JP3031910U - 鞄の把手 - Google Patents

鞄の把手

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JP3031910U
JP3031910U JP1996005872U JP587296U JP3031910U JP 3031910 U JP3031910 U JP 3031910U JP 1996005872 U JP1996005872 U JP 1996005872U JP 587296 U JP587296 U JP 587296U JP 3031910 U JP3031910 U JP 3031910U
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JP1996005872U
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種夫 若松
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Kyowa Co Ltd
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Kyowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れ、握り易い形状が実現でき、さ
らに、鞄に縫着も可能な把手を提供する。 【解決手段】 布地で構成した筒体内に、可撓性合成樹
脂で成形した丸棒または筒状体を収納する。また、該筒
体の長手方向両側で丸棒または筒状体が入っていない部
分を平らに押し潰して鞄本体への取付部となす。そし
て、この筒体の外周握持部には樹脂またはゴムの外筒体
を被着してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の実施の態様】
本考案は手提げ鞄等に使用する、鞄の把手に関するものである。
【0002】 従来の鞄の把手は、その製造方法で区分すると、縫製把手と成型把手とに別れ 、縫製把手は皮革や布地等を裁断・縫合して製造したものであり、成型把手は通 常合成樹脂材を成型型を使用して成型してなる。
【0003】 そして、上記縫製把手は、鞄本体に連結するのに、縫着や鋲着で容易に連結で きる利点を有するが、成型把手に比べて耐久性、量産性に劣り、握持する際に手 にフィットする複雑な形状を実現するのが難しいという問題点が指摘されている 。
【0004】 逆に言うと、成型把手は、耐久性、量産性に優れ、握持する際に手にフィット する複雑な形状を容易に実現できるという利点を有するも、鞄本体に取り付ける には、別途連結具等を必要とするものである。
【0005】 例えば、「図5」に示すものが、この連結具の最も簡単な例で、断面略U字状 となした金具50の底面に鋲孔51を設け、この鋲孔51を挿通する図示しない 鋲で同じく図示しない鞄本体に該金具50を鋲着するようにしてある。また該金 具50の両立ち上がり面56,56には鋲孔52,52が開穿され、この両鋲孔 52,52を挿通して鋲着される鋲53が把手本体54の通孔55内を挿通する ようになしてある。
【0006】 しかし、上記のような金具50に代表される把手取り付け具を使用することは 、部品点数が増し、コストが嵩むと共に製造が雑化する問題点を有し、さらに、 この種連結具に関連する連結部位で連結脱落等の破損.故障が生じ易くなるとい う問題点も指摘されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は縫製把手と成型把手の両者の利点のみを有する、耐久性に優 れ、握り易い形状が実現でき、さらに、鞄に縫着・鋲着も容易な把手を提供する ことを課題としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するため、本考案の構成は、布地で構成した筒体1内に、可 撓性材で成形した丸棒または筒状体2を収納し、該筒体1の長手方向両側で丸棒 または筒状体2が入っていない部分を平らに押し潰して鞄本体への取付部1a, 1aとなし、該筒体1の外周握持部には樹脂またはゴムの外筒体3を被着してな る技術的手段を講じたものである。
【0009】 それ故本考案把手は、長手方向両側は、布地で構成した筒体1のみであるので 、従来法の縫着等で容易に鞄へ固定することができる作用を呈するものである。
【0010】 また、丸棒または筒状体2の使用で握持し易い断面略円形となる作用を呈し、 布地で構成した筒体1は予め筒体となしておき、丸棒または筒状体2を収納した 後に、縫合するという煩雑な工程が必要でないという作用を呈する。
【0011】 さらに、樹脂またはゴムの外筒体3を被着したので、握持し易い細かな形状も 実現でき、握持した際の触感も改善できる作用を呈するものである。
【0012】 また、「請求項2」の考案は、布地で構成した筒体1内に、可撓性合成樹脂で 成形した蛇腹状筒状体2を収納し、該筒体1の長手方向両側で蛇腹状筒状体2が 入っていない部分を平らに押し潰して鞄本体への取付部1a,1aとなし、この 両取付部1a,1aの端部を一体成型した合成樹脂製連結体1b,1bで覆い、 さらに、該筒体1の外周握持部には樹脂またはゴムの外筒体3を被着してなる技 術的手段を講じたものである。
【0013】 上記「請求項2」の考案は、可撓性合成樹脂で成形した蛇腹状筒状体2を使用 することで、この蛇腹状筒状体2とその外側に被包される筒体1との一体性が向 上される作用を呈する。
【0014】 また、両端に合成樹脂製連結体1b,1bを設けたので、「請求項1」のよう に縫着は無理となるが、体裁良く容易に鋲着できる作用を呈するものである。
【0015】
【考案の実施の態様】
次ぎに本考案の実施の態様を添付図面に基づいて詳細に説明する。図中、1が 布地で構成した筒体である。布地で筒体1を製造する方法は、一枚の布地を二つ 折りにして両端部を縫合するのが最も普通の方法であるが、予め筒状に編んだり 織ることもできる。なお、本実施態様では、一枚の布地を二つ折りにして両端部 をかがり糸でかがって筒状となしたものを使用している。
【0016】 また、上記筒体1の布地は化学繊維等の強靭な繊維を使用し、強度及び耐久性 を高めているのは無論である。なお化学繊維は撚りをかけないか、弱い撚りで所 定本数を束ねて比較的太い糸状となし、これを編んだり織って、柔軟性が大きく 強靭な帯状となすものが最近汎用されており、本実施態様でもこの種の布地を使 用している。
【0017】 そして、上記筒体1内に、可撓性合成樹脂に代表される可撓性材で成形した丸 棒または筒状体2を収納してある。この筒体1はポリエチレン等の合成樹脂・合 成ゴム、その他の可撓性材で成型されたものを使用すればよく、図示例のように 丸棒でもよいが、軽量化のためには筒状となしたものを使用するのが望ましい。 なお、この丸棒または筒状体2は断面真円に限定されるものでなく、楕円形また は長円形、角を丸くした長方形等の近似円形のものを使用してもよいものである 。
【0018】 「請求項2」においては、可撓性合成樹脂で成形した蛇腹状筒状体2を使用し ている。すなわち、「図3」に示すように、筒状体2は小径部2aと大径部2b とが交互に位置するようになしてある。このような蛇腹状筒状体2は屈曲し易く 、薄く構成しても潰れにくく、かつ強度が大きくという利点を有し、また、この 蛇腹状筒状体2とその外側に被包される筒体1との一体性が向上され、後記する 外筒体3を被着した後は、筒体1内において蛇腹状筒状体2が長手方向に移動し ないようになすことができるものであった。
【0019】 また、上記丸棒または筒状体2は、筒体1内にあまり余裕を有さないように挿 入できる径を有し、通常の人が握持するに充分な長さを有し、さらには、筒体1 内に挿入した際に、その両側には該丸棒または筒状体2が入っていない部分が存 在する長さとなしてある。言い換えると該丸棒または筒状体2は筒体1よりも短 く形成し、筒体1の長手方向中央部に挿入・収納するようになしてある。
【0020】 従来、鞄の把手に本考案の丸棒または筒状体2に相当する芯材を入れる場合は 、該芯材を生地で覆って、その生地を縫合して芯材を保持するようになしている が、この方式は手作業で縫合しなくてはならないので、本考案では予め布地で筒 体1を構成しておいて丸棒または筒状体2を後から挿入するようになしている。
【0021】 そして、上記筒体1の長手方向両側で丸棒体2が入っていない部分を平らに押 し潰して鞄本体への取付部1a,1aとなしている。無論、筒体1は可曲性を有 するので、押し潰すまでもなく平らになる。そして、この取付部1a,1aには 予め鋲孔等を開穿しておいてもよいが、鋲孔等は布地には容易に開穿できるので 鋲孔が必要な時は使用時に開穿するようになすとよい。
【0022】 なお、本実施態様では、上記筒体1を加熱溶融性繊維の布地で構成している。 先述もしたように該筒体1は強度・耐久性の面で化学繊維を使用することが望ま しく、化学繊維の多くは加熱溶融性を有している。そしてこのような加熱溶融性 繊維の布地は、端部開口を溶着して、塞ぐことができかつ、ほつれを防ぐことが できるものである。
【0023】 そして、該筒体1の外周握持部には樹脂またはゴムの外筒体3を被着してなる 。この外筒体3を被着する方法は巻き付けて加圧加熱して取付けたり、外筒体3 に筒体1を挿入して糊着したりする方法も想定できるが、本実施態様では、丸棒 または筒状体2を挿入した筒体1を成型型に入れ射出成型で、筒体1の外周側に 外筒体3を被着・成型するようになしてある。
【0024】 なお、上記丸棒または筒状体2は、図示のごとく予め湾曲しておくか、外筒体 3の成型に際して丸棒または筒状体2を挿入した筒体1を図示のごとく湾曲させ て成型型に保持させ、外筒体3を被着することで湾曲させてもよい。
【0025】 なお、図示実施態様では、上記外筒体3には装飾兼滑り止め3a,3bを設け てあり、一方の装飾兼滑り止め3aは握持した際に指の当たる側面部に小凹部を 多数設けてなり、他方の装飾兼滑り止め3bは頂部に溝状欠部を設けてなる。
【0026】 そして、「請求項2」の考案は、「請求項1」と相違して、前記したように可 撓性合成樹脂で成形した蛇腹状筒状体2を使用するが、その他に、取付部1a, 1aの端部を一体成型した合成樹脂製連結体1b,1bで覆ってなる。
【0027】 上記合成樹脂製連結体1b,1bは、図示例では取付部1aを埋入した板状に 構成し、鋲6,6(図2参照)の鋲孔4,4を設けてある。なお、この合成樹脂 製連結体1b,1bは取付部1aを合成樹脂の成型型に収納し射出成型すること で、該取付部1aに一体的に取り付けるものであるが、鋲孔4,4及び装飾溝部 5,5,5・・・はこの合成樹脂の成型型で両側より取付部1aを押し潰すため にも使用されているものである。
【0028】
【考案の効果】
本考案は上記のごときで、筒体1と、丸棒または筒状体2と、外筒体3と、( 合成樹脂製連結体1b,1bと)で構成されているので、部品点数が少なく安価 に製造できる把手を提供できるものである。
【0029】 そして、筒体1と、丸棒または筒状体2とは、筒体1に丸棒または筒状体2を 単に挿入するのみで、また、外筒体3は筒体1と丸棒または筒状体2とを組み合 わせたものの外周に射出成型することで組み合わせることができ、製造工程も容 易で、機械的に量産することも可能な把手を提供できるものである。
【0030】 なお、筒体1と丸棒または筒状体2とは糊着してもよいが、外筒体3を射出成 型すると、これら三点の部品は相互に移動できないように締着された状態となる ので糊着の必要性は特に認められるものではなかったし、「請求項2」のように 可撓性合成樹脂で成形した蛇腹状筒状体2を使用することで筒体1と筒状体2と は満足できる程度に一体化できるものであった。
【0031】 そして、特筆すべきは、把手の握持部は外筒体3で構成され従来の成型把手と 同じように握り易い形状となして強固なものを製造でき、取付部1a,1aは布 地のみ(「請求項2」では合成樹脂製連結体1b,1b)であるので、鞄本体に 従来法で容易に縫着(鋲着)することも可能な鞄の把手を提供できるものである 。
【0032】 なお、前記もしたように、筒体1は化学繊維によって強靭なものが開発されて おり、この筒体1を把手の全長に渡って連続するものを使用しているので、強度 的には全く心配のない鞄の把手を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案鞄の把手の一例を示す正面図である。
【図2】部分縦断面図である。
【図3】別の実施態様での要部縦断面図である。
【図4】部分平面図である。
【図5】従来例要部斜視図である。
【符号の説明】
1 筒体 1a 取付部 1b 合成樹脂製連結体 2 丸棒または筒状体 3 外筒体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地で構成した筒体(1)内に、可撓性
    材で成形した丸棒または筒状体(2)を収納し、該筒体
    (1)の長手方向両側で該丸棒または筒状体(2)が入
    っていない部分を平らに押し潰して鞄本体への取付部
    (1a,1a)となし、該筒体(1)の外周握持部には
    樹脂またはゴムの外筒体(3)を被着してなる鞄の把
    手。
  2. 【請求項2】 布地で構成した筒体(1)内に、可撓性
    合成樹脂で成形した蛇腹状筒状体(2)を収納し、該筒
    体(1)の長手方向両側で蛇腹状筒状体(2)が入って
    いない部分を平らに押し潰して鞄本体への取付部(1
    a,1a)となし、この両取付部(1a,1a)の端部
    を一体成型した合成樹脂製連結体(1b,1b)で覆
    い、さらに、該筒体(1)の外周握持部には樹脂または
    ゴムの外筒体(3)を被着してなる鞄の把手。
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