JP3028287U - 圧縮脱水装置の被脱水物供給機構 - Google Patents

圧縮脱水装置の被脱水物供給機構

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JP3028287U
JP3028287U JP1996000948U JP94896U JP3028287U JP 3028287 U JP3028287 U JP 3028287U JP 1996000948 U JP1996000948 U JP 1996000948U JP 94896 U JP94896 U JP 94896U JP 3028287 U JP3028287 U JP 3028287U
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静 宮崎
和志 渡辺
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ハーモス株式会社
川口精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧ドラム内で加圧脱水される被脱水物積層
ロールを形成するため均一で所定の厚さの被脱水物薄層
をシート上に供給可能な被脱水物供給機構を提供するこ
と。 【解決手段】 被脱水物を貯留するホッパー6とホッパ
ーの下方に設けた滞留室72の間に一対の羽根車61、
62を設け、一対の羽根車が回転されるとき被脱水物が
ホッパー内から一対の羽根車の羽根に押出されて滞留室
内へ供給される。滞留室72の底面は、ほぼ水平方向に
移動されるシート17の上面により画成される。滞留室
の下方に転圧ローラー63が配置され、転圧ローラーの
外周面と滞留室の底面が所定距離だけ離間され両者の間
に引出部74が画成される。転圧ローラー63の外周面
の速度とシートの移動速度がほぼ同一にされる。一対の
羽根車の回転速度は、一対の羽根車により滞留室72内
へ単位時間に押込まれる被脱水物の量が引出部74を通
って単位時間に引出される被脱水物の量より多くなり、
それにより滞留室内の被脱水物が幾分押圧力を受けるよ
うに設定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水分及び固形分を含み流動性の小さい被脱水物をシート及び被脱水 物が交互に重なるように巻付けて円筒形の被脱水物積層ロールを形成しこの被脱 水物積層ロールを耐圧ドラム内において圧縮手段により押圧し圧縮脱水する脱水 装置の被脱水物供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
水分及び固形分を含み流動性の小さい物質を圧縮し水分を分離する脱水装置は 、醸造かすを扱う食品工業や活性汚泥を処理する化学工業等の多くの産業分野に おいて利用されている。特開平6−238491号公報に開示された圧縮脱水方 法及び装置は、表面に微小凹凸を有するシートを用意し、シートと被脱水物の薄 層を交互に多数重ねて円筒形の被脱水物積層ロールを形成し、シート表面に対し てほぼ垂直方向に被脱水物積層ロールを押圧し、水分をシート表面に沿って流出 させることにより、水分が濾布を通過せずに分離されるものである。特開平6− 238491号公報の圧縮脱水装置を図3、図4及び図5を参照して説明する。
【0003】 図3に示すように、シートロール3から繰り出されたシート17上にホッパー 6から被脱水物Qの薄層7が供給され、シート17及び被脱水物の薄層7がリー ルの芯体42に巻付けられ、シート17及び被脱水物の薄層7がリールの芯体4 2に巻付けられ、シート17と被脱水物の薄層が多数積層された円筒形の被脱水 物積層ロール10が形成される。積層ロール10は、耐圧ドラム20内に位置さ れる。
【0004】 図4Aは、積層ロール10の圧縮脱水(加圧)前の状態を耐圧ドラム20の軸 線に垂直の断面で示し、図4Bは、積層ロール10の圧縮脱水(加圧)後の状態 を同様の断面により示す。図5は、積層ロールの軸線を含む断面であり、その上 半分は、加圧前の状態(図4Aに対応)を示し、下半分は、加圧後の状態(図4 Bに対応)を示す。図5において、リールは、全体的に符号40で指示され、そ の芯体42の両端に円板44が固着され、円板44は、円板を貫通する多数の排 水孔46を有する。耐圧ドラム20は、内周面21を備えるドラム殻体22及び 内周面の両端に配置される端板26を備え、一体に形成される。端板26は、積 層ロールを通過させるための円形開口28を備える。
【0005】 図4A及び図4上半分の加圧前の状態から、加圧室30内へポート32を介し 加圧流体Fが供給され、加圧室30が膨張し、膨張する加圧室のゴム膜34によ り積層ロール10が圧縮され、図4B及び図5下半分の状態となる。積層ロール 10は、外周面から加圧流体により圧力を加えられて半径方向の寸法が減少され 、その間に積層ロールから押出される水分は、排水孔46を通って排出される。
【0006】
【解決しようとする課題】
特開平6−238491号公報に開示されるような圧縮装置においては、被脱 水物積層ロールは、その後に周囲から大きな圧力、例えば60kg/cm2で加 圧され、積層ロール内の排水により直径が減少される。この加圧工程において、 シート及び被脱水物の薄層が交互に重なるように巻付けて形成した円筒形の積層 ロールが不均一又は歪んだ円筒形を有すると、部分的に異なる収縮を起こし、積 層ロールが脱水不十分となったり、被脱水物の間のシートに大きな力がかかり疲 労損傷を生じたり、また圧縮手段のゴム膜にも部分的に過大に変形され損傷する 等の不都合を生じる。本願考案の目的は、被脱水物積層ロールの上記のような不 都合をなくすることであり、そのため、積層ロールの形成工程において被脱水物 が均一で所定の厚さでシート上に供給される被脱水物供給機構を提供することに ある。
【0007】 本考案の他の目的は、被脱水物の薄層の厚さ変更し得る被脱水物機構機構を提 供することである。本考案の別の目的は、装置の長期間の停止の場合等に生じる 固化した被脱水物を供給機構から容易に除去可能にすることである。本考案の更 に別の目的は、供給機構のホッパー内の被脱水物が過剰となりあふれることを防 止することである。本考案のその他の目的及び利点は、以下の説明及び図面にお いて明らかにされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の被脱水物供給機構は、リールの円筒形芯体にシート及び被脱水物の薄 層が交互に重なるように巻付けて形成した円筒形の被脱水物積層ロールを耐圧ド ラム内において圧縮手段により押圧し脱水する脱水装置に使用される。被脱水物 供給機構は、被脱水物を貯留するホッパーとホッパーの下方に設けた滞留室の間 に一対の羽根車を有する。一対の羽根車が回転されるとき被脱水物がホッパー内 から一対の羽根車の羽根により押出されて滞留室内へ供給され、滞留室の底面は 、ほぼ水平方向に移動されるシートの上面により画成され、滞留室の下方に転圧 ローラーを配置し、滞留室の底面が転圧ローラーの外周面から所定距離だけ離間 され、両者の間に滞留室から被脱水物の薄層を引出す引出部が画成され、転圧ロ ーラーの外周面は、被脱水物の付着を阻止する性質の材料により形成される。
【0009】 本考案の被脱水物供給機構において、滞留室は、滞留室内や一対の羽根車等の 掃除点検ができるように、開閉可能な可動壁を備える。ホッパーは、1脱水サイ クルで処理する量より多い量の被脱水物を貯留することができる容量を有すると 共に、ホッパー内の被脱水物の量を検出可能なレベル計を具備し、ホッパー内の 被脱水物の量が所定の最大量を越えたとき、ホッパー内へ被脱水物を送入するコ ンベヤ等の搬送機の運転が停止される。ホッパー内の被脱水物の量が1脱水サイ クルで処理するより少ない所定の最少量以下のときは、脱水サイクルが開始され ない。
【0010】 本考案の被脱水物供給機構において、転圧ローラーの外周面の速度とシートの 移動速度はほぼ同一にされる。一対の羽根車の回転速度は、一対の羽根車により 滞留室内へ単位時間に押込まれる被脱水物の量が引出部を通って単位時間に引出 される被脱水物の量より多くなり、それにより滞留室内の被脱水物が幾分押圧力 を受けるように設定される。一対の羽根車の回転速度及び転圧ローラーの外周面 の速度が被脱水物の物性に応じて変更可能である。転圧ローラーの下方の滞留室 の底面が台板の平坦な上面により画成され、シートは、台板の上面に支持されて ほぼ水平方向に移動され、台板の上面がほぼ垂直方向に移動可能にされ、転圧ロ ーラーの外周面と滞留室の底面の間の所定距離が変更可能である。転圧ローラー の外周面に付着した被脱水物を除去するためのスクレーパーを設けることができ る。
【0011】
【実施例】
図1及び図2を参照し、本考案の実施例を説明する。前述の図3〜図5の先行 技術と同じ部材には、同じ符号を付し、重複説明を省く。図1は、本考案の実施 例の脱水装置の被脱水物供給機構の全体概要図、図2は、図1の被脱水物供給機 構の要部拡大断面図である。被脱水物供給機構60は、ホッパー6内の被脱水物 Qを、図1の右下から左下(図2の矢印17’の方向)へ一定の速度で移動され るシート17上に、ほぼ均一な厚みTを有するように供給する。シート17は、 図示しないシートロールから引出され、被脱水物供給機構60の下方において、 シート上に被脱水物の薄層7が載置され、図示しないリールの円筒形芯体に薄層 7と一緒に巻取られ、それによりシート17及び被脱水物の薄層7が交互に重な る円筒形の被脱水物積層ロールが形成される。この被脱水物積層ロールは、図示 しない耐圧ドラム内において圧縮手段により押圧し脱水される。
【0012】 被脱水物供給機構60は、被脱水物を貯留するホッパー6を有する。被脱水物 は、図示しない前段設備から送入コンベヤ等の輸送手段によってホッパー6内に 挿入されて一時貯留される。ホッパー6の容量は、圧縮脱水装置の1脱水サイク ルで処理される量よりも大とする。ホッパー6は、収容された被脱水物のレベル (量)を検出可能なレベル計78を備える。レベル計78は、ホッパー内の被脱 水物の量が、1回の脱水サイクルの量より少ない、最少量以下の場合に、脱水サ イクルを開始させない信号を発生し、また、ホッパー内の被脱水物の量が所定の 最大量以上の場合に、ホッパー内へ被脱水物を送入するコンベヤ等の搬送機を停 止する信号を発生するように構成される。
【0013】 ホッパー6とその下方の滞留室72の間に一対の羽根車61、62が設けられ る。一対の羽根車61、62は、図2の矢印61’、62’の方向へ回転される ことにより、ホッパー6内に貯留された被脱水物Qを滞留室72へ落とし、且つ 被脱水物にある程度の押圧力を与える。滞留室72は、一方の側面下方に転圧ロ ーラー63を具備する。転圧ローラー63の軸線は、シート17に平行に且つシ ート17の移動方向に垂直に位置される。滞留室72の底面は、ほぼ水平方向に 移動されるシート17の上面により画成される。
【0014】 転圧ローラーの外周面と滞留室の底面(シート17上面)の間は、所定距離( 高さ)だけ離間され、両者の間が、滞留室から被脱水物の薄層を引出す引出部7 4とされる。転圧ローラー63の下方の滞留室の底面は、台板75の平坦な上面 により画成され、シート17は、台板75の上面に支持されてほぼ水平方向に移 動される。台板の上面がほぼ垂直方向に移動可能にされ、転圧ローラーの外周面 と滞留室の底面の間の所定距離(高さ)が変更可能にされる。図2では、台板7 5は、想像線で示された台板75’の位置までの任意の位置に固定可能にされる 。シート両縁部に強靭な材料のベルトを付着し、シートの補強等を図ることがで きる。
【0015】 転圧ローラー63の外周面は、被脱水物の付着を阻止する性質の材料により形 成され、例えば、テトラフルオロエチレンにより表面をコーテイングされた構造 とされる。また、スクレーパー64が、転圧ローラーの外周面に隣接して配置さ れ、外周面に付着した被脱水物を外周面から除去する。転圧ローラー63の外周 面の速度とシートの移動速度は、ほぼ同一とされ、且つ被脱水物の物性に応じて 変更可能にされる。滞留室内の被脱水物は、シート17が矢印17’の方向へ移 動するに従って、シート17上に乗せられて引出部74から、厚みTの薄層とし て滞留室から引出される。被脱水物は、転圧ローラー63とシート17の上面の 間の所定距離(高さ)に規制され、所定の且つ均一の厚みTを有する薄層に形成 される。
【0016】 一対の羽根車61、62の回転速度、シート17の移動速度及び転圧ローラー 63の外周面の速度は、いずれも被脱水物の物性等に応じ調整可能にされる。一 対の羽根車61、62の回転速度は、一対の羽根車により滞留室72内へ単位時 間に押込まれる被脱水物の量が引出部74を通って単位時間に引出される被脱水 物の量より多くなり、それにより滞留室内の被脱水物が幾分押圧力を受けるよう に設定される。滞留室72内の被脱水物をある程度の押圧力により所定距離の引 出部74を介して押出され、引出部74を通過する被脱水物の厚みTが均一化す ることができる。
【0017】 被脱水物供給機構を長期間停止すると滞留室72内に付着した被脱水物が固化 し、その後の運転操作の妨げとなる場合がある。そのような場合を含め、必要に 応じ、滞留室72の内部及び一対の羽根車の掃除が容易にできるように、滞留室 72は、転圧ローラー63と反対の側面に手動で開閉可能な可動壁68を備える 。可動壁68は、図2に実線により示す閉鎖位置と想像線で示す開放位置の可動 壁68’ので可動であり、閉鎖位置において、解除可能に固定される。
【0018】 図2の被脱水物供給機構60の運転において、シート17の移動と同期して一 対の羽根車61、62及び転圧ローラー63が回転され、被脱水物の薄層7の供 給が開始され、被脱水物の薄層7がシート17の所定の位置まで供給されたとき 、被脱水物の供給が停止される。
【0019】
【考案の効果】
本考案の被脱水物供給機構においては、被脱水物がホッパー内から一対の羽根 車が回転されるときその羽根に押出されて滞留室内へ供給され、転圧ローラーの 外周面とシート上面間の所定距離の引出部から押出されることにより、シート上 に所定厚みを均一に有する被脱水物の薄層を供給することができる。それに伴い 、リールの円筒形芯体に巻付けられて形成される被脱水物の薄層及びシートから 成る積層ロールが均一で歪みのない円筒形となり、積層ロールの不均一や歪みか ら生じる圧縮脱水工程の問題をなくすることができる。
【0020】 転圧ローラーの外周面は、被脱水物の付着を阻止する性質の材料により形成さ れ、また、転圧ローラーの外周面に付着する被脱水物をかき落とすスクレーパー 64が設けられたことにより、転圧ローラーの外周面に被脱水物が固着して転圧 ローラーの外周面とシート上面間の所定距離を変化させることがなくなり、引出 部の寸法が設定された値に維持され、被脱水物の薄層の厚みを均一に維持するこ とができる。
【0021】 本考案の被脱水物供給機構において、滞留室は、開閉可能な可動壁を備えるか ら、滞留室及び一対の羽根車の掃除点検等を容易に行うことができる。ホッパー は、1脱水サイクルで処理する量より多い量の被脱水物を貯留することができる 容量を有すると共に、ホッパー内の被脱水物の量を検出可能なレベル計を具備し 、ホッパー内の被脱水物の量が所定の最大量を越えたとき、ホッパー内へ被脱水 物を送入するコンベヤ等の搬送機の運転が停止されるから、ホッパーから被脱水 物があふれることを防止できる。ホッパー内の被脱水物の量が1脱水サイクルで 処理するより少ない所定の最少量以下のときは、脱水サイクルが開始されないか ら、被脱水物の量が少な過ぎて効率の低い圧縮脱水工程を行うことが防止される 。
【0022】 本考案の被脱水物供給機構において、転圧ローラーの外周面の速度とシートの 移動速度はほぼ同一にされ、被脱水物の薄層を円滑に形成することができる。一 対の羽根車の回転速度は、一対の羽根車により滞留室内へ単位時間に押込まれる 被脱水物の量が引出部を通って単位時間に引出される被脱水物の量より多くなり 、それにより滞留室内の被脱水物が幾分押圧力を受け、被脱水物の薄層の厚みを 安定にすることができる。
【0023】 一対の羽根車の回転速度及び転圧ローラーの外周面の速度が被脱水物の物性に 応じて変更可能であり、転圧ローラーの下方の滞留室の底面が台板の平坦な上面 により画成され、シートは、台板の上面に支持されてほぼ水平方向に移動され、 台板の上面がほぼ垂直方向に移動可能にされ、転圧ローラーの外周面と滞留室の 底面の間の所定距離が変更可能であるから、被脱水物の流動性等の性質に応じて 被脱水物の供給量や薄層の厚みを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の脱水装置の被脱水物供給機構
の全体概要図。
【図2】図1の被脱水物供給機構の要部拡大断面図。
【図3】従来技術の被脱水物積層ロールを形成する工程
を示す図解的断面図。
【図4】4図A及び図4Bは、それぞれ従来技術の圧縮
脱水工程を示す耐圧ドラム軸線に垂直に取った断面図。
【図5】従来技術の圧縮脱水工程を示す耐圧ドラム軸線
に沿う断面図である。
【符号の説明】
3:シートロール、6:ホッパー、7:被脱水物の薄
層、10:積層ロール、17:シート、20:耐圧ドラ
ム、21:内周面、22:ドラム殻体、26:端板、2
8:円形開口、30:加圧室(圧縮手段)、32:ポー
ト、34:ゴム膜(膜部材)、40:リール、42:芯
体、44:円板、46:排水孔、60:被脱水物供給機
構、61、62:羽根車、63:転圧ローラー、64:
スクレーパー、72:滞留室、74:引出部、75:台
板、F:加圧流体、Q:被脱水物。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールの円筒形芯体にシート(17)及
    び被脱水物の薄層(7)が交互に重なるように巻付けて
    形成した円筒形の被脱水物積層ロールを耐圧ドラム内に
    おいて圧縮手段により押圧し脱水する脱水装置の被脱水
    物供給機構(60)であって、 被脱水物を貯留するホッパー(6)とホッパーの下方に
    配置された滞留室(72)との間に一対の羽根車(6
    1、62)が設られ、一対の羽根車が回転されるとき被
    脱水物がホッパー内から一対の羽根車の羽根により押出
    されて滞留室内へ供給され、滞留室(72)の底面は、
    ほぼ水平方向に移動されるシート(17)の上面により
    画成され、滞留室の下方に転圧ローラー(63)が配置
    され、滞留室の底面が転圧ローラーの外周面から所定距
    離だけ離間されて両者の間に滞留室から被脱水物の薄層
    を引出す引出部(74)が画成され、転圧ローラー(6
    3)の外周面は、被脱水物の付着を阻止する性質の材料
    により形成されていることを特徴とする被脱水物供給機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の被脱水物供給機構にお
    いて、滞留室は、滞留室及び一対の羽根車の掃除ができ
    るように、開閉可能な可動壁(68)を備えることを特
    徴とする被脱水物供給機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の被脱水物供給機
    構において、ホッパー(6)は、1脱水サイクルで処理
    する量より多い量の被脱水物を貯留することができる容
    量を有すると共に、ホッパー内の被脱水物の量を検出可
    能なレベル計を具備し、ホッパー内の被脱水物の量が所
    定の最大量を越えたとき、ホッパー内へ被脱水物を送入
    するコンベヤ等の運搬機の運転が停止されることを特徴
    とする被脱水物供給機構。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    被脱水物供給機構において、ホッパー内の被脱水物の量
    が1脱水サイクルで処理するより少ない所定の最少量以
    下のときは、脱水サイクルが開始されないことを特徴と
    する被脱水物供給機構。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    被脱水物供給機構において、転圧ローラー(63)の外
    周面の速度とシートの移動速度がほぼ同一にされること
    を特徴とする被脱水物供給機構。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    被脱水物供給機構において、一対の羽根車の回転速度
    は、一対の羽根車により滞留室(72)内へ単位時間に
    押込まれる被脱水物の量が引出部(74)を通って単位
    時間に引出される被脱水物の量より多くなり、それによ
    り滞留室内の被脱水物が幾分押圧力を受けるように設定
    されることを特徴とする被脱水物供給機構。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    被脱水物供給機構において、一対の羽根車の回転速度及
    び転圧ローラー(63)の外周面の速度が被脱水物の物
    性に応じて変更可能であることを特徴とする被脱水物供
    給機構。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    被脱水物供給機構において、転圧ローラー(63)の下
    方の滞留室の底面が台板(75)の平坦な上面により画
    成され、シート(17)は、台板(75)の上面に支持
    されてほぼ水平方向に移動され、台板の上面がほぼ垂直
    方向に移動可能にされ、転圧ローラーの外周面と滞留室
    の底面の間の所定距離が変更可能であることを特徴とす
    る被脱水物供給機構。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    被脱水物供給機構において、転圧ローラーの外周面に付
    着した被脱水物を除去するためのスクレーパー(64)
    を設けたことを特徴とする被脱水物供給機構。
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