JP3031869B2 - 防蝕可動アンカー式落橋防止装置 - Google Patents
防蝕可動アンカー式落橋防止装置Info
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- JP3031869B2 JP3031869B2 JP29733396A JP29733396A JP3031869B2 JP 3031869 B2 JP3031869 B2 JP 3031869B2 JP 29733396 A JP29733396 A JP 29733396A JP 29733396 A JP29733396 A JP 29733396A JP 3031869 B2 JP3031869 B2 JP 3031869B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落橋を防止するた
めの防蝕可動アンカー式落橋防止装置に属し、特にPC
床版により構築される橋桁の落橋を防止するための防蝕
可動アンカー式落橋防止装置に属する。
めの防蝕可動アンカー式落橋防止装置に属し、特にPC
床版により構築される橋桁の落橋を防止するための防蝕
可動アンカー式落橋防止装置に属する。
【0002】
【従来の技術】橋桁の構造として従来より種々のものが
開発提供されている。その一つにプレストレストコンク
リート製の桁(以下、「PC桁」と称する)がある。
開発提供されている。その一つにプレストレストコンク
リート製の桁(以下、「PC桁」と称する)がある。
【0003】PC桁は、騒音、振動が少なく、維持管理
が容易であるうえに、特に、プレテンション方式のPC
桁は工場製品のため品質管理が良く、工期を短縮できる
という長所を持っている。
が容易であるうえに、特に、プレテンション方式のPC
桁は工場製品のため品質管理が良く、工期を短縮できる
という長所を持っている。
【0004】PC桁は、断面矩形、箱形、T字状のプレ
ストレストコンクリート製の主桁であり、桁軸と直角方
向に所要間隔を介して複数本並設して橋台又は橋台間に
架設されるものである。斯かる各PC桁の間隙に間詰め
コンクリート(モルタル又はコンクリート)を打設する
ことにより床版(以下、「PC床版」と称する)が構築
される。その際、PC床版を橋台に固定するものが防蝕
可動アンカー式落橋防止装置である。
ストレストコンクリート製の主桁であり、桁軸と直角方
向に所要間隔を介して複数本並設して橋台又は橋台間に
架設されるものである。斯かる各PC桁の間隙に間詰め
コンクリート(モルタル又はコンクリート)を打設する
ことにより床版(以下、「PC床版」と称する)が構築
される。その際、PC床版を橋台に固定するものが防蝕
可動アンカー式落橋防止装置である。
【0005】防蝕可動アンカー式落橋防止装置について
は、種々のものが開発提供されており、本出願人も多数
提案し(実開昭60−14108号、実開昭60−32
410号等)、実施化されている。現在、実施されてい
る防蝕可動アンカー式落橋防止装置の殆どは、本出願人
が提案したものであり、防蝕性、耐久性に優れていると
の評価を得ている。本出願人が提案したものの一例を示
すと、横断面長孔状のアンカーキャップと、該アンカー
キャップ内に嵌入された保持パッキンと、下部を橋台等
に固定され上部をPC床版に固定される、前記保持パッ
キンに挿通されたアンカーバーとにより概略構成されて
いる。
は、種々のものが開発提供されており、本出願人も多数
提案し(実開昭60−14108号、実開昭60−32
410号等)、実施化されている。現在、実施されてい
る防蝕可動アンカー式落橋防止装置の殆どは、本出願人
が提案したものであり、防蝕性、耐久性に優れていると
の評価を得ている。本出願人が提案したものの一例を示
すと、横断面長孔状のアンカーキャップと、該アンカー
キャップ内に嵌入された保持パッキンと、下部を橋台等
に固定され上部をPC床版に固定される、前記保持パッ
キンに挿通されたアンカーバーとにより概略構成されて
いる。
【0006】また、上記出願に係る発明は、公差に起因
するアンカーバーの脱落、アンカーキャップの回転及び
浮き上がりという欠点を有するため、本出願人は上記出
願を改良した防蝕可動アンカー式落橋防止装置を提案し
ている(特開平9−41322号)。
するアンカーバーの脱落、アンカーキャップの回転及び
浮き上がりという欠点を有するため、本出願人は上記出
願を改良した防蝕可動アンカー式落橋防止装置を提案し
ている(特開平9−41322号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る防蝕可動アンカー式落橋防止装置において
は構成部材(保持パッキン、ボルト、ナット等)が多い
ために組立に長時間を要し、部品コストが高額であると
いう問題点があった。また、それ故に防蝕可動アンカー
式落橋防止装置の製造コストが高額になるという問題点
があった。
来技術に係る防蝕可動アンカー式落橋防止装置において
は構成部材(保持パッキン、ボルト、ナット等)が多い
ために組立に長時間を要し、部品コストが高額であると
いう問題点があった。また、それ故に防蝕可動アンカー
式落橋防止装置の製造コストが高額になるという問題点
があった。
【0008】さらに、阪神大震災を契機として防蝕可動
アンカー式落橋防止装置に関する耐震基準も見直される
予定である。新たな耐震基準に適合するためには、従来
技術における保持パッキンは緩衝機能を有しないため、
保持パッキンの他にさらに緩衝パッキンを設けなければ
ならないと言われている。その為、防蝕可動アンカー式
落橋防止装置の製造コストが増大することとなる。
アンカー式落橋防止装置に関する耐震基準も見直される
予定である。新たな耐震基準に適合するためには、従来
技術における保持パッキンは緩衝機能を有しないため、
保持パッキンの他にさらに緩衝パッキンを設けなければ
ならないと言われている。その為、防蝕可動アンカー式
落橋防止装置の製造コストが増大することとなる。
【0009】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、新たな耐震基準に
も適合でき、組立時間を短縮し、製造コストを低廉化で
きる防蝕可動アンカー式落橋防止装置を提供する点にあ
る。
のであり、その目的とするところは、新たな耐震基準に
も適合でき、組立時間を短縮し、製造コストを低廉化で
きる防蝕可動アンカー式落橋防止装置を提供する点にあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、橋軸直
角方向に所要間隔をあけて橋台、橋脚等に架設された複
数本のPC桁の間隙に位置し、橋台等に下部が固定され
るアンカーバーと、該アンカーバーの上部に被せられ、
前記各PC桁の橋軸直角方向における間隙に打設される
コンクリート、モルタル等の間詰め材に埋設されるアン
カーキャップとを備えた、前記PC桁及び前記間詰め材
により構築される床版を橋台等に固定する為に用いられ
る防蝕可動アンカー式落橋防止装置であって、前記アン
カーバーは、その上端から前記橋台等に至るまで緩衝材
により外輪郭角柱状に被覆され、前記アンカーキャップ
はその内側面が前記アンカーバーの外側面と少なくとも
橋軸方向の前後に間隔をあけ、前記アンカーキャップの
内部上面には、前記アンカーキャップの断面の中心を前
記アンカーバーの軸心に一致させると共に、前記間詰め
材に埋設されることとなるアンカーキャップの、前記床
版の伸縮等に伴う移動により折れることが可能な、鉛直
下方に延びて前記緩衝材の外側面上端部を挟着する、少
なくとも2片の位置決め片が形成され、前記アンカーキ
ャップの内部下端には、前記アンカーバーが前記アンカ
ーキャップから抜け落ちないようにすると共に、アンカ
ーキャップの移動に伴い変形可能な脱落防止材が設けら
れ、前記位置決め片は、前記アンカーキャップに一体成
型されたことを特徴とする防蝕可動アンカー式落橋防止
装置に存する。
角方向に所要間隔をあけて橋台、橋脚等に架設された複
数本のPC桁の間隙に位置し、橋台等に下部が固定され
るアンカーバーと、該アンカーバーの上部に被せられ、
前記各PC桁の橋軸直角方向における間隙に打設される
コンクリート、モルタル等の間詰め材に埋設されるアン
カーキャップとを備えた、前記PC桁及び前記間詰め材
により構築される床版を橋台等に固定する為に用いられ
る防蝕可動アンカー式落橋防止装置であって、前記アン
カーバーは、その上端から前記橋台等に至るまで緩衝材
により外輪郭角柱状に被覆され、前記アンカーキャップ
はその内側面が前記アンカーバーの外側面と少なくとも
橋軸方向の前後に間隔をあけ、前記アンカーキャップの
内部上面には、前記アンカーキャップの断面の中心を前
記アンカーバーの軸心に一致させると共に、前記間詰め
材に埋設されることとなるアンカーキャップの、前記床
版の伸縮等に伴う移動により折れることが可能な、鉛直
下方に延びて前記緩衝材の外側面上端部を挟着する、少
なくとも2片の位置決め片が形成され、前記アンカーキ
ャップの内部下端には、前記アンカーバーが前記アンカ
ーキャップから抜け落ちないようにすると共に、アンカ
ーキャップの移動に伴い変形可能な脱落防止材が設けら
れ、前記位置決め片は、前記アンカーキャップに一体成
型されたことを特徴とする防蝕可動アンカー式落橋防止
装置に存する。
【0011】また、緩衝材は、その先端から橋台等に埋
設される部分にまで至り、アンカーキャップ内に存する
部分の寸法よりも橋台等に埋設される部分の寸法の方が
小さくなるように形成され、寸法が変化する位置にはア
ンカーキャップの下端面と面一をなす段差部を有するも
のとすることができる。
設される部分にまで至り、アンカーキャップ内に存する
部分の寸法よりも橋台等に埋設される部分の寸法の方が
小さくなるように形成され、寸法が変化する位置にはア
ンカーキャップの下端面と面一をなす段差部を有するも
のとすることができる。
【0012】また、アンカーキャップは横断面矩形に形
成することが好ましい。
成することが好ましい。
【0013】また、位置決め片は、アンカーバーが嵌入
容易なように橋軸方向における間隔が下端に向かうにし
たがい大きくすることができる。
容易なように橋軸方向における間隔が下端に向かうにし
たがい大きくすることができる。
【0014】また、アンカーバーの上端部に、位置決め
片に嵌入容易なように上端に向かって橋軸方向における
長さが漸減するテーパーをつけることもできる。
片に嵌入容易なように上端に向かって橋軸方向における
長さが漸減するテーパーをつけることもできる。
【0015】また、アンカーバーは、横断面正方形をな
すことが好ましい。
すことが好ましい。
【0016】本発明に係る位置決め片は、アンカーキャ
ップの中心をアンカーバーの中心に位置決めすると共
に、アンカーバーの上端部をアンカーキャップに固定す
る。
ップの中心をアンカーバーの中心に位置決めすると共
に、アンカーバーの上端部をアンカーキャップに固定す
る。
【0017】また、間詰め材の打設時におけるアンカー
キャップの浮き上がり及び回転を防止する。
キャップの浮き上がり及び回転を防止する。
【0018】緩衝材は、アンカーバーを衝撃力から保護
すると共に防錆する。
すると共に防錆する。
【0019】さらに、段差部は、橋台、橋脚等、若しく
はそれらの上面に敷設されたゴム支承等に掛止され、ア
ンカーバーがアンカーキャップから抜け落ちるのを防止
する。
はそれらの上面に敷設されたゴム支承等に掛止され、ア
ンカーバーがアンカーキャップから抜け落ちるのを防止
する。
【0020】また、緩衝材は少なくともアンカーキャッ
プ内に存する部分が外輪郭角柱状に形成されているの
で、アンカーキャップの回転を防止する。
プ内に存する部分が外輪郭角柱状に形成されているの
で、アンカーキャップの回転を防止する。
【0021】脱落防止材は、アンカーバーの外側面との
接着によりアンカーバーをアンカーキャップに固定す
る。
接着によりアンカーバーをアンカーキャップに固定す
る。
【0022】また、変形容易な材質により形成されるた
めアンカーキャップの移動を許容する。
めアンカーキャップの移動を許容する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0024】本実施の形態に係る防蝕可動アンカー式落
橋防止装置Aは、図1に示すようにプレテンション方式
のPC桁により構築されるPC床版Sを橋台3等に固定
するために用いられている。
橋防止装置Aは、図1に示すようにプレテンション方式
のPC桁により構築されるPC床版Sを橋台3等に固定
するために用いられている。
【0025】PC床版Sは、橋軸直角方向に所要間隔を
あけて橋台3等に架設された複数のPC桁1と、各PC
桁1の橋軸方向の間隙に打設された間詰めコンクリート
により構築されている。
あけて橋台3等に架設された複数のPC桁1と、各PC
桁1の橋軸方向の間隙に打設された間詰めコンクリート
により構築されている。
【0026】防蝕可動アンカー式落橋防止装置Aは、図
2に示すように、各PC桁1の橋軸方向(図2における
紙面左右方向)の間隙に位置し、橋台3等に下部が固定
されるアンカーバー20と、このアンカーバー20の上
部に被せられ、各PC桁1の間隙に打設される間詰めコ
ンクリート(間詰め材)に埋設されるアンカーキャップ
10とを備えている。
2に示すように、各PC桁1の橋軸方向(図2における
紙面左右方向)の間隙に位置し、橋台3等に下部が固定
されるアンカーバー20と、このアンカーバー20の上
部に被せられ、各PC桁1の間隙に打設される間詰めコ
ンクリート(間詰め材)に埋設されるアンカーキャップ
10とを備えている。
【0027】アンカーバー20は、図3に示すように、
横断面正方形の真直な鋼棒であり、外周面を緩衝材21
により被覆されている。
横断面正方形の真直な鋼棒であり、外周面を緩衝材21
により被覆されている。
【0028】緩衝材21は、図2に示すようにアンカー
バー20の下端にまで至るのでなく、橋台3等の浅い部
分まで至り、上下方向途中に段差部21aを有する。段
差部21aより上の部分、別言すればアンカーキャップ
10内に存する部分は外輪郭角柱状に形成されている。
アンカーキャップ10内に存する部分以外の部分、別言
すれば、橋台3等に埋設される部分は、図4に示すよう
に、上の部分よりも断面が小寸法の外輪郭角柱状に形成
されている。
バー20の下端にまで至るのでなく、橋台3等の浅い部
分まで至り、上下方向途中に段差部21aを有する。段
差部21aより上の部分、別言すればアンカーキャップ
10内に存する部分は外輪郭角柱状に形成されている。
アンカーキャップ10内に存する部分以外の部分、別言
すれば、橋台3等に埋設される部分は、図4に示すよう
に、上の部分よりも断面が小寸法の外輪郭角柱状に形成
されている。
【0029】図2に示すように、防蝕可動アンカー式落
橋防止装置Aが設置された状態において、段差部21a
はアンカーキャップ10の下端面と面一をなすこととな
る。段差部21aは、帯状ゴム支承2の上面に掛止さ
れ、アンカーバー20が、橋台3等に形成された下穴4
に落下することが防止される。帯状ゴム支承2は、アン
カーバー20が貫通可能な孔が開けられ、橋軸直角方向
(図2における紙面垂直方向)に敷設されている。緩衝
材21の材質としては、例えば、クロロプレンゴム等、
新たな耐震基準に適合可能な軟質ゴムを採用すればよ
い。
橋防止装置Aが設置された状態において、段差部21a
はアンカーキャップ10の下端面と面一をなすこととな
る。段差部21aは、帯状ゴム支承2の上面に掛止さ
れ、アンカーバー20が、橋台3等に形成された下穴4
に落下することが防止される。帯状ゴム支承2は、アン
カーバー20が貫通可能な孔が開けられ、橋軸直角方向
(図2における紙面垂直方向)に敷設されている。緩衝
材21の材質としては、例えば、クロロプレンゴム等、
新たな耐震基準に適合可能な軟質ゴムを採用すればよ
い。
【0030】アンカーキャップ10は、図2及び図3に
示すように、天端が閉塞され下端が開口された、横断面
矩形の筒状体である。設置された状態において、アンカ
ーキャップ10の、横断面における橋軸方向の内寸は緩
衝材21の橋軸方向の長さよりも大きく、橋軸直角方向
の内寸は緩衝材21の橋軸方向の長さと等しく形成され
ている。アンカーキャップ10の材質としては、ポリエ
チレン、FRP等、本発明を実施する上で好適なものを
採用することができる。
示すように、天端が閉塞され下端が開口された、横断面
矩形の筒状体である。設置された状態において、アンカ
ーキャップ10の、横断面における橋軸方向の内寸は緩
衝材21の橋軸方向の長さよりも大きく、橋軸直角方向
の内寸は緩衝材21の橋軸方向の長さと等しく形成され
ている。アンカーキャップ10の材質としては、ポリエ
チレン、FRP等、本発明を実施する上で好適なものを
採用することができる。
【0031】アンカーキャップ10の内部上面には、鉛
直下方に向かって延びる位置決め片11が4片形成され
ている。位置決め片11は、アンカーキャップ10に一
体成型され、橋軸方向(図2及び図3における紙面左右
方向)の間隔は、緩衝材21の橋軸方向の長さよりも僅
かに短くなっている。したがって、アンカーバー20の
上端部を嵌入するとアンカーバー20は位置決め片11
に挟着されることとなる。また、位置決め片11の橋軸
方向における位置は、アンカーバー20の橋軸方向にお
ける中心から等距離をなす位置となっている。
直下方に向かって延びる位置決め片11が4片形成され
ている。位置決め片11は、アンカーキャップ10に一
体成型され、橋軸方向(図2及び図3における紙面左右
方向)の間隔は、緩衝材21の橋軸方向の長さよりも僅
かに短くなっている。したがって、アンカーバー20の
上端部を嵌入するとアンカーバー20は位置決め片11
に挟着されることとなる。また、位置決め片11の橋軸
方向における位置は、アンカーバー20の橋軸方向にお
ける中心から等距離をなす位置となっている。
【0032】さらに、本実施の形態においては、アンカ
ーキャップ10の下端部に、アンカーバー20がアンカ
ーキャップ10から抜け落ちないようにするスポンジ材
30(脱落防止材)が設けられている。スポンジ材30
は、平面視矩形の肉厚板状体で、アンカーキャップ10
とアンカーバー20との間隙に詰められている。スポン
ジ材30は、その外周をアンカーキャップ10の内側面
における下端部及び緩衝材21の側面に接着剤により固
定されている。それ故、アンカーバー20がアンカーキ
ャップ10から抜け落ちることはない。
ーキャップ10の下端部に、アンカーバー20がアンカ
ーキャップ10から抜け落ちないようにするスポンジ材
30(脱落防止材)が設けられている。スポンジ材30
は、平面視矩形の肉厚板状体で、アンカーキャップ10
とアンカーバー20との間隙に詰められている。スポン
ジ材30は、その外周をアンカーキャップ10の内側面
における下端部及び緩衝材21の側面に接着剤により固
定されている。それ故、アンカーバー20がアンカーキ
ャップ10から抜け落ちることはない。
【0033】以上のごとき防蝕可動アンカー式落橋防止
装置Aを組み立てるには、先ず緩衝材21を被覆された
アンカーバー20を、外輪郭角柱状の部分からアンカー
キャップ10内に挿入し、その端部(上端部)を位置決
め片11に貫入させる。
装置Aを組み立てるには、先ず緩衝材21を被覆された
アンカーバー20を、外輪郭角柱状の部分からアンカー
キャップ10内に挿入し、その端部(上端部)を位置決
め片11に貫入させる。
【0034】次いで、アンカーキャップ10の下端内側
面と、アンカーバー20の外側面との間にスポンジ材3
0を嵌入し、接着剤により固定する。
面と、アンカーバー20の外側面との間にスポンジ材3
0を嵌入し、接着剤により固定する。
【0035】以上により防蝕可動アンカー式落橋防止装
置Aを組み立てることができる。
置Aを組み立てることができる。
【0036】次に、防蝕可動アンカー式落橋防止装置A
を用いた施工方法について図5乃至図10を用いて説明
する。図5、図7、図8及び図10は縦断面図、図6及
び図9は平面図である。
を用いた施工方法について図5乃至図10を用いて説明
する。図5、図7、図8及び図10は縦断面図、図6及
び図9は平面図である。
【0037】現場においては、図5に示すように摺動容
易な帯状ゴム支承2にPC桁1が橋軸方向に直交する方
向に所要間隔をあけて載置されている。また、図6に示
すようにアンカーバー20を挿入するべき橋台3等の下
穴4が帯状ゴム支承2に設けられた穴から見える状態と
なっている。なお、図5において橋軸方向は紙面に直交
する方向である。図6において橋軸方向は紙面の上下方
向である。
易な帯状ゴム支承2にPC桁1が橋軸方向に直交する方
向に所要間隔をあけて載置されている。また、図6に示
すようにアンカーバー20を挿入するべき橋台3等の下
穴4が帯状ゴム支承2に設けられた穴から見える状態と
なっている。なお、図5において橋軸方向は紙面に直交
する方向である。図6において橋軸方向は紙面の上下方
向である。
【0038】斯かる現場において、まず、図7に示すご
とく橋台3等の下穴4に無収縮モルタル(固定モルタ
ル)Mを打設する。
とく橋台3等の下穴4に無収縮モルタル(固定モルタ
ル)Mを打設する。
【0039】次いで、図8及び図9に示すごとく、予め
工場において組み立てられた防蝕可動アンカー式落橋防
止装置Aのアンカーバー20の下部を無収縮モルタルM
の中に挿入する。図9においてはアンカーキャップ10
の上端で切断した状態を示している。そして、アンカー
キャップ10の横断面における長手方向を橋軸方向(桁
の伸縮方向)に合わせる。
工場において組み立てられた防蝕可動アンカー式落橋防
止装置Aのアンカーバー20の下部を無収縮モルタルM
の中に挿入する。図9においてはアンカーキャップ10
の上端で切断した状態を示している。そして、アンカー
キャップ10の横断面における長手方向を橋軸方向(桁
の伸縮方向)に合わせる。
【0040】無収縮モルタルMに所要強度が発現した
後、間詰めコンクリートC用の型枠(図示略)を設置す
る。
後、間詰めコンクリートC用の型枠(図示略)を設置す
る。
【0041】次いで、図10に示すごとく、隣接するP
C桁1の間隙に間詰めコンクリートCを打設し、バイブ
レーターによる突き固め等を行う。以上の工程によりプ
レテンション方式のPC床版Sを構築することができ
る。
C桁1の間隙に間詰めコンクリートCを打設し、バイブ
レーターによる突き固め等を行う。以上の工程によりプ
レテンション方式のPC床版Sを構築することができ
る。
【0042】次に、上記のごとく構成された防蝕可動ア
ンカー式落橋防止装置Aの効果について説明する。
ンカー式落橋防止装置Aの効果について説明する。
【0043】従来技術において必要であった保持パッキ
ン、或いはボルト及びナットが不要であるので製造コス
トを低廉化することができる(特に、保持パッキンは本
実施の形態に係る緩衝材21に比し高額である)。
ン、或いはボルト及びナットが不要であるので製造コス
トを低廉化することができる(特に、保持パッキンは本
実施の形態に係る緩衝材21に比し高額である)。
【0044】緩衝材21を厚さを大きくするだけで、容
易に新たな耐震基準にも適合することができる。この
点、従来技術においては保持パッキンの肉厚及びアンカ
ーキャップ10の断面を大きくし、しかも緩衝材を新た
に設けなければならないが、斯かる変更により製造コス
トが高額になってしまう。
易に新たな耐震基準にも適合することができる。この
点、従来技術においては保持パッキンの肉厚及びアンカ
ーキャップ10の断面を大きくし、しかも緩衝材を新た
に設けなければならないが、斯かる変更により製造コス
トが高額になってしまう。
【0045】また、緩衝材21は、アンカーバー20に
一体成型されているので、緩衝効果のみならず、亜鉛メ
ッキ等を施さなくともアンカーバー20を防錆すること
ができる。
一体成型されているので、緩衝効果のみならず、亜鉛メ
ッキ等を施さなくともアンカーバー20を防錆すること
ができる。
【0046】すなわち、本実施の形態によれば緩衝材2
1のみで、従来技術における保持パッキン、防錆材及び
緩衝材並びにボルト及びナットの効果を奏することがで
きる。
1のみで、従来技術における保持パッキン、防錆材及び
緩衝材並びにボルト及びナットの効果を奏することがで
きる。
【0047】また、アンカーキャップ10内への保持パ
ッキンの挿入、或いはボルトの挿入、ナットの締結が不
要であるので、組立時間を短縮できる。これらの作業は
全て手作業であるので、人件費が高騰する現在において
は組立時間の短縮は製造コストの低減にもつながる。
ッキンの挿入、或いはボルトの挿入、ナットの締結が不
要であるので、組立時間を短縮できる。これらの作業は
全て手作業であるので、人件費が高騰する現在において
は組立時間の短縮は製造コストの低減にもつながる。
【0048】図11及び図12に示すように、PC床版
Sの伸縮等により間詰め材に埋設されることとなるアン
カーキャップ10が移動し、位置決め片11が折れるこ
ととなる。スポンジ材30は、変形容易であるため、ア
ンカーキャップ10の移動を許容する。それ故、可動ア
ンカーとしての機能を果たすことができる。なお、図1
2は作用を示しており、実際の折れ方を示すものではな
い。
Sの伸縮等により間詰め材に埋設されることとなるアン
カーキャップ10が移動し、位置決め片11が折れるこ
ととなる。スポンジ材30は、変形容易であるため、ア
ンカーキャップ10の移動を許容する。それ故、可動ア
ンカーとしての機能を果たすことができる。なお、図1
2は作用を示しており、実際の折れ方を示すものではな
い。
【0049】また、アンカーキャップ10は、横断面矩
形であるので、PC床版Sの収縮等が生じた場合にアン
カーキャップ10が緩衝材21の全面に圧接することが
でき、緩衝材21を偏圧することはない。
形であるので、PC床版Sの収縮等が生じた場合にアン
カーキャップ10が緩衝材21の全面に圧接することが
でき、緩衝材21を偏圧することはない。
【0050】さらに、アンカーバー20も横断面正方形
であるので、緩衝材21を介してアンカーバー20に伝
達される押圧力も偏在することはない。
であるので、緩衝材21を介してアンカーバー20に伝
達される押圧力も偏在することはない。
【0051】従来においては、間詰めコンクリートCの
打設時にアンカーキャップ10が回転するという問題が
あった。しかし、緩衝材21は角柱状に形成されている
こと、アンカーキャップ10の橋軸直角方向の内寸は緩
衝材21の橋軸方向の長さと等しいこと、及びアンカー
キャップ10の内側面及び位置決め片11により挟着さ
れていることにより、アンカーキャップ10の回転も防
止できる。
打設時にアンカーキャップ10が回転するという問題が
あった。しかし、緩衝材21は角柱状に形成されている
こと、アンカーキャップ10の橋軸直角方向の内寸は緩
衝材21の橋軸方向の長さと等しいこと、及びアンカー
キャップ10の内側面及び位置決め片11により挟着さ
れていることにより、アンカーキャップ10の回転も防
止できる。
【0052】また、アンカーバー20の橋軸方向の長さ
よりも僅かに小さい間隔を介して位置決め片11が設け
られているので、緩衝材21の外側面上端部が挟着され
ることとなる。したがって、緩衝材21の外側面上端部
と位置決め片11との静摩擦力、及び緩衝材21の外側
面のスポンジ材30への接着力により、防蝕可動アンカ
ー式落橋防止装置Aを設置する際にアンカーバー20が
アンカーキャップ10から抜け落ちることを防止するこ
とができる。また、従来において問題となっていた間詰
めコンクリートCの打設時におけるアンカーキャップ1
0の浮き上がりも防止することができる。
よりも僅かに小さい間隔を介して位置決め片11が設け
られているので、緩衝材21の外側面上端部が挟着され
ることとなる。したがって、緩衝材21の外側面上端部
と位置決め片11との静摩擦力、及び緩衝材21の外側
面のスポンジ材30への接着力により、防蝕可動アンカ
ー式落橋防止装置Aを設置する際にアンカーバー20が
アンカーキャップ10から抜け落ちることを防止するこ
とができる。また、従来において問題となっていた間詰
めコンクリートCの打設時におけるアンカーキャップ1
0の浮き上がりも防止することができる。
【0053】また、防蝕可動アンカー式落橋防止装置A
を設置した後には段差部21aが帯状ゴム支承2に掛止
されるので、無収縮モルタルMが硬化するまでの間にア
ンカーバー20が下穴4に落下することもない。
を設置した後には段差部21aが帯状ゴム支承2に掛止
されるので、無収縮モルタルMが硬化するまでの間にア
ンカーバー20が下穴4に落下することもない。
【0054】また、位置決め片11はアンカーキャップ
10と共に一体成型されるので、アンカーキャップ10
を安価に製造できる。
10と共に一体成型されるので、アンカーキャップ10
を安価に製造できる。
【0055】通常、コンクリート(本実施の形態におい
ては無収縮モルタル)の打設面の近傍において発錆する
ことが多い。しかし、本実施の形態に係る緩衝材21
は、橋台3等の埋設部分にまで至るので、アンカーバー
20を完全に防錆することができる。なお、緩衝材21
に被覆されていない部分はモルタルに埋設されるので発
錆することはない。
ては無収縮モルタル)の打設面の近傍において発錆する
ことが多い。しかし、本実施の形態に係る緩衝材21
は、橋台3等の埋設部分にまで至るので、アンカーバー
20を完全に防錆することができる。なお、緩衝材21
に被覆されていない部分はモルタルに埋設されるので発
錆することはない。
【0056】なお、図13に示すごとく位置決め片12
の間隔が下方に向かうにしたがい拡大するように形成す
ることもできる。斯かる場合には、アンカーバー20の
位置決め片12への嵌入を容易に行うことができる。な
お、図13においては視認可能なように前記拡大を強調
して描いている。
の間隔が下方に向かうにしたがい拡大するように形成す
ることもできる。斯かる場合には、アンカーバー20の
位置決め片12への嵌入を容易に行うことができる。な
お、図13においては視認可能なように前記拡大を強調
して描いている。
【0057】また、図14に示す位置決め片13のごと
く、その数を2片とすることもできる。また、その形状
も上記実施の形態には限定されず、本発明を実施する上
で好適な形状にすることができる。
く、その数を2片とすることもできる。また、その形状
も上記実施の形態には限定されず、本発明を実施する上
で好適な形状にすることができる。
【0058】上記実施の形態に係るアンカーバー20
は、横断面矩形であったが、本発明においてはそれに限
定されず、例えば長方形、円形等、本発明を実施する上
で好適な形状にすることができる。
は、横断面矩形であったが、本発明においてはそれに限
定されず、例えば長方形、円形等、本発明を実施する上
で好適な形状にすることができる。
【0059】また、図15に示す緩衝材25のごとく、
橋軸方向における上端部に上端に向かうにしたがいその
寸法が漸減するようにテーパーを付けることもできる。
斯かる場合においても、アンカーバー20の位置決め片
11への嵌入を容易に行うことができる。なお、図15
においても視認可能なようにテーパーを強調して描いて
いる。
橋軸方向における上端部に上端に向かうにしたがいその
寸法が漸減するようにテーパーを付けることもできる。
斯かる場合においても、アンカーバー20の位置決め片
11への嵌入を容易に行うことができる。なお、図15
においても視認可能なようにテーパーを強調して描いて
いる。
【0060】また、本発明は、プレテンション方式、ポ
ストテンション方式を問わず適用することができる。ま
た、現場打ちによる桁にも適用することができる。
ストテンション方式を問わず適用することができる。ま
た、現場打ちによる桁にも適用することができる。
【0061】また、位置決め片11は、アンカーキャッ
プ10に一体成型することなく、アンカーキャップ10
の成型後に、金属片等をビス止めして設けることもでき
る。
プ10に一体成型することなく、アンカーキャップ10
の成型後に、金属片等をビス止めして設けることもでき
る。
【0062】また、アンカーキャップ10の外周に螺旋
鉄筋を設けることもできる。
鉄筋を設けることもできる。
【0063】また、上記構成部材の寸法等は、本発明を
実施する上で好適な寸法等にすることができる。
実施する上で好適な寸法等にすることができる。
【0064】なお、上図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
一符号を付している。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。構成部材点数が少ない
ため、製造コストを低廉化できると共に組立時間を短縮
することができる。
で、以下に掲げる効果を奏する。構成部材点数が少ない
ため、製造コストを低廉化できると共に組立時間を短縮
することができる。
【0066】また、緩衝材の肉厚を大きくするだけで新
たな耐震基準にも適合することができる。
たな耐震基準にも適合することができる。
【図1】本実施の形態に係る防蝕可動アンカー式落橋防
止装置が設置された状態を示す正面図である。
止装置が設置された状態を示す正面図である。
【図2】アンカーキャップの縦断面図である。
【図3】図2のa−a断面図である。
【図4】図2のb−b断面図である。
【図5】防蝕可動アンカー式落橋防止装置を用いた工程
図である。
図である。
【図6】防蝕可動アンカー式落橋防止装置を用いた工程
図である。
図である。
【図7】防蝕可動アンカー式落橋防止装置を用いた工程
図である。
図である。
【図8】防蝕可動アンカー式落橋防止装置を用いた工程
図である。
図である。
【図9】防蝕可動アンカー式落橋防止装置を用いた工程
図である。
図である。
【図10】防蝕可動アンカー式落橋防止装置を用いた工
程図である。
程図である。
【図11】防蝕可動アンカー式落橋防止装置の作用を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図12】防蝕可動アンカー式落橋防止装置の作用を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図13】位置決め片の他の実施の形態を示す縦断面図
である。
である。
【図14】位置決め片の他の実施の形態を示す横断面図
である。
である。
【図15】アンカーバーの他の実施の形態を示す縦断面
図である。
図である。
A 防蝕可動アンカー式落橋防止装置 M 無収縮モルタル C 間詰めコンクリート S PC床版 1 PC桁 2 帯状ゴム支承 3 橋台 4 下穴 10 アンカーキャップ 11、12、13 位置決め片 20 アンカーバー 21、25 緩衝材 21a 段差部 30 スポンジ材
Claims (6)
- 【請求項1】 橋軸直角方向に所要間隔をあけて橋台、
橋脚等に架設された複数本のPC桁の間隙に位置し、橋
台等に下部が固定されるアンカーバーと、該アンカーバ
ーの上部に被せられ、前記各PC桁の橋軸直角方向にお
ける間隙に打設されるコンクリート、モルタル等の間詰
め材に埋設されるアンカーキャップとを備えた、前記P
C桁及び前記間詰め材により構築される床版を橋台等に
固定する為に用いられる防蝕可動アンカー式落橋防止装
置であって、 前記アンカーバーは、その上端から前記橋台等に至るま
で緩衝材により外輪郭角柱状に被覆され、 前記アンカーキャップはその内側面が前記アンカーバー
の外側面と少なくとも橋軸方向の前後に間隔をあけ、 前記アンカーキャップの内部上面には、前記アンカーキ
ャップの断面の中心を前記アンカーバーの軸心に一致さ
せると共に、前記間詰め材に埋設されることとなるアン
カーキャップの、前記床版の伸縮等に伴う移動により折
れることが可能な、鉛直下方に延びて前記緩衝材の外側
面上端部を挟着する、少なくとも2片の位置決め片が形
成され、 前記アンカーキャップの内部下端には、前記アンカーバ
ーが前記アンカーキャップから抜け落ちないようにする
と共に、アンカーキャップの移動に伴い変形可能な脱落
防止材が設けられ、 前記位置決め片は、前記アンカーキャップに一体成型さ
れたことを特徴とする防蝕可動アンカー式落橋防止装
置。 - 【請求項2】 前記緩衝材は、その先端から橋台等に埋
設される部分にまで至り、前記アンカーキャップ内に存
する部分の寸法よりも橋台等に埋設される部分の寸法の
方が小さくなるように形成され、寸法が変化する位置に
は前記アンカーキャップの下端面と面一をなす段差部を
有することを特徴とする請求項1記載の防蝕可動アンカ
ー式落橋防止装置。 - 【請求項3】 前記アンカーキャップは横断面矩形をな
すことを特徴とする請求項1又は2に記載の防蝕可動ア
ンカー式落橋防止装置。 - 【請求項4】 前記位置決め片は、アンカーバーが嵌入
容易なように橋軸方向における間隔が下端に向かうにし
たがい大きくなることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の防蝕可動アンカー式落橋防止装置。 - 【請求項5】 前記アンカーバーの上端部は、前記位置
決め片に嵌入容易なように上端に向かって橋軸方向にお
ける長さが漸減するテーパーがつけられていることを特
徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の防蝕可動ア
ンカー式落橋防止装置。 - 【請求項6】 前記アンカーバーは、横断面正方形をな
すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
防蝕可動アンカー式落橋防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29733396A JP3031869B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 防蝕可動アンカー式落橋防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29733396A JP3031869B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 防蝕可動アンカー式落橋防止装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25444395A Division JP2913597B2 (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 防蝕可動アンカー式落橋防止装置及びそれに用いるアンカーバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105112A JPH09105112A (ja) | 1997-04-22 |
JP3031869B2 true JP3031869B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=17845168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29733396A Expired - Fee Related JP3031869B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 防蝕可動アンカー式落橋防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031869B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP29733396A patent/JP3031869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09105112A (ja) | 1997-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |