JP3029017B2 - 生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化装置 - Google Patents

生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化装置

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JP3029017B2 JP35889296A JP35889296A JP3029017B2 JP 3029017 B2 JP3029017 B2 JP 3029017B2 JP 35889296 A JP35889296 A JP 35889296A JP 35889296 A JP35889296 A JP 35889296A JP 3029017 B2 JP3029017 B2 JP 3029017B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/20Waste processing or separation

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  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭などから排
出される生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種固形燃料化装置として、特開平7
−150158号を挙げることができる。これはごみや
汚泥などの廃棄物から固形燃料を製造する際の可燃物選
別成形装置において、廃棄物の収容袋の破袋機と、廃棄
物から磁性体金属を除去する磁選機と、磁性体金属を除
去された廃棄物を一次破砕する一次破砕機と、一次破砕
機を経由した廃棄物を乾燥する乾燥機と、乾燥機からで
た廃棄物から風力により可燃物と不燃物とに選別する風
力選別機と、風力選別された可燃物を二次破砕する二次
破砕機と、二次破砕後の可燃物を成形して固形燃料化す
る成形機と、からなる可燃物選別成形装置であり、これ
により、一般家庭から排出される生活ごみから、可燃物
と、磁性体、非磁性体に関係なくほとんどの金属類を不
燃物を外部に悪臭を発生することなく確実に選別すると
ともに、短時間かつ効率よく固形燃料を製造することが
できる、と記載されている。そして、(前記乾燥機とし
て特殊ロータリ式乾燥機を用いるとともに、)風力選別
機として内部循環型風力選別機を用いることが開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家庭な
どから排出される生ごみを含む可燃性ごみの中に廃棄さ
れる植木や観用植物に付着した土砂および庭掃除したご
みのなかにも土砂が多く含まれている。このようなごみ
を内部循環型風力選別機で可燃物と不燃物とに選別する
と、不燃物である土砂は細かくて軽量であることから、
風力によって可燃物側に選別されることとなり、可燃物
の純度が低下して高品質の固形燃料が得られない、しか
も不燃物の混在により減容成形機が早期に摩耗するとい
う問題がある。
【0004】この発明は、前記問題を改良するためにな
したものであり、可燃物から不燃物を確実に除去して高
純度の可燃物を回収し、高エネルギーの固形燃料を得る
ことができるとともに、減容成形機の摩耗を軽減して長
期の稼動に耐える可燃性ごみの固形燃料化装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化
装置は、可燃性ごみを破袋する破袋機と、破袋された可
燃性ごみから金属検知器により検出された金属を除去す
る(手)選別用コンベヤと、金属が除去された可燃性ご
みを破砕する破砕機と、破砕された可燃性ごみを乾燥す
る乾燥機と、解砕された可燃性ごみから残存する磁性物
を除去する磁選機と、磁性物が除去された可燃性ごみを
篩下の不燃物と篩上の可燃物と不燃物との複合物および
風力によりダストとに選別する風力併用型振動篩機と、
前記風力併用型振動篩機の前記複合物の排出終端部に近
接して設けた前記複合物を可燃物と不燃物とに選別する
風力選別機と、可燃物を含むダストを吸引捕集する捕集
機と、前記選別された可燃物を定量供給する定量供給機
と、前記定量供給機からの可燃物を減容成形して固形燃
料とする減容成形機と、消石灰などの添加剤を前記減容
成形機に供給する添加剤供給機と、からなることであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は、可燃性ごみを破袋す
る破袋機と、破袋された可燃性ごみから金属検知器によ
り検出された金属を除去する(手)選別用コンベヤと、
金属が除去された可燃性ごみを破砕する破砕機と、破砕
された可燃性ごみを乾燥する乾燥機と、 解砕された可
燃性ごみから残存する磁性物を除去する磁選機と、磁性
物が除去された可燃性ごみを篩下の不燃物と篩上の可燃
物と不燃物との複合物および風力によりダストとに選別
する風力併用型振動篩機と、前記風力併用型振動篩機の
前記複合物の排出終端部に近接して設けた前記複合物を
可燃物と不燃物とに選別する風力選別機と、可燃物を含
むダストを吸引捕集する捕集機と、前記選別され、かつ
必要により捕集された可燃物を定量供給する定量供給機
と、前記定量供給機からの可燃物を減容成形して固形燃
料とする減容成形機と、消石灰などの添加剤を前記減容
成形機に供給する添加剤供給機と、から構成される。
【0007】そして、袋詰めされた水分を含んだ厨芥
(生ごみ)などの可燃性ごみは破袋機で破袋され、破袋
された可燃性ごみは破砕機で破砕され、破砕された可燃
性ごみは乾燥機で所定水分まで乾燥され、乾燥された可
燃性ごみ中の磁性物は磁選機により除去され、磁性物が
除去された可燃性ごみは風力併用型振動篩機に供給さ
れ、振動と風力の併用によって、篩下の不燃物と篩上の
可燃物と不燃物との複合物およびダストとに選別され
る。そして、前記風力により浮上した微細可燃物を含む
ダストは捕集機で吸引捕集されるとともに、前記篩上の
複合物は、風力選別機の風力によって粗い不燃物と比較
的粗い可燃物とに選別される。前記選別された可燃物は
定量供給機を経て減容成形機に定量供給され、該減容成
形機において圧縮減容され、この過程で混在する樹脂の
軟化溶融によるバインダー作用により棒状などに形成さ
れて固形燃料となる。
【0008】また、前記風力選別機を風力併用型振動篩
機の終端部に連設し、該風力選別機の空気噴出口を風力
併用型振動篩機の排出口近傍に設けたことにより、風力
併用型振動篩機から排出される複合物は可燃物と不燃物
とに効率的に選別される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1〜3において、2は厨芥を含む可燃性ごみの
受入れホッパ1を有する搬送コンベヤ、3は破袋機、4
は搬送コンベヤ、5は金属検知器、6は破砕機で、例え
ば剪断形一軸破砕機を用いると細かく破砕することがで
きるが衝撃式破砕機でもよい、7は搬送コンベヤ、8は
乾燥機で、例えばロータリドライヤー、9は搬送コンベ
ヤ、10は磁力選別機、11は風力併用型振動篩機で、
12は風力併用型振動篩機11の終端部に連接して設け
た風力選別機で、13はダスト捕集機で、サイクロン1
3aおよびバグフィルタ13bからなり、14は搬送コ
ンベヤ、15は定量供給機、16は消石灰などの添加剤
供給機、17は減容成形機で、例えば二軸式減容押出成
形機および18は搬送コンベヤである。磁力選別機10
はドラム形のほかにベルト形でもよい。
【0010】乾燥機8は、例えばロータリドライヤー本
体19、熱風発生炉20、燃料タンク21、燃焼ブロア
22、導管23、サイクロン24、循環ブロア25、分
岐導管23a、脱臭炉26、ガスクーラ27、バグフィ
ルタ28および排風機29により構成される。
【0011】風力併用型振動篩機11は次のような構成
からなる。一端上部に供給口31aと他端に排出口31
bを有し、上端が開口32されたほぼ水平で横長な箱形
本体30内に、上部室33と下部室34とに二分するよ
うに多孔板35を設け、箱型本体30をばね36を介し
て載置した機台37上に、これら両間に斜めに設けた揺
動レバー38とスプリング39により支持し、かつ、振
動手段40により斜め(図示の矢印)方向に振動するよ
うになっている。この振動手段40はモータ41、ベル
ト42および振動発振機43からなるものである。
【0012】多孔板35は供給口31a直下の無孔部3
5aと、その下流側に形成した多孔の篩孔部35bと、
無孔部35cとからなっている。下部室34は篩孔部3
5bと無孔部35cとの境界に設けた仕切壁44により
前部空気室45と後部空気室46とに区画される。
【0013】篩孔部35bの孔径は7〜15mmに設定す
るが、場合によっては多孔板35の、篩孔部35bの前
半部を小篩孔(孔径7〜10mm)とし、後半部を大篩孔
(孔径15〜20mm)に設定することができる。この場
合、前部空気室45を図示しない仕切壁により区画する
こととする。
【0014】47は下部室34の篩下物を排出する篩下
物排出口である。48は後部空気室46の端部上方位置
に形成したスリット状の空気噴出口で、ほぼ水平方向に
向いている。49は送風機で、配管50,51により前
部空気室45,後部空気室46の側面に形成した空気供
給口52,53に接続される。篩孔35bを通る空気の
通過速度を大略10m/sおよび噴出口35cを通る空
気の通過速度を大略15〜20m/sに設定する。54
は開口32を囲んで配設した吸引フードで、可撓性部材
55を介して本体30に気密的に連結される。56は排
気口である。吸引フード54は図示しない架台により、
動かないように固定される。
【0015】12は風力併用型振動篩機の終端部に連接
して設けた風力選別機で、噴出口48を含み本体30の
終端部を囲んで配設した選別フード60と、後部空気室
46とにより構成される。選別フード60は仕切板61
により前後2つの排出口62,63を形成し、可撓性部
材64を介して本体30に気密的に連結される。65は
排気口である。選別フード60は図示しない架台によ
り、動かないように固定される。
【0016】各フード54,60は排気口56,65か
ら導管66,67を経て捕集機13および排風機68が
接続される。捕集機13は前部側のサイクロン13aと
後部側の集塵機13bとからなるが、サイクロン13a
と集塵機13bとが一体化したサイクロン付集塵機であ
ってもよい。72は定量供給機15および成形機17か
らの臭気を導管70を介して接続される脱臭装置で、排
風機71により吸引される。図1において、ロータリド
ライヤー本体19の供給口および排出口に図示したもの
は、スクリュー式供給機およびスクリュー式の排出機で
ある。
【0017】前記実施例において、ビニール等に袋詰め
された厨芥を含む可燃性ごみを受入れホッパ1に投入
し、搬送コンベヤ2により、破袋機3に供給して破袋す
る。破袋された可燃性ごみを搬送コンベヤ4の搬送途中
で、金属検知器5により金属の存在を検知して、これを
人手により取り除く。金属が除かれた可燃性ごみは搬送
コンベヤ4を経て、破砕機6に供給され破砕される。破
砕された可燃性ごみは搬送コンベヤ7を経て、乾燥機8
に供給され、所定水分(20%程度)になるまで乾燥さ
れる。すなわち、破砕された可燃性ごみは、熱風発生炉
20を経てをロータリドライヤー本体19内に供給され
る熱風(400〜500℃)により水分を蒸発させて乾
燥される。蒸発水分はガスとともに、循環ブロア25に
より導管23、サイクロン24を経て、熱風発生炉20
に環流され、再び加熱される。このように熱風は高温度
かつ高湿度であることから、可燃性ごみは直接乾燥であ
っても燃えることなく乾燥される。なお、前記乾燥によ
り発生する蒸発水分を含むガスの一部は、排風機29に
より分岐導管23aを介して、脱臭炉26、ガスクーラ
27およびバグフィルタ28を経て排出される。前記脱
臭炉26は、燃料を供給して排ガスを高温にし、臭気を
熱分解させるものである。乾燥された可燃性ごみは搬送
コンベヤ9を経て風力併用型振動篩機11への搬送途中
で、その中の磁性物を磁力選別機10により除去する。
【0018】磁性物が除去された可燃性ごみは風力併用
型振動篩機11に供給され、振動と風力の併用によっ
て、篩下の不燃物と篩上の可燃物と不燃物との複合物お
よびダストとに選別される。すなわち、前記磁性物が除
去された可燃性ごみは風力併用型振動篩機11の供給口
31aから投入され、投入された該可燃性ごみは無孔部
35aにのり、振動手段40による振動作用によって、
多孔板35上を篩幅方向に広がり、均一な層をけいせい
しながら、排出口31b側へ移動する。一方、各空気供
給口52から前部空気室45に供給される空気は多孔板
35の篩孔35bを通って、上方へ吹き上がる。これに
よって、可燃性ごみ中に混在する比較的重い土砂などの
小粒不燃物は篩孔35bを吹き上がる空気流に抗して篩
孔35bを通過して前部室45内に落下し、排出口47
から回収される。次いで、篩孔35bを通過しない比較
的重い粗片、例えば小石やステンレス製フォーク、スプ
ーンなどの不燃物および木材片、プラスチック片などの
小片や各種シートなどの比較的軽い可燃物の複合物はそ
のまま多孔板35上を流動しながら移動し、排出口31
bから落下する。一方、可燃物中の軽くて細かい可燃物
を含むダストは前記多孔板35の下方から吹き上げる空
気により浮上し、吸引フード54を経て排気口56から
吸引され、導管66を経て捕集機13に吸引捕集され
る。前記のように多孔板35の振動と篩孔35bから吹
き上げる空気流との相乗作用によって、小粒片の砂状物
の不燃物と、複合物と、ダストとの選別が確実に行われ
る。
【0019】前記多孔板35を経て排出口31bから落
下する複合物(落下しない粗い不燃物および比較的粗い
可燃物)は風力選別機12により選別される。すなわ
ち、空気供給口53を経て後部空気室46に供給され、
空気噴出口48から噴き出す空気流により、複合物のう
ち、比較的粗くて軽い不燃物は遠くに飛ばされて排出口
63から回収され、粗い不燃物は飛ばされることなく落
下し排出口62から回収される。上記のように複合物
は、多孔板35の巾一杯に広がって排出される直後に噴
出空気流の作用を受けるため、効率的に可燃物と不燃物
とに選別される。特に、複合物が多孔板35の排出口3
5bから落下する際、軽い可燃物は前記不燃物の上方に
位置する状態で直ちに空気中に落下することから、可燃
物は不燃物やダストが確実かつ容易に除去され、極めて
純度の高いものとなる。風力選別機12で回収された可
燃物は搬送コンベヤ15により搬送され、定量供給機1
5を経て減容成形機17に定量供給される。また、消石
灰が添加剤供給機16から定量供給機15へ投入され
る。可燃物は、減容成形機17において、圧縮減容さ
れ、この過程で混在する樹脂の軟化溶融によるバインダ
ー作用により棒状で押出され、一定の長さに切断されて
固形燃料となり、搬送コンベヤ18を経てコンテナバッ
ク等に収納される。
【0020】前記のように可燃物を定量供給機15を経
て、減容成形機17へ定量づつ供給することにより、安
定稼動ができ、かつ均質な減容が可能となる。また、可
燃物中に不燃物の混入が極めて少ないことから、減容成
形機17の摩耗が極めて少ない。固形燃料(可燃物)に
消石灰を予め添加しておくことによって、該固形燃料の
燃焼時に発生する塩素などの有害ガスを反応により中和
させ無害化することができる。
【0021】風力選別機12の空気噴出口48を風力併
用型振動篩機11の一部に設けたことにより、前記選別
機能の他に、両機が一体的となって両機の占めるスぺー
スが少なくて済む利点が有るが、空気噴出口48を選別
フード60に形成した独立の風力選別機を近接して設け
てもよい。
【0022】前記実施例において、金属を金属検知器5
で検出して人力により除去するようにしたが、磁選機を
設けて自動的に削除するようにするようにしてもよい。
また、多孔板35の篩孔の開口率を20〜25%にして
空気の通過抵抗、すなわち圧力損失を発生させることに
より、下部室34の前部室45内の供給空気が篩孔35
bを通って吹き上がる際に、該供給空気は部分的な吹き
抜けを起こすことがなく、多孔板35の篩孔35bの全
面から均一に吹き上がり、これによって多孔板35の不
燃物は多孔板の全面から均等にな吹上げ力を受け、この
中で粉塵および可燃物のみが確実に浮上することとな
る。多孔板35を多段(図示の場合2段)すなわち、段
差を設けることにより、可燃性ごみが段差を落下すると
き不燃物との分離が促進され、篩分け精度を高めること
ができる。
【0023】なお、多孔板35の篩孔部35bからの吹
き出し風速を調節して、可燃物の多孔板35からの浮上
の程度を調節することにより、選別効率を高めることが
できる。さらに、多孔板35の篩孔35bの板厚tを孔
径dと同じか、より大とすることにより、棒状片が、篩
孔35bから落ちる確率が減少する。したがって、篩孔
35bの板厚tは10mm程度が好ましく、製作上の点な
どから最大でも15mmまでとする。
【0024】なお、前記乾燥機と前記磁選機との間に設
けた乾燥された可燃性ごみを解砕する解砕機を設けて、
水分を多量に含む可燃性ごみの乾燥過程で、一部が塊
(だんご)状のまま排出される可燃性ごみを解砕するこ
とにより、その後の磁性物の回収や、可燃物と不燃物と
の選別が容易となる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような形態で
実施されるので、以下に記載されるような効果を奏す
る。請求項1の発明によれば、可燃性ごみを風力併用型
振動篩機において、振動と空気流との相乗作用によっ
て、篩下の不燃物と、篩上の可燃物と不燃物との複合物
およびダストとに選別され、次いで、前記複合物を風力
選別機によって、さらに可燃物と不燃物とに選別される
ため、回収された可燃物は極めて純度の高いものとな
り、その後の減容成形機での成形が容易となり、かつ高
エネルギーの固形燃料を高能率に製造することができ
る。また、減容成形機は、可燃物(有機物)の純度が極
めて高いことから、不燃物の混入に伴う摩耗が大幅に減
少し、長期の使用に耐えることができる。また、可燃物
を定量供給機を経て減容成形機に定量づつ供給するよう
にしたので、安定稼動ができ、かつ均質な減容が可能と
なる。さらに、不燃物もその純度が高いことから、安定
型埋立処分ができるとともに、路床材や土地造成材など
の埋め戻し用として有効利用することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、前記風力併用型
振動篩機の終端部に連接して風力選別機を設け、該風力
選別機の空気噴出口を風力併用型振動篩機の排出口近傍
に形成したので、風力併用型振動篩機から排出される複
合物を可燃物と不燃物とに効率的に選別することができ
るとともに、両機が占めるスペースが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る生ごみを含む可燃
性ごみの固形燃料化装置を示す説明図である。
【図2】同上の生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化装
置の風力併用型振動篩機を示し、(イ)は同平面図、
(ロ)は同正面図および(ハ)は同側面図である。
【図3】同上の生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化装
置の風力併用型振動篩機および風力選別機の要部断面図
である。
【符号の説明】
1 受入れホッパ 2 搬送コンベヤ 3 破袋機 4 搬送コンベヤ 5 金属検知器 6 破砕機 7 搬送コンベヤ 8 乾燥機 9 搬送コンベヤ 10 磁力選別機 11 風力併用型振動篩機 12 風力選別機 13 捕集機 14 搬送コンベヤ 15 定量供給機 16 添加剤供給機 17 減容成形機 18 搬送コンベヤ 24 サイクロン 26 脱臭炉 27 ガスクーラ 28 バグフィルタ 30 箱形本体 33 上部室 34 下部室 35 多孔板 44 仕切壁 45 前部空気室 46 後部空気室 47 排出口 48 空気噴出口 54 フード 60 フード 72 脱臭装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−85797(JP,A) 特開 平7−316572(JP,A) 特開 平7−150158(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10L 5/46 B09B 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみを含む可燃性ごみを破袋する破袋
    機と、金属が除去された可燃性ごみを破砕する破砕機
    と、破砕された可燃性ごみを乾燥する乾燥機と、乾燥さ
    れた可燃性ごみから残存する磁性物を除去する磁選機
    と、磁性物が除去された可燃性ごみを篩下の不燃物と篩
    上の可燃物と不燃物との複合物および風力によりダスト
    とに選別する風力併用型振動篩機と、前記風力併用型振
    動篩機の前記複合物の排出終端部に近設して設けた前記
    複合物を可燃物と不燃物とに選別する風力選別機と、可
    燃物を含むダストを吸引捕集する捕集機と、前記選別さ
    れた可燃物を定量供給する定量供給機と、前記定量供給
    機からの可燃物を減容成形して固形燃料とする減容成形
    機と、消石灰などの添加剤を前記減容成形機に供給する
    添加剤供給機と、からなることを特徴とする生ごみを含
    む可燃性ごみの固形燃料化装置。
  2. 【請求項2】 前記風力選別機を風力併用型振動篩機の
    終端部に連設し、該風力選別機の空気噴出口を風力併用
    型振動篩機の排出口近傍に設けたことを特徴とする請求
    項1記載の生ごみを含む可燃性ごみの固形燃料化装置。
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