JP3030096U - 組み立て家具用リンク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一形状のリンクのみで、異なる形態の家具
に適し、共用でき、業者の金具製造コストを有効に節減
し、製造が便利で、在庫を低下でき、生産率を向上し、
組み立てに工具が要らず簡単に完成できる組み立て家具
用リンクを提供する。 【解決手段】 四方形のリンクの上面に等間隔に複数の
中孔１１を設け、両末端近くの上下面に垂直方向に相対
した二連の上凹孔１２と下凹孔１３とを設け、且つ両末
端の上、下凹孔１２及び１３のやや内側に両穿孔１６を
設け、別の横棒及び縦棒を嵌め込むことにより、異なる
造形の家具を組み立て、一物共用でき、製造に便利で、
組み立てに何の工具も要らず完成できる目的に達する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、リンクに関するものであり、特に組み立て家具用のリンクに関する 。

【０００２】

【従来の技術】

現在、家具を購入し使用する形態は益々簡潔で個性化、且つ安いのを主とし、 木製の家具は徐々に線状が簡単な鋼管の組立式家具に代わられ、物置棚、展示棚 、靴棚、テレビ棚、タンス、ハンガー掛け及び物置とハンガー掛けの二重機能を 有する棚など多形態がユーザに選ばれる。これらの棚体は、一般的に両リンク（ 底座）に横棒を連結し、更にネジで締め、異なる形態の固定棒を嵌め込み一体に 組み立てる。

【０００３】 しかし、掛け棒が単棒又は双棒、又は上記のいずれの形態であろうと、必ずそ の造形により適用するリンク（底棒）を生産し組み合わせて使用すべきで、該リ ンクは単一造形の使用形態に限られる。これでは業者が金型を開発するコストを 高め、生産製造の不便を増やし、在庫率を増加し、材料の浪費となり、連 結にドライバーを必要とし、組み立て上非常に不便等の欠点が有った。

【０００４】 従って、理想的な組み立て家具用リンクは、全体の造形に必ず簡潔流暢な線状 を有する外、業者に製造が便利で、製造コストを節約でき、且つ何の工具が要ら なくても組み立てられ、組み立て便利の効果に達するものが、現在最も進歩性と 実用性に合う製品である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、単一形状のリンクのみで異なる形態の家具にも適し、共 用でき、業者の金具製造コストを有効に節減し、製造が便利で、在庫を低下でき 、生産率を向上する。 本考案の他の目的は、組み立てに何の工具も要らず簡単に完成でき、非常に簡 単で迅速な組み立て家具用リンクを提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、四方形のリンクの上面に等間隔に複数の中孔を設け、両末端近くの 上下面に垂直方向に相対した二連の上凹孔と下凹孔とを設け、且つ両末端の上、 下凹孔のやや内側に両穿孔を設け、この組み立て家具用リンクの設計により異な る形態の家具への実施を可能とするものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を示す実施例を図面に基づいて説明する。 図１に示す通り、本考案の組み立て家具用リンクは、組み立て家具用リンク１ ０が一体成形であり、断面が四方形で上面中央及び中央と両末端との間にそれぞ れ適度の深さを有する中孔１１を設け、両末端の上面に間隔を置き孔径がより小 さい両上凹孔１２を設け、上凹孔１２と相対して底面に下凹孔１３を設け、両者 を互いに通じない、中孔１１の側面横向きに間隔を置き上側孔１４と下側孔１５ を設け（Ａ−Ａ断面に示す通り）、三者も通じない、側面で上凹孔１２及び下凹 孔１３に近い内側に穿孔１６を貫き、底部の予定位置にネジ孔１７を設け、車又 はパットをネジ締められる。

【０００８】 上記の通り、本考案の組み立て家具用リンク１０を実際に使用する時、上面の 複数の中孔１１に単棒又は双棒を挿入し、両末端の上面及び底面上の上凹孔１２ 及び下凹孔１３を複数の垂直向き連結とし、側面の穿孔１６を複数の横向き連結 とし、構造全体の強度を増加し、又は掛け棒の用途とする、組み立て家具用リン ク１０底面のネジ孔１７は適用する車又はパットをネジ締められ、単一形状のリ ンクのみにより異なる縦棒及び横棒の結合使用を提供し、全く異なる形態の組立 式家具となる。

【０００９】 又、図２、３に示す通り、該二つ同じ組み立て家具用リンク１０は、両横棒を 両側面の穿孔１６に挿入することにより連結固定し、更に上面中央の中孔１１に より単棒の固定挿入するか、両側の中孔１１により双掛け棒の固定挿入をする、 即ち単棒式ハンガー掛け２０又は双棒式ハンガー掛け３０に組み立てられる。 又、図４に示す通り、該高低掛け棒組み立て式タンス４０において、組み立て 家具用リンク１０その間の垂直方向の連接は、両側末端に沿った上面と底面相対 の上凹孔１２と下凹孔１３により縦棒と挿入連結し、組み立て家具用リンク１０ 間の横方向の連結は横棒を側面の穿孔１６に挿入して連結し、且つ大小組み立て 家具用リンク１０の側面の下側孔１５に掛け棒を挿入し、高低異なる吊りかけ使 用できる組立式タンス４０にする。又、本考案の組み立て家具用リンク１０にお いて、側面の穿孔１６に網体両側棒を挿入し、物置面とすることもでき、且つ垂 直方向に高低が異なる複数層の物置棚を無限に連結延伸し（図５参照）、異なる 形の物置棚５０としたり、又は側面から続いて横方向に延伸連結しハンガー掛け とし、全体に物置とハンガー掛けの二重機能を有する家具６０となる（図６参照 ）。

【００１０】 従って、上記又は他の形態の物置棚であっても、本考案はいずれも実施できる 。業者はただ単一形状の組み立て家具用リンクを生産するだけで一物共用でき、 製造コストを有効に節減し、組み立てが便利で、在庫低下の目的に達する。従来 、異なる形態の家具は、異なるリンクを生産し単一形態の機能しかないので、本 考案の実施により、金型の製造コストが増加する欠点を排除できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体図である。

【図２】本考案と単棒式ハンガー掛けとの組み合わせの
実施例図である。

【図３】本考案と双棒式ハンガー掛けとの組み合わせの
実施例図である。

【図４】本考案とハンガー掛けタンスとの組み合わせの
実施例図である。

【図５】本考案と物置棚との無限延伸組み合わせの実施
例図である。

【図６】本考案と物置とハンガー掛けの二重機能を有す
る組み合わせの実施例図である。

【符号の説明】

１０ 組み立て家具用リンク １１ 中孔 １２ 上凹孔 １３ 下凹孔 １４ 上側孔 １５ 下側孔 １６ 穿孔 １７ ネジ孔 ２０ 単棒式ハンガー掛け ３０ 双棒式ハンガー掛け ４０ 組立式タンス ５０ 物置棚

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一体成形の四方形の棒であって、 前記棒上面に、等間隔で適度の深さを有する複数の中孔
   と、 前記棒両末端近くの上下面に、垂直方向に相対した二連
   の上下凹孔と、 前記中孔の両側面に、二連の上下側孔と、 前記中孔と、前記上下凹孔と、前記上下側孔とのいずれ
   とも通じない側面で、前記上下凹孔に近い内側に穿孔と
   を備え、 前記中孔と、前記上下凹孔と、前記上下側孔に、別の横
   棒及び縦棒を嵌め込み組み合わせることにより、単一形
   状のリンクで多形式の家具の組み立てに適することを特
   徴とする組み立て家具用リンク。