JP3030293B1 - 振動検出方法 - Google Patents

振動検出方法

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JP3030293B1
JP3030293B1 JP11036139A JP3613999A JP3030293B1 JP 3030293 B1 JP3030293 B1 JP 3030293B1 JP 11036139 A JP11036139 A JP 11036139A JP 3613999 A JP3613999 A JP 3613999A JP 3030293 B1 JP3030293 B1 JP 3030293B1
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Abstract

【要約】 【課題】本発明は従来形の加速度センサーが有するノイ
ズによる外乱を有効に除去すると共に、ケーブル布設工
事を排し、且つケーブルにより電磁気的ノイズを拾う悪
現象を除去して高信頼の振動検出を可能とする。 【解決手段】振動センサーとして振動により厚み方向に
ベンディングする弾性表面波素子1を用い、このベンデ
ィングによる弾性表面波素子1の表面に施された入力側
と出力側の電極2,3における電極間隔の拡縮変動に応
じて周波数変調動作を惹起させ、この変調周波数信号か
ら上記振動の波形を把握する振動検出方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建造物に加わる振
動、機器類に加わる振動、地殻変動により発生する振動
等を弾性表面波素子を用いて検出する振動検出方法に係
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の振動を検出するための圧電
形加速度センサーは圧電素子の持つ発電機能を利用し、
機械的振動の印加時に上記発電機能により電圧を発生さ
せ、この電圧信号により上記振動の波形を把握する方法
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の方
法は機械的振動の大きさに比例した電圧信号の振巾の大
きさとして振動の大きさをとらえるために、電磁気的な
ノイズによる振巾の乱れを来し易く、正確な振動の検出
が困難であった。電波として遠隔送信することが困難で
あり、その送信には長距離のケーブル布設工事を要し、
布設と管理コストの増大、ケーブルを介してのノイズの
流入による信頼性の欠如等の問題を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は圧電形加速度セ
ンサーの使用並びにそれが持つ上記固有の問題点を排
し、センサーエレメントとして弾性表面波素子の弾性表
面波伝播機能(共振機能)に着目し、これを周波数変調
要素として機能させ、振動の大きさを周波数の変調度に
よって把握できるようにした、全く新しいタイプの振動
検出方法を提供するものである。
【0005】要述すると、振動センサーとして振動によ
り厚み方向にベンディングする弾性表面波素子を用い、
このベンディングによる弾性表面波素子の表面に施され
た入力側電極対と出力側電極対における電極間隔の拡縮
変動に応じて周波数変調動作を惹起させ、この変調周波
数信号から上記振動の波形を把握する振動検出方法を提
供する。
【0006】上記振動センサーを構成する弾性表面波素
子は固定端と自由端を有し、上記振動により固定端を支
点として自由端を厚み方向にベンディングさせ、上記周
波数変調出力を得る。
【0007】又は上記弾性表面波素子は両端を支点とし
て中央部においてベンディングし、上記周波数変調出力
を得る。
【0008】上記周波数変調出力は電波として発信し、
遠隔において受信して復調し、上記振動波形を得る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は従来、情報機器のフィル
タとして用いられている弾性表面波素子を振動センサー
エレメントとして活用するものであり、この弾性表面波
素子1はタンタル酸リチウム単結晶やニオブ酸リチウム
単結晶等の圧電板4の表面に二対の櫛形電極2、3が設
けられた構造となっている。即ち、入力側と出力側に各
一対の櫛形電極を各並列電極が交互となるように配置
し、電極間における弾性表面波を利用し特定の信号の伝
播を行なっている。本発明は上記弾性表面波素子を振動
により厚み方向にベンディング可能な構造にする。
【0010】詳述すると、図2に示すように前記入力側
電極対2と出力側電極対3とを表面に有する圧電板4か
ら成る弾性表面波素子1或いは同圧電板4を金属板5に
貼り合せにした弾性表面波素子1の一端を固定端とし、
他端を自由端とするような片持ち支持構造で支持する。
【0011】例えばベース6にスタンド7を介して上記
弾性表面波素子1の一端を片持ち支持する。上記弾性表
面波素子1の自由端に慣性質量体8を一体に設け、振動
によるベンディング性能を向上する。
【0012】又は図3に示すように、弾性表面波素子1
の両端を両持ち構造にて支持し、中間部においてベンデ
ィング可能な構造にする。
【0013】例えばベース6に一対のスタンド7を対向
して並設し、このスタンド7間に上記弾性表面波素子1
の両端を両持ち支持する。
【0014】この時、各スタンド7は弾性表面波素子1
のベンディング性能を向上するため、素子1の両端を長
さ方向に摺動可能に支持することができる。
【0015】更に上記入力側電極対2と出力側電極対3
の間、好ましくは両電極対間の中央に慣性質量体8を設
ける。更に好ましくは上記慣性質量体8を弾性表面波素
子1の中央部に配する。
【0016】上記スタンド7は好ましくは何れも金属ブ
ロック等の振動に対し剛体を用いる。上記入力側電極対
2と出力側電極対3とはベンディングの曲率半径の中心
線(ベンディング軸)と直交する方向に対称に配置す
る。
【0017】又各電極対2、3を構成する櫛歯状電極は
ベンディング軸方向と直交する方向において交互配置と
なるように設置する。
【0018】上記ベース6にカップ形のカバー9を一体
に被せ、即ちカップ形カバー9の開口部をベース6で一
体に覆って気密ケースを形成し、この気密ケース内に上
記片持ち又は両持ち支持された弾性表面波素子1を封入
する。
【0019】又上記ベース6に上記弾性表面波素子1の
入出力電極対2、3の入出力端子10、11を植設し、
この入出力端子の各内端と上記入出力電極対2、3間を
ベンディングを阻害しない柔軟性を有する導線12にて
接続する。
【0020】上記ケース内に封入した弾性表面波素子1
を配線回路基板13に搭載し、入出力端子10、11を
以って同回路基板13に接続する。
【0021】上記配線回路基板13は弾性表面波素子1
の図4に示す振動制御回路17を構成しており、該回路
を形成するための電子部品が搭載されている。
【0022】上記振動制御回路17は入力側電極対2に
入力する駆動波形と、これに応じ出力側電極対3から出
力する波形との間の位相差を検出する位相検出器と、こ
の検出された位相差に応じた信号によって所定の周波数
を発振し、この周波数を入力側電極対2の駆動波として
供給する発振器とを含んでいる。
【0023】図2に示すように、上記ケースに収容され
た弾性表面波素子1及び配線回路基板13をボックス1
4内に収納し、このボックス14内に電源電池15を内
蔵し、更にボックス14にアンテナを設け、このアンテ
ナ16を配線回路基板13の出力ラインに接続する。
【0024】而して、振動検査場所に設置された弾性表
面波素子1は振動制御回路17により、図5Bに示す一
定周波数で駆動され待機状態に置かれる。
【0025】次に図5Aに示す検出対象から加わる振動
波により、弾性表面波素子1が図2と図3に仮想線と矢
印で示すベンディングを来し、前記入力側と出力側の各
電極対における電極間隔のベンディング方向と大きさに
応じた拡縮変動を招来する。
【0026】振動制御回路17はこの拡縮変動に伴なう
弾性表面波の変動を検知し、この変動に応じた周波数で
上記弾性表面波素子1を駆動する。
【0027】即ち上記弾性表面波の変動に応じた周波数
で入力側電極対2を駆動する。これに応じた周波数の信
号を出力側電極対3から出力する。
【0028】上記出力側電極対3から出力される信号、
及びこれに応じ振動制御回路17から入力側電極対2に
入力する信号は弾性表面波素子1の振動(ベンディン
グ)の方向と大きさに応じた粗密を交互に有する変調信
号であり、所謂FM変調された信号である。
【0029】図4に示すように、このFM変調信号、即
ち変調周波数信号をアンテナ16を介して遠隔に存する
振動監視装置18のアンテナ19で受信し、これを復調
して復調振動波形を画面表示等する。これら受信信号は
メモリーに記録することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は弾性表面波素子の弾性表面波伝
播機能を利用し、これをベンディングによる周波数変調
要素として用いることにより振動波形を弾性表面波の変
調周波数信号として検出することができる振動センサー
である。
【0031】故に従来形の加速度センサーが有するノイ
ズによる外乱を有効に除去できると共に、ケーブル布設
工事を排し、且つケーブルにより電磁気的ノイズを拾う
悪現象を除去して高信頼の振動検出を可能とする。加え
てケーブル布設と管理に要するコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性表面波素子の平面図。
【図2】上記弾性表面波素子を振動センサーとして用い
た場合の、同センサーの片持ち構造と、このセンサーに
よって形成される振動検出装置の断面図。
【図3】上記弾性表面波素子を振動センサーとして用い
た場合の、同センサーの両持ち構造と、このセンサーに
よって形成される振動検出装置の断面図。
【図4】上記振動検出装置とその制御装置の概要を示す
図。
【図5】Aは振動波形、Bは定常時の弾性表面波素子の
駆動波形、Cは振動により同素子がベンディングした時
の変調波形を夫々示す波形図。
【符号の説明】
1 弾性表面波素子 2 入力側電極対 3 出力側電極対 4 圧電板 5 金属板 6 ベース 7 スタンド 8 慣性質量体 9 カバー 10 入力端子 11 出力端子 12 導線 13 配線回路基板 14 ボックス 15 電源電池 16 アンテナ 17 周波数制御回路 18 振動監視装置 19 アンテナ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動センサーとして振動により厚み方向に
    ベンディングする弾性表面波素子を用い、このベンディ
    ングによる弾性表面波素子の表面に施された入力側電極
    対と出力側電極対における電極間隔の拡縮変動に応じて
    周波数変調動作を惹起させ、この変調周波数信号から上
    記振動の波形を把握することを特徴とする振動検出方
    法。
  2. 【請求項2】上記振動センサーを構成する弾性表面波素
    子は固定端と自由端を有し、上記振動により固定端を支
    点として自由端を厚み方向にベンディングさせ、上記周
    波数変調出力を得ることを特徴とする請求項1記載の振
    動検出方法。
  3. 【請求項3】上記弾性表面波素子は両端を支点として中
    央部においてベンディングし、上記周波数変調出力を得
    ることを特徴とする請求項1記載の振動検出方法。
  4. 【請求項4】上記周波数変調出力を電波として発信し、
    遠隔において受信して復調し、上記振動波形を得ること
    を特徴とする請求項1又は2又は3記載の振動検出方
    法。
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