JP3028415U - ホイール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のアルミホイールよりも軽くて強いホイ
ールを提供する。 【解決手段】 肉薄に形成したアルミホイールの表面に
合成樹脂製のカバー材を接着固定して成る。カバー材が
カーボンケブラーで形成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車タイヤ用等のホイールに関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車タイヤ用のホイールは、鉄製の他にアルミ製のものがあり外観が綺麗で 腐食にも強いため人気を博している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のアルミホイールは強度保持のため比較的肉厚に形成され ており、重くて取り扱い難い欠点がある。従って、アルミホイールの一部を削っ て軽くすることがあるが、強度低下を来す懸念が生じる。 そこで、本考案は、前記従来のアルミホイールの問題点を解決するためになさ れ、アルミホイールより軽くて強いホイールを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、肉薄に形成したア ルミホイール本体の表面に合成樹脂製のカバー材を接着固定して成るホイールを 要旨とする。 又、カバー材がカーボンケブラーで形成されたことを要旨とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の一形態を添付図面に基づいて詳説する。 図１、図２において、１はアルミホイール本体であり、通常のアルミホイールよ りも軽くするため肉薄に形成されている。

【０００６】 ２は合成樹脂製のカバー材であり、前記アルミホイール本体１のタイヤ装着部 を除いてほぼ表面全体を覆うようにして接着固定してある。この場合、カバー材 ２はカーボンケブラーでいくつかのパーツに分けて形成されている。尚、ケブラ ーはアラミド（芳香族ポリアミド）繊維であって、米国デュポン社の商標名とし て知られている。

【０００７】 このように構成されたホイール３は、従来のアルミホイールより軽量であり、 且つカバー材２で補強されているため強度も強いものが得られる。

【０００８】 カバー材２は前記のようにアルミホイール本体１のほぼ表面全体を覆う他に、 一部のみに取り付けて実施することもある。補強と装飾を兼ねて色やデザインを 施すことも可能である。 又、本考案に係るホイール３は自動車タイヤ用に限定されず、各種車両用のホ イールとして広く適用することができる。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、アルミホイール本体を肉薄に形成し、 その表面に合成樹脂製のカバー材を接着固定したので、従来のアルミホイールよ り軽くて強いホイールが得られ、使用上取り扱い易い等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施の形態を示す一部破断概略斜視
図である。

【図２】 同、ホイールの中心部を示す一部概略斜視図
である。

【符号の説明】

１…アルミホイール本体 ２…カバー材 ３…ホイール

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 肉薄に形成したアルミホイール本体の表
   面に合成樹脂製のカバー材を接着固定して成るホイー
   ル。
2. 【請求項２】 カバー材がカーボンケブラーで形成され
   た請求項１記載のホイール。