JP3026843U - 火葬炉の炉壁 - Google Patents

火葬炉の炉壁

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JP3026843U
JP3026843U JP1996000065U JP6596U JP3026843U JP 3026843 U JP3026843 U JP 3026843U JP 1996000065 U JP1996000065 U JP 1996000065U JP 6596 U JP6596 U JP 6596U JP 3026843 U JP3026843 U JP 3026843U
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JP
Japan
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cremation
eaves
furnace
combustion chamber
wall
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JP1996000065U
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Inventor
英雄 岡本
Original Assignee
株式会社宮本工業所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台車による火葬炉において、被火葬体の粉状
化された細片および熱風が、火葬中に台車より下への流
下を防止し、台車の走行に支障を来さないようにする。 【解決手段】 台車5を収納して火葬する主燃焼室2の
両側壁8に、台車5の上面における両側縁部を高さ方向
に隙間を開けて覆う庇部10を突設するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、台車の上に柩を載置したままで火葬する形態の火葬炉であって、該 火葬炉を構成する炉壁の構造に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
台車式による火葬炉は、台車をレールに沿って炉内の主燃焼室に出し入れする 必要があることから、当然主燃焼室の平面で見る縦横の各巾を台車の縦横巾より 広く形成されているものであり、また主燃焼室にバーナより台車の縦方向に向か って火炎を放射するものであり、しかも被火葬体に直接火炎を激突するように当 てられるので、この火炎の噴射する風力によって被火葬体の粉状化された細片が 横に飛ばされ、台車の横に開いている隙間より落下して、主燃焼室のレールを敷 設している床上に溜まり、台車の走行を阻害するものであり、また火葬処理後に 清掃する手間のかかるものであった。更に台車の横の隙間から熱が台車の下に廻 り、台車に設けている車輪の耐久性を阻害するという問題点があった。そこで本 考案は以上の問題点を解決することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
解決手段は、台車を収納して火葬する主燃焼室の両側壁に、台車の上面におけ る両側縁部を高さ方向に隙間を開けて覆う庇部を突設するものである。
【0004】 以上の解決手段に下記する構成を加味することが好ましい。 前記庇部が、主燃焼室の両側壁における全長に亘って設けること。 庇部における台車の両側縁部を覆う下面から起立する内側面が、傾斜して主燃 焼室の側壁の内面と面一状に収まる状態に形成すること。 前記庇部を耐火ブロックで形成し、該庇部を主燃焼室の両側壁における台車が 収納される下部と燃焼する上部との間に介在すること。 前記庇部が耐火キャスタブル製のブロック体で形成すること。
【0005】
【作用】
以上のように台車の上面における両側縁部を庇部で覆うものであるから、飛散 する粉状化された細片が庇部によって台車からの落下が極力防止されると共に、 熱の流下を防止することができ、主燃焼室床に細片が堆く堆積する現象を避ける ことができ、また車輪の耐久性を向上することができるようになる。
【0006】 また庇部を傾斜して設けたものであれば、その傾斜面に受ける熱が全面に亘り ほぼ一様になり、熱分布の不均一からもたらす欠損を解消することができると共 に、台車より上方の燃焼空間を大きく形成することができるようになる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の実施形態は、台車を入れて火葬する主燃焼室の両側壁に、台車の上面 における側縁部を覆う庇部を突設したもので、台車の走行時に台車が庇部に当接 しないように、庇部の下面と台車の上面間に隙間が生じるように突設したもので ある。
【0008】 また上記庇部は台車の全長に亘って覆うように設けてある。
【0009】 更に、庇部の下面から立ち上がり、左右の庇部の相対向する内側面を傾斜した もので、その傾斜は上方に至るに従って炉壁に近付き、最上部で炉壁と面一にな るように形成したものである。
【0010】 また庇部は耐火ブロックまたは耐火キャスタブル製のブロック体で形成し、該 ブロック体を主燃焼室の両側壁における台車が収納される下部と燃焼する上部と の間に介在して突設するものである。
【0011】
【実施例】
実施例を図面によって説明すると、図1と図2に示しているように、火葬炉の 炉体1は平面的に見て長方形をなすもので、炉体1の下部に主燃焼室2を備え、 上部に再燃焼室3を有するものであり、主燃焼室2には防火扉4を開閉して台車 5をレール6に沿って出し入れし、また主燃焼室2の防火扉4と相対向する後壁 に設けたバーナ(図示省略)によって火葬し、火葬時に発生する未燃焼ガスを前 記再燃焼室3に流入し、火炎によって浄化するものである。
【0012】 上記主燃焼室2内の上部は、火葬時に発生するガスが長く滞留できるように広 い燃焼空間部7となし、ここで燃焼して出来得る限り未燃焼ガスの発生量を減少 するものであり、また下部は台車5を炉壁、特に両側壁8に触れることなく収納 できるのに充分な挿入空間部9に形成してある。
【0013】 上記の両側壁8における燃焼空間部7と挿入空間部9との境目に庇部10を突 設したもので、該庇部10は、耐火ブロックまたは耐火キャスタブル製のブロッ ク体で形成してあって、その突出する下面で台車5の上面における両側縁部を全 長に亘り隙間を置いて覆うように形成したものである。
【0014】 しかも、庇部10の前記下面より立ち上がる内側面11、すなわち両庇部10 の相対向する面が傾斜している。その傾斜は、下から上に至るに従って側壁8側 に近付き、最上では側壁8と面一になるように傾斜しているものである。
【0015】 尚、図2に示す火葬炉は、主燃焼室2に発生した未燃焼ガスを矢印で示してい るように、炉体の後側、即ちバーナ寄りより再燃焼室3へ流入する形態のもので ある。また図3に示す火葬炉は、未燃焼ガスを矢印で示すように、炉体の前側、 すなわち防火扉4寄りから再燃焼室3へ流入する形態のものである。
【0016】
【考案の効果】
本考案による火葬炉の炉壁によれば、その両側壁に台車の上面における側縁部 を覆う庇部を突設してものであるから、被火葬体の粉状化された細片が火炎の噴 射する風力によって吹き飛ばされても、庇部によって台車の側部と側壁間が塞が れていることから、舞い上がった細片が庇部によって台車上に還元されるもので あり、台車より下へは灰のみ落下し、しかもその落下する量が大きく減少され、 且つ台車下への熱流下が大きく遮断され、台車の車輪部の耐久性を向上をするこ とができるようになる。
【0017】 また庇部の内側面を傾斜したものであれば、舞い上がった細片を台車上に誘導 することができる。更に傾斜面によってブロックで形成した庇部の受熱面積が大 きく、しかも熱分布が平均化されることから耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による火葬炉の炉壁を備えた炉体を正面
より見て示す断面図である。
【図2】同じく側面より見て示す断面図である。
【図3】本考案による火葬炉の炉壁を備えた他の例によ
る炉体を正面より見て示す断面図である。
【符号の説明】
1 炉体 2 主燃焼室 3 再燃焼室 5 台車 8 側壁 10 庇部 11 内側面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車(5)を収納したままで火葬する主
    燃焼室(2)の両側壁(8)に、台車(5)の上面にお
    ける両側縁部を高さ方向に隙間を開けて覆う庇部(1
    0)を突設している火葬炉の炉壁。
  2. 【請求項2】 前記庇部(10)が、主燃焼室(2)の
    両側壁(8)における全長に亘って設けている請求項1
    に記載の火葬炉の炉壁。
  3. 【請求項3】 前記庇部(10)の台車(5)を覆う下
    面から起立する内側面(11)が、傾斜して主燃焼室
    (2)の側壁(8)の内面と面一状に収まる状態に形成
    している請求項1または2に記載の火葬炉の炉壁。
  4. 【請求項4】 前記庇部(10)を耐火ブロックで形成
    し、該庇部(10)を主燃焼室(2)の両側壁(8)に
    おける台車(5)が収納される下部と燃焼する上部との
    間に介在している請求項1,2または3に記載の火葬炉
    の炉壁。
  5. 【請求項5】 前記庇部(10)が耐火キャスタブル製
    のブロック体で形成している請求項1,2,3または4
    に記載の火葬炉の炉壁。
JP1996000065U 1996-01-16 1996-01-16 火葬炉の炉壁 Expired - Lifetime JP3026843U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421808B1 (ko) * 2000-09-15 2004-03-18 합자회사 세화산업사 화장로

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