JP3029226U - 自動洗浄式小型排水器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】血液などがロートの内側やホースの内部に付着
した汚れを簡単に取り除く装置を提供する。 【解決手段】廃液を受けるロート１とその内側の上部
に、輪状に放水チューブ２を設ける。チューブ２には水
をシャワー状に放出するための孔１０が設けチューブ２
へ水を送る給水電磁弁３が開くと洗浄水を放出し、ロー
トの洗浄を行う。センサー４がロート１の水を検知する
と、排液ポンプ７が運転をはじめて、ロート１の洗浄水
を、排出する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、血液透析の周辺器具に関するもので、血液透析で発生するプライミ ング廃液を、排出するロートの洗浄に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

血液透析において、脱血を行うとき発生するプライミング水の廃液処理を、ロ ートを用いて行う方法は、血液などがに付着して汚れるため、ロートやホースを 頻繁に洗浄しなければならない。しかも、ロートの窪んだ部分や、ホースの内部 に付着した汚れは取りにくい欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は従来のロート方式における洗浄方法に関するもので、ロートやホース を頻繁に洗浄しなければならなず、汚れが取りにくく、不潔になりやすい等の欠 点を解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

図１に基づいて説明。 ロート（１）の内側の上部に、輪状に設けた放水チューブ（２）がシャワー状 に水を放出してロート（１）の内側、及びホース（５）、ホース（６）の内部に 付着した汚れを洗い流す。 洗浄に使った水は排水ポンプ（７）で排出する。 以上の動作を自動的に行う。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に基づいて説明。 透析機械が洗浄運転に入ったとき、給水電磁弁（３）が自動的に一定時間開き 、放水チューブ（２）から水をシャワー状に放出し、ロート（１）の内側を洗浄 する。 同時に、排水ポンプ（７）が回り、ロート（１）に溜まった水を、ホース（５ ）及びホース（６）を通して排出する。排水ポンプ（７）は、センサー（４）が 水を検知している間、運転を続ける。 以上によって構成される。

【０００６】

【実施例】

図１に基づいて説明。 透析機械の給液ラインに給水電磁弁（３）を接続する。 ロート（１）の内側の上部に、輸状に放水チューブ（２）を取り付ける。放水 チューブ（２）は、水を放出したとき、水がシャワー状になって出るように、小 さい孔（１０）をたくさんあけておく。 ゴミ詰まりを防ぐためロート（１）に、フィルター（９）を付ける。 ロート（１）の出口に、直径１６ｍｍのホース（５）を５０Ｃｍの長さで付け る。 径違いニップルを使って、ホース（５）と、直径８ｍｍのホース（６）を接続 し、必要な長さに切断後、ホース（６）を排水ポンプ（７）の入口側に接続する 。 排水ポンプ（７）の出口側から、ホース（６）を必要な長さ延ばし、建物の排 水管につなぐ。 次に制御方法を説明。 透析機械が洗浄に入ると、給水電磁弁（３）が一定の時間だけ開く。 一定時間が経過するとタイマーがはたらいて給水電磁弁（３）が閉まる。 排水ポンプ（７）は、センサー（４）が水を検知すると作動する。 以上の動作を自動的に行う制御回路を組む。

【０００７】

【考案の効果】

ロートを自動的に洗浄するため、ロートやホースを頻繁に洗浄する必要がなく 労力の軽減になる。 また、ロートを常に清潔な状態で維持することができる。

【図面の簡単な説明】

図１は自動洗浄式小型排水器具の全体の斜視図 図２はロート断面図 図３はロート平面図 図４は放水チューブ平面図 図５は放水チューブ底面図

【符号の説明】

（１）ロート （２）放水チューブ （３）給水電磁弁 （４）センサー （５）１６ｍｍホース （６）８ｍｍホース （７）排水ポンプ （８）８ｍｍホース （９）フィルター （１０）シャワー孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ロート（１）、ロート（１）の内側の上部
   に設けた放水チューブ（２）、放水チューブ（２）へ給
   水する給水電磁弁（３）、ロートの水を検知するセンサ
   ー（４）、ロートの水を排水口へ導くホース（５）及び
   ホース（６）、水を排出する排水ポンプ（７）、以上で
   構成されることを特徴とした自動洗浄式小型排水器具。