JP3026682B2 - モード識別方法及び該方法を用いたプリンタ - Google Patents

モード識別方法及び該方法を用いたプリンタ

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JP3026682B2 JP4173501A JP17350192A JP3026682B2 JP 3026682 B2 JP3026682 B2 JP 3026682B2 JP 4173501 A JP4173501 A JP 4173501A JP 17350192 A JP17350192 A JP 17350192A JP 3026682 B2 JP3026682 B2 JP 3026682B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コード・データのモー
ドを識別するモード識別方法及び該方法を用いたプリン
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピユータ周辺機器は機器間でコード
・シーケンスあるいはコード・シーケンス群からなるコ
ードデータの通信/制御を行う。例えば、ホストコンピ
ユータとプリンタの間では、ホストコンピユータから送
られた制御コードおよび文字コードによってプリンタを
制御して印刷画像を形成する。
【0003】近年、ホストコンピユータとプリンタの普
及に伴い、幾種類もの制御コードおよび文字コード(以
下、モードと呼ぶ)が開発されている。そして、異なる
モードのホストコンピユータとプリンタを接続した場合
でも印刷を可能にするために複数のモードに対応するプ
リンタが開発された。更に、複数のモードに対応するプ
リンタをより使いやすくするために、受信データからモ
ードを識別する機能を持ち、自動的にモードの切り替え
を実行するプリンタの要求が生じた。
【0004】受信データのモードの識別にはパターン認
識技術が用いられる。一般に、パターン認識を使う装置
は自動化により人手を省くことが出来るというメリット
があるが、場合によっては認識率が低かったり認識に時
間がかかるというデメリットがある。そして、プリンタ
におけるモード識別処理においても、パターン認識を用
いるために同様なことが生じる。言い換えれば、プリン
タ側で受信データからモードを自動識別するということ
は、ホストコンピュータ側でモードを指定する操作を省
けるというメリットがある。しかし、認識率が低い場合
にはプリンタが受信データを受け付けなかったり、誤動
作を起こすというデメリットがある。また、識別に要す
る時間が長ければ印刷するのを待つ時間が長くなるとい
うデメリットもある。以上述べたように、モードの自動
識別を実現するための課題は認識率を高めることと識別
に要する時間を短くすることである。
【0005】上述の観点より、例えば、 (1)1つのモード(例えば、モード1)にのみ存在す
るコード・シーケンス(例えば、コード・シーケンス
1)を用い、受信データ中にコード・シーケンス1が存
在すれば、識別結果をモード1とする. (2)小数のモードにのみ存在するコード・シーケンス
を用い、コード・シーケンスとモード間の論理関係によ
り識別する。例えば、コード・シーケンス12がモード
1とモード2にのみ存在し、コード・シーケンス13が
モード1とモード3にのみ存在するならば、「コード・
シーケンス12とコード・シーケンス13が存在するの
はモード1」という論理が成り立つ。この論理を用い、
受信データ中にコード・シーケンス12とコード・シー
ケンス13が存在すれば、識別結果をモード1とする. という論理関係を用いることによりモードを識別する方
法が提案されている。
【0006】このような論理関係を用いる場合は、 条件1:該当するコード・シーケンスが全てのモードに
対して存在する事 条件2:対象とする受信データ中に該当するコード・シ
ーケンスが必ず存在する事 条件3:データ中から該当するコード・シーケンスを正
確に抽出できる事 を満足するとき、高い認識率が得られ、かつ高速に識別
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
各条件を満足させるためには、 (1)全てのモードを対象としたコード・シーケンスの
分析と該当するコード・シーケンスの抽出を行う. (2)該当するコード・シーケンスが受信データ中に存
在する確率を調査する. (3)受信データ中に存在する該当するコード・シーケ
ンス処理が雑音等の影響を受けない特徴抽出処理を開発
する. ことが必要となる。しかしながら、コード・シーケンス
・データの場合にはこのような作業は困難であり、前記
条件が満たされる保証がない。そして、前記条件を満足
しない場合には、前記モード識別方法は誤識別率が高く
なるという問題がある。
【0008】そして、上述の問題点は、 (1)該当するコード・シーケンスという僅かな情報を
もとに識別を行う. (2)該当するコード・シーケンスとモード間に成り立
つ厳密な論理関係をもとに識別を行う. ことにその要因がある。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、各モードに用いられるコードを用いて論理的
な方法でモードの識別を実行する際に、曖昧な論理関係
を許すことにより識別に利用可能なコードの数を増や
し、識別率を向上するモード識別方法および該方法を用
いたプリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明によるモード識別方法は以下の構成を備え
る。即ち、コードデータの属するモードを識別するモー
ド識別方法であって、各モードに確率的な関係を有して
存在する固有的なコードと前記確率的な関係を対応させ
て記憶する記憶工程と、前記コードデータより前記記憶
工程に記憶されている固有的なコードと一致するコード
を抽出し、各コード毎の一致数をカウントするカウント
工程と、前記カウント工程により得られた前記一致数と
前記記憶工程に記憶されている前記確率的な関係とに基
づいて当該コードデータの属するモードを識別する識別
工程と、を備える。
【0011】また、上位の目的を達成するための本発明
によるプリンタは以下の構成を備える。即ち、外部機器
より印刷情報として入力されたコードデータの属するモ
ードを識別し、前記モードに従って前記コードデータを
解釈して印刷を実行するプリンタであって、各モードに
確率的な関係を有して存在する固有的なコードと前記確
率的な関係を対応させて記憶する記憶手段と、前記コー
ドデータより前記記憶手段に記憶されている固有的なコ
ードと一致するコードを抽出し、各コード毎の一致数を
カウントするカウント手段と、前記カウント手段により
得られた前記一致数と前記記憶手段に記憶されている前
記確率的な関係とに基づいて当該コードデータの属する
モードを識別する識別手段と、を備える。
【0012】
【作用】上記の構成において、記憶工程にて「固有的な
コード」と「その固有的なコードとモード間の確率的な
関係」が対応して登録される。そして、カウント工程で
は、識別すべきコードデータより固有的なコードデータ
を抽出し、その存在する数を一致数としてカウントす
る。識別工程では、カウント工程で得られた各固有的な
コードとの一致数と、記憶工程に登録されている固有的
なコードとモード間の確率的な関係とに基づいてモード
の識別を実行する。そして、 (1)固有的な(例えば、確率的に低ければ複数のモー
ドに存在することも許す)コード・シーケンスを用いる
ことにより、多くの情報をもとに識別を行うようにす
る. (2)コード・シーケンスとモード間に成り立つ曖昧さ
を許した論理関係(ファジィ・ルール)を用いた識別方
法とすることにより、論理の厳密性の崩壊によって生じ
る誤識別を無くす. ことにより、モード識別における識別率を向上するもの
である。
【0013】
【実施例】以下に添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例について説明する。
【0014】本発明はレーザビームプリンタ、インクジ
ェットプリンタ等いかなる方式のプリンタに対しても適
用することが可能である。
【0015】まず、本実施例を適応するレーザビームプ
リンタの構成を図13を参照して説明する。
【0016】図13は本実施例のレーザビームプリンタ
(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、こ
のLBPは不図示のデータ源から文字パターンの登録や
提携書式(フォームデータ9)などの登録が行える。
【0017】図13において、2はLBP本体であり、
外部に接続されているホストコンピュータから供給され
る印刷情報(文字コード等)やフォーム情報或いはマク
ロ命令などを入力して記憶するとともに、それらの情報
に従って対応する文字パターンやフォームパターンなど
を作成し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。3
00は操作のためのスイッチ及びLED表示器などが配
されている操作パネル、101はLBP2全体の制御及
びホストコンピュータから供給される文字情報などを解
析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御
ユニット101は主に文字情報を対応する文字パターン
のビデオ信号に変換してレーザドライバ102に出力す
る。
【0018】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光1
04をオン・オフ切り換えするレーザ光104は回転多
面鏡105で左右方向に振らされて静電ドラム106上
を走査露光する。これにより、静電ドラム106上には
文字パターンの静電潜像が形成されることになる。この
潜像は静電ドラム106周囲に配設された現像ユニット
107により現像された後、記録紙に転写される。この
記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙は
LBP2に装着した用紙カセット108に収納され、給
紙ローラ109及び搬送ローラ110と111とによ
り、装置内に取り込まれて、静電ドラム106に供給さ
れる。
【0019】また、本実施例のプリンタとしては、レー
ザビームプリンタに限定されるものでなく、以下で説明
するインクジェットプリンタ等にも適応可能であり、こ
こでインクジェットプリンタについて説明する。
【0020】<装置本体の概略説明>図14は、本発明
が適用できるインクジェット記録装置IJRAの概観図
である。同図において、駆動モータ5013の正逆回転
に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して
回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に
対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有
し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッジ
HCには、インクジェットカートリッジIJCが搭載さ
れている。5002は紙押え板であり、キャリッジの移
動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧す
る。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジ
のレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ
5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジ
ション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面を
キャップするキャップ部材5022を支持する部材で、
5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行
う。5017はクリーニングブレードで、5019はこ
のブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本
体支持板5018にこれらが支持されている。ブレード
は、この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例
に適用できることは言うまでもない。又、5012は、
吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジ
と係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モ
ータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手
段で移動制御される。
【0021】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0022】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について、図15に
示すブロック図を参照して説明する。制御ユニットを示
す同図において、1700は記録信号を入力するインタ
ーフェース、1701はMPU、1702はMPU17
01が実行する制御プログラムを格納するプログラムR
OM、1703は各種データ(上記記録信号やヘッドに
供給される記録データ等)を保存しておくダイナミック
型のROMである。1704は記録ヘッド1708に対
する記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、
インターフェース1700、MPU1701、RAM1
703間のデータ転送制御も行う。1710は記録ヘッ
ド1708を搬送するためのキャリアモータ、1709
は記録紙搬送のための搬送モータである。1705はヘ
ッドを駆動するヘッドドライバ、1706、1707は
それぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710
を駆動するためのモータドライバである。
【0023】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、印字が行われる。
【0024】以上のようなインクジェットプリンタの制
御構成に、本発明の構成要素を組み込むことが可能であ
り、本発明はレーザビームプリンタに限らず、上記イン
クジェットプリンタ等にも適用できることは以下の説明
により明らかとなるであろう。
【0025】以下に、レーザビームプリンタに本実施例
を適用して説明を行う。
【0026】図1は本実施例によるプリンタ(LBP)
2の概略構成を表すブロック図である。同図において、
1はホストコンピュータ(コンピユータ)であり、コー
ドデータにより構成される印刷データを送信する。2は
プリンタであり、ホストコンピュータ1より送信された
コードデータに基づき記録紙等への印刷を実行する。以
下にプリンタ2の構成を説明する。
【0027】3は、ホストコンピュータ1より受信した
データを格納する受信バッファメモリであり、RAM等
で構成されている。4はモード識別部であり、受信した
コードデータに基づいて受信データのモードの識別を実
行する。5はコントロールタワーであり、各部の処理の
タイミング及びデータの授受等のコントロールを実行す
る。6はモード切り替え部であり、モード識別部4によ
る受信データのモードの識別結果により、トランスレー
タ部(7〜9)の選択を実行する。7〜9は各モードの
トランスレータ部である。
【0028】20はビットマップメモリであり、トラン
スレータ部7〜9が印刷データを展開して得られるビッ
トマップデータを格納する。21はビデオコントローラ
であり、ビットマップメモリ20に格納されているビッ
トマップデータをビデオ信号に変換して印刷部22へ出
力する。22は印刷部であり、例えばレーザビーム方式
等により記録媒体への印刷を実行する。
【0029】上記の構成を備えるプリンタ2の動作概要
について以下に説明する。
【0030】ホストコンピユータ1から送られたデータ
は受信バッファ・メモリ3に記憶される。モード識別部
4は受信バッファ・メモリ3に記憶された受信データの
モードの識別処理を実行する。モード切り替え部6はモ
ード識別部4の識別結果をもとにモードのトランスレー
タ部7〜9の選択処理を行う。モードのトランスレータ
部7〜9は各モードの受信データをプリント出力用のビ
ットマップデータに変換する。生成されたビットマップ
データはビットマップメモリ20に格納され、ビデオコ
ントローラ21によりビデオ信号に変換されて印刷部2
2へ送られる。以上の処理のタイミングやデータのやり
取りはコントロールタワー5によりコントロールされ
る。
【0031】次に、モード識別部4について更に詳しく
説明する。
【0032】図2はモード識別部4の概略構成を表すブ
ロック図である。同図において、11はCPUであり、
メモリ12に格納された各種プログラムを実行すること
により、モードの識別処理を行う。12はメモリであ
り、モード識別のための処理プログラムや各種データが
格納されており、以下に示されるような各種の領域を備
える。13は、CPU11が各種処理を実行する際に一
時的にデータを格納したりするための作業領域であり、
RAM等で構成されている。14は、制御コードおよび
制御コード・シーケンスを抽出するための処理プログラ
ムを格納するためのプログラム領域であり、ROM等で
構成されている。15は、後述のコード記憶領域に格納
されているモード識別に使用すべき制御コード及び制御
コード・シーケンスと、抽出処理により抽出された各コ
ードとの照合を行う照合処理プログラムを格納するため
のプログラム領域であり、ROM等で構成されている。
16は、論理関係によりモードの識別処理を実行するた
めの識別処理プログラムを格納するためのプログラム領
域であり、ROM等で構成されている。以上の14〜1
6の各プログラム領域に格納された処理の内容は後に詳
述する。
【0033】17は識別に用いる固有的な制御コードお
よび制御コード・シーケンスを記憶するコード記憶領域
であり、ROM等で構成されている。コード記憶領域1
7のデータ構成を図12に示す。同図に示されるよう
に、各コード或いはコードシーケンスとの組み合わせ
(以下、単にコード120と称する)が登録されてお
り、それぞれに対してモード121別に出現頻度確率1
22が格納されている。出現頻度確率122はそのコー
ド120が各モードにおいて出現する頻度確率を表す。
この出現頻度確率122を用いて各コードの一致数を正
規化し、それぞれのモードである可能性(識別度)を求
めてモードの識別を行う。論理関係123については後
述する。
【0034】以上の構成を有するモード識別部4におけ
る識別処理の動作について以下に説明する。
【0035】図3は、CPU11による識別処理手順の
例を示すフローチャートである。
【0036】ステップS21は受信データから制御コー
ドおよび制御コード・シーケンスを抽出する処理であ
り、CPU11が前述した抽出処理のプログラム領域1
4に格納された処理プログラム(後述の図4のフローチ
ャートに示す)を実行する。ステップS22は、ステッ
プS21で抽出された各コードと、コード記憶領域17
に記憶されている固有的な制御コードおよび制御コード
・シーケンスとの照合を行う処理であり、CPU11が
照合処理のプログラム領域15に格納された処理プログ
ラム(後述の図5のフローチャートに示す)を実行す
る。ステップS23はステップS22の照合の結果に対
して論理関係を適用しモードの識別を行う処理であり、
CPU11が識別処理のプログラム領域16に格納され
た処理プログラム(後述の図6、図7、図8のフローチ
ャートに示す)を実行する。
【0037】上記識別処理における各ステップの動作を
更に詳しく説明する。
【0038】ステップS21における抽出処理は、受信
データから制御コードおよび制御コード・シーケンスを
抽出するもので、受信バッファメモリ3に記憶した受信
データから識別処理に用いる制御コードおよび制御コー
ド・シーケンスを抽出し、メモリ12の作業領域13に
一次的に記憶する処理を行う。
【0039】図4はステップS21でCPU11により
実行される抽出処理の動作を表すフローチャートであ
る。まず、ステップS101において、受信バッファメ
モリ3より受信データを1ワードずつ読み出し、ステッ
プS102において、これが制御コードであるかどうか
を判定する。そして、制御コードであればステップS1
03へ、制御コードでなければステップS106へそれ
ぞれ進む。
【0040】ここで、受信データは制御コードおよびパ
ラメータ情報を持つ制御コード・シーケンスの集まりで
あり、モードによって異なる制御コードおよび制御コー
ド・シーケンスを有しているため、これらを識別に用い
ることができる。制御コードには00〜1Fの値の範囲
のコードが用いられ、制御コード・シーケンスは特定の
前記制御コードに続く1〜2のワードの特定のコードを
使うため、制御コードおよび制御コード・シーケンスを
抽出するためには、00〜1Fの値の範囲のコードおよ
び特定の制御コードに続く数ワードのコードを抽出すれ
ばよい。
【0041】従って、ステップS102では、読み出さ
れた1ワードのデータが00〜1Fの範囲にあるかどう
かを判定する。次にステップS103では、読み出され
た1ワードのデータを制御コードとして作業領域13に
格納し、ステップS104では、その制御コードが制御
コードシーケンスを有するかどうかをチェックする。そ
して、コードシーケンスを有するのであればステップS
105へ進み、その制御コードに続く1ワード或いは数
ワードを制御コードシーケンスとして作業領域13に格
納する。ここで、制御コードシーケンスのワード数は制
御コードにより決定される。また、コードシーケンスを
有する制御コードであるか否かの情報はコード記憶領域
17に格納されている。
【0042】一方ステップS104でコードシーケンス
が存在しない場合は、ステップS106へ進む。ステッ
プS106では、抽出処理を終えていない受信データが
受信バッファメモリ3に存在するかどうかをチェック
し、未処理のデータがあればステップS101へ戻り上
述の処理を繰り返す。全データに対して処理を終了して
いれば本抽出処理を終了する。
【0043】次に、ステップS22における固有的な制
御コードおよび制御コード・シーケンスとの照合処理を
説明する。照合処理では、上述の抽出処理で抽出した制
御コードおよび制御コード・シーケンスと、コード記憶
領域17に記憶された識別に用いる固有的な制御コード
および制御コード・シーケンスとの照合を行い、前記各
制御コードおよび制御コード・シーケンスの一致した回
数の和を作業領域13に一時記憶する処理を行う。
【0044】具体的には、コード記憶領域17に記憶さ
れている識別に用いる制御コードおよび制御コード・シ
ーケンスは、1つのモードに固有的な制御コードおよび
制御コード・シーケンス、あるいは小数のモードに固有
的な制御コードおよび制御コード・シーケンスである。
ここで、「1つのモードに固有的」とは「ほぼ1つのモ
ードにのみ存在する」という意味である。また、「小数
のモードに固有的」とは「ほぼ小数のモードにのみ存在
する」という意味である。従って、低い確率で他のモー
ドの受信データ中に出現するものも含めるということを
意味している。以降、上述の固有的な制御コード及び制
御コードシーケンスを固有的なコード及びコードシーケ
ンスと称する。そして、コード記憶領域17に記憶され
た固有的なコードおよびコード・シーケンスは、モード
の識別処理に有効な一部の制御コードおよび制御コード
・シーケンスである。
【0045】図12に示されたコード記憶領域17のデ
ータ構成において、論理関係123により、各コード1
20が上記の「1つのモードに固有的」であるか、或い
は「小数のモードに固有的」であるかを区別する。
【0046】図5はCPU11による照合処理の手順を
表すフローチャートである。ステップS111では、抽
出された制御コード及び制御コードシーケンスとコード
記憶領域17に記憶されている固有的なコード及びコー
ドシーケンスとを照合し、照合の結果一致していればス
テップS112よりステップS113へ進み、その一致
回数をカウントしていく。このカウント値は作業領域1
3に格納される。照合の結果として、一致するコードが
コード記憶領域に無ければステップS112よりステッ
プS114へ進む。
【0047】ステップS114では、先のステップS2
1で抽出されたコード全てについて照合処理が実行され
たかを判定し、未処理のコードが残っていればステップ
S111へ戻り上述の処理を繰り返す。また、全コード
について処理を終了していれば、本照合処理を終了す
る。
【0048】次に、ステップS23における論理関係を
用いたモードの識別処理について説明する。
【0049】本実施例における識別手段は、識別に用い
る固有的なコードおよび固有的なコード・シーケンスの
数を増やすために、各モードに固有的なコード及びコー
ド・シーケンス、小数のモードに固有的な複数のコード
及びコード・シーケンスとモードの間に存在する確率的
な関係を用いていることを特徴とする。
【0050】このような固有的なコードおよびコード・
シーケンスに対しては従来のような特徴コードおよび特
徴コード・シーケンスとモードの間の厳密な関係は保証
できない。厳密な関係とは、例えばコード1が存在すれ
ばそのモードは100%モード1であるというような関
係である。しかし、固有的なコードおよび固有的なコー
ド・シーケンスとモードの間には確率的な関係が存在す
るので、このような関係を用いてモードの識別を実行す
るものである。
【0051】具体的には、固有的なコード及びコード・
シーケンスとモードの間の確率的な関係を処理するため
に、照合処理(ステップS22)により、受信データと
固有的なコード及びコード・シーケンスとの一致度を求
めて多値情報とする。そして、論理関係を用いた識別処
理(ステップS23)は多値情報および確率的な論理関
係を、多値論理の関係、或いはファジィ論理の関係、或
いはファジィ・ルールとファジィ推論を用いることによ
り処理する。
【0052】多値論理の関係を用いる識別処理、ファジ
ィ論理の関係を用いる識別処理、あるいはファジィ・ル
ールとファジイ推論を用いる識別処理は、固有的なコー
ドおよび固有的なコード・シーケンスとモードの間の関
係の質(例えば、関係間の従属性や重要度)によって使
い分ける。この識別処理における論理の使い分けは、例
えばプリンタ2が備えるトランスレータ部7〜9が対応
するモードの種類に応じて成される。そして、1つのプ
リンタが複数の識別処理の論理を備えても良いし、1種
類の識別処理を固定的に備えるようにしても良い。
【0053】以下、各論理関係を用いた識別処理の具体
例として、 [論理関係1]: if 受信データ中に固有的なコード1がある then モードはモード1である [論理関係2]: if 受信データ中に固有的なコード11と固有的なコ
ード12がある then モードはモード1である の2種類の固有的なコードとモードの間の関係を用いて
説明する。即ち、[論理関係1]及び[論理関係2]に
ついて、多値論理の関係、ファジィ論理の関係、あるい
はファジィ・ルールとファジィ推論を用いる方法を説明
する。尚、上述の各論理関係において、コード1はモー
ド1に固有的なコードであり、コード11及びコード1
2はモード1を含む小数のモードに固有的なコードであ
る。
【0054】先ず、多値論理の関係を用いる処理につい
て以下に説明する。
【0055】図6はCPU11による多値論理の関係を
用いた識別処理の手順を示すフローチャートである。ま
ず、ステップS31においてモード1である可能性(識
別度)を表す変数M1をクリアした後、ステップS32
及びステップS33で多値論理の関係を用いた処理を実
行する。多値論理は、従来の2値論理を多値化したもの
であり、先述の[論理関係1],[論理関係2]を以下
の関数で表現することができる。
【0056】まず、[論理関係1]を多値論理で表現す
ると、 [多値論理の関係1]:M1=C1/C1S となる。ここで、M1はモード1である可能性(識別
度)、C1は照合処理22で求めた受信データ中の固有
的なコード1の数、C1SはC1を正規化する数値であ
る。正規化する目的は、複数の固有的なコードを識別に
使う場合、固有的なコードによって受信データ中に出現
する確率が異なることによって生じる識別の偏りを無く
すことにある。C1Sは、例えばコード・シーケンス・
データ中の固有的なコード1の出現頻度確率と識別に用
いたコード・シーケンス・データの数の積から求める。
【0057】次に、[論理関係2]を多値論理で表現す
ると、 [多値論理の関係2]: M1=(C11/C11S)×(C12/C12S) となる。ここで、C11およびC12は照合処理22で
求めた受信データ中の固有的なコード11および固有的
なコード12の数、C11SおよびはC12SはC1お
よびC2を正規化するための数値(C1Sと同様)であ
る。
【0058】ステップS32では、上述の[多値論理の
関係1]を用いてモード1である可能性を表す変数M1
の加算を行い、ステップS33では、上述の[多値論理
の関係2]を用いてM1の加算を行う。そして、ステッ
プS34において、各論理関係から求められたM1の値
と所定のいき値Tとを比較し、M1がT以上であればス
テップS35にて識別結果をモード1とする。以上のよ
うにして、多値論理の関係を用いたモードの識別処理を
行う。
【0059】次に、ファジィ論理の関係を用いた識別処
理について説明する。図7はCPU11によるファジイ
論理の関係を用いた識別処理の手順を示すフローチャー
トである。ステップS41においてM1をクリアした
後、ステップS42において、前述の[多値論理の関係
1]を用いてM1の加算を行う。そして、ステップS4
3では、ファジイ論理の関係を用いてM1の加算を実行
する。
【0060】ファジィ論理は、従来の多値論理における
論理和(sノルム)および論理積(tノルム)が様相的
となる。例えば、ファジィ論理のtノルムの代表的なも
のには、激烈積、限界積、代数積、論理積と呼ばれるも
のがある。論理積はMINを求める演算であり、代数積
は掛け算を求める演算である。これらの演算は固有的な
コードおよび固有的なコード・シーケンスとモードの間
の関係の質によって使い分ける。前述の[論理関係2]
に論理積を用いる例を示す。
【0061】[ファジイ論理の関係2]: M1=MIN(C11/C11S,C11/C12S) この論理演算は、固有的なコード11と固有的なコード
12が独立の場合により効果的である。ステップS42
では、上記の[ファジイ論理の関係2]を用いてM1の
加算を行う。以降の処理は多値論理の場合と同様であ
り、各論理関係からM1の値を求めて、その和(M1)
が所定の値(T)以上となったとき、識別結果をモード
1とする(ステップS44、45)。
【0062】最後に、ファジィ・ルールとファジィ推論
を用いたモード識別方法を説明する。この方法は、固有
的なコードおよび固有的なコード・シーケンスとモード
の関係が前記多値論理やファジィ論理で扱うことが困難
な場合、例えば、曖昧な関係の場合に用いる。
【0063】図8はCPU11によるファジイ・ルール
とファジイ推論を用いた識別処理の手順を示すフローチ
ャートである。ステップS51においてM1をクリアし
た後、ステップS52において、先述の[多値論理の関
係1]を用いてM1の加算を行う。次にステップS53
において、ファジイ・ルールとファジイ推論を用いて先
の[論理関係2]に関する処理を行う。以下にステップ
S53について詳述する。
【0064】図9はルール・マトリックスを表す図であ
り、また、図10はメンバーシップ関数を表す図であ
る。
【0065】61はルール・マトリックス、62〜64
はメンバーシップ関数である。ルールマトリックスにお
いて、固有的なコード11の一致度(c11)および固
有的なコード12の一致度(c12)の和が条件変数で
あり、モード1である可能性(m1)が結論変数であ
る。尚、各コードの一致度とは、各コードの一致数を正
規化したものであり、例えばc11は前述の一致数C1
1と正規化のための数値C11Sとにより、c11=C
11/C11Sで表される。
【0066】ルールマトリックス61は以下のようなフ
ァジィ・ルールを表わすものである。以下にファジイ・
ルールの例を示す。
【0067】[ファジイ・ルール1] if c11 is N and c12 is Z then m1 is NS このルールは、「固有的なコード11との一致度(c1
1)が基準値よりも小さく(N)、かつ固有的なコード
12との一致度(c12)が基準値(Z)であるなら
ば、モード1である可能性(m1)は基準値よりも少し
小さい(NS)。」の関係を表す。
【0068】[ファジイ・ルール2] if c11 is Z and c12 is Z then m1 is Z このルールは、「固有的なコード11との一致度(c1
1)が基準値(Z)であり、かつ固有的なコード12と
の一致度(c12)が基準値(Z)にあるならば、モー
ド1である可能性(m1)は基準値(Z)である。」の
関係を表す。
【0069】残りのファジイ・ルールにおける関係につ
いても同様に表すことができる。以上の関係は確率的な
ものであり、このような確率的な関係を情報処理等に使
う手段にファジィ理論がある。
【0070】図8のステップS53におけるファジイ推
論を用いた処理を図11を用いて具体的に説明する。図
11において、71及び72は、メンバーシップ関数を
用いて、固有的なコードの一致度から先述のファジイ・
ルール1の前件部との照合度を求める様子を表してい
る。同様に、73及び74はファジイ・ルール2の前件
部との照合度を求める様子を表している。また、75及
び76は後件部のメンバーシップ関数から、それぞれフ
ァジイ・ルール1及びファジイ・ルール2の結果を求め
る様子を表す。そして、77はファジイ・ルール1及び
ファジイ・ルール2の結果を合成し、重心法によりクリ
スプ値を求める様子を表す。
【0071】次に図8のステップS53を構成するステ
ップS54〜ステップS57の各ステップについて、更
に説明する。
【0072】ステップS54では、各ファジィ・ルール
の前件部と固有的なコード11との一致度c11および
固有的なコード12との一致度c12との照合度を求め
る。即ち、図11の71〜74に示すように、固有的な
コード11との一致度および固有的なコード12との一
致度とメンバーシップ関数から各ファジイ・ルールの前
件部との照合度を求めるものである。より具体的には、
各メンバーシップ関数において固有的なコード11との
一致度および固有的なコード12との一致度の個々の帰
属度を求め、これらのうち小さい方(Min)を各ファ
ジイ・ルールの前件部との照合度とする。例えば、ファ
ジイ・ルール1の前件部との照合度を求めるには、まず
図11の71のメンバーシップ関数(N)から固有的な
コード11との一致度(c11)の帰属度R11を求め
る。同様に、72に示されるように、メンバーシップ関
数(Z)から固有的なコード12との一致度(c12)
の帰属度R1sを求める。以上の処理により求めた帰属
度R11とR1sのうち小さい方の値を前件部との照合
度R10とする。図11の71及び72の関係でいえば
R10=R1sとなる。同様に、73及び74は前述の
ファジイ・ルール2に対する前件部との照合度を求める
様子を表しており、ファジイ・ルール2との照合度R2
0=R21となる。
【0073】ステップS55では各ファジィ・ルールの
後件部から結果を求める処理を実行する。図11の75
と76に示すように、ステップS54の結果とモード1
である可能性のメンバーシップ関数から含意則を用いて
各ファジィ・ルールの結果を求める。例えば、ステップ
S54の結果である前件部との照合度とモード1である
可能性のメンバーシップ関数のMinを計算する。この
処理により、75,76において斜線で示した部分が取
り出される。
【0074】そして、ステップS56にてファジイ・ル
ール1及びファジイ・ルール2より得られた各ファジィ
・ルールの結果のMaxを求めることにより、それぞれ
の結果を合成する。即ち、図11の77に示すように、
ステップS55にて得られた個々のファジィ・ルールの
結果(斜線部)の合成を求められる。
【0075】ステップS57では、ファジィ量をクリス
プ量に変換する処理を実行する。図11の77に示すよ
うに、ステップS56で得られた量はファジイ量である
ため、例えば重心法を用いてクリスプな値に変換する。
これがファジイ推論によって得られた結論(m1)であ
る。
【0076】そして、ステップS58において、M1に
上述のm1を加算する。以降の処理は多値論理の場合と
同様であり、各ファジイ・ルールとファジイ推論からM
1の値を求めて、その和M1が所定の値T以上となった
とき、識別結果をモード1とする。
【0077】尚、図8のステップS53におけるファジ
ィ推論処理は、予め任意のモード1の一致度およびその
他のモードの一致度の和に対してモード1である識別度
を計算で求め、メモリにテーブル形式で記憶しておけ
ば、処理の段階でメモリから検索するだけで結果が求ま
るため、計算処理を省くことができる。
【0078】以上説明してきたように本実施例のプリン
タにおけるモード識別方法によれば、 1.固有的なコードおよび固有的なコード・シーケンス
が識別に使えるようになったため、識別に使える情報が
増え、識別率が向上する. 2.固有的なコードおよび固有的なコード・シーケンス
とモードの間の確率的な関係を識別に使うため、受信デ
ータからコード及びコード・シーケンスを抽出する処理
に要求される厳密性が緩和され、抽出処理を簡略化でき
る. 3.固有的なコードおよび固有的なコード・シーケンス
とモードの間の確率的な関係を識別に使うため、新たな
モードの追加、あるいはバージョンアップに伴う固有的
なコードおよび固有的なコード・シーケンスの変更に対
して、厳密な解析なしで対応できる. という効果を発生する。
【0079】尚、上記の実施例では、[論理関係2]に
対してファジィ・ルールとファジィ推論を用いる例を用
いたが、[論理関係1]に対しても同時にファジィ・ル
ールとファジィ推論を用いることも可能である。
【0080】また、前件部の変数がより多い場合も同様
に処理することができる。
【0081】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明のモード
識別方法及び該方法を用いたプリンタによれば、各モー
ドのコードを用いて論理的な方法でモードの識別を実行
する際に、曖昧な論理関係を許すことにより識別に利用
可能なコードの数を増やすことが可能となり、モードの
識別率が向上するという効果がある。
【0083】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施によるプリンタの概略構成を表すブロッ
ク図である。
【図2】識別回路の構成を表すブロック図である。
【図3】本実施例の識別処理の概略を表すフローチャー
トである。
【図4】抽出処理の手順を表すフローチャートである。
【図5】照合処理の手順を表すフローチャートである。
【図6】多値論理の関係を用いた識別処理のフローチャ
ートである。
【図7】ファジイ論理の関係を用いた識別処理のフロー
チャートである。
【図8】ファジイ・ルールとファジイ推論を用いた識別
処理のフローチャートである。
【図9】ファジイ推論に用いるルール・マトリックスを
表す図である。
【図10】ファジイ推論に用いるメンバーシップ関数を
表す図である。
【図11】ファジイ推論によるモード識別処理を説明す
るための図である。
【図12】コード記憶領域のデータ構成を説明する図で
ある。
【図13】本実施例に適用するレーザビームプリンタの
構成を表す側断面図である。
【図14】本実施例を適用可能なインクジェットプリン
タの概観図である。
【図15】インクジェットプリンタの制御構成を表すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ホスト装置(コンピユータ) 2 プリンタ 3 受信バッファメモリ 4 モード識別部 5 コントロールタワー 6 モード切り替え部 7 モードAのトランスレータ部 8 モードBのトランスレータ部 9 モードCのトランスレータ部 11 CPU 12 メモリ 101 制御ユニット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードデータの属するモードを識別する
    モード識別方法であって、 各モードに確率的な関係を有して存在する固有的なコー
    ドと前記確率的な関係を対応させて記憶する記憶工程
    と、 前記コードデータより前記記憶工程に記憶されている固
    有的なコードと一致するコードを抽出し、各コード毎の
    一致数をカウントするカウント工程と、 前記カウント工程により得られた前記一致数と前記記憶
    工程に記憶されている前記確率的な関係とに基づいて当
    該コードデータの属するモードを識別する識別工程と、 を備えることを特徴とするモード識別方法。
  2. 【請求項2】 前記識別工程は、前記カウント工程によ
    り得られた前記一致数と前記記憶工程に記憶されている
    前記確率的な関係に対して多値論理の関係を用いて当該
    コードデータの属するモードを識別することを特徴とす
    る請求項1に記載のモード識別方法。
  3. 【請求項3】 前記識別工程は、前記カウント工程によ
    り得られた前記一致数と前記記憶工程に記憶されている
    前記確率的な関係に対してファジイ論理の関係を用いて
    当該コードデータの属するモードを識別することを特徴
    とする請求項1に記載のモード識別方法。
  4. 【請求項4】 前記識別工程は、前記カウント工程によ
    り得られた前記一致数と前記記憶工程に記憶されている
    前記確率的な関係に対してファジイ・ルール及びファジ
    イ推論を用いて当該コードデータの属するモードを識別
    することを特徴とする請求項1に記載のモード識別方
    法。
  5. 【請求項5】 外部機器より印刷情報として入力された
    コードデータの属するモードを識別し、前記モードに従
    って前記コードデータを解釈して印刷を実行するプリン
    タであって、 各モードに確率的な関係を有して存在する固有的なコー
    ドと前記確率的な関係を対応させて記憶する記憶手段
    と、 前記コードデータより前記記憶手段に記憶されている固
    有的なコードと一致するコードを抽出し、各コード毎の
    一致数をカウントするカウント手段と、 前記カウント手段により得られた前記一致数と前記記憶
    手段に記憶されている前記確率的な関係とに基づいて当
    該コードデータの属するモードを識別する識別手段と、 を備えることを特徴とするプリンタ。
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