JP3026561U

JP3026561U - 展示販売用の個別商品の包装用容器

Info

Publication number: JP3026561U
Application number: JP1995014607U
Authority: JP
Inventors: 義治栗原
Original assignee: 株式会社ステラ
Priority date: 1995-12-29
Filing date: 1995-12-29
Publication date: 1996-07-16
Anticipated expiration: 2001-12-29

Abstract

(57)【要約】【課題】商品を個別に包装し展示販売する容器の前面
を見易くする。商品の大きさによる容器本体の大きさの
変更に関係なく作業性を向上する。【解決手段】耳を含む前面としての表示板を持ち、容
器本体は表示板の背後に形成する。表示板の大きさを一
定とし、耳の高さを変えた容器本体を得る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、商品を店頭で展示し、販売するために商品を個別に包装する包装用容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

商品を店頭で展示し、広告し、販売するため、商品を個別に包装する容器がある。この容器は、一般に六面立方体で、前面に商標、商品普通名称、商品の特長を示すキャッチフレーズ、商品を透視できる窓、等が設けられる他、消費者の注意を惹き購買欲をそそるため趣向を凝らしたデザインが施されることが多い。このような容器の背面は、容器上面より上方に突出して延びる耳と呼ばれる突出片を持ち、この耳には穴が設けられ、この穴は水平方向に延びる展示用の横棒に差し込まれるためのものである。従来のこの種の容器の耳は、前記の穴を設けるためだけのものであり、常に容器の背面として構成されてきた。また、耳の大きさは、容器本体の大きさに関係なく大体同じ長さを持つものであった。

【０００３】なお、前記展示用の横棒は、店頭において通常消費者と対面する壁面に一端が固定され、そこから消費者側に向かって水平に突出して設けられ、同一種の商品を包装した複数の容器がこの横棒に差し込まれて展示され販売されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の容器では、耳を有する面は常に容器の背面を構成するものであった。そのため、横棒に差し込んで吊り下げたとき、商標等の表示面である前面は斜め下方に向くこととなり、商品が消費者の目の高さかそれより下方に展示されるときは表示面が見難いという欠点がある。

【０００５】また、従来の容器は、商品の大きさ、形等に応じて大きさ、形等が変わり不統一であったため、これらをまとめて箱詰めするときの作業性が不良であった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案における容器は、容器前面の表示板は容器本体上面より上方に延びる耳を持ち、容器本体をその背後に形成することによって、容器を吊り下げたとき容器前面の表示板が斜め上方を向くようにし、これによって表示板上の記載を見易くした。

【０００７】また、本考案における容器では、容器本体の大きさの異なるものであっても、前面の表示板の大きさは一定とし、容器本体の大きさは容器本体の上面の位置を上下して商品の大きさに合わせたものを用いる。その結果、耳の高さは容器本体の大きさに応じて変わる。このように、容器前面の表示板の大きさを一定としたことにより、異なる大きさの容器本体であっても表示板に揃えて箱詰めすることができ、作業性が向上した。

【０００８】

【実施例】

本考案の容器は、図１に示すように前面の表示板１を含む六面立方体からなり、表示板１の背後に容器本体２が形成される。表示板１は容器本体２の上面３と接続する位置より上方へ延びる耳４を含んでいる。耳４の中心線で上縁付近に穴５が設けられている。穴５は、店頭における商品陳列壁面に一端を固定され水平方向に突出して設けられた商品吊下げ用の横棒に差し込むためのものである。

【０００９】容器は、その表示板１が手前になるよう、すなわち消費者に対面するように横棒に吊り下げられる。容器本体２の中に商品が個別に入れられ、表示板１は斜め上方を向く。表示板１には透視できる窓６を設けることができる。消費者は表示板上の表示や窓越しに見られる商品をよく見ることができる。

【００１０】本願の容器は、商品の大きさに応じて容器本体２の大きさを変える場合でも表示板１の大きさを変えない。この場合、容器本体２の上面３の位置を上下に移動した状態、すなわち容器本体２の高さを変えた容器となる。その結果、容器本体２の大きさに応じて耳４の高さが変わる。

【００１１】このよな表示板１の大きさを一定にすることにより、複数個の異なる大きさの商品を包装した容器を並べて展示した場合に消費者側からみる容器は統一がとれていて見易くなり、美観を呈する利点がある。さらに表示板１の大きさが統一された結果、箱詰めが容易となり作業性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願考案の一実施例の表示板側よりみた透視斜
視図である。

【符号の説明】

１表示板２容器本体３上面４耳５穴

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】六面立方体よりなり、その一面が前記立
方体の上面より上方に延びる耳を持ち、その上端付近に
横棒に差し込んで吊り下げるための穴が設けてあり、商
品を個別に包装し、店頭で展示、販売するための容器で
あって、前記耳（４）を含む面を前面としての表示板（１）とし
て構成したことを特徴とする容器。
【請求項２】表示板（１）の背後に形成される容器本
体（２）の大きさは、包装する商品の大きさに応じ前記
容器本体（２）の上面（３）を上下に変えて定め、容器
本体（２）の大きさにかかわらず前記表示板（１）の大
きさは一定であることを特徴とする、請求項１記載の容
器。