JP3028806U - 家畜房の仕切板 - Google Patents

家畜房の仕切板

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JP3028806U
JP3028806U JP1996001435U JP143596U JP3028806U JP 3028806 U JP3028806 U JP 3028806U JP 1996001435 U JP1996001435 U JP 1996001435U JP 143596 U JP143596 U JP 143596U JP 3028806 U JP3028806 U JP 3028806U
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livestock
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JP1996001435U
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Inventor
安井俊介
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近森 毅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家畜飼育に於て隣房との仕切り柵が格子等の
場合隣房の家畜と接触して防疫上有害である。又壁等で
仕切られる場合その表面に凹凸又は傷付き易い材質の時
そこへ潜む病菌が次の家畜を飼養する時表面化して有害
である。 【解決手段】 家畜の仕切板を硬質な(例えばステンレ
ス鋼等)材質で形成すると良いが、板状の為剛性が乏し
く家畜の使用に耐えない。本案は支柱と支柱の間に梁を
設け上下を補強した仕切薄板を緩衝皿バネを介して緊張
する事により剛性を持たせると共に仕切り板に掛る曲げ
応力を緩衝皿バネにより力を分散させて家畜の飼養に耐
える軽量の仕切板を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
家畜飼育に於て家畜の群れを編成し、群れ毎に家畜房に仕切板を設けるが本案 はこの仕切板の構造に関する考案である。
【0002】 家畜房の仕切板に於て両端に仕切板を保持する支柱を設け最上部に両端の支柱 間隔を一定にする梁を取付、その下部に上部と下部をカール(円筒状)し、その 内部に補強芯軸を挿入する。カールされた薄板仕切板の表裏は、補強用の平鉄で 挟持し、補強用平板の上下部は、上下円形部の直近で強固に締結する様に構成す る。
【0003】 これにより仕切板と補強平板は強固に締結されるのでこの補強平板の外側に支 柱緊張螺子を取付、支柱緊張螺子を支柱に取り付ける時、支柱緊張螺子に緩衝用 皿バネを挿入し、ボルトを介して支柱間を緊張すると同時に緩衝皿バネにより緩 衝力を保持させる。
【0004】 仕切板を薄板仕切板としこれを支柱に固着すると仕切板の中央部に力をかける と支柱取付部には大きな力が集中応力が生じ、仕切板の四隅に破断が生じる恐れ があるが、その四隅の破断面に掛る力を分散する為仕切板と支柱の間に、緩衝皿 バネを設けて力の分散を計る。
【0005】 仕切板の変形を最小にする為支柱の下部は畜舎床に固着し上部は支柱と支柱の 間に梁を設けて支柱間を固定し、仕切板の上下には補強芯軸を設けて仕切板表裏 を補強板で挟持締結し、補強平板の直近で補強芯軸を固着し、補強平板を支柱に 緩衝皿バネを介して緊張するので薄板仕切板にも関わらず強固な仕切板を形成出 来る。
【0006】
【従来の技術】 仕切り柵は通常格子型仕切り柵、コンクリートブロック又は空洞コンクリート 軽量板を仕切り柵として使用している。
【0007】
【考案が解決しょうとする課題】
家畜飼養に於て重要な課題は疾病の予防である、通常疾病はその個体に潜在す る先天的なものと、健全な家畜が罹病した家畜から感染する後天的な場合が考え られる。後天的なものは空気により伝染する場合と接触による感染が考えられる が大方の疾病は接触感染である。この接触感染を防止する為には隣房の家畜同士 の接触を防止する事と家畜房は連続して飼養するので前に収容された家畜の病原 菌を次の家畜飼養の時迄残さない工夫が必要である。 従って家畜同士の接触を断ち仕切板表面が平滑で病菌の侵入が防止出来る材質 が望まれ又家畜の仕切板としてその強度に耐える設計が望まれる。
【課題を解決する手段】
【0008】 本案は仕切板を表面が平滑で然も病菌が侵入出来ない材質(例ステンレス鋼板 等)で形成し隣房との家畜の接触を防止し、表面が平滑で細菌が侵入出来ない材 質であるから、従来技術の場合は鉄格子の為隣房との家畜接触が防止出来ず、又 コンクリート製品又は合成樹脂製仕切板は表面が柔らかいので家畜の接触は無い が仕切板の表面に小さな傷が生じて、傷の中に細菌が潜み次の家畜を収容した時 に疾病の発生源となる欠点があった。
【0009】 本案はそれらの欠点を防止する為ステンレス鋼板等の表面の固い金属を材質を 利用するが薄板仕切板の為剛性が小さくその侭使用すると仕切板として機能しな い。 そこで薄板仕切板の欠点を防止する為家畜房の四隅に支柱を設け(この支柱は 建築物の柱を供しても差し支えない)この支柱間に仕切板を装着する、支柱間に 柱間を固定する梁を置き、床と柱間梁の間に仕切板を置き仕切板の上と下にはカ ールする板金技術を用いて円筒状を形成し、その内部に両端にネジを切った補強 芯軸を通す
【0010】 この薄い仕切板の短辺には仕切板に張力を与える為仕切板の裏表に補強平板を 取りつける、この補強平板の上部及び下部は仕切板の上下に加工してある補強芯 軸を通す為の円筒状に加工され、その直近に補強平板を仕切薄板を中心に強固に 締結する。
【0011】 補強平板と支柱側の間に支柱間緊張螺子で仕切板に緊張を与えるがこの支柱間 緊張螺子と支柱の間に緩衝皿螺子を設けて仕切板の各隅に掛る力を均等に分散し て仕切板に生ずる亀裂を防止する
【0012】
【発明実施の形態】
通常家畜房は隣房との区切りの為四隅に仕切り柵支柱を置き一方の隣房の仕切 板反対隣房の仕切板の間は前後側板(家畜の出入口となる)を置いている。
【0013】 仕切板は取付支柱間に緊張してあるがこの理由は仕切板を支柱に固着した場合 に家畜等の外力が掛ると左右に大きく揺らぎ薄い仕切り板の両端に曲げ応力が集 中し疲労破壊が生じる、これを防止する為支柱間を梁で固定し仕切り板を補強す る補強平板を仕切板の回動が出来る様に皿バネを介し張力を与えて支柱に取りつ けると家畜等の外力が働いてもその張力により、仕切板の変形は少なく又変形し ても回動自在であるから仕切板取付の基部には力が分散して掛るので曲げ応力が 集中せず疲労破壊の恐れが小さくなるものである。
【0014】 実施例について図面を参照して説明すると第1図は家畜群れを収容する家畜房 の上面より見た図である。家畜舎は通常単列以上の家畜房列により構成され、家 畜房列の間は管理用通路が形成されている。家畜房は房を仕切る為支柱と支柱の 間に仕切り柵を設ける。第2図は仕切板を上面より見た図である。通常仕切り柵 は鉄格子又はコンクリート加工製品が多い。 第3図は仕切板の正面である。
【0015】 家畜房を形成する仕切板は床部は11、家畜房床に固着され、仕切り板上部は 3、支柱と支柱の間に4、支柱間梁を介してこの距離を固定している。
【0016】 4、支柱間梁の真下には6、仕切薄板があり、その上下を7、補強芯軸が挿入 出来る様に8、仕切薄板円筒部が形成されている。
【0017】 5、補強平板は、8、仕切薄板円筒部の直近にで6、仕切薄板の中間部と共に 強固に締結出来る様加工されている。
【0018】 5、補強平板には3、支柱に仕切板を取りつける為5、補強平板に9、支柱緊 張螺子を取付10、緩衝皿バネを介して3、支柱に締結する。第4図は3、支柱 6、仕切薄板・5、補強平板・等構造を斜視した図である
【0019】
【考案の効果】
従来の仕切り柵は家畜同士の接触が自在であり、又盲状に形成された壁型仕切 りに於ては表面が傷つき易いので容易に病菌が壁体の深部に侵入して残留し次に 収容された家畜を汚染するが本案によれば家畜の接触は全くなく又表面が硬く家 畜の衝突等では表面に傷を生じない。
【0020】 従来家畜飼育現場に於てはこれらの技術の要望が高かったが、板状の仕切では その強度が弱く実用出来なかった。
【0021】 本案は支柱間に張力を持たせる事により薄い仕切板でも強度が十分確保出来る 様に上下芯軸で補強する。
【0022】 又家畜の生活行動により仕切板に曲げ応力が掛っても、力が分散する様に支柱 間緊張螺子を緩衝皿バネを介して支柱に取り付けるので、軽量で然も強力な仕切 板が構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】家畜群を収容する家畜舎を上面より見た図であ
る。
【図2】仕切板を上面より見た図である。
【図3】仕切板の正面より見た図である。
【図4】仕切板の部分斜視説明図である。
【符号の説明】
1、家畜舎 2、家畜房 3、支柱 4、支柱間梁 5、補強平板 6、仕切薄板 7、補強芯軸 8、仕切薄板円筒部 9、支柱間緊張螺子 10、緩衝皿バネ 11、家畜房床 12、支柱間梁止め螺子

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 豚房の4隅に仕切り柵を取り付ける支柱
    を床に固着し、隣の家畜房との仕切板とし、支柱間に引
    っ張り力を与えて薄板仕切板でも強固な仕切板を構成す
    る仕切板構造。
  2. 【請求項2】 薄板仕切板の上下は円筒形状に形成し、
    左右の縦辺を2枚の補強平板により仕切薄板を挟持し、
    円筒形状の中心部に補強用軸心を挿入し、薄板仕切板を
    補強平板に強固に締結してなる請求項1に記載の仕切板
    の構造
  3. 【請求項3】 薄板仕切板の上下円筒形部の直近及び中
    央の薄板仕切板を表裏2枚の補強平板で挟持し、その補
    強平板を支柱緊張螺子にて、支柱側に緩衝皿バネを介し
    て家畜房の四隅の支柱に取付、仕切板に家畜が衝突して
    も皿バネにより仕切板面が僅かに回動して集中応力を分
    散する構造の請求項1に掛る仕切板の構造
JP1996001435U 1996-03-07 1996-03-07 家畜房の仕切板 Expired - Lifetime JP3028806U (ja)

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