JP3030441U - 羽毛入り足温具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽くて踝部分も暖めることができるととも
に、寛いだり、就寝時などに着用することのできる足温
具を提供する。 【解決手段】 略片足の平面外形をした布製の底部１
と、この底部１の周縁に下端が逢着され、踝の上まで覆
うとともに、上端から甲の上部分まで切り込み１５が設
けられ、底部１とともに足収容部ｐを形成する羽毛１４
を収容した布製の側包部１１と、切り込み１５の設けら
れた側包部１１の周囲を、足収容部ｐから足Ｈが抜け出
ないように締め付ける締付部材２１とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、寛いだり、就寝時などに足を暖める羽毛入り足温具に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来の足温具は、電熱線などを収容した足を載せる底部と、この底部に載せた 足の甲を包囲するように、底部に取り付けられ、底部とともに足の前側大半を収 容する収容部を形成する覆い部とで構成されている。 したがって、電熱線に給電して発熱させると、底部が暖まるので、収容部に足 先を入れて底部に足を載せると、足を暖めることができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の足温具は、電熱線などを収容する底部が厚くて大きく、重いの で、寛いだり、就寝時などに着用して足を暖めることができなかった。 また、足の甲は収容部で覆われるものの、寒さを感じ易い踝部分を覆うことが できないので、踝部分が冷えるため、足の先が暖まっているにもかかわらず、寒 く感ずる。

【０００４】 この考案は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、軽くて 踝部分も暖めることができるとともに、寛いだり、就寝時などに着用することの できる足温具を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案にかかる足温具は、略片足の平面外形をした布製の底部と、この底部 の周縁に下端が逢着され、踝の上まで覆うとともに、上端から甲の上部分まで切 り込みが設けられ、底部とともに足収容部を形成する羽毛を収容した布製の側包 部と、切り込みの設けられた側包部の周囲を、足収容部から足が抜け出ないよう に締め付ける締付手段とで構成したものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施形態を図に基づいて説明する。 図１はこの考案の一実施形態である足温具を示す斜視図、図２は図１に示した 足温具のＸ−Ｘ線による断面図、図３は図１に示した足温具の底面図、図４は図 １に示した足温具の締付部材で踝部分を締め付けた状態の斜視図である。

【０００７】 これらの図において、Ａは片足を暖める足温具を示し、底部１と、この底部１ に逢着された側包部１１と、この側包部１１の踝部分を締め付ける締付手段とし ての締付部材２１とで構成されている。 上記した底部１は、厚手の外側布２と、薄手の内側布３とで構成されている。 そして、両布２，３は、略片足の平面外形とされている。

【０００８】 上記した側包部１１は、外側布１２と内側布１３との間に羽毛１４が収容され 、両布１２，１３を必要以上に離れないようにするとともに、中の羽毛１４が移 動しないように所定個所が逢着されている。 そして、底部１の周縁に下端が逢着され、踝の上まで覆うことのできる形状と され、上端から甲の上部分まで切り込み１５が設けられている。 なお、底部１と側包部１１とで、片足の踝の上部分までの足Ｈを収容する足収 容部ｐを形成する。

【０００９】 上記した締付部材２１は、側包部１１の切り込み１５が設けられた後ろ側に一 端部が逢着された布製の帯２２と、この帯２２の他端部で、側包部１１と対向す る面に逢着された接着布（いわゆるマジックテープ）２３を構成する一方２３ａ と、切り込み１５が設けられた側包部１１の帯２２と反対側の面に逢着された接 着布２３を構成する他方２３ｂとで構成されている。

【００１０】 次に、着用について説明する。 まず、図１に示すように、接着布２３の一方２３ａを他方２３ｂから剥離させ る。 次に、図４に示すように、側包部１１の切り込み１５部分を広げて足収容部ｐ へ足Ｈを挿入する。 そして、帯２２を延ばして接着布２３の一方２３ａを他方２３ｂに接着させる ことにより、足収容部ｐから足Ｈが抜け出ないようにするとともに、踝の上まで 側包部１１で覆う。

【００１１】 上述したように、この考案の一実施形態によれば、大部分を布と羽毛１４とで 構成したので、軽くて柔らかく、暖かいものとなる。 したがって、寛いだり、就寝時などに着用しても、着用感を感じずに足Ｈを暖 めることができる。 そして、踝の上まで側包部１１で覆うので、寒さを感じさせないように足Ｈを 暖めることができる。

【００１２】 さらに、切り込み１５を甲の上まで設けたので、足収容部ｐへの足Ｈの挿脱を 容易に行うことができる。 また、締付部材２１を設けたので、足Ｈから脱げないようにすることができる とともに、暖かい空気を逃がさずに暖めることができる。

【００１３】 なお、上記した実施形態では、底部１を外側布２および内側布３で構成したが 、両布２，３の間に羽毛または綿などを収容させたり、１枚の布としてもよい。 また、締付手段を締付部材２１としたが、足収容部ｐから足Ｈが抜け出ないよ うに締め付けることができれば、他のもの、例えば紐であってもよい。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、大部分を布と羽毛とで構成したので、軽く て柔らかく、暖かいものとなる。 したがって、寛いだり、就寝時などに着用しても、着用感を感じずに足を暖め ることができる。 そして、踝の上まで側包部で覆うので、寒さを感じさせないように足を暖める ことができる。

【００１５】 さらに、切り込みを甲の上まで設けたので、足収容部への足の挿脱を容易に行 うことができる。 また、締付手段を設けたので、足から脱げないようにすることができるととも に、暖かい空気を逃がさずに暖めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施形態である足温具を示す斜視
図である。

【図２】図１に示した足温具のＸ−Ｘ線による断面図で
ある。

【図３】図１に示した足温具の底面図である。

【図４】図１に示した足温具の締付具で踝部分を締め付
けた状態の斜視図である。

【符号の説明】

Ａ 足温具 １ 底部 ２ 外側布 ３ 内側布 １１ 側包部 １２ 外側布 １３ 内側布 １４ 羽毛 １５ 切り込み ２１ 締付部材 ２２ 帯 ２３ 接着布 ２３ａ 一方 ２３ｂ 他方 ｐ 足収容部 Ｈ 足

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略片足の平面外形をした布製の底部と、 この底部の周縁に下端が逢着され、踝の上まで覆うとと
   もに、上端から甲の上部分まで切り込みが設けられ、前
   記底部とともに足収容部を形成する羽毛を収容した布製
   の側包部と、 前記切り込みの設けられた前記側包部の周囲を、前記足
   収容部から足が抜け出ないように締め付ける締付手段
   と、 からなる羽毛入り足温具。