JP3026640U - 紙おむつ - Google Patents

紙おむつ

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JP3026640U
JP3026640U JP1996000012U JP1296U JP3026640U JP 3026640 U JP3026640 U JP 3026640U JP 1996000012 U JP1996000012 U JP 1996000012U JP 1296 U JP1296 U JP 1296U JP 3026640 U JP3026640 U JP 3026640U
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JP
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elastic body
continuous elastic
peripheral edge
crotch
opening peripheral
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JP1996000012U
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English (en)
Inventor
士強 林
Original Assignee
富堡工業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より体にフィットして快適な感じをもたら
す、漏洩防止効果がより優れた生産容易な紙おむつを提
供する。 【解決手段】 その弾性部材セットの腰部弾性体(3
7,38)及び第1〜第4連続弾性体(31,32,3
3,34)を紙おむつ(3)の腰部から股部開口周縁
(35,36)へと一体に連続形成して、該紙おむつ
(3)の水平方向及び垂直方向の伸縮弾力を強化して漏
洩防止効果を向上させると同時に、より使用者の体にフ
ィットさせ且つ快適さを感じさせるようにし、並びに生
産が容易であるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は紙おむつに関し、特に、その弾性部材の配設態様を改良して一体に成 形してなる紙おむつに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般の紙おむつは、主として、腰まわりや太股に臨む縁部にそれぞれ取り付け られるセットをなす弾性部材と、表面シートと、底面シート及び該表面シートと 底面シートとの間に介装される心綿からなる。上記表面シートは液体透過性で、 上記底面シートは液体不透過性で、また、セットをなす弾性部材はほとんどが熱 溶着によりそれぞれ紙おむつの腰部側面及び左右股部開口周縁の底面シートの上 面に粘着されている。
【0003】 例えば、図3に示す第1従来例のおむつ1は、各箇所の弾性部材を構成する弾 性体10,11,12をそれぞれ紙おむつ1の腰部側面及び左右股部開口の周縁 に配設しているが、腰部に設けられる弾性体10は一本であるため弾性が不足し 、特に排泄物の重さが加わった場合は弾性力の不足により締付力が不十分となる 感じが否めない。また、左右股部開口周縁の弾性体11,12も単に水平方向の 伸縮張力を備えているだけで、容易に滑り移動したり或いは緩み外れたりして、 着用時のフィットした感じが得られず、だぶだぶしている。
【0004】 上記図3の紙おむつの欠点を改良するため、近年、図4に示す第2従来例の紙 おむつ2が提供されている。この紙おむつ2は腰部に、図3の第1従来例の紙お むつ1よりも幅広の弾性体20を備え、水平方向の伸縮弾力を増強していると共 に、左右股部開口周縁の弾性体21,22を紙おむつ2の中央部(使用時におけ るおむつ底)にも跨がらせて垂直方向の弾力を増強させている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記図4に示す紙おむつ2も、股部開口周縁の弾性部材の配設 位置が適切でないため、着用者の身体にフィットせず、快適な感じが得られ難い 問題がある。
【0006】 本考案は、上記した従来の紙おむつにおける問題点に鑑み、より身体にフィッ トして快適な感じを与えると共に、漏洩防止の効果がより優れ、かつ、容易に生 産できて安価な紙おむつを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、液体透過性の表面シート、液体不透過性 の底面シート及び該表面シートと底面シートとの間に介装される心綿を備え、底 面シートの上面に弾性部材を熱溶着により固着している紙おむつであって、 上記弾性部材は、おむつの腰部側縁に設けられる腰部弾性体と、第1連続弾性 体、第2連続弾性体、第3連続弾性体及び第4連続弾性体からなり、 上記第1連続弾性体を紙おむつの一方の股部開口周縁の上下いずれか一方側よ り開口周縁に沿って半周させてから他方の股部開口周縁の上下いずれか他方側へ 水平延伸させると共に、上記第2連続弾性体を、上記第1連続弾性体と対称に、 同一の股部開口周縁の逆側より半周して他方の股部開口周縁に水平延伸させ、一 方側の股部開口周縁の上下中心位置で第1連続弾性体と第2連続弾性体とを交差 させ、かつ、 上記第3連続弾性体を一方の股部開口周縁辺より水平延伸させ、上記第2連続 弾性体の水平部と部分重畳させてから曲線状に延伸させて、他方の股部開口周縁 の他方側辺に至らせ、さらに、上記第4連続弾性体を上記一方の股部開口周縁の 他方側辺より水平延伸させた後、上記第1連続弾性体の水平部と部分重畳させて から曲線状に延伸させて他方の股部開口周縁側辺に至らせて、かつ、上記第4連 続弾性体と上記第3連続弾性体を他方の股部開口周縁の側辺中央部位で交差させ ていることを特徴とする紙おむつを提供している。
【0008】 上記弾性部材を上記形態に連続配置して連続製造することが好ましい。(請求 項2) 例えば、長尺の紙おむつ帯材上に上記第1連続弾性体乃至第4連続弾性部材を 90度位相差で撚り合う方形波状に連続形成しており、該紙おむつ帯材を一定間 隔で切断することにより複数枚の紙おむつを形成している。(請求項3)
【0009】 上記構成からなる本考案の紙おむつは、弾性部材の腰部弾性体及び第1〜第4 連続弾性体を紙おむつの腰部から股部開口周縁へと一体に連続形成しているので 、該おむつの水平方向及び垂直方向の伸縮弾力がより強化されて漏洩防止効果が 向上すると同時に、より使用者の体にフィットさせ、且つ快適さを感じさせるこ とができる。また、弾性部材を90度位相差で撚り合う方形波状によって連続製 造できるので生産するのが極めて容易である。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。なお、本考案 はこの例に限定されない。
【0011】 本考案の紙おむつ3は、図3および図4の従来の紙おむつと、弾性部材の配置 は相違するが、液体透過性の表面シート、液体不透過性の底面シート及び、上記 表面シートと底面シートとの間に介装される心綿を備え、底面シートの上面に弾 性部材を熱溶着により固着している構成は同様である。
【0012】 図1に示すように、本考案の紙おむつ3における弾性部材セットは、腰部弾性 体37,38、第1連続弾性体31、第2連続弾性体32、第3連続弾性体33 及び第4連続弾性体34を備えている。
【0013】 上記第1連続弾性体31は、一方の股部開口周縁35の図中上部から下方へと 開口周縁に沿って曲線状に半周させて延伸させる一方、上記第2連続弾性体は、 第1連続弾性体31とは対称に、同一股部開口周縁35の図中下部から上方へと 曲線状に半周させて延伸させ、第1連続弾性体31と第2連続弾性体32とを股 部開口周縁35の図中中央部で交差させている。第1連続弾性体31および第2 連続弾性体32は、交差させた後に適宜な曲率で股部中央側へと湾曲させた後に 、それぞれ水平向きに他方の股部開口周縁36の上部または下部に延伸させてい る。
【0014】 上記第3連続弾性体33は、一方の股部開口周縁35の上部より適当な長さ水 平延伸させて、上記第2連続弾性体32の水平部と部分的に重畳させた後、更に 下向きに曲線状に延伸させて、他方の股部開口周縁36の下部に至らせている。 上記第4連続弾性体34も同様に、まず、一方の股部開口周縁35の下部より適 当な長さ水平延伸させて、第1連続弾性体31の水平部分と部分的に重畳させた 後、更に上向きに曲線状に延伸させて、他方の股部開口周縁36の上部に至らせ ている。さらに、上記第4連続弾性体34と第3連続弾性体33とを他方の股部 開口周縁36の側辺中央部位で交差させている。
【0015】 腰部弾性体37,38は幅広で、図中上下両端縁に沿って水平に配置しており 、着用時に腰回りに弾性的にフィットするようにしている。
【0016】 上記のように、弾性部材のうち、第1〜第4連続弾性体31,32,33,3 4を一方の股部開口周縁35から他方の股部開口周縁36にかけて一体に連続成 形し、かつ、水平方向及び垂直方向の伸縮力を強化した配置としているため、腰 部弾性体37,38の作用と相俟って、漏洩防止効果を向上させると同時に、よ り使用者の体にフィットさせ快適な感じを与えることができる。
【0017】 上記構成からなる紙おむつ3は、図2に示すように、長尺な紙おむつ帯材Sに 対して、弾性体部材セットをスキューイング(Skewing)90度の方形波方式(即 ち、90度の位相差で方形波状に撚り合う方式)によって連続形成しておくと、 図中、A−A線及びB−B線に沿って切断すれば1枚の紙おむつ3を容易に製造 することができる。なお、図2中、上下に連続形成する腰部弾性体は省略して示 している。
【0018】
【考案の効果】
上記の説明より明らかなように、本考案は、その弾性部材セットの第1〜第4 連続弾性体を一方の股部開口周縁から他方の股部開口周縁へと一体に連続成形す ると共に、水平方向および垂直方向の伸縮弾性力を強化させる形態としているた め、腰部に沿って配置する腰部弾性体との作用と相俟って、漏洩防止効果を向上 させると同時に、より使用者の体にフィットさせ快適な感じを与えることができ る。
【0019】 さらに、弾性部材セットの第1〜第4連続弾性体を90度の位相差で撚り合う 方形波状として、長尺な紙おむつ帯材として形成しておくと、該紙おむつ帯材を 所定間隔で切断していくだけで、1枚の紙おむつを連続製造することができる。 このように、製造が極めて容易であるため、安価に提供でき、実用的価値の大な るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の紙おむつを示す平面図である。
【図2】 図1の紙おむつを連続製造した紙おむつ帯材
を示す概略平面図である。
【図3】 第1従来例の紙おむつを示す平面図である。
【図4】 第2従来例の紙おむつを示す平面図である。
【符号の説明】
3 紙おむつ 31 第1連続弾性体 32 第2連続弾性体 33 第3連続弾性体 34 第4連続弾性体 35,36 股部開口周縁 37,38 股部弾性体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体透過性の表面シート、液体不透過性
    の底面シート及び該表面シートと底面シートとの間に介
    装される心綿を備え、底面シートの上面に弾性部材を熱
    溶着により固着している紙おむつであって、 上記弾性部材は、おむつの腰部側縁に設けられる腰部弾
    性体と、第1連続弾性体、第2連続弾性体、第3連続弾
    性体及び第4連続弾性体からなり、 上記第1連続弾性体を紙おむつの一方の股部開口周縁の
    上下いずれか一方側より開口周縁に沿って半周させてか
    ら他方の股部開口周縁の上下いずれか他方側へ水平延伸
    させると共に、上記第2連続弾性体を、上記第1連続弾
    性体と対称に、同一の股部開口周縁の逆側より半周して
    他方の股部開口周縁に水平延伸させ、一方側の股部開口
    周縁の上下中心位置で第1連続弾性体と第2連続弾性体
    とを交差させ、かつ、 上記第3連続弾性体を一方の股部開口周縁辺より水平延
    伸させ、上記第2連続弾性体の水平部と部分重畳させて
    から曲線状に延伸させて、他方の股部開口周縁の他方側
    辺に至らせ、さらに、上記第4連続弾性体を上記一方の
    股部開口周縁の他方側辺より水平延伸させた後、上記第
    1連続弾性体の水平部と部分重畳させてから曲線状に延
    伸させて他方の股部開口周縁側辺に至らせて、かつ、上
    記第4連続弾性体と上記第3連続弾性体を他方の股部開
    口周縁の側辺中央部位で交差させていることを特徴とす
    る紙おむつ。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材を上記形態に連続配置して
    連続製造していることを特徴とする請求項1に記載の紙
    おむつ。
  3. 【請求項3】 長尺の紙おむつ帯材上に上記第1連続弾
    性体乃至第4連続弾性部材を90度位相差で撚り合う方
    形波状に連続形成しており、該紙おむつ帯材を一定間隔
    で切断することにより複数枚の紙おむつを形成している
    請求項2に記載の紙おむつ。
JP1996000012U 1996-01-08 1996-01-08 紙おむつ Expired - Lifetime JP3026640U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003284737A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Hakujuji Co Ltd 使い捨ておむつ

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