JP3028316U - 透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板 - Google Patents
透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本考案の透視性のあるカラー模様付強化装飾
ガラス板は、透明な板ガラス基板と、基板の片面上に不
透明有色塗料で形成した模様図案を有する第1の塗布層
と、第1の塗布層上に白色塗料で形成した、前記模様図
案と同一模様図案を有する第2の塗布層と、第2の塗布
層上に黒色または灰色塗料で形成した、前記模様図案と
同一模様図案を有する第3の塗布層とを備え、各塗布層
の模様図案を構成する不透明部と塗膜のない空間部が同
一位置で重なっている。第1の塗布層の模様図案をミラ
ー効果のある金属酸化物被膜で形成してもよく、また、
第3の塗布層に透明な接着剤で透明なポリエステル等の
樹脂板を貼着してもよい。 【効果】 上記装飾ガラス板は、基材側から見ると、カ
ラー模様図案が見えるが、空間部を通しても透視性がな
い。また第3の塗布層側から見ると、空間部を通して外
部の景色を眺めることができ、しかも、採光性がある。
ガラス板は、透明な板ガラス基板と、基板の片面上に不
透明有色塗料で形成した模様図案を有する第1の塗布層
と、第1の塗布層上に白色塗料で形成した、前記模様図
案と同一模様図案を有する第2の塗布層と、第2の塗布
層上に黒色または灰色塗料で形成した、前記模様図案と
同一模様図案を有する第3の塗布層とを備え、各塗布層
の模様図案を構成する不透明部と塗膜のない空間部が同
一位置で重なっている。第1の塗布層の模様図案をミラ
ー効果のある金属酸化物被膜で形成してもよく、また、
第3の塗布層に透明な接着剤で透明なポリエステル等の
樹脂板を貼着してもよい。 【効果】 上記装飾ガラス板は、基材側から見ると、カ
ラー模様図案が見えるが、空間部を通しても透視性がな
い。また第3の塗布層側から見ると、空間部を通して外
部の景色を眺めることができ、しかも、採光性がある。
Description
【0001】
本考案は、装飾ガラス板に関し、さらに詳しくは、透視性のあるカラー模様付 強化装飾ガラス板に関する。
【0002】
社会の進歩と生活のレベルが急速に高まるに伴って、高層ビルまたは住宅用の 建物、乗用車または船舶に断熱性、採光性および装飾性の良い壁部材、ドアまた は窓などのガラスパネル部材に対する需要が高まり、さらに部屋の仕切部材、家 具類、水族館等のパネル部材にも透視性および装飾性についてバラエティーとニ ュアンスに富んだデザインが要求されるようになってきた。
【0003】 こうした要求に対して、従来は、一枚の板ガラスの表面に、有色塗料またはカ ラーセラミックスあるいはカラーエナメルなどのフリット(frit)で好みのカラ ー模様または図案を直接印刷した材料、または一枚の板ガラスの表面にカラー図 案が印刷された樹脂フィルムを接着剤で貼着した材料、または転写用樹脂フィル ム上に印刷された図案を板ガラス面上に転写してなる材料等が使用されてきた。
【0004】 具体的に、従来公知の装飾ガラス板の断面拡大図を示す図1に基づいて、従来 の装飾ガラス板を説明すると、従来の装飾ガラス板は、無色または淡色の透明な 板ガラス基板1と、この板ガラス基板1の一面に設けられた不透明な塗料からな る層、またはカラー模様あるいは図案を板ガラス基板1の一面に印刷または塗布 されてなる光を通すことができない樹脂フィルム、セラミックスフリットあるい はエナメルフリットからなる層2’と、上記層2’上に塗布されてなる黒色のエ ナメルまたは樹脂の保護層3とからなる。
【0005】 しかしながら、このような構成からなる従来の装飾ガラス板は、断熱効果があ るものの、不透明で透視することができなかった。また、上記カラー模様あるい は図案の形成にセラミックスフリットまたはエナメルフリット以外の一般的な塗 料を使用した装飾ガラス板は、日光と空気に曝される下で長期間使用しているう ちに色が褪せたり、さらには塵が付着したときその塵を拭き落とす場合に傷が付 き、長時間の使用に耐えられなかった。したがって、従来の装飾ガラス板は、建 物の部屋仕切部材や、ドアまたは壁の装飾パネル、家具のパネル等の屋内装飾用 にしか使用することができず、太陽の光線の当たる建物周面の壁パネル部材また は光を通して室内を明るくする採光性のある屋外と屋内との間を仕切る材料、た とえば住宅の窓、高層ビルのカーテンウォール用の装飾ガラス板として使用する ことはできなかった。また、特に上記カラー模様または図案のある樹脂フィルム を作製するのは容易でなく、しかも、その樹脂フィルムを板ガラス面上に貼り合 わせたとき一般に加圧加熱を要するので、そのカラー模様または図案のある樹脂 フィルム接合面に気泡および模様くずれが生じないようにするには高度の印刷技 術と高価な設備を要し、コストが高い等の欠点があった。
【0006】
本考案は、上記のような従来技術に伴う問題を解決しようとするものであって 、建物の内装用だけでなく、車両・船舶のドア・窓ガラスおよび建物等の内外に も使用できる断熱性と透光性、透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板を提 供することを第1の目的としている。より詳しくは、本考案は、建物の部屋仕切 り、屏風、家具類または壁の装飾パネル部材などに使用される外、現代住宅や高 層ビルの窓、ドアあるいはカーテンウォール、または車両、船舶の窓ガラス、水 族館、養魚水槽などのガラスパネル部材として透光率、透視率の選択が可能で、 かつ、車両、船舶、建物の内から外の景色を眺めることができるとともに、外か ら内を見ることができないカラー模様または図案のある強化装飾ガラス板を提供 することを目的としている。
【0007】 また、本考案の第2の目的は、高断熱性と透光性を有するミラー効果のある金 属酸化物被膜で、車両、船舶、建物等の外から見たときにミラーのみが眺められ 、しかも、外から屋内を覗き見ることができない、熱反射ガラス板として使用す ることもできる透視性ある強化装飾ガラス板を提供することにある。
【0008】 さらに、本考案の第3の目的は、一枚の透明または淡色の平板状あるいは湾曲 状の強化ガラスまたはイオン交換強化ガラスに、透明または淡色のポリエステル またはポリカーボネートの樹脂板を貼り合わせて耐衝撃性を向上させるとともに 、また好みのカラー模様または図案が形成されている層の代わりにミラー効果の ある金属酸化物被膜を用いて熱線反射ガラスとして使用することもできる透視性 のある強化装飾ガラス板を提供することにある。
【0009】
本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、 透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布されてなる不透明部と 、前記塗料が塗布されていない空間部とで構成される所定のパターンからなる模 様図案が形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布されてなる不透明部と、前 記空間部と対応する位置に形成された前記白色の塗料が塗布されていない空間部 とで構成される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料が塗布されてなる不透 明部と、前記空間部と対応する位置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗 布されていない空間部とで構成される前記パターンと同一のパターンからなる第 3の塗布層と、 を備えてなる。
【0010】 上記透明な板ガラス基板としては、無色または淡色の透明な平板状または湾曲 状のガラス板であって、ナトリウム塩、カリウム塩、硫酸塩の普通ガラス、また はこのような塩が熱処理されてなる強化ガラス、またはナトリウム、カリウムの イオン交換強化ガラスから選ばれるガラス板であり、その厚さは用途により異な るが、通常3〜12mmである。
【0011】 上記第1の塗布層形成で用いられる不透明な有色塗料としては、具体的には、 ポリビニルブチラル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メチルアクリレート樹 脂などの少なくとも1つの樹脂と、CaO、MnO、CdS、Cr2O3、Fe2 O3 などのセラミックスフリットと、ガラスフリット粉末と、CaO、MnO、 CdS、Cr2O3またはFe2O3など顔料とを混合してなる耐熱性の良い塗料が 用いられる。
【0012】 本考案においては、セラミックスフリット含有量が30重量%以下であり、ガ ラスフリット粉末含有量が30〜70重量%の範囲である塗料が好ましく用いら れる。また、上記セラミックスフリットの代わりに、エナメルフリットを用いる ことができる。
【0013】 上記第1の塗布層における不透明部の塗膜の厚さは、通常0.04〜0.18 mm、好ましくは0.04〜0.08mmの範囲である。 上記不透明部と空間部とで構成される所定のパターンは、3〜65%の範囲か ら選ばれる所望の透光率を持つ複数のドット、四方形、菱形または六角形からな る規則的な形状の筋柄模様または網状模様から構成される。この所定のパターン にて構成される模様図形は、公知のスクリーン印刷法で上記不透明な有色塗料を 用いて印刷または塗布して形成される。
【0014】 また、上記第2、第3の塗布層形成で用いられる白色の塗料、黒色または灰色 の塗料としては、具体的には、ポリビニルブチラル樹脂、ウレタン樹脂、エポキ シ樹脂、メチルアクリレート樹脂などの少なくとも1つの樹脂と、セラミックス フリットと、ガラスフリット粉末とを混合してなる耐熱性の良い塗料が用いられ る。
【0015】 本考案においては、セラミックスフリット含有量が30重量%以下であり、ガ ラスフリット粉末含有量が30〜70重量%の範囲である塗料が好ましく用いら れる。また、セラミックスフリットの代わりに、上記のようなエナメルフリット を用いることができる。
【0016】 上記第2および第3の塗布層における各不透明部の塗膜の厚さは、通常0.0 4〜0.18mm、好ましくは0.04〜0.08mmの範囲である。 本考案においては、上記空間部の総面積と上記板ガラス基板の総面積との割合 は、好ましくは3:100〜65:100、さらに好ましくは5:100〜30 :100である。
【0017】 上記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層は、上記のセラミックス フリットまたはエナメルフリットからなる塗料をスクリーン印刷法にて塗布して 硬化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理が施されてなる。
【0018】 また、本考案においては、上記のカラー模様または図案が形成されている第1 の塗布層の代わりに、高断熱性と透光性を有するミラー効果のある金属酸化物被 膜の層が形成されていてもよい。
【0019】 上記金属酸化物被膜は、金、銀、白金、銅、錫、亜鉛、クロム、チタン、アル ミニウムおよびニッケルなどの金属またはその合金の酸化物からなる。所望の色 の金属酸化物被膜は、公知の真空蒸着法または熱分解酸化膜法等の反射膜製膜法 により形成することができる。この金属酸化物の厚さは、400〜1800オン グストロームの範囲である。
【0020】 上記のようなミラー効果のある金属酸化物被膜を用いた本考案に係る透視性の あるカラー模様付強化装飾ガラス板は、熱線反射ガラスとして使用することもで きる。
【0021】 また、本考案においては、上記装飾ガラス板の第3の塗布層表面に、透明なポ リエステルまたはポリカーボネートの樹脂板がポリビニルブチラール樹脂、ポリ エステル樹脂、メチルアクリレート(アクリル)樹脂、両液(二液)型エポキシ 樹脂、ウレタン樹脂、または単液型熱硬化性樹脂などの透明な接着剤で貼合わさ れていてもよい。透明な接着剤は、上記樹脂板を第3の塗布層に貼り合わせたと きに空間部内に充填されている。
【0022】 このように、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、用 途により透明または淡色のポリエステルまたはポリカーボネートの樹脂板を第3 の塗布層上に貼合わせることによって、より一層の強化を図ることができ、防弾 性、耐衝撃性などをもたせることができる。
【0023】 上記のような構成を有する本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガ ラス板は、以下のようにして製造される。 まず、無色あるいは淡色の透明ガラスである一枚の平板状ガラス基板の片面上 に、公知のスクリーン印刷法で不透明な有色塗料を塗布して、有色塗料の塗膜か らなる不透明部と有色塗料の塗膜のない空間部とで構成される所定のパターンか らなる所望の模様または図案が形成されている第1の塗布層を形成し、それを硬 化させる。
【0024】 次いで、第1の塗布層の上に、上記所定のパターンと同一のパターンにて白色 塗料をスクリーン印刷法で重ねて塗布して、上記不透明部の上に重ねて形成され た新たな不透明部と、上記空間部と対応した位置に白色塗料が塗布されていない 空間部とを含んだ第2の塗布層を形成して硬化させる。
【0025】 最後に、第2の塗布層の上に、上記所定のパターンと同一のパターンにて黒色 または灰色の塗料をスクリーン印刷法で重ねて塗布して、上記不透明部の上に重 ねて形成された新たな不透明部と、上記空間部と対応した位置に黒色または灰色 の塗料が塗布されていない空間部とを含んだ第3の塗布層を形成し、第3の塗布 層を硬化させた後、600〜650℃の熱処理を経て焼付けを行なって本考案に 係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板を得る。
【0026】 また、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板が湾曲状の強 化装飾ガラス板である場合には、上記の透明な平板状ガラス基板に塗布した第3 の塗布層を熱処理焼付けを行なう前にこのガラス基板を所望の形状の成形型に置 いて熱処理焼付けを行なうことによって湾曲状のガラス基板を成型し、この湾曲 状のガラス基板を用いて、上記の本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装 飾ガラス板の製造方法と同様の方法で、透視性のあるカラー模様付の湾曲状強化 装飾ガラス板を製造することができる。
【0027】 また、上述したミラー効果のある金属酸化物被膜の層を有する本考案に係る透 視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、上記第1の塗布層を形成する代わ りに、所望の色の金属酸化物被膜を公知の真空蒸着法または熱分解酸化膜法等の 反射膜製膜法で形成し、以下、上記本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化 装飾ガラス板の製造方法と同様の方法で製造することができる。
【0028】
上記のように構成された本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラ ス板は、車両、船舶、建物の壁等のパネル、窓あるいはカーテンウォール用ガラ スとして使用する場合、板ガラス基板を外側に向けて取り付ける。そうすると外 側からは第1の塗布層の不透明部として形成されたカラーパターンの模様あるい は図案が見えるが、塗料が塗布されていない塗布層の空間部からは車両、船舶、 建物の内部と外部の明るさの差のために車両等の内部は見えない。逆に車両等の 内部より外側に向かってこの強化装飾ガラス板を見た場合は、上記塗布層の空間 部を通して外部の景色が眺められると同時に外側の光線を内部に通すので車両、 船舶、建物の内部を明るくすることができる。
【0029】 また、上記塗布層の不透明部の総面積と空間部の総面積との割合を、設計時点 において任意に調整することによって、透光率を3〜65%の範囲にすることが できる。すなわち、外側から車両、船舶、建物の内部に光線をより多く入れたい 場合は、不透明部の総面積を少なくし、その逆の場合は、不透明部の総面積を多 くすればよい。
【0030】 また、本考案において、上記第1の塗布層の代わりにミラー効果のある金属酸 化物被膜を形成した装飾ガラス板は、金属酸化物被膜のミラー効果により熱線を 反射することができるため、熱線反射ガラスとしても利用することができる。
【0031】 さらに、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、第2の 塗布層と第3の塗布層があるので、車両、船舶または建物の室内面のガラスに用 いた際に視覚上の二重像(ゴーストイメージ)が生じることはない。
【0032】 さらにまた、本考案に係る透視性のある強化装飾ガラス板におけるカラーパタ ーンからなる模様図案が形成されている第1の塗布層は、セラミックスフリット あるいはエナメルフリットとガラス粉末フリットと顔料とを混合し、熱処理でガ ラス面上に焼付けしてなるので、太陽光に曝されても色褪せることはなく、拭き 掃除によって傷が付くこともない。
【0033】 また、上記第3の塗布層と貼り合わされた透明または淡色のポリエステルまた はポリカーボネートの樹脂板を有する、本考案に係る透視性のあるカラー模様付 強化装飾ガラス板は、このような樹脂板によって、より一層強化され、防弾性、 耐衝撃性などをもたせることができる。
【0034】
次に、図に基づいて本考案の実施例を説明するが、本考案はこれらの実施例に 限定されるものではない。
【0035】 図2は、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板の好ましい 実施例の断面拡大図である。 本実施例の装飾ガラス板は、図2に示すように、 透明な板ガラス基板1と、 透光性、透視性を有する複数のドット、四方形、菱形または六角形からなる規 則的な形状の筋柄模様または網状模様の所定のパターンにて構成された筋柄図案 または網状図案が形成されており、この図案が不透明な有色塗料の塗膜からなる 不透明部2と、上記有色塗料が塗布されていない空間部(複数のドット、四方形 、菱形または六角形以外の隙間部分)6とから構成されている第1の塗布層と、 上記第1の塗布層の上に、上記所定のパターンと同一のパターンにて白色塗料 を重ねて印刷あるいは塗布して、上記不透明部2の上に重ねて形成されてなる不 透明部4と、上記空間部6と対応する位置に形成される白色塗料の塗布されてい ない空間部6とを含んでなる第2の塗布層と、 上記第2の塗布層の上に、上記所定のパターンと同一のパターンにて黒色また は灰色塗料を重ねて印刷あるいは塗布して、上記不透明部4の上に重ねて形成さ れてなる不透明部5と、上記空間部6と対応する位置に形成される黒色または白 色塗料の塗布されていない空間部6とを含んでなる第3の塗布層と、 からなる。
【0036】 上記板ガラス基板1は、無色または淡色の透明な平板状または湾曲状のガラス 板であって、ナトリウム塩、カリウム塩、硫酸塩の普通ガラス、またはこのよう な塩が熱処理されたなる強化ガラス、またはナトリウム、カリウムのイオン交換 強化ガラスから選ばれるガラスであり、その厚さは、通常3〜12mmである。
【0037】 本実施例における第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層は、公知の スクリーン印刷法により上記透明な板ガラス基板1の一面上に不透明な有色塗料 を用いて直接印刷または塗布して、単色カラー彩絵または図案のある第1の塗布 層を形成し、次いで、この第1の塗布層上に白色塗料を用いて第2の塗布層を形 成し、次いで、黒色または灰色の塗料を用いて第3の塗布層を形成してなる。こ れらの各塗布層の厚さは0.04〜0.18mmである。
【0038】 本実施例の装飾ガラス板において、上記空間部6の総面積と板ガラス基板1の 総面積との割合を3:100〜65:100にすれば、3〜65%の透光率が得 られる。透光率を高くすることによって、第3の塗布層側から板ガラス基板側の 方向に見た際の透視率を高くすることができる。
【0039】 図3は、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板の他の実施 例の断面拡大図である。 本実施例の装飾ガラス板は、図3に示すように、図2に示した装飾ガラス板の 第3の塗布層表面に、透明または淡色のポリエステルまたはポリカーボネートの 樹脂板7をポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、メチルアクリレート (アクリル)樹脂、両液(二液)型エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、または単液型 熱硬化性樹脂などの透明な接着剤6’を用いて貼合わせてなる。透明な接着剤6 ’は、上記樹脂板7を貼り合わせたときに空間部内に充填される。
【0040】 本実施例の装飾ガラス板も、上記図2に示す装飾ガラス板と同様の効果を有す る。 なお、図4の(a)、(b)および(c)は、図2および図3に示す本考案の 好ましい装飾ガラス板を第3の塗布層側から見た平面図であり、 図4(a)は、複数の黒色または灰色塗料の塗膜からなるドットが縦横に配され てなる規則的な形状の図案を表わしており、図4(b)は、複数の黒色または灰 色塗料の塗膜からなる六角形が縦横に配されてなる規則的な形状の図案を表わし ており、図4(c)は、複数の黒色または灰色塗料の塗膜からなる四方形ないし 菱形が縦横に配されてなる規則的な形状の図案を表わしている。図4における符 号5は、黒色または灰色塗料の塗膜からなる不透明部を示し、また符号6は、上 記塗料が塗布されていない光を通すことができる空間(隙間)部を示す。
【0041】 また、図2または図3において、上記の透視性のあるカラー模様または図案が 形成されている第1の塗布層の代わりに、ミラー効果のある金属酸化物被膜を形 成すれば、得られる装飾ガラス板は、熱線反射ガラスとして使用することもでき る。上記金属酸化物被膜は、金、銀、白金、銅、錫、亜鉛、クロム、チタン、ア ルミニウムおよびニッケルなどの金属またはその合金の酸化物からなる。所望す る色の金属酸化物被膜は、公知の真空蒸着法または熱分解酸化膜法等の反射膜製 膜法により形成することができる。この金属酸化物の厚さは400〜1800オ ングストロームの範囲である。
【0042】 図5の(a') および図6の(a'')は、第1の塗布層がそれぞれドット、六 角形にて構成された所定のパターンで大理石模様に形成されている図2に示す構 成の装飾ガラス板を、この装飾ガラス板の板ガラス基板と窓ガラスとが接するよ うに室内側に配置して、窓ガラスから1m以上離れて室外から室内を見た状態を 示す図である。この場合、図5の(a') 、図6の(a'')に示すような大理石 模様がはっきり見えるが、室内の物品は見えなかった。しかしながら、図示して はいないが、窓ガラスに近寄り、その前約1m以内に立って大理石模様を注意し て見たところ、大理石模様を構成している塗料が塗布されていない透明な空間部 がかすかに見られた。
【0043】 図5の(b') および図6の(b'')は、第1の塗布層がそれぞれドット、六 角形にて構成された所定のパターンで大理石模様に形成されている図2に示す構 成の装飾ガラス板を、花を活けた花瓶を置いた出窓の手前に配置して、室内から 室外を見た状態を示す図である。この場合、図5の(b') 、図6の(b'')に 示すように規則的な塗布層の不透明部のドットあるいは六角形から構成されたパ ターンを見ることができ、また、塗料が塗布されていない空間部から、はっきり と室外の物品を見ることができた。また、この空間部から光が室内に入り、室内 が明るい感じがした。
【0044】
上記のように構成された本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラ ス板は、船舶、建物の壁等のパネル、窓あるいはカーテンウォール用ガラスとし て、装飾ガラス板を構成する板ガラス基板を室外側に向けて取り付けて使用する と、室外側からは第1の塗布層に形成されたカラー模様あるいは図案を見ること ができ、しかも、車両、船舶、建物の内部と外部との間に明るさの差があるため 塗料が塗布されていない空間部を通して車両等の内部を覗くことはできない。す なわち、この場合、装飾ガラス板は透視性がないので、プライバシーを確保する ことができる。これに対し、車両等の内部より外側に向かってこの装飾ガラス板 を見た場合、上記空間部を通して外部の景色を眺めることができ、しかも、室外 側の光線が室内部に入るので車両等の室内部を明るくすることができる。すなわ ち、この場合、装飾ガラス板は透視性を有するとともに、透光性を有する。
【0045】 また、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、第2の塗 布層と第3の塗布層があるので、車両、船舶または建物の室内面のガラスに用い た際に視覚上の二重像(ゴーストイメージ)が生じることはない。
【0046】 さらに、本考案に係る透視性のある強化装飾ガラス板は、カラー模様あるいは 図案が形成されている第1の塗布層が、セラミックスフリットあるいはエナメル フリットとガラス粉末フリットと顔料とを混合し、熱処理でガラス面上に焼付け してなるので、太陽光に曝されても褪せることはなく、拭き掃除によって傷が付 くこともない。
【0047】 上記第1の塗布層の代わりにミラー効果のある金属酸化物被膜が形成されてい る、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、この金属酸化 物被膜により熱線を反射することができるので、熱線反射ガラスとしても利用す ることができる。
【0048】 また、透明または淡色のポリエステルまたはポリカーボネートの樹脂板が第3 の塗布層に貼合わされている、本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾 ガラス板は、より一層強化されており、防弾性、耐衝撃性などが向上している。
【0049】 本考案に係る透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板は、高度な印刷また は塗布技術を必要とすることなく、周知のスクリーン印刷法のみによって、簡単 に製造することができる。したがって、本考案によれば、装飾ガラス板の多品種 の少量生産、納期の短縮、オーダー変更、不良品の減少、生産効率の向上などの 生産工程上のきめ細かい対応が非常に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来公知の室内装用装飾ガラス板の断
面拡大図である。
面拡大図である。
【図2】図2は、本考案に係る透視性のあるカラー模様
付強化装飾ガラス板の好ましい実施例の断面拡大図であ
る。
付強化装飾ガラス板の好ましい実施例の断面拡大図であ
る。
【図3】図3は、本考案に係る透視性のあるカラー模様
付強化装飾ガラス板の他の好ましい実施例の断面拡大図
である。
付強化装飾ガラス板の他の好ましい実施例の断面拡大図
である。
【図4】図4の(a)、(b)および(c)は、図2ま
たは図3に示す本考案に係る好ましい装飾ガラス板を第
3の塗布層側から見た平面図である。
たは図3に示す本考案に係る好ましい装飾ガラス板を第
3の塗布層側から見た平面図である。
【図5】図5の(a') 、(b') は、カラー模様とし
て大理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好まし
い装飾ガラス板を窓ガラス用として、それぞれ室外、室
内から眺めたときに見えた状態を示す図である。
て大理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好まし
い装飾ガラス板を窓ガラス用として、それぞれ室外、室
内から眺めたときに見えた状態を示す図である。
【図6】図6の(a'')、(b'')は、カラー模様とし
て大理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好まし
い装飾ガラス板を出窓の手前に窓ガラスとして配置し
て、それぞれ室外、室内から眺めたときに見えた状態を
示す図である。
て大理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好まし
い装飾ガラス板を出窓の手前に窓ガラスとして配置し
て、それぞれ室外、室内から眺めたときに見えた状態を
示す図である。
1 ・・・・ 透明な板ガラス基板 2 ・・・・ 不透明な有色塗料に塗膜からなる不透明部 2’・・・ カラー模様のある塗布層 3 ・・・・ 黒色のエナメルまたは樹脂の塗布層 4 ・・・・ 白色塗料の塗膜からなる不透明部 5 ・・・・ 黒色または灰色塗料の塗膜からなる不透明部 6 ・・・・ 空間部 6’・・・ 透明な接着剤 7 ・・・・ 透明または淡色のポリエステルまたはポリカー
ボネートの樹脂板
ボネートの樹脂板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】図5の(a)、(b)は、カラー模様として大
理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好ましい装
飾ガラス板を窓ガラス用として、それぞれ室外、室内か
ら眺めたときに見えた状態を示す写真である。
理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好ましい装
飾ガラス板を窓ガラス用として、それぞれ室外、室内か
ら眺めたときに見えた状態を示す写真である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】図6の(a)、(b)は、カラー模様として大
理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好ましい装
飾ガラス板を出窓の手前に窓ガラスとして配置して、そ
れぞれ室外、室内から眺めたときに見えた状態を示す写
真である。
理石模様を採用した図2に示す本考案に係る好ましい装
飾ガラス板を出窓の手前に窓ガラスとして配置して、そ
れぞれ室外、室内から眺めたときに見えた状態を示す写
真である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B44C 3/02 B44C 3/02 Z C03C 17/42 C03C 17/42
Claims (19)
- 【請求項1】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなることを特徴とする透視性のあるカラー模様
付強化装飾ガラス板。 - 【請求項2】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、かつ、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
ることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装飾
ガラス板。 - 【請求項3】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、かつ、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項4】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、かつ、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項5】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、かつ、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であることを特徴とする
透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板。 - 【請求項6】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、かつ、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であることを特徴とする
透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板。 - 【請求項7】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あり、かつ、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であることを特徴とする
透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板。 - 【請求項8】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あり、かつ、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であることを特徴とする
透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板。 - 【請求項9】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項10】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項11】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項12】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項13】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項14】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項15】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あり、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項16】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 を備えてなり、 前記板ガラス基板が、無色または淡色の透明ガラスであ
り、 前記所定のパターンが、複数のドット、四方形、菱形ま
たは六角形からなる規則的な網状模様または筋柄模様で
あり、 前記空間部の総面積と前記板ガラス基板の総面積との比
率が3:100〜65:100であり、かつ、 前記第1の塗布層、第2の塗布層および第3の塗布層
が、それぞれセラミックスフリットまたはエナメルフリ
ットからなる塗料を、スクリーン印刷法にて塗布して硬
化した後に600℃〜650℃の温度で焼付け処理して
なることを特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装
飾ガラス板。 - 【請求項17】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、ミラー効果のある有色の
金属酸化物被膜が形成されている透明部と、前記金属酸
化物被膜が形成されていない空間部とで構成される所定
のパターンからなる第1層と、 前記第1層の透明部上に白色の塗料が塗布されてなる不
透明部と、前記空間部と対応する位置に形成された前記
白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成される前
記パターンと同一のパターンからなる第2層(塗膜層)
と、 前記第2層の不透明部上に黒色または灰色の塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形
成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されていない
空間部とで構成される前記パターンと同一のパターンか
らなる第3層(塗布層)と、 を備えてなることを特徴とする透視性のあるカラー模様
付強化装飾ガラス板。 - 【請求項18】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、不透明な有色塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記塗料が塗布されていない空
間部とで構成される所定のパターンからなる模様図案が
形成されている第1の塗布層と、 前記第1の塗布層の不透明部上に白色の塗料が塗布され
てなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形成さ
れた前記白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成
される前記パターンと同一のパターンからなる第2の塗
布層と、 前記第2の塗布層の不透明部上に黒色または灰色の塗料
が塗布されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位
置に形成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されて
いない空間部とで構成される前記パターンと同一のパタ
ーンからなる第3の塗布層と、 透明な接着剤を用いて前記第3の塗布層と貼り合わされ
た透明または淡色のポリエステルまたはポリカーボネー
トの樹脂板と、 を備えてなり、かつ、 前記空間部が前記透明な接着剤で充填されていることを
特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス
板。 - 【請求項19】透明な板ガラス基板と、 前記板ガラス基板の片面上に、ミラー効果のある有色の
金属酸化物被膜が形成されている透明部と、前記金属酸
化物被膜が形成されていない空間部とで構成される所定
のパターンからなる第1層と、 前記第1層の透明部上に白色の塗料が塗布されてなる不
透明部と、前記空間部と対応する位置に形成された前記
白色の塗料が塗布されていない空間部とで構成される前
記パターンと同一のパターンからなる第2層(塗布層)
と、 前記第2層の不透明部上に黒色または灰色の塗料が塗布
されてなる不透明部と、前記空間部と対応する位置に形
成された前記黒色または灰色の塗料が塗布されていない
空間部とで構成される前記パターンと同一のパターンか
らなる第3層(塗布層)と、 透明な接着剤を用いて前記第3の塗布層と貼り合わされ
た透明または淡色のポリエステルまたはポリカーボネー
トの樹脂板と、 を備えてなり、かつ、 前記空間部が前記透明な接着剤で充填されていることを
特徴とする透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006163U JP3028316U (ja) | 1994-03-25 | 1994-05-09 | 透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40979494 | 1994-03-25 | ||
JP6-4097 | 1994-03-25 | ||
JP1994006163U JP3028316U (ja) | 1994-03-25 | 1994-05-09 | 透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028316U true JP3028316U (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=43163390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994006163U Expired - Lifetime JP3028316U (ja) | 1994-03-25 | 1994-05-09 | 透視性のあるカラー模様付強化装飾ガラス板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028316U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011194799A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Toppan Printing Co Ltd | ベゼル加飾物 |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP1994006163U patent/JP3028316U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011194799A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Toppan Printing Co Ltd | ベゼル加飾物 |
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