JP3026989U - 充電電池式オゾン脱臭空気浄化器 - Google Patents
充電電池式オゾン脱臭空気浄化器Info
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- JP3026989U JP3026989U JP1995004889U JP488995U JP3026989U JP 3026989 U JP3026989 U JP 3026989U JP 1995004889 U JP1995004889 U JP 1995004889U JP 488995 U JP488995 U JP 488995U JP 3026989 U JP3026989 U JP 3026989U
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- JP
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- ozone
- discharge
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 新しい電池を購入しなくても簡単に再使用で
きる新規な充電電池式オゾン脱臭空気浄化器を提供する
と共に、ヒーター回路等に要する無駄な電力消費がな
く、電池利用が効率的であり、しかもオゾン発生時に生
ずる放電音をインジケーターとして有効に利用する。 【構成】 空気の吸い込み口と吹き出し口とを有するケ
ースを設け、このケースの吹き出し口側にファンを設
け、吸い込み口から吹き出し口に通ずる空気流路を構成
し、この空気流路内にその上流側から下流側に沿ってオ
ゾン発生部,オゾン分解触媒部及び酸性ガス除去剤を配
置する一方、同じくケース内に電池収納部を設け、この
電池収納部内に充電式電池を収納してある。さらに、上
記オゾン発生部に、金属線からなる支持体に放電抵抗の
少ない金属膜をコーティングしたイオン放電体を、絶縁
物からなる筒体内に挿通して、放電側の電解形成用電極
とし、前記絶縁物からなる筒体の外周に非放電側の電解
形成用電極を設けてなるオゾン製造用イオン発生器を用
いる。
きる新規な充電電池式オゾン脱臭空気浄化器を提供する
と共に、ヒーター回路等に要する無駄な電力消費がな
く、電池利用が効率的であり、しかもオゾン発生時に生
ずる放電音をインジケーターとして有効に利用する。 【構成】 空気の吸い込み口と吹き出し口とを有するケ
ースを設け、このケースの吹き出し口側にファンを設
け、吸い込み口から吹き出し口に通ずる空気流路を構成
し、この空気流路内にその上流側から下流側に沿ってオ
ゾン発生部,オゾン分解触媒部及び酸性ガス除去剤を配
置する一方、同じくケース内に電池収納部を設け、この
電池収納部内に充電式電池を収納してある。さらに、上
記オゾン発生部に、金属線からなる支持体に放電抵抗の
少ない金属膜をコーティングしたイオン放電体を、絶縁
物からなる筒体内に挿通して、放電側の電解形成用電極
とし、前記絶縁物からなる筒体の外周に非放電側の電解
形成用電極を設けてなるオゾン製造用イオン発生器を用
いる。
Description
【0001】
本考案は、例えば自動車車内,山小屋,テント内等の比較的小空間内の脱臭及 び空気浄化に適する電池式オゾン脱臭空気浄化器に関する。
【0002】
小空間用の脱臭器としては、例えば活性炭等による脱臭方式のものが一般的で あったが、最近ではオゾンの酸化分解方式を利用するオゾン脱臭空気浄化器が開 発され、商品化されるようになっている。 さらに、このオゾン脱臭空気浄化器を小型化し、コードレス化するために乾電 池を使用して商品化することも考えられる。
【0003】
乾電池を使用する場合、電池寿命の問題があり、6ケ月程度で電池切れが生ず るという問題点があった。電池切れが生じた際には、新しい電池と交換すれば何 の問題もないが、買い置きの電池がない場合、新しい電池を購入しなければなら ないという問題点があり、ついつい電池の購入を忘れて脱臭空気浄化器をそのま ま放置し使用しなくなるという問題点があった。 一方、オゾン発生部にはセラミック沿面放電体が用いられることが考えられる が、セラミック沿面放電体では、−5°C〜10°Cの温度帯でオゾン発生量に 優れているが、5°C〜30°Cでは湿度の影響を受け常時安定的にオゾン発生 を得ることができないという問題点がある。このセラミック沿面放電体は、セラ ミック担体表面が鏡面でなく吸湿性であることから、常温域で安定した放電をさ せるにはセラミック板にヒーターを背中合わせにする構成となり、ヒーター回路 に使用する電力がいるという問題点があり、この2つの点からセラミック沿面放 電体によるオゾン発生部は乾電池式脱臭浄化器に不向きであるという問題点があ った。
【0004】 本考案は、上記の点に鑑み、新しい電池を購入しなくても簡単に再使用できる 新規な充電電池式オゾン脱臭空気浄化器を提供することを目的とすると共に、ヒ ーター回路等に要する無駄な電力消費がなく、電池利用が効率的であり、しかも オゾン発生時に生ずる放電音をインジケーターとして有効に利用する充電電池式 オゾン脱臭浄化器を提供することを目的とする。
【0005】
このために本考案では、空気の吸い込み口と吹き出し口とを有するケースを設 け、このケースの吹き出し口側にファンを設け、吸い込み口から吹き出し口に通 ずる空気流路を構成し、この空気流路内にその上流側から下流側に沿ってオゾン 発生部,オゾン分解触媒部及び酸性ガス除去剤を配置する一方、同じくケース内 に電池収納部を設け、この電池収納部内に充電式電池を収納してあることを特徴 とする。 上記オゾン発生部に、金属線からなる支持体に放電抵抗の少ない金属の薄膜を コーティングしたイオン放電体を、絶縁物からなる筒体内に挿通して、放電側の 電解形成用電極とし、前記絶縁物からなる筒体の外周に非放電側の電解形成用電 極を設けてなるオゾン製造用イオン発生器を使用していることを特徴とする。 上記オゾン製造用イオン発生器の放電音をインジケーターとして使用する。 上記空気の吸い込み口に繊維フイルターを具備する。
【0006】
本考案脱臭空気浄化器では、ファンによりケース外の空気がケース内に吸い込 まれ、空気流路を通って吹き出し口から吹き出される。この空気の流れにおいて 空気中の臭気成分は、オゾン発生部により発生したオゾンによって化学的酸化分 解され、脱臭,殺菌される。次いでオゾン分解触媒部で残存臭気の吸着とオゾン の分解並びに余剰オゾンの浄化が行われる。さらに次の酸性ガス除去剤によりオ ゾンと臭気成分の反応により生成した酸性ガスを吸着する。このようにして脱臭 空気浄化された空気が吹き出し口から吹き出される。 ここで本考案脱臭浄化器では、充電式電池を用いているから、その電圧低下に 際しては充電することにより、再使用できる。 さらに、上記オゾン発生部に、金属線からなる支持体に放電抵抗の少ない金属 の薄膜をコーティングしたイオン放電体を、絶縁物からなる筒体内に挿通して、 放電側の電解形成用電極とし、前記絶縁物からなる筒体の外周に非放電側の電解 形成用電極を設けてなるオゾン製造用イオン発生器を使用しているから、ヒータ ー回路が不要であり、消費電力が少なく電池式に向いている。 また、上記オゾン製造用イオン発生器はオゾン発生時に放電音を発するから、 この放電音をインジケーターとして使用する。 上記空気の吸い込み口に繊維フイルターを設け、空気中の塵埃の侵入を防止す る。
【0007】
以下図面に示した実施例により本考案の詳細を説明する。 図中1がケースで、その一端に空気の吸い込み口2を有し、この吸い込み口に 繊維フイルター3を設けてある。このケース1の他方位置に空気の吹き出し口4 を有し、この吹き出し口位置にファン5を設け、吸い込み口2から吹き出し口4 に通ずる空気流路6を構成してある。そしてこの空気流路6内にその上流側から 下流側に沿ってオゾン発生部7とオゾン分解触媒部8及び酸性ガス除去剤9を配 置してある。
【0008】 オゾン発生部7は、ファインセラミックを誘電層とした沿面放電体を用いても よいが、本考案では、後に詳述するオゾン製造用イオン発生器を用いる。オゾン 分解触媒部8は二酸化チタンとアルミン酸石灰で形成された多孔質ハニカム構造 体にマンガン酸化物及び酸化銅を均一に分散して構成したものである。そして酸 性ガス除去剤9としては、消石灰,活性炭,炭酸カリウム成分を主成分とする吸 着剤によって構成される。 図中10が同じくケース内に設けた電池収納部で、この電池収納部に充電式電 池11を収納してある。
【0009】 本考案では、上記オゾン発生部7として図2に示すオゾン製造用イオン発生器 を用いる。このオゾン製造用イオン発生器は、金属線からなる支持体に放電抵抗 の少ない金属の薄膜をコーティングしたイオン放電体14を、絶縁物からなる筒 体15内に挿通して、放電側の電解形成用電極Aとし、前記絶縁物からなる筒体 15の外周に非放電側の電解形成用電極Bを設けてなる構成としてある。このオ ゾン製造用イオン発生器は、特許第1801918号として設定された特公平5 −1055号公報に詳細に記載されている。
【0010】 図3は、この本考案で使用するオゾン製造用イオン発生器のオゾン発生濃度表 であり、これから理解される通り、5°C〜30°Cの中温域でオゾンの発生効 率に優れており、日常的に使用するものに適する。 一方図4は、セラミック沿面放電体のオゾン発生濃度表で、−5°C〜10° Cの低温域でオゾン発生効率に優れているが、常温域でのオゾン発生には適さな い。 そこで、本考案の好ましい実施例では、このオゾン製造用イオン発生器を用い た。 しかし、このオゾン製造用イオン発生器は、オゾン発生時に比較的高い放電音 を発する。そこで、本考案では、この放電音をインジケーターとして用い、この 発生音が生じている間は正常に作動していることを利用者が認識し、消えた際に は電池の充電が必要であることを認識するようにした。
【0011】 上記の通りの構成からなる本考案電池式オゾン脱臭空気浄化器では、空気が吸 い込み口から吸い込まれ、空気流路を通って吹き出し口から排出される間に、空 気の臭気成分が該空気流路中に配置されたオゾン発生部7とオゾン分解触媒部8 の作用により、化学的酸化分解され、脱臭,殺菌されると共に吸着,浄化され、 さらに酸性ガス除去剤9によって酸性ガスが吸着除去される。 そして、特に本考案では、充電式電池を使用しているので、その電圧低下を生 じた際には、充電することによって同じ電池を再使用できる。 また、本考案では、オゾン発生部に、金属線からなる支持体に放電抵抗の少な い金属の薄膜をコーティングしたイオン放電体を、絶縁物からなる筒体内に挿通 して、放電側の電解形成用電極とし、前記絶縁物からなる筒体の外周に非放電側 の電解形成用電極を設けてなるオゾン製造用イオン発生器を使用しているから、 5°C〜30°Cの常温域でオゾン発生効率がよい。そしてオゾン製造用イオン 発生器は放電音を発し、これがインジケーターとして使用できる。
【0012】
本考案電池式オゾン脱臭空気浄化器では、空気中の臭気成分を脱臭,殺菌,浄 化することは勿論であるが、特に充電式電池を使用していることにより、新しい 電池の購入の必要なく、充電することによって同じ電池を使用することにより長 期間の使用が可能となり、電池購入を忘れることによって脱臭空気浄化器を使用 しなくなるという欠点がなくなった実用上の効果を有する。 そして、特に本考案では、上記オゾン製造用イオン発生器を用いることにより 、セラミック沿面放電体のようにヒーター等を用いることなく、その結果ヒータ ー回路の必要なく、それに要する電力が不要であるから、電池式に適応する脱臭 浄化器となし得た実用上の利点を有すると共に、このイオン発生器の放電音をイ ンジケーターとして使用し、利用者に有効な作動状況の認識を高めることができ る利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案充電電池式オゾン脱臭空気浄化器の断面
図。
図。
【図2】本考案充電電池式オゾン脱臭空気浄化器に使用
するオゾン製造用イオン発生器の縦断断面図。
するオゾン製造用イオン発生器の縦断断面図。
【図3】オゾン製造用イオン発生器のオゾン発生濃度
表。
表。
【図4】セラミック沿面放電体のオゾン発生濃度表。
1 ケース 2 吸い込み口 3 フィルター 4 吹き出し口 5 ファン 6 空気流路 7 オゾン発生部 8 オゾン分解触媒部 9 酸性ガス除去剤 10 電池収納部 11 充電式電池 14 イオン放電体 15 絶縁物からなる筒体 A 放電側の電解形成用電極 B 非放電側の電解形成用電極
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 オゾン製造用イオン発生器のオゾン発生濃
度図表
度図表
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 セラミック沿面放電体のオゾン発生濃度図
表
表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/74 53/86 ZAB C01B 13/11 D F24F 7/00 A B01D 53/36 ZAB F
Claims (4)
- 【請求項1】 空気の吸い込み口と吹き出し口とを有す
るケースを設け、このケースの吹き出し口側にファンを
設け、吸い込み口から吹き出し口に通ずる空気流路を構
成し、この空気流路内にその上流側から下流側に沿って
オゾン発生部,オゾン分解触媒部及び酸性ガス除去剤を
配置する一方、同じくケース内に電池収納部を設け、こ
の電池収納部内に充電式電池を収納してあることを特徴
とする充電電池式オゾン脱臭浄化器。 - 【請求項2】 上記オゾン発生部に、金属線からなる支
持体に放電抵抗の少ない金属の薄膜をコーティングした
イオン放電体を、絶縁物からなる筒体内に挿通して、放
電側の電解形成用電極とし、前記絶縁物からなる筒体の
外周に非放電側の電解形成用電極を設けてなるオゾン製
造用イオン発生器を使用している上記請求項1に記載の
充電電池式オゾン脱臭浄化器。 - 【請求項3】 上記オゾン製造用イオン発生器の放電音
をインジケーターとして使用する上記請求項2に記載の
充電電池式オゾン脱臭浄化器。 - 【請求項4】 上記空気の吸い込み口に繊維フイルター
を具備する上記請求項1ないし3の何れかに記載の充電
電池式オゾン脱臭浄化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004889U JP3026989U (ja) | 1994-11-28 | 1995-04-26 | 充電電池式オゾン脱臭空気浄化器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1567494 | 1994-11-28 | ||
JP6-15674 | 1994-11-28 | ||
JP1995004889U JP3026989U (ja) | 1994-11-28 | 1995-04-26 | 充電電池式オゾン脱臭空気浄化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026989U true JP3026989U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995004889U Expired - Lifetime JP3026989U (ja) | 1994-11-28 | 1995-04-26 | 充電電池式オゾン脱臭空気浄化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026989U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09375U (ja) * | 1997-01-27 | 1997-06-24 | 日本航空電子工業株式会社 | Zifコネクタ |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP1995004889U patent/JP3026989U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09375U (ja) * | 1997-01-27 | 1997-06-24 | 日本航空電子工業株式会社 | Zifコネクタ |
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