JP3028832U - フィルムカセットのスプール - Google Patents

フィルムカセットのスプール

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JP3028832U
JP3028832U JP1996001501U JP150196U JP3028832U JP 3028832 U JP3028832 U JP 3028832U JP 1996001501 U JP1996001501 U JP 1996001501U JP 150196 U JP150196 U JP 150196U JP 3028832 U JP3028832 U JP 3028832U
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JP
Japan
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spool
film
rod
film cassette
shaped body
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JP1996001501U
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English (en)
Inventor
俊勝 三坂
Original Assignee
有限会社三笠商事
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型のフィルムカセットにおいて、カメラの巻
き取り軸との係合が確実であり、巻き取りのための力が
加わっても、容易に破損する事がなく、しかもスプール
が容易に変形しないので、フィルム巻き取りのための回
転がなめらかで、スムーズにフィルムを巻き取ることが
できるスプールを得ることを課題とする 【解決手段】フィルム巻き上げ軸先端突起と係合してフ
ィルムを巻き上げるためにフィルムカセットに収納され
るスプールであって、巻き上げ軸先端突起との係合部
が、スプール先端の空洞部に差し渡された棒状体である
フィルムカセットのスプール

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、写真用の小型フィルムカセットに関し、特にカメラの巻き取り軸と 係合してフィルムを巻き上げるための、小型フィルムカセット内部のスプールの 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内視鏡用の小型フィルムカセットにおいては、カメラから巻き取り軸先 端に設けた突起をフィルムカセットに差込んでフィルムを巻き上げるか、もしく はフィルムカセットをカメラに装填したときにフィルムカセットのスプールをカ メラの巻き取り軸先端突起側に突出させて巻き上げ軸と係合し、フィルムを巻き 上げるようにしたものが知られている。そして、このようなカメラの巻き取り軸 先端突起と係合するスプールには、その先端に爪状の多数の突起を設け、カメラ の巻き取り軸先端突起と噛み合わせ、回転運動を伝えるようにしていた。
【0003】 しかしながら、内視鏡用のフィルムカセット等は、16mm幅などの小型のフ ィルムが用いられることが多く、フィルムカセットの形状も極めて小型で、これ を構成するプラスチックなどの部品も小さくて薄く作られており、前記スプール に設けた爪状の突起も、ごく薄いためカメラの巻き取り軸の力で容易に破損する ことがあった。また、同様にスプールを構成する円筒形部材もごく薄いために、 巻き取り軸で強引に回転させようとすると、爪状の突起部分にのみ力が加わるた め円筒形が変形し、巻き取りがスムーズに行かないという問題も起きる。さらに 強度上の問題等から、爪状突起の先端は、平らになっていたために、カメラの巻 き取り軸先端と該爪状突起先端が衝突して、スプールがうまく係合しないという 問題も発生していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、小型のフィルムカセットにおいて、カメラの巻き取り軸との係合が 確実であり、巻き取りのための力が加わっても、容易に破損する事がなく、しか もスプールが容易に変形しないので、フィルム巻き取りのための回転がなめらか で、スムーズにフィルムを巻き取ることができるスプールを得ることを課題とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段は、実用新案登録請求の範囲に記載のとおり、 フィルム巻き上げ軸先端突起と係合してフィルムを巻き上げるためにフィルムカ セットに収納されるスプールであって、巻き上げ軸先端突起との係合部が、スプ ール先端の空洞部に差し渡された棒状体であるフィルムカセットのスプール、及 び棒状体の断面が、円形もしくは半円形であるもの、棒状体の断面が、楕円形も しくは半楕円形であるものなどである。
【0006】
【考案の実施の形態】
【0007】
【実施例1】 図1から図6は、本考案を内視鏡用のフィルムカセットに適用した実施例を示 す図で、図1はプラスチックで形成されたフィルムカセットの上面図、図2はそ の正面図、図3はフィルム巻き取り部の断面図、図4はスプールの断面図、図5 はスプールの上面図、図6は棒状体の断面図である。符号1はフィルムカセット 、2はフィルム巻き取り部、3はスプール、4は棒状体、5はフィルム供給部、 6はフィルム、7は空洞部、8はコイルバネ、9はスライド板、10は嵌合部で ある。
【0008】 この例では、フィルム供給部に納められたフィルム6が、露光後スプール3に 巻き取られ、フィルム巻き取り部に収納される。図3に示すように、この例のフ ィルム巻き取り部2は、内部にフィルム6を巻回するスプール3を収納してある 。スプール3は、カメラの外にあるときには、コイルバネ8によってフィルム巻 き取り部2内部に収まっているが、カメラに装填されその下部11をカメラ側の 部材に押圧されると、図3の上側に突出し、図示しないカメラの巻き取り軸のフ ォーク状の突起部と係合するようになっている。このときフィルム6は、スプー ル3の嵌合部10に嵌め込まれたスライド板9に固着されているので、スプール 3の動きとは切り離され、その位置を変えることがない。
【0009】 スプール3は、図4及び図5に示すとおり、上部に空洞7を有する円筒部材で 形成されている。この例では空洞7の上端部には、十字形の棒状体4が空洞7に 差し渡されるように装着されている。棒状体の断面は、図6に示すように略半 楕円形をしているので、カメラの突起部との係合の際に、カメラの突起部がその 上部を滑り、スムーズに空洞部7まで差し込まれるようになっている。
【0010】 図5に示すようにスプール3の上端は殆どが空間であり、かつ棒状体4の上部 は平面状の部分がないので、フィルムカセット1がカメラに装填され、スプール 3の下部11が押圧され、スプール3全体がフィルム巻き取り部2から突出して カメラの巻き取り軸の突起部方向に移動すると、該突起部は空洞部7に確実にか つスムーズに挿入される。カメラの巻き取り軸が回転すると、その先端突起部が 棒状体4のいずれかの部分に当接し、その回転をフィルム6に伝える。
【0011】 またスプール3の円筒は、極めて薄いプラスチック材料で形成されているが、 堅固な棒状体4が空洞部7差し渡されるように取り付けられているので、カメラ の巻き取り軸の回転による力が加わった場合においても、その円筒形状をよく維 持することができ、変形による回転動作の支障を起こしたり、破損して巻き取り 不良を起こすことがない。
【0012】
【実施例2】 図7および図8は、他の実施例を示す図であり、図7はスプールの上面図、図 8は棒状体の断面図である。この例のスプールの棒状体は、図8に示すような丸 棒状の棒状体であり、これが空洞部7を一文字状に差し渡すように設けられてい る。この例でも、前記同様の効果がある。棒状体の断面形状は、図9のように半 円形状でもよいことは勿論である。 このように、本考案の棒状体の形状は、空 洞部7を差し渡すような形状であればよく、一文字や十字形のほか、Y形や、放 射状などの形状でもよく、その断面も円形や楕円形に限らず、三角状などとする ことも任意である。
【0013】
【考案の効果】
本考案によって、小型のフィルムカセットにおいても、カメラの巻き取り軸と の係合が確実であり、巻き取りのための力が加わっても、スプールが容易に破損 する事がなく、しかもスプールが変形しないので、フィルム巻き取りのための回 転がなめらかで、スムーズにフィルムを巻き取ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムカセットの上面図
【図2】フィルムカセットの正面図
【図3】フィルム巻き取り部の断面図
【図4】スプールの断面図
【図5】スプールの上面図
【図6】棒状体の断面図
【図7】他の実施例のスプールの上面図
【図8】他の実施例の棒状体の断面図
【図9】他の実施例の棒状体の断面図
【符号の説明】
1はフィルムカセット 2はフィルム巻き取り部 3はスプール 4は棒状体 5はフィルム供給部 6はフィルム 7は空洞部 8はコイルバネ 9はスライド板 10は嵌合部 11はスプールの下部である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム巻き上げ軸先端突起と係合してフ
    ィルムを巻き上げるためにフィルムカセットに収納され
    るスプールであって、巻き上げ軸先端突起との係合部
    が、スプール先端の空洞部に差し渡された棒状体である
    フィルムカセットのスプール
  2. 【請求項2】棒状体の断面が、円形もしくは半円形であ
    る請求項1のフィルムカセットのスプール
  3. 【請求項3】棒状体の断面が、楕円形もしくは半楕円形
    である請求項1のフィルムカセットのスプ−ル
JP1996001501U 1996-03-08 1996-03-08 フィルムカセットのスプール Expired - Lifetime JP3028832U (ja)

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