JP3031959U - 商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造 - Google Patents

商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造

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勳司 北村
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井上護謨工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列にも持ち帰りにも適し、しかも販売時に
は何等包装を必要とせず、レジを速やかに通過でき、し
かも安定して持ち帰ることができる、安価な商品の陳列
及び持ち帰り用外装の構造を提供する。 【解決手段】 把手装着用穴12の形成された保持用厚
紙が、商品(51,53)の一部を露出させるようにし
て、かつ前記把手装着用穴12を商品持ち帰り時におけ
る商品の重心上付近に位置するようにして商品外周に巻
かれて固定されているとともに、該商品が前記保持用厚
紙とともに熱収縮透明フィルム31で包まれて、前記保
持用厚紙の把手装着用穴に熱収縮透明フィルムの外から
持ち帰り用把手41の基部42が挿入係止されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、ボディボード(サーフィンに類似したスポーツに用いられる波乗り 用のボード)等のようにデザインが重視される商品にあっては、その陳列に際し てそのデザインを購入者が確認し易いように透明なフィルムで外装されることが 多い。
【0003】 しかし、この透明フィルムによる外装は陳列を主たる目的とするものであり、 商品の持ち帰りをも考慮したものではない。そのため、購入者が商品を持ち帰る 際には、脇に抱えねばならず、邪魔になる問題があった。 また、把手を付けて持ち帰り易くするには、商品に紐を掛けた後、その紐に把 手を引っ掛けたり、あるいは商品を包装紙で包んだり箱に入れたりした後、紐を 掛けてその紐に把手を引っ掛けねばならず、極めて煩わしかった。さらに、その 包装紙等の使用による外装コストの上昇や、箱の保管場所の確保も問題であった 。特に、ボディボードのように弾性体からなって美感が重視される商品にあって は、商品の外周に掛けた紐が商品表面に食い込んで跡が残り易いため、包装紙で 包んだり箱に入れたりした後に紐を掛けるのが好ましい。従って、前記包装紙等 の問題は無視出来ないものであった。また、商品がボディボードのように比較的 大きい場合には、嵩張る箱等を持ち帰り用の外装に用いることは、持ち帰る商品 を重くするため好ましいものではなかった。また商品の重心を取りにくく、安定 して持ち帰れない問題もあった。
【0004】 加えて、従来、商品が商品本体と、その付属品とよりなる場合には、商品本体 と付属品を別個に外装したり、一緒に持ち帰り易くするための工夫が必要であり 、手間が掛かっていた。
【0005】 さらに、商品は立てかけられて陳列されることが多く、しかも販売までの間に 購入者によって何度も手に取られたり再び陳列場所の床面等に戻されたりするた め、商品の底部が陳列場所の床面等と擦られて傷付いたり、変形するおそれがあ る。特に、ボディボードのように弾性を有する商品の場合には、該商品の陳列時 に底部となる部分が商品の陳列中に変形し易く、その変形が癖となって残ること があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、前記の点に鑑みなされたもので、陳列にも持ち帰りにも適し、し かも販売時には何等包装を必要とせず、レジを速やかに通過でき、しかも安定し て持ち帰ることができる、安価な商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造を提供す るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された考案は、把手装着用穴の形成された保持用厚紙が、商品 の一部を露出させるようにして、かつ前記把手装着用穴を商品持ち帰り時におけ る商品の重心上付近に位置するようにして商品外周に巻かれて固定されていると ともに、該商品が前記保持用厚紙とともに熱収縮透明フィルムで包まれ、前記保 持用厚紙の把手装着用穴に持ち帰り用把手が係止されて前記熱収縮透明フィルム 外面から突出していることを特徴とする商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造に 係る。
【0008】 この請求項1に記載された考案は、商品が付属品を有しない場合に主として適 用されるものである。この考案の外装構造が採用された商品は、そのまま陳列さ れる。その際、商品が保持用厚紙によって完全に隠蔽されてないため、商品のデ ザインや、商品の種類の確認等を購入者の目で直接行なうことができる。また、 その商品を持ち帰る際には、前記保持用厚紙の把手装着用穴に係止されている持 ち帰り用把手をつかむことにより、簡単、かつ確実に商品を持つことができる。 したがって、レジでは何等商品を包装等する必要がない。また、購入者も包装等 のために待たされることもなく、スムーズに買物ができるのみならず、持ち帰る 際には、前記把手が商品の重心上付近に存在するため、安定して商品を持ち帰る ことができる。
【0009】 請求項2に記載された考案は、請求項1において、商品が商品本体と付属品と からなることを特徴とする。 この請求項2の考案は、請求項1の考案で得られる効果に加えて次の効果が得 られる。すなわち、この考案にあっては、前記商品本体がその表面に配置された 付属品とともに熱収縮透明フィルムで包まれているため、陳列中にも付属品の確 認ができ、しかもその付属品の紛失を生じることがない。さらに、販売時には付 属品を容易に確認でき、付け忘れたりするおそれがなく、しかも別に包装する必 要もない。
【0010】 請求項3に記載された考案は、請求項1において、商品の陳列時に底部となる 部分が底部保護用厚紙で覆われ、該商品が前記保持用厚紙および底部保護用厚紙 とともに熱収縮透明フィルムで包まれていることを特徴とする。 この請求項3の考案は、商品が付属品なく、しかも陳列時に商品底部が傷付き 易い場合に好適である。この考案は、請求項1の考案で得られる効果に加えて次 の効果が得られる。すなわち、陳列時に底部となる商品底部が底部保護用厚紙で 覆われているため、陳列中に商品底部が傷付かず、外観の良好な状態で商品を陳 列、販売できる。
【0011】 請求項4に記載された考案は、請求項1において、商品が商品本体と付属品と よりなって、該商品の陳列時に底部となる商品本体の底部が底部保護用厚紙で覆 われ、該商品本体およびその表面に配置された付属品が前記保持用厚紙および底 部保護用厚紙とともに熱収縮透明フィルムで包まれていることを特徴とする。 この請求項4の考案は、商品が商品本体と付属品とよりなって、陳列中に商品 本体の底部が傷つき易い場合に好適なものである。この考案は請求項1で得られ る効果に加えて次の効果が得られる。すなわち、陳列中にも付属品の確認ができ 、しかも付属品の紛失を生じるおそれがないこと、販売時には付属品を容易に確 認でき、付け忘れたりするおそれがないこと、別に付属品を包装する必要がない こと、さらには商品の陳列中に商品本体の底部が傷付くおそれがない効果が得ら れる。
【0012】 請求項5に記載された考案は、請求項1において、商品が商品本体と付属品よ りなって、該商品の陳列時に底部となる商品本体の底部が凹状の底部保護用厚紙 で覆われて該底部保護用厚紙の内側に付属品の一部が収納され、当該商品本体と 前記付属品の一部と該商品本体表面に配置された付属品の残りとが、前記保持用 厚紙および底部保護用厚紙とともに熱収縮透明フィルムで包まれていることを特 徴とする。
【0013】 この請求項5の考案は、商品が商品本体と付属品とよりなって、しかもその付 属品の一部が商品陳列時には購入者に見えなくてもよく、残りの付属品が商品本 体とともに見えるのが好ましく、さらには商品の陳列中に商品本体の底部が傷つ き易い場合に好適なものである。この考案は、請求項1の考案により得られる効 果に加えて、次の効果が得られる。すなわち、陳列中にも購入者に見せたい付属 品については確認ができ、しかも付属品が紛失するおそれのないこと、販売時に は必要な付属品を容易に確認でき、付け忘れたりするおそれがないこと、別に付 属品を包装する必要がないこと、さらには商品の陳列中に商品本体の底部が傷付 くおそれがない効果が得られる。
【0014】 請求項6に記載された考案は、請求項5において、商品がボディボード、商品 本体がボディボード本体、付属品が流れ止めやバッグ等からなることを特徴とす る。 この請求項6の考案にあっては、請求項5と同じ効果が得られる。特にボディ ボード本体は弾性発泡体からなって、陳列中に底部が変形し易く傷も付き易いの みならず、形状も大型のため持ち帰り難く、さらに紐を掛けると跡が付きやすい ものであるため、この請求項6の考案はきわめて都合がよい。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例に係る商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造を示す 斜視図、図2はその2−2線における断面図、図3はその分解状態について熱収 縮フィルムを省略して示す斜視図、図4は持ち帰り用把手の取り付け時を示す把 手装着用穴付近の拡大平面図、図5は持ち帰り用把手の取り付け後を示す把手装 着用穴付近の拡大平面図、図6はこの考案の外装構造を有する商品の陳列状態を 示す正面図である。
【0016】 この考案の商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造は、様々な商品の外装に用い られるが、本実施例ではボディーボードに用いる場合について説明する。なお、 商品であるボディボードは、商品本体51すなわちボディボード本体と、付属品 の一部52すなわち流れ止め等と、残りの付属品53すなわちバッグ等によって 構成されている。
【0017】 図1および図2に示す商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造には、請求項1な いし請求項6に示される全ての構成が含まれており、保持用厚紙11と、底部保 護用厚紙21と、熱収縮透明フィルム31と、持ち帰り用把手41とで構成され る。
【0018】 保持用厚紙11は、商品本体51(商品が付属品を有しない場合は商品)の一 部を露出させるように商品本体51外周に巻かれて、商品の持ち帰り時に持ち帰 り用把手41の保持部となるものであり、図3からよく理解されるように、ダン ボール等の厚紙を帯状に形成したものからなる。商品本体51を露出させるのは 、商品を陳列する際に購入者が商品本体51の形状や模様等(デザイン)を確認 し易くするためである。なお、この保持用厚紙11には、特に商品を持ち帰る際 において、商品本体51の重心付近を保護する働きもある。
【0019】 この保持用厚紙11は、図3に示すように、商品の持ち帰り時に上部となる部 分に把手装着用穴12,12が形成されている。 把手装着用穴12は、後記する持ち帰り用把手41の基部42が挿入係止され る部分であり、その形状および大きさは持ち帰り用把手41の基部42の形状お よび大きさによって決定される。すなわち、この把手装着用穴12内に挿入され た持ち帰り用把手41の基部42が係止され、容易に抜けないものであればよい 。この実施例の把手装着用穴12の各々は、図3のように長方形の穴によって形 成されているが、持ち帰り用把手41の基部42の形状によっては、円形や楕円 形状の穴であったり、その数が二つ以上とされることもある。
【0020】 前記保持用厚紙11は、把手装着用穴12が商品持ち帰り時における(商品が 商品本体と付属品からなる場合はその付属品が商品本体の表面に配置されたり、 底部保護用厚紙21内に付属品が収納された状態の商品を言う)商品の重心上付 近に位置するようにして商品本体51の外周に巻かれ、その両端部を重ねてホッ チキスやクリップあるいは接着材等によって固定することにより商品本体51外 周に固定される。その際、把手装着用穴12がこの実施例のように所定間隔離れ た2つの穴からなる場合には、その2つの穴の間が前記重心上となるようにされ る。このように、保持用厚紙11を把手装着用穴12が商品の重心上付近となる ように巻いて固定することにより、商品を持ち帰る際把手41を持った時に商品 が傾くのを防止し、安定して商品を運べるようになる。また、この保持用厚紙1 1は、把手装着用穴12を形成できる幅があればよいため、商品本体51の保持 用厚紙11からの露出面を広くして商品本体51のデザインを見易くできるとと もに、保持用厚紙11に用いられる厚紙の量を減らしてコスト低減を図ることが できる。
【0021】 商品持ち帰り時における商品の重心位置は、あらかじめ計算によったり、ある いは商品を持ったり、または付属品が存在する場合には付属品を商品本体に固定 した状態で商品を持つ等により容易に見出すことができる。
【0022】 なお、この実施例では、前記保持用厚紙11が一枚の帯状の厚紙によって形成 されているが、保持用厚紙11を二枚の帯状の厚紙によって形成しても良い。た とえば、商品本体51の重心部付近に絵柄等のデザイン上の特徴部分が存する場 合には、その特徴部分が保持用厚紙11によって隠れないように二枚の帯状厚紙 を一定の間隔をおいて商品の重心を挟むように巻付けても良い。
【0023】 底部保護用厚紙21は、商品の陳列状態を示す図6から理解されるように商品 本体51の陳列時に底部51bとなる部分の外周に嵌められてその底部51bを 保護するとともに、この実施例のように付属品がある場合には、必要に応じて付 属品を収容するためのもので、図2および図3に示すようにダンボール等の厚紙 により形成された断面凹状の上部が開口した箱形状からなる。 この底部保護用厚紙21は、この実施例のボディボードのように商品本体51 の底部51bが長期に渡る陳列台との接触によって変形する恐れのある場合等や 、商品の陳列時に付属品が商品本体51表面の邪魔となるような場合に用いられ る。
【0024】 この実施例の底部保護用厚紙21は、その内側に流れ止め等の付属品の一部5 2を収納した状態で、商品本体51の底部51b外周に嵌められる。この場合、 付属品の一部52を合理的に商品本体51に固定できる。勿論、商品の種類によ っては、付属品の全てを底部保護用厚紙21の内側に収納したり、逆に付属品の 全てを底部保護用厚紙21の内側に収納せず、商品本体51表面に配置すること もある。
【0025】 熱収縮透明フィルム31は、前述した保持用厚紙11および底部保護用厚紙2 1とその内側に収納される付属品の一部52ならびに商品本体51上に配置され るバッグ等の残りの付属品53を商品本体51と一緒に包むことにより、各物品 の外周面を覆って保護するとともに、各物品の固定を行なうものである。
【0026】 この熱収縮透明フィルム31は、広く用いられている公知のもので、商品本体 51および商品本体51の所定位置に配置した各物品を包み、その後に付与され る熱によって収縮して商品本体51および各物品表面に密着するものである。そ のため、その作業は非常に簡易であるのみならず、この熱収縮透明フィルム31 が、商品本体51および各物品に密着して嵩張らず、しかも一定の耐久性を有す るため、持ち帰り用の外装に適している。さらに、熱収縮透明フィルム31は、 透明であるため購入者が商品のデザインを確認し易く、陳列用の外装としても適 している。 この熱収縮透明フィルムとしては、ポリエチレン等から成る公知の延伸フィル ムが挙げられる。
【0027】 なお、この熱収縮透明フィルム31の把手装着用穴12部分は、持ち帰り用把 手41を熱収縮透明フィルム31の外面から把手装着用穴12,12に挿入する 際に押し破られ、または刃物等で切開され、あるいは把手装着用穴12に持ち帰 り用把手41を係止した後、熱収縮透明フィルム31で商品を持ち帰り用把手4 1とともに包み、その後適宜の時点で持ち帰り用把手41付近を切り開くことに より、図4に示すように開口32が形成される。
【0028】 持ち帰り用把手41は、購入者が商品を持ち帰る際の把手となるもので、その 基部42,42を前記保持用厚紙11の把手装着用穴12,12に挿入して係止 することにより、保持用厚紙11に容易に装着される。
【0029】 この持ち帰り用把手41は、持ち帰り時における商品の重心上心付近に位置す る把手装着用穴12に係止されているため、その商品の丁度重心部上付近に位置 することとなる。よって、この持ち帰り用把手41を持って商品を運ぶ際には、 商品をバランス良く吊り下げることができる。
【0030】 前記持ち帰り用把手41は、所定の柔軟性のある樹脂、たとえばポリプロピレ ン等の帯状品等からなるものが、その変形復元性を利用して前記把手装着用穴1 2に挿入係止できるため、作業が容易である。 前記持ち帰り用把手41の基部42は、把手装着用穴12に挿入して係止でき る形状であれば特に制限されない。 この実施例の基部42は、図4に示すように、把手装着用穴12の幅Wよりも 幅B1の狭い首部43と幅B2の広い先端係止部44とよりなっている。この基 部42は、次のようにして前記把手装着用穴12に挿入係止される。すなわち、 先ず基部42の先端係止部44を持ち帰り用把手21の幅方向に折り曲げた状態 でその先端係止部44および首部43を前記把手装着用穴12内に挿入し、その 後に前記先端係止部44に加えていた力を解除する等により先端係止部44を広 げることにより、前記把手装着用穴12周辺の保持用厚紙11の内面に先端係止 部44を簡単に係止できる。
【0031】 その他の持ち帰り用把手の基部42の例としては、基部42の先端係止部44 を鉤形状に形成し、その鉤部を前記把手装着用穴12に引っ掻けるような構成と してもよい。なお、その場合には各把手装着用穴12を2つの穴から形成し、一 方の穴から挿入した鉤部の先端を他方から突出させるようにする。
【0032】 ここで、上記した物品を用いて商品を外装する方法を示す。 先ず、保持用厚紙11を商品本体51の一部を露出させるようにして、商品本 体51の外周に巻付けその端部を重ねてホッチキスや接着テープ等により固定す る。その際、前記把手装着用穴12,12が商品の持ち帰り時の重心上付近とな るようにされる。 次に、内側に付属部品の一部52を収納した底部保護用厚紙21を、商品の陳 列時に商品本体51の底部51bとなる部分の外周に嵌め、また、商品本体51 の表面には付属品の残り53を配置する。
【0033】 次いで、前記商品本体51と保持用厚紙11および底部保護用厚紙21ならび に付属品の一部52と付属品の残り53を熱収縮透明フィルム31で包み、その 熱収縮透明フィルム31上に熱風を吹き付けて熱収縮させることにより、熱収縮 透明フィルム31を商品の外周面に密着させる。 その後、前記持ち帰り用把手41の基部42を、熱収縮透明フィルム31の外 面からからやや強引に保持用厚紙11の把手装着用穴12に押し込み、係止すれ ば商品の外装作業が完了する。 そして前記商品は陳列され、さらに包装されることなくそのまま販売されて購 入者により持ち帰られる。
【0034】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、請求項1ないし6に記載された考案に係る商品の 陳列及び持ち帰り用外装の構造にあっては、保持用厚紙が商品(ボディボード) の一部を露出させるように該商品の外周に巻かれて固定され、しかも商品全体を 包む熱収縮透明フィルムが透明であることにより、商品のデザインが確認し易く 商品陳列用の外装構造として最適である。さらに、商品の持ち帰り用把手が持ち 帰り時における商品の重心上付近に設けられているため、この商品の持ち帰り用 把手によって商品をバランス良く運ぶことができ、しかも販売時には何等紐を掛 ける等の余分な作業を必要としないので、非常に便利であるとともに、速やかに レジを通過でき、コスト的にも有利である。
【0035】 また、請求項2に記載された考案にあっては、商品が商品本体と付属品からな る場合に適用され、その場合、請求項1の考案によって得られる効果に加えて、 陳列中にも付属品の確認ができる効果、その付属品の紛失を防ぐ効果、販売時に 付属品を容易に確認でき、付け忘れたりするおそれがない効果、さらには付属品 を別に包装する必要がなく余分な作業が不要となる効果が得られる。
【0036】 また、請求項3に記載された考案にあっては、請求項1の効果に加えて陳列時 に底部となる商品底部が傷付かず、外観の良好な状態で商品を陳列および販売で きる効果が得られる。
【0037】 また、請求項4に記載された考案にあっては、商品が商品本体と付属品からな る場合にあっても、請求項1および2と同じ効果が得られるものである。
【0038】 また、請求項5に記載された考案にあっては、商品の付属品の一部が商品の陳 列時に購入者に見えなくもよく、一方、残りの付属品が購入者に見えるのが好ま しいような場合に適用され、その場合には請求項1に記載された考案によって得 られる効果に加え、必要な付属品については商品の陳列時および販売時に商品本 体とともに、外から確認でき、しかも商品の販売時には付属品を包装する必要の ない効果が得られる。加えて、請求項3の考案によって得られる効果と同様に、 商品陳列時に商品の底部を保護でき、外観の良好な商品を販売できる効果が得ら れる。
【0039】 一方、請求項6に記載された考案にあっては、請求項5の考案において、商品 をボディボード、商品本体をボディボード本体、付属品を流れ止めやバッグ等と するもので、請求項5の考案と同様の効果が得られる。しかも、このボディボー ドにあっては、デザイン性が顧客吸引力として極めて重要であり、加えて陳列時 に底部が変形あるいは傷付き易く、また販売時に紐等を掛けると紐の跡が残り易 く、さらには大型のためそのままでは持ち帰り難いため、請求項5の考案と同様 の効果が得られるといっても、その効果は著しく大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る商品の陳列及び持ち
帰り用外装の構造を示す斜視図である。
【図2】その2−2線における断面図である。
【図3】その分解状態を示す斜視図である。
【図4】持ち帰り用把手の取り付け時を示す把手装着用
穴付近の拡大平面図である。
【図5】持ち帰り用把手の取り付け後を示す把手装着用
穴付近の拡大平面図である。
【図6】この考案の外装構造を有する商品の陳列状態を
示す正面図である。
【符号の説明】
11 保持用厚紙 12 把手装着用穴 21 底部保護用厚紙 31 熱収縮透明フィルム 41 持ち帰り用把手 51 商品本体(ボディボード本体) 52 付属品の一部 53 付属品の残り

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把手装着用穴の形成された保持用厚紙
    が、商品の一部を露出させるようにして、かつ前記把手
    装着用穴を商品持ち帰り時における商品の重心上付近に
    位置するようにして商品外周に巻かれて固定されている
    とともに、該商品が前記保持用厚紙とともに熱収縮透明
    フィルムで包まれ、前記保持用厚紙の把手装着用穴に持
    ち帰り用把手が係止されて前記熱収縮透明フィルム外面
    から突出していることを特徴とする商品の陳列及び持ち
    帰り用外装の構造。
  2. 【請求項2】 把手装着用穴の形成された保持用厚紙
    が、商品本体の一部を露出させるようにして、かつ前記
    把手装着用穴を商品持ち帰り時における商品の重心上付
    近に位置するようにして前記商品本体の外周に巻かれて
    固定されているとともに、該商品本体およびその表面に
    配置された付属品が前記保持用厚紙とともに熱収縮透明
    フィルムで包まれ、前記保持用厚紙の把手装着用穴に持
    ち帰り用把手が係止されて前記熱収縮透明フィルム外面
    から突出していることを特徴とする商品の陳列及び持ち
    帰り用外装の構造。
  3. 【請求項3】 把手装着用穴の形成された保持用厚紙
    が、商品の一部を露出させるようにして、かつ前記把手
    装着用穴を商品持ち帰り時における商品の重心上付近に
    位置するようにして商品外周に巻かれて固定されている
    とともに、該商品の陳列時に底部となる部分が底部保護
    用厚紙で覆われ、該商品が前記保持用厚紙および底部保
    護用厚紙とともに熱収縮透明フィルムで包まれ、前記保
    持用厚紙の把手装着用穴に持ち帰り用把手が係止されて
    前記熱収縮透明フィルム外面から突出していることを特
    徴とする商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造。
  4. 【請求項4】 把手装着用穴の形成された保持用厚紙
    が、商品本体の一部を露出させるようにして、かつ前記
    把手装着用穴を商品持ち帰り時における商品の重心上付
    近に位置するようにして前記商品本体の外周に巻かれて
    固定されているとともに、該商品の陳列時に底部となる
    商品本体の底部が底部保護用厚紙で覆われ、該商品本体
    およびその表面に配置された付属品が前記保持用厚紙お
    よび底部保護用厚紙とともに熱収縮透明フィルムで包ま
    れ、前記保持用厚紙の把手装着用穴に持ち帰り用把手が
    係止されて前記熱収縮透明フィルム外面から突出してい
    ることを特徴とする商品の陳列及び持ち帰り用外装の構
    造。
  5. 【請求項5】 把手装着用穴の形成された保持用厚紙
    が、商品本体の一部を露出させるようにして、かつ前記
    把手装着用穴を商品持ち帰り時における商品の重心上付
    近に位置するようにして前記商品本体の外周に巻かれて
    固定されているとともに、該商品の陳列時に底部となる
    商品本体の底部が凹状の底部保護用厚紙で覆われて該底
    部保護用厚紙の内側に付属品の一部が収納され、当該商
    品本体と前記付属品の一部と該商品本体表面に配置され
    た付属品の残りとが、前記保持用厚紙および底部保護用
    厚紙とともに熱収縮透明フィルムで包まれ、前記保持用
    厚紙の把手装着用穴に持ち帰り用把手が係止されて前記
    熱収縮透明フィルム外面から突出していることを特徴と
    する商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造。
  6. 【請求項6】 把手装着用穴の形成された保持用厚紙
    が、ボディボード本体の一部を露出させるようにして、
    かつ前記把手装着用穴をボディボード持ち帰り時におけ
    るボディボードの重心上付近に位置するようにして前記
    ボディボード本体の外周に巻かれて固定されているとと
    もに、該ボディボードの陳列時に底部となるボディボー
    ド本体の底部が凹状の底部保護用厚紙で覆われて該底部
    保護用厚紙の内側に流れ止め等からなる付属品の一部が
    収納され、当該ボディボード本体と前記付属品の一部と
    該ボディボード本体表面に配置されたバッグ等からなる
    付属品の残りとが、前記保持用厚紙および底部保護用厚
    紙とともに熱収縮透明フィルムで包まれ、前記保持用厚
    紙の把手装着用穴に持ち帰り用把手が係止されて前記熱
    収縮透明フィルム外面から突出していることを特徴とす
    る商品の陳列及び持ち帰り用外装の構造。
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