JP3027662U - ホースポンプ収納室付きポリタンク収容台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】給油を終わったあとのホースポンプＡからした
たり落ちてくる残留燃料及び付着燃料を、あたりを汚す
ことなく回収して再使用できると共に、セットで使用す
るポリタンクＣを隣室に設けて使いやすく能率的とし
た。 【構成】中仕切２を挟んで、一方をポリタンク収容室
３、もう一方をホースポンプ収納室４としたケース体１
とし、該ホースポンプ収納室４の最下部に貯留燃料の取
り出し用コック５を備え、該ケース体１の底部の四隅に
は移動用のキヤスター６を装備してなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、石油ストーブなどの燃料タンクへ給油する時に必要な、ホースポ ンプとポリタンクの両方を収容できる台車に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、石油ストーブなどの燃料タンクへ給油する時は、両方のタンクのキャッ プを開け、ホースポンプの吸い込み口をポリタンクへ差し込み、注出口を燃料タ ンクへ差し込んでから吸排気ポンプ部を作動させて行っている。 また、電動ホースポンプの場合は、スイッチ・オンによって吸排気ポンプ部を 自動的に作動させて給油している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そころが、上述のように給油し終わったあとに問題が生じる。 即ち、給油完了後には前記ホースポンプを両方のタンクから抜き取って保管し なければならない。その際、このホースポンプの先端からは、燃料のしずくがし たたり落ち、あたりを汚すこととなる。また、たいへん危険であるし不経済でも あり、貴重な資源の損失である。

【０００４】

【課題を解決するた為の手段】

そこでこの考案は、使用後のホースポンプを保管する専用の収納室を設け、且 つ必ず同時に使用される燃料入りポリタンクの収容室を隣接して一体的に装備し てなるものである。また一般的に、二十リットル入りポリタンクは、かなりの重 量があるので持ち運びに苦労することが多い。そのため、前記収容室ケース体の 底部の四隅にキャスターを備えることによって、その持ち運びも楽に行えるよう 構成したものである。

【０００５】

【作用及び実施例】 上部が開放された有底ボックス型ケース体１であって、中仕切２を挟んで一方 をポリタンク収容室３とし、もう一方をホースポンプ収納室４としてある。 また、該収納室４の最下部には貯溜燃料の取り出し用コック５が備えてある。 更に、該ケース体１の底部の四隅に移動用のキャスター６が装備されている。

【０００６】 石油ストーブなどの燃料タンクへの給油が終わったあとのホースポンプＡを、 ホースポンプ収納室４へ直ちに収納すると、残留したり付着している燃料Ｂは、 この中でしたたり落ちて底に溜る。何回も使用しているとかなりの量が溜るので コック５を開けて取り出し再使用することができる。

【０００７】

【考案の効果】

上述のように、給油の終わったあとのホースポンプＡから長時間したたり落ち てくる残留燃料を、専用の該収納室４によって完全に回収することができる。あ たりを汚して不衛生にすることがなくなり、危険性もなくなる。また省資源にも 役立つし経済的にも少なからず寄与する。 また、燃料入りポリタンクＣと隣合わせに収容セットされているからたいへん 便利で使いやすい上に、保管と運搬にも極めて重宝なホースポンプ収納室付きポ リタンク収容台車を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の断面図（一部透視図）

【符号の説明】 １ ケース体 ２ 中仕切 ３ ポリタンク収容室 ４ ホースポンプ収納室 ５ コック ６ キャスター Ａ ホースポンプ Ｂ 燃料 Ｃ ポリタンク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】中仕切２を挟んで一方をポリタンク収容室
   ３、もう一方をホースポンプ収納室４としたケース体１
   とし、該ホースポンプ収納室４の最下部に貯溜燃料の取
   り出し用コック５を備えると共に、該ケース体１底部の
   四隅に移動用のキャスター６を装備したことを特徴とす
   るホースポンプ収納室付きポリタンク収容台車。