JP3027598U - 地盤支持力測定装置 - Google Patents

地盤支持力測定装置

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JP3027598U
JP3027598U JP1995012400U JP1240095U JP3027598U JP 3027598 U JP3027598 U JP 3027598U JP 1995012400 U JP1995012400 U JP 1995012400U JP 1240095 U JP1240095 U JP 1240095U JP 3027598 U JP3027598 U JP 3027598U
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JP
Japan
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ground
rammer
measurement
force measuring
tripod
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Application number
JP1995012400U
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English (en)
Inventor
和男 雀部
明雄 岸田
毅 浅田
義弘 溝口
Original Assignee
建設省近畿地方建設局長
株式会社淺沼組
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地盤支持力の測定には、大掛かりな装置や多数
の人員を必要とすると共に、測定時間も長くかかるとい
う点の改善を課題とする。 【解決手段】加速度計を内蔵したほぼ円柱形のランマー
3を自由落下可能に保持した枠体2を、三脚1で地盤G
上に垂直に保持できるようにし、このランマー3を所定
の高さから測定地盤G上に落とすことにより、上記加速
度計と螺旋ケーブル等を介して接続された測定器でその
際の応答加速度を計測し、この応答加速度に基づき地盤
の支持力を求めることとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建造物の基礎地盤や道路の路床部、あるいは埋め戻し個所などの地 盤の支持力を簡易に測定できるようにした地盤支持力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地盤の支持力の測定は、JIS−A−1211に規定されているCBR 試験法、またはJIS−A−1215の平板載荷試験法等に規定されている原位 置試験で行われていた。これらの方法は、貫入ピストンや平板を地面に対しジャ ッキで押しつけ、土の変位と荷重の関係から地盤の支持力を測定するものである 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の地盤支持力の測定では、試験器具類の他に5〜10tonの移 動できる反力装置としてのダンプトラック、タイヤローラあるいはバックホウ等 を必要とし、このためこれらの反力装置等の関係で測定箇所が制限されることが あると共に、人員も運転手を含めて4〜5名必要とするという問題点があった。
【0004】 またこれらの試験では、一か所の測定に2時間から5時間程度かかり、しかも その間、付近の工事を一時中断しなくてはならず、さらに試験結果が判明するの に1〜2時間を要し、作業能率が悪いという問題点もあった。
【0005】 本考案は、これら従来の問題点を解決し、地盤の支持力を即座に測定できる地 盤支持力測定装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記の課題を解決するために、三脚と、この三脚で測定地盤上に 垂直保持される枠体と、この枠体内に昇降自在に保持されるランマー、及びこの ランマーの上部に一体的に連結された杆体とからなり、ランマーは、加速度計を 内蔵し、所定の外径と重量を有する略円柱形のものとし、杆体は、上端に把手を 設け、所定位置で枠体に拘束解除されるようにした地盤の支持力測定装置を用い て、ランマーを所定の高さから測定地盤上に落とすことにより、内蔵された加速 度計でその際の応答加速度を計測し、この応答加速度に基づき地盤の支持力を計 測するようにした。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の地盤支持力測定装置の実施形態を示す正面図、図2はその平 面図である。また、図3は図1のA−A線断面図、図4は図1のB−B線断面図 である。
【0008】 図示したように本考案の地盤支持力測定装置は、三脚1と、この三脚1で保持 される枠体2と、この枠体2に昇降自在に保持されるランマー3、及びこのラン マー3の上部に一体的に連結された杆体4とからなる。
【0009】 枠体2は、円板状の上板5と下板6との間に3本の支柱7をそれぞれの間隔が 等しくなるように平行に取り付けたものであり、支柱7の中程外側には、三脚1 の上端の環状体8が固定されている。また上板5と下板6には、それぞれ挿通孔 5a,6aが形成され、それぞれに杆体4とランマー3が挿通している。上板5 には、この上板5を挿通した杆体4の拘束と解除をなす落下用ストッパー(図示 せず)と、この落下用ストッパーを操作するストッパーハンドル11が取り付け られている。
【0010】 ランマー3は、所定の外径と重量を有する略円柱形のものであり、その上端に 取り付けたガイド板10の外周に形成された3個所の切欠部10a(図4参照) が、それぞれその外側に位置する支柱7と係合することにより、この支柱7に沿 って上下方向に移動できるようになっている。またこのランマー3には、加速度 計(図示せず)が内蔵され、この加速度計は、螺旋ケーブル12を介して上板5 に取り付けられたコネクター13と電気的に接続されている。
【0011】 なおこのランマー3は、測定条件等に応じてその外径と重量の変更が行えるよ うに、少なくともその下半が着脱可能な構成となっている。
【0012】 またランマー3の上部に連結された杆体4の所定位置には、ランマー3の引き 上げ高さを規制するストッパー9が取り付けられている。
【0013】 なお図において符号4aは、杆体4の上端に取り付けられた把手、14は上板 5に取り付けられたセッティング用の水準器、15はコネクター13に接続され た測定器(図示せず)による測定開始用のボタンを示す。
【0014】 次に、このようにしてなる本考案の地盤支持力測定装置の使用法について述べ る。
【0015】 まず地盤支持力測定装置の上板5に取り付けられた水準器14を見ながら三脚 1で支柱7が、測定しようとする地面Gに対して垂直になるようにセットする。 次に把手4aを持ち、ストッパー9で停止する位置まで杆体4を引き上げる。そ して、その位置で落下用ストッパー(図示せず)で杆体4を拘束して、図5に示 すようにランマー3を予め設定した所定の高さ位置で保持する。
【0016】 このようにして測定するための準備を行った後、測定開始用のボタン15を押 してコネクター13に接続された測定器(図示せず)を作動させ、次いでストッ パーハンドル11を操作して、落下用ストッパーによる杆体4の拘束を解除する と、所定高さで保持されていたランマー3は、その自重で落下し、重量(杆体4 を含む)と高さで決定されるエネルギーをもって地盤Gに衝突する。この時、ラ ンマー3に内蔵されていた加速度計は、その時の衝撃を電気信号として螺旋ケー ブル12を通じてコネクター13に接続された測定器に伝達する。このようにし て、測定器でその時の応答加速度が捉えられるものである。この応答加速度は、 地盤支持力の指標となる現場CBR値や地盤係数と高い相関性を有することが知 られているので、土質等に応じて所定の演算処理を行ったり、あるいは実験デー タなどに基づき作成された対照表などと照合することにより、その地点の地盤支 持力が求められる。
【0017】 このようにして本考案の地盤支持力測定装置では、必要とする箇所の地盤支持 力が容易に測定できるものである。
【0018】
【考案の効果】
上述したように本考案の地盤支持力測定装置は、小型軽量であるため持ち運び やセッティングが容易で、かつその測定の際には、反力装置としての重機類も不 要のため、任意の場所で、簡単かつ能率良く、その地盤支持力の測定が可能とな る。
【0019】 またこの測定には、従来のように広い面積を必要としないため、周辺の工事な どに影響を与えることがなく、必要に応じて必要な個所の測定が手軽に行える。
【0020】 さらにこの測定は、一人で行えるので、そのための人件費も削減されるという 多くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る地盤支持力測定装置の実施形態を
示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】測定開始準備状態の地盤支持力測定装置の正面
図である。
【符号の説明】
1 三脚 2 枠体 3 ランマー 4 杆体 5 上板 6 下板 7 支柱 9 ストッパー 10 ガイド板 11 ストッパーハンドル 12 螺旋ケーブル 13 コネクター 14 水準器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浅田 毅 大阪府大阪市天王寺区東高津町12番6号 株式会社淺沼組内 (72)考案者 溝口 義弘 大阪府大阪市天王寺区東高津町12番6号 株式会社淺沼組内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三脚と、この三脚で測定地盤上に垂直保
    持される枠体と、この枠体内に昇降自在に保持されるラ
    ンマー、及びこのランマーの上部に一体的に連結された
    杆体とからなり、 ランマーは、加速度計を内蔵し、所定の外径と重量を有
    する略円柱形のものであり、 杆体は、上端に把手が設けられ、所定位置で枠体に拘束
    解除されるようになっており、 ランマーが所定の高さから測定地盤上に落とされること
    により、内蔵された加速度計でその際の応答加速度が計
    測され、この応答加速度に基づき地盤の支持力が計測さ
    れるようになされたことを特徴とする地盤支持力測定装
    置。
JP1995012400U 1995-11-22 1995-11-22 地盤支持力測定装置 Expired - Lifetime JP3027598U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012503778A (ja) * 2008-09-25 2012-02-09 エンジニアード・アレスティング・システムズ・コーポレーション 設置された特別設計材料停止システムのための現場強度試験装置及び方法
JP2020201094A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 公益財団法人鉄道総合技術研究所 簡易動的コーン貫入試験装置
JP2021117099A (ja) * 2020-01-26 2021-08-10 株式会社関西機器製作所 貫入ピストン、土質試験機及び貫入ピストンの下部ユニットの移動方法

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JP7333609B2 (ja) 2020-01-26 2023-08-25 株式会社関西機器製作所 貫入ピストン、土質試験機及び貫入ピストンの下部ユニットの移動方法

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