JP3027176U - 根菜類収穫機の収穫物収納タンク - Google Patents
根菜類収穫機の収穫物収納タンクInfo
- Publication number
- JP3027176U JP3027176U JP1996000179U JP17996U JP3027176U JP 3027176 U JP3027176 U JP 3027176U JP 1996000179 U JP1996000179 U JP 1996000179U JP 17996 U JP17996 U JP 17996U JP 3027176 U JP3027176 U JP 3027176U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- support shaft
- arm
- hydraulic cylinder
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】タンクに収納した収穫物を従来よりも高い位置
に排出することも、機体フレームよりも低い位置にも排
出することもできる根菜類収穫機の収穫物収納タンクを
提供する。 【解決手段】機体フレーム10に立設したコンベヤブラケ
ット27に支持された第1タンク11と、前記第1タンクの
前端に伸長及び折りたたみ可能に連結された第2タンク
12とからなる収穫物収納タンクであって、機体フレーム
10に設けた第1支軸14にアーム13の一端を軸着し、その
アームの他端を第1タンク11の後端部底面に設けた第2
支軸18に軸着し、アーム13を第1支軸14を中心に回動さ
せる第1油圧シリンダ17を機体フレーム10とアーム13の
間に設け、第1タンク11を第2支軸18を中心に回動させ
る第2油圧シリンダ21を第1タンク11とアーム13の間に
設けたことを特徴とする根菜類収穫機の収穫物収納タン
ク。
に排出することも、機体フレームよりも低い位置にも排
出することもできる根菜類収穫機の収穫物収納タンクを
提供する。 【解決手段】機体フレーム10に立設したコンベヤブラケ
ット27に支持された第1タンク11と、前記第1タンクの
前端に伸長及び折りたたみ可能に連結された第2タンク
12とからなる収穫物収納タンクであって、機体フレーム
10に設けた第1支軸14にアーム13の一端を軸着し、その
アームの他端を第1タンク11の後端部底面に設けた第2
支軸18に軸着し、アーム13を第1支軸14を中心に回動さ
せる第1油圧シリンダ17を機体フレーム10とアーム13の
間に設け、第1タンク11を第2支軸18を中心に回動させ
る第2油圧シリンダ21を第1タンク11とアーム13の間に
設けたことを特徴とする根菜類収穫機の収穫物収納タン
ク。
Description
【0001】
本考案は根菜類収穫機に搭載する収穫物の収納タンクに関するものである。
【0002】
根菜類収穫機に搭載される収穫物の収納タンクは、収穫物を高い位置にも低い 位置にも排出可能であり、搬送中はコンパクトであることが要求される。このた め、従来のタンクは、図6に示すように、収穫機機体フレーム10に回動可能に支 持された第1タンク11と、その第1タンクに直角に折りたたみ可能に連結した第 2タンク12と、第1タンク11と第2タンク12の底に設けられた折り曲げ可能なコ ンベヤ26とから構成され、収穫物の排出時には第1タンク11と第2タンク12とコ ンベヤ26は実線で示すように伸長し、搬送時には鎖線で示すように直角に折りた たまれていた。
【0003】
従来のタンクから収穫物をより高い位置に放出するためには、タンクの傾斜角 度を大きくするか、又はタンクの全長を長くしなければならないが、傾斜角度を 大きくすると、収穫物が底のコンベヤ上で転動して損傷するという問題があり、 全長を長くすると、タンクを2つ折りしても、コンパクトに収穫機内に収めるこ とができないという問題があった。又、タンクは上方へ傾斜させることはできる が、下方へ傾斜すると、機体フレームに当り、下方へは傾斜させることができな いため、収穫物を機体フレームより低い位置に放出することはできなかった。
【0004】 本考案はこの問題を解決するためになされたものであり、タンクの傾斜角度を 大きくしなくても、又、全長を長くしなくても、より高い位置へもより低い位置 へも収穫物を排出することが可能であり、かつ搬送中はコンパクトに2つ折りし て収穫機内に収めることができる収穫物収納タンクを提供することにある。
【0005】
前記目的を達成するため、本考案が採用する手段は、収穫機の機体フレームに 一対のアームの一端を軸着して第1支軸とし、そのアームの他端を第1タンクに 軸着して第2支軸とし、第1支軸を中心にアームを回動させる第1油圧シリンダ をアームと機体フレームの間に設け、第2支軸を中心に第1タンクを回動させる 第2シリンダを第1タンクとアームの間に設けたことにある。従来と同様に、第 1タンクと第2タンクは第3支軸を中心に底に設けたコンベヤと共に第3油圧シ リンダによって2つ折り可能とする。
【0006】
本考案のタンクは、第1シリンダによって第1タンクの第2支軸を上昇するこ とができるから、タンクの傾斜角度を大きくしなくても、伸長した第2タンクの 前端は高い位置に達するから、より高い位置に収穫物を排出することが可能であ る。又、第1タンクの第2支軸を上昇させると、第1タンクを機体フレームに当 てずに下方へ傾斜させることができるから、伸長した第2タンクによって、収穫 物を収穫機の機体フレームの水平位置よりも低い位置に排出することが可能とな る。
【0007】
本考案の収穫物収納タンクを図面に示す実施例に基づいて説明する。 図1に示す自走式クローラ型根菜類収穫機は機体フレーム10の中央上部に機幅 方向に伸長させる第1タンク11と図外の第2タンクを搭載する。 図2に示すように、第1及び第2タンク11、12の両側において、機体フレーム 10に一対のコンベヤブラケット27を立設し、そのコンベヤブラケットに一対のア ーム13の一端部を第1支軸14を介して軸着する。アーム13を第1支軸14を中心に 回動させるため、機体フレーム10とアーム13にシリンダ用ブラケット15、16を固 定し、そのブラケットに第1油圧シリンダ17の胴部とロッド部をそれぞれ軸着す る。アーム13の他端部を第1タンク11の後端部底面に設けた第2支軸18を介して 軸着する。第1タンク11を第2支軸18を中心に回動させるため、アーム13と第1 タンク11にシリンダ用ブラケット19、20を固定し、そのブラケットに第2油圧シ リンダ21の胴部とロッド部をそれぞれ軸着する。第1タンク11の前端部に第2タ ンク12の後端部を第3支軸22を介して相互回転可能に連結する。第2タンク12を 第1タンクに対して回動させるため、第1タンク11と第2タンク12にシリンダ用 ブラケット23、24を固定し、そのブラケットに第3油圧シリンダ25の胴部とロッ ド部をそれぞれ軸着する。第1タンク11と第2タンク12の底に設けコンベヤ26も 第3支軸22を中心に折り曲げることができる。
【0008】 次に、本考案の収穫物タンクの動作について説明する。 収納した収穫物を高い位置に排出する場合、図3に示すように、第1油圧シリ ンダ17を伸長してアーム13を第1支軸14を中心に回動してアーム13の他端部すな わち第1タンク11の回転中心である第2支軸18を上昇させる。同時に、第2油圧 シリンダ21を伸長して第1タンク11を第2支軸18を中心に回動させ、前端側の第 2タンク12を高く上昇させる。又、第3油圧シリンダ25を伸長させて、第1タン ク11と第2タンク12と底のコンベヤ26を伸長させる。その結果、第2タンク12の 前端は高い位置に達するから、収穫物を高い位置に排出することができる。
【0009】 収穫物を収穫機の機体フレーム10よりも低い位置に排出する場合、図4に示す ように、第1油圧シリンダ17を伸長してアーム13を第1支軸14を中心に回動して 第1タンク11の回転中心の第2支軸18を上昇させ、同時に、第2油圧シリンダ21 を短縮して第1タンク11の前端側を下降させる。第3油圧シリンダ25は第1及び 第2タンク11、12の底が一線になるように伸長する。その結果、第2タンク12の 前端は機体フレーム10よりも低い位置となるから、収穫物を地上近くに排出する ことができる。
【0010】 搬送中は、図1及び図5に示すように、第1タンク11の底を水平とし、第3油 圧シリンダ25を短縮して第2タンク12の底を直立させる。その結果、第1及び第 2タンク11、12の底に設けたコンベヤ26は第3支軸22を中心に直角に折れ、第1 及び第2タンク11、12の機幅方向の長さは収穫機の機幅と略等しくなる。
【0011】
上記のとおり、従来の根菜類収穫機の収穫物収納タンクは第1タンクと、その 第1タンクの前端部に後端部が伸長及び折りたたみ可能に接続された第2タンク とからなるが、第1タンクが機体フレームに直接回転可能に支持されていたため 、収穫物の排出位置が制約されていた。これに対し、本考案のものは、機体フレ ームに設けた第1支軸にアームの一端を軸着し、その他端を第1タンクの回転中 心である第2支軸に軸着したから、第2支軸を上昇させて第1タンクを上下に傾 斜させることにより、収穫物を従来よりも高い位置に排出することも、機体フレ ームよりも低い位置に排出することも可能であるという優れた効果を奏する。
【図1】は本考案の収穫機の側面図、
【図2】は図1の収穫機を収納するタンクの側面図、
【図3】は図2のタンクの先端が高い位置にある状態を
示す側面図、
示す側面図、
【図4】は図2のタンクの先端が低い位置にある状態を
示す側面図、
示す側面図、
【図5】は図2のタンクを折りたたんだ状態を示す側面
図、
図、
【図6】は従来のタンクの図2に相当する図、
10:機体フレーム、11:第1タンク、12:第2タンク、
13:アーム、14:第1支軸、15、16:シリンダ用ブラケ
ット、17:第1油圧タンク、18:第2支軸、19、20:シ
リンダ用ブラケット、21:第2油圧シリンダ、22:第3
支軸、23、24:シリンダ用ブラケット、25:第3油圧シ
リンダ、26:コンベヤ、27:コンベヤブラケット
13:アーム、14:第1支軸、15、16:シリンダ用ブラケ
ット、17:第1油圧タンク、18:第2支軸、19、20:シ
リンダ用ブラケット、21:第2油圧シリンダ、22:第3
支軸、23、24:シリンダ用ブラケット、25:第3油圧シ
リンダ、26:コンベヤ、27:コンベヤブラケット
フロントページの続き (72)考案者 山村 喜久次 北海道帯広市西22条北1丁目2番5号 東 洋農機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 機体フレーム(10)に支持された第1タ
ンク(11)と、前記第1タンクの前端に伸長及び折りた
たみ可能に連結された第2タンク(12)とからなる収穫
物収納タンクであって、前記機体フレーム(10)に立設
したコンベヤブラケット27に設けた第1支軸(14)に一
対のアーム(13)の一端を軸着し、前記アームの他端を
前記第1タンク(11)の後端部底面に設けた第2支軸
(18)に軸着し、前記アーム(13)を前記第1支軸(1
4)を中心に回動させる第1油圧シリンダ(17)を前記
機体フレーム(10)と前記アーム(13)の間に設け、前
記第1タンク(11)を前記第2支軸(18)を中心に回動
させる第2油圧シリンダ(21)を前記第1タンク(11)
と前記アーム(13)の間に設けたことを特徴とする根菜
類収穫機の収穫物収納タンク。 - 【請求項2】 第1タンク(11)の前端部と第2タンク
(12)の後端部を第3支軸(22)を介して連結し、前記
第2タンクを前記第3支軸を中心に回動させる第3油圧
シリンダ(25)を第1及び第2タンク(11、12)の間に
設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機の
収穫物収納タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000179U JP3027176U (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 根菜類収穫機の収穫物収納タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000179U JP3027176U (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 根菜類収穫機の収穫物収納タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027176U true JP3027176U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996000179U Expired - Lifetime JP3027176U (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 根菜類収穫機の収穫物収納タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027176U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017063675A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社クボタ | 根菜収穫機 |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP1996000179U patent/JP3027176U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017063675A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社クボタ | 根菜収穫機 |
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