JP3030374U - 剣 山 - Google Patents

剣 山

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JP3030374U
JP3030374U JP1996003212U JP321296U JP3030374U JP 3030374 U JP3030374 U JP 3030374U JP 1996003212 U JP1996003212 U JP 1996003212U JP 321296 U JP321296 U JP 321296U JP 3030374 U JP3030374 U JP 3030374U
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JP
Japan
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antibacterial
film
kenzan
antibacterial agent
agent
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JP1996003212U
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Inventor
雄治 杉浦
▲裕▼ 杉浦
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東京成建株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌機能を発揮する剣山を構成する。 【課題の解決手段】 剣山本体1の表面に抗菌膜2を形
成する。抗菌膜2は、抗菌剤を含む接着剤の塗膜、抗菌
剤を含む塗料の塗膜或いは抗菌剤を含む金属めっき膜で
構成することができる。抗菌膜2の抗菌機能を長く維持
するには、剣山本体1の表面に凹溝4を設けて抗菌膜2
を形成するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生花に使用される剣山の改良に関する。
【0002】
【従来技術と課題】
鉄又は亜鉛合金製の台盤に鉄又は真鍮、その他の材料に、必要により水中で使 用しても支障が生じないように防錆処理が施された針が多数本立設された構造で 、生花、生木等を形よく支えるべく構成されている。 しかし、生花、生木などが剣山と共に或る深さの水中に保持される時、早けれ ば1日、長いものでも7日位が経過すると水が劣化し、又は水中の雑菌が繁殖し 、生花、生木などに悪影響を与え、花の勢を衰えさせたり、枯死させたりしてい る。 これらの課題解決の手段として、水に消毒剤を添加し、又は抗菌剤を保持して いる有体物(たとえば、抗菌剤が塗布されたセラミックボール)を水中に沈めて いるが、この解決手段によるときは、消毒剤、或いは抗菌剤を保持している有体 物を準備しなければならない。また、それらを準備しても、使用し忘れることが ある。 本考案は、かかる従来技術に着目してなしたもので、生花、生木などを形よく 支える剣山本体の表面に抗菌膜を形成することにより、この剣山を使用すれば、 従来技術にみられる前記の煩わしい準備をしないで済む至便な剣山の提案を目的 とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
叙上の目的を達成するために本考案が講じた技術的手段は、剣山本体の表面に 抗菌膜を形成したということである。 上記抗菌膜は、抗菌剤を含む接着剤の塗膜若しくは塗料の塗膜、又は抗菌剤を 含む金属めっき膜で形成することが可能である。 そして、抗菌膜形成表面積を広くし、且長期にわたって抗菌効果を挙げるため に、剣山本体の表面に凹溝を設けて抗菌膜を形成することが好ましい。
【0004】
【考案の実施の形態】
図1〜図3を参照しながら説明する。 剣山本体1の基本構造は、鉄又は亜鉛合金製の台盤3に鉄又は真鍮、その他の 材料で製造された針が立設された周知の剣山と同様の構造である。 剣山本体1は、図1示、図2示などのように針の下端部から上部に向って尖端 部に至らない適宜長さの凹溝4を適数本(図示例は3本であるが、3本以上でも 、3本以下でも構わない)設けた構造が従来の剣山の針と異なるところである。 凹溝4の形状は、図示例の如く下端部から上部に至るに従って次第に細くなる先 細り形状の他、全長が等幅であっても差支えなく、また、凹溝4の深さは、図示 例のように下端部から上部へ至るに従って次第に浅くする他、全長が同じ深さで あっても構わない。
【0005】 また、剣山本体1の凹溝4については、図3(a)(b)(c)などに示す如 く、針の長さ方向に螺旋状に設けること(a)、針の長さ方向に複数本を平行か つ環状に設けること(b)、図1示の縦向凹溝4と、図3(b)の環状凹溝4と を組合わせた構成など各種の設けかたが考えられる。 上述したように剣山本体1は、凹溝4を形成した構成が周知の剣山本体と異な るところである。
【0006】 しかし、剣山本体1は、図3(d)に示すように凹溝4を構成せずに抗菌膜2 を形成することができ、この構成が基本構成である。 凹溝4は、抗菌膜4が形成された表面積を広くし、かつ長期にわたって抗菌効 果を持続させるための構造で、かりに、凹溝4以外の部位の抗菌膜2が生花、生 木の茎部と強く擦れることで抗菌膜2の表層が摩耗し、抗菌機能が減衰するよう なことが起きても、凹溝4内の抗菌膜2は、生花、生木の茎部と擦れる機会が殆 ど無いので抗菌膜2が長期間そのまま存在し、抗菌効果を長期にわたって持続さ せる。
【0007】 請求項1の抗菌膜2は、いくつかの構成例が考えられるので、請求項2〜4に ついて順次説明する。 抗菌膜2の形成に使用される抗菌剤としては、銅、銀、コバルト、鉛等周知の 抗菌剤から一種又は複数種を適宜に選択使用するも、周知になっていない新しい 抗菌剤を使用するも自由である。この抗菌剤の使用方は全請求項に共通である。
【0008】 請求項2の抗菌膜2は、溶剤稀釈タイプの接着剤中に抗菌剤をよく混合し、こ の接着剤を剣山本体1の表面に均一厚さに塗布し、かくして、抗菌剤を含む接着 剤の塗膜を剣山本体1の表面に形成する。上記接着剤の塗布手段は、手塗りでも 、機械塗りでも構わないが、塗膜の品質、作業性、コストなどを考慮して決定す る。 請求項3の抗菌膜2は、耐水性塗料に抗菌剤を十分混合し、この塗料を剣山本 体1の表面に均一厚さに塗布し、抗菌剤が複合された塗料の塗膜を剣山本体1の 表面に形成する。この請求項3の塗料塗布手段は、請求項2の場合と同様に選択 決定する。 請求項4の抗菌膜2は、金属めっき手段(たとえば、ニッケル・リン合金めっ き手段)において、めっき液中に添加剤(たとえば、1種又は数種の表面活性剤 )と一緒に抗菌剤を加えて十分混合し、前記添加剤の機能により、めっき液中に 抗菌剤が均一に分散浮遊している間に剣山本体1の表面にめっき処理を行い、か くして、剣山本体1の表面に抗菌剤の複合された金属めっき膜を均一厚さに形成 する。
【0009】 上述のようにして、剣山本体1の表面に抗菌膜2を形成すれば、抗菌機能を発 揮する剣山が構成され、生花、生木などの生命維持に好影響を与えることが可能 になるばかりでなく、特別な手段を施さずに前記好影響を与えることが可能にな り、前記した周知の抗菌手段を改善することができる。
【0010】 処で、叙述した本発明抗菌手段を講じないで、剣山本体1自体を抗菌性材料で 構成することが考えられるが、たとえば、剣山本体1を銀で構成すれば、非常に 高価になり、銅で構成すれば、軟らかい材料のため摩耗が早くて寿命が短いと共 に高価であり、鉛を使用すれば、軟らか過ぎて剣山としての形態を維持できない と共に機能も果し得ない、などといった不利があり、好ましい剣山構成手段とい えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案剣山の斜視図。
【図2】 図1の(2)−(2)断面図。
【図3】 (a)〜(d)は本考案剣山の構成に使用す
る各種実施例を示すもので、凹溝の構造が異なる例であ
る。
【符号の説明】
1…剣山本体 2…抗菌膜

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剣山本体の表面に抗菌膜を形成せしめた
    剣山。
  2. 【請求項2】 抗菌膜が抗菌剤を含む接着剤の塗膜であ
    る請求項1記載の剣山。
  3. 【請求項3】 抗菌膜が抗菌剤を含む塗料の塗膜である
    請求項1記載の剣山。
  4. 【請求項4】 抗菌膜が抗菌剤を含む金属めっき膜であ
    る請求項1記載の剣山。
JP1996003212U 1996-04-19 1996-04-19 剣 山 Expired - Lifetime JP3030374U (ja)

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