図である。
【図4】板金折曲具の側面視による説明図である。
【図5】第二実施例に係る板金折曲具の正面図である。
【図6】同側面視による説明図である。
【図7】従来の板金折曲具の斜視図である。
【符号の説明】
A、A’ 板金折曲具 B 板金 1 取付板 2 曲げローラ 3 ガイド杆 4 ガイド板 5 ガイドローラ 6 固定具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーパ状周面(21)を有する曲げローラ(2)
    を、外方にエッジ部(23)が位置するように取付板(1) の
    外側面に回転自在に取付け、前記エッジ部(23)より板金
    (B)を直角に折曲可能としたことを特徴とする板金折曲
    具。
  2. 【請求項2】テーパ状周面(21)を有する曲げローラ(2)
    を、外方にエッジ部(23)が位置するように取付板(1) の
    外側面に回転自在に取付けるとともに、前記取付板(1)
    との平行間隔を調整自在に取付けたガイド板(4) に、複
    数のガイドローラ(5) を回転自在に並設したことを特徴
    とする板金折曲具。
  3. 【請求項3】前記曲げローラ(2) を複数個並設したこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の板金折曲具。
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