JP3028807U - 視力矯正用眼鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は近視、遠視、弱視等の正常でない視
力を矯正し、また新聞やテレビを見たり、コンピュータ
等を使用するとき、眼鏡使用者の目の疲労を予防し視力
の矯正をするようにした視力矯正用眼鏡に関する。 【解決手段】 一対の眼鏡レンズ（３）を受納固定させ
る眼鏡わく（２）と、上記眼鏡わくの左右両側に折りた
たみ可能に固定される眼鏡の取手（４）等で構成され、
上記眼鏡レンズ（３）には多数の微小なピンホール
（５）を穿設してなる視力矯正用眼鏡において、上記眼
鏡レンズ（３）又は眼鏡わく（２）の裏面に軟質のシリ
コン製の光線遮蔽具（６）を設けてなることを特徴とす
る視力矯正用眼鏡にある。本考案の眼鏡を使用するとき
は、使用者は何らの異質感を生ずることなく使用者の眼
球と眼鏡レンズとの間の空間部を遮蔽でき、この空間部
に照射される光線を遮断することにより眼球の疲労を軽
減できる。又、目で見ようとする外界の視野はもっぱら
前方のピンホールを通して集中するので、前方の視野が
より明瞭に見える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は近視、遠視、弱視等の正常でない視力を矯正したり、新聞やテレビを 見るとき、又はコンピュータを使用するとき、目の疲れを予防する視力矯正用眼 鏡に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般にピンホール（ｐｉｎ ｈｏｌｅ）を有する眼鏡のレンズを使用して近視 、乱視、遠視、弱視等の視力障害者に対する視力回復の訓練を行う方法は１９３ ０年代のなかば米国の眼科医師や学者等により初めて発見され活用されているが 、最近は黒色系のプラスチック平板作りの眼鏡レンズにピンホールを設けた眼鏡 製品が作られ広く普及しているのが実情である。

【０００３】 上述のような、ピンホールを有する視力矯正用眼鏡は、眼鏡レンズに多数の小 孔を穿設してなるものであり、この形態の眼鏡をかけたときは、使用者はピンホ ールを通じてのみ外界の対象物を見るので、眼球の筋肉運動を促し、それがため 使用者の視力の回復に大変助けとなっている。

【０００４】 上述のピンホールを有する眼鏡の構成やその製造方法等については、本考案者 の先願に係る韓国実用新案登録出願第９２−２３８３号に詳述されている。 すなわち、厚さ０．８mm程のアルミニウム合金板からなる眼鏡レンズに多数の 小孔を一定の間隔をおいて穿設し、レンズの外側面には多数の色彩を印刷し、レ ンズの内側表面にはバイオセラミック物質を塗布してなるものである。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上述の構造を有するピンホールを設けた眼鏡等では、使用者が眼鏡をか けたとき、使用者の眼球と眼鏡との間の空間に光線が入るため、使用者の眼球の 視神経に不要な刺激を与え、使用者の眼球の疲労を誘発する。

【０００６】 また、眼鏡の使用者は眼鏡のピンホールのみを通じて外界の対象物を見ようと 努力するので、上記空間に入る光線により不必要な視神経を働かせ、目の疲れが 早く来る等の欠点を有するものである。

【０００７】 本考案の目的は、上記の欠点を解決するためになされたものであり、本考案の 視力矯正用眼鏡は、使用者の眼球と眼鏡レンズとの間の空間部を遮蔽することに より目の疲れを軽減する光線遮蔽具をレンズの裏面に取付けた新規形態の視力矯 正用眼鏡を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的達成のため、本考案は一対の眼鏡レンズ（３）を受納固定させる眼鏡 わく（２）と、上記眼鏡わくの左右両側に折りたたみ可能に固定される眼鏡の取 手（４）等で構成され、上記眼鏡レンズ（３）には多数の微小なピンホール（５ ）を穿設してなる視力矯正用眼鏡において、 上記眼鏡レンズ（３）又は眼鏡わく（２）の裏面に軟質シリコン製の光線遮蔽 具（６）を取付け、上記光線遮蔽具（６）の開口部にはリブ（７）を一体に形成 してなることを特徴とする視力矯正用眼鏡を備えるものである。

【０００９】 この構成によれば光線遮蔽具を用いているため使用者の眼球の視神経に不要の 刺激を与えることがなく使用者の眼球の疲れを軽減する。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照に本考案の実施の形態について説明する。 図１乃至図３において、符号１は、本考案による視力矯正用眼鏡の実施の形態 を示し、この眼鏡（１）は、一対の眼鏡レンズ（３）を受納し固定させる眼鏡わ く（２）と、上記眼鏡わくの左右両側に折曲げ可能に固定される眼鏡の取手（４ ）とで構成され、上記眼鏡レンズ（３）には多数の小さいピンホール（５）が一 定の間隔をおいて穿設されている。上記の技術的構成内容は、眼鏡の分野におい ては広く知られている一般事項であり、本考案の特徴的要部の構成は、上記眼鏡 レンズ（３）又は眼鏡わく（２）の裏面に軟質シリコン製の光線遮蔽具（６）を 取付けてなるものである。

【００１１】 上記光線遮蔽具（６）は上記眼鏡レンズ（３）に設けた多数のピンホール（５ ）の裏面に接着されるか固定ボルトで固定され、この光線遮蔽具の開口部にはリ ブ（７）が一体に形成され、使用者が眼鏡をかけたときに異質感または拒否感が 生じないようにしてある。上記光線遮蔽具（６）は軟質のシリコンで作られてい るので、人体には無害、無毒であり、しかも眼鏡の取手（４）を折曲げて眼鏡を 保管し、その後再使用をする際でも光線遮蔽具の形状が変形することはない。

【００１２】 このような構成を有する本考案の視力矯正用眼鏡は、図１乃至図３に示すよう に、眼鏡レンズ（３）の裏面にシリコン製の光線遮蔽具（６）を取付けることに より、本考案の眼鏡を使用した際、使用者は全く異質感を生ずることがなく、か つ使用者の眼球と眼鏡レンズとの間の空間部に照射する光線を完全に遮蔽して使 用者の眼球の疲労を軽減する。又、目で見ようとする視野は前方のピンホール（ ５）を通じてのみ集中するので、視野がより明瞭となり良く見える。

【００１３】 また、眼球の側面から入射する不必要な光線は眼鏡レンズ又は眼鏡わくの裏面 に設けられた本考案の光線遮蔽具が遮蔽するので、眼球視神経の働きを抑え以て 最大の保眼効果をもたらし、視力矯正用眼鏡の性能をより向上させ、初めて使用 するときは多少の不便やすっきりしない感じがあっても直に慣れて眼球の筋肉を 運動させ速やかに眼球を正常化できる。

【００１４】 このため使用者の状態によっては、１〜２時間内に視力回復の効果もみられ、 特に、外部で活動する人々、例えばスキーヤー、ゴルファー、パイロット、その 他海辺等で本考案の眼鏡を使用する際は、目の疲労を著しく予防し目のシボリを 保護して視力を矯正する等の効果を有する。

【００１５】

【考案の効果】

請求項１記載の考案によればシリコン製の光線遮蔽具を取付けてあるため眼球 と眼鏡レンズとの間の空間部に照射される光線を完全に遮蔽し眼球の疲労が軽減 される、ピンホールを通じてのみ視力の集中ができ視野がより明瞭になるもので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態を示す視力矯正用眼鏡の全
体斜視図。

【図２】図１の平面図。

【図３】図２におけるＸ−Ｘ線断面図。

【符号の説明】

１ 眼鏡 ２ 眼鏡わく ３ 眼鏡レンズ ４ 眼鏡の取手 ５ ピンホール ６ 光線遮蔽具 ７ リブ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の眼鏡レンズ（３）を受納固定させ
   る眼鏡わく（２）と、上記眼鏡わくの左右両側に折りた
   たみ可能に固定される眼鏡の取手（４）等で構成され、
   上記眼鏡レンズ（３）には多数の微小なピンホール
   （５）を穿設してなる視力矯正用眼鏡において、 上記眼鏡レンズ（３）又は眼鏡わく（２）の裏面に軟質
   シリコン製の光線遮蔽具（６）を取付け、上記光線遮蔽
   具（６）の開口部にはリブ（７）を一体に形成してなる
   ことを特徴とする視力矯正用眼鏡。