JP3026553B2 - 軒樋伸縮継手 - Google Patents

軒樋伸縮継手

Info

Publication number
JP3026553B2
JP3026553B2 JP8238055A JP23805596A JP3026553B2 JP 3026553 B2 JP3026553 B2 JP 3026553B2 JP 8238055 A JP8238055 A JP 8238055A JP 23805596 A JP23805596 A JP 23805596A JP 3026553 B2 JP3026553 B2 JP 3026553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
gutter
eaves gutter
eaves
ear holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8238055A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1082150A (ja
Inventor
勝 保積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP8238055A priority Critical patent/JP3026553B2/ja
Publication of JPH1082150A publication Critical patent/JPH1082150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3026553B2 publication Critical patent/JP3026553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒樋伸縮継手に係
り、特に、継手本体と、これに伸縮可能に接続する内継
手間に砂等の侵入に基づく漏水を防いで、円滑に摺動接
続することができるようになした軒樋伸縮継手に関する
ものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、プラスチック製軒樋を取
付け施工するに際しては、寒暖温度差に基づく伸縮性を
吸収させてやるために、軒樋同士間に伸縮継手を介在さ
せて接続することが一般的に行なわれている。例えば、
図4に部分切欠縦断面図で示す如く、接手41と、その接
手41の内側にパッキン条体412を介して摺動可能に嵌合
された接手部材bとを具え、前記接手41は、その内周面
に突設された凸条414の近傍に沿ってパッキン溝413が凹
設され、ここにパッキン条体412が半埋設されていると
共に、一端に軒樋a´の端部を接続する樋受止部411を
具備しており、前記接手部材bは、その外周面が前記パ
ッキン条体412に接触しつつ摺動するようになってお
り、その一端に、軒樋aの端部を接続する樋受部411
と、他端に、接手41との接合が外れないように凸起b2
を形成したものが知られている。(実公昭61−320
35号公報)
【0003】しかしながら、上記従来の軒樋伸縮継手に
あっては、接手部材bに形成した凸起b2が、軒樋a,
a´の収縮に伴なって接手41の凸条414に係止して抜け
止め効果を奏するものの、凸起b2の凸量が大きいため
に接手41と接手部材b間の間隙が大きくなってしまい、
ここに砂等の異物が入り易くなって摺動性が不良とな
り、水漏れの原因になり易いと云う問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、継手本体と、該継手本体の内側にシール
材を介して継手方向(以下「軸線方向」ともいう。)に
摺動可能に嵌合する内継手とからなる軒樋伸縮継手にお
いて、前記継手本体を、内周面の継手方向一側に樋挿着
溝を形成し、これの継手方向他側における内周面にシー
ル材を固定して継手挿嵌部となすように構成し、前記内
継手を、内側面の継手方向内端部に樋挿着溝を形成し、
外側面に適宜間隔をおいて凸条を突設してなる構成と
し、内継手に形成した凸条間に継手本体のシール材の固
定部位を配置して内継手を継手本体に嵌合し、軒樋接続
状態においては、凸条間の内側に内継手及び軒樋からな
る2重壁を立設するように軒樋伸縮継手を構成すること
とした。また、継手本体における継手挿嵌部の上端部に
継手耳抱持部を形成すると共にこの継手耳抱持部に切欠
部を設け、内継手における側壁上端部に樋耳抱持部を形
成すると共にこの継手方向内端部にストッパーを形成
し、上記ストッパーが上記切欠部の継手方向内側に位置
するように内継手を継手本体に嵌合するように構成する
こととした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施例を斜視
図で示し、図2は、図1のX−X線部分を縦断面図で示
し、図3は、本発明における継手本体と内継手間の摺動
状態を縦断面図で示す。
【0006】本発明は、図1に斜視図で、また、図2に
図1の部分縦断面図で示す如く、継手本体1と、該継手
本体1の内側にシール材3−1,3−2を介して摺動可
能に嵌合する内継手2を具えた軒樋伸縮継手において、
上記継手本体1は、一側に樋挿着溝16を形成すると共
に、他側の内周面13−2にシール材3−1,3−2を
固定した継手挿嵌部14を有するものであり、そして、
上記内継手2には、樋挿着溝24を形成すると共に、最
大の要件として、内継手2の軸線方向両端部の外側に、
各々凸条27−1,27−2が突設されており、該凸条
27−1,27−2間に、前記継手本体1のシール材3
−1,3−2の固定部位を配置して、内継手2を継手本
体1に摺動可能に嵌合できるようになっている。
【0007】上記構成の本発明で、内継手2の軸線方向
両端部の外側に凸条27−1,27−2を各々突設した
ことにより、両端部の凸条27−1,27−2による安
定した2点接触のため、摺動範囲全体に亘って姿勢が保
たれると共に、特に、内継手2が外方に摺動する際に、
外方端の凸条27−2が、継手本体1との間に入ろうと
する異物を外部に排出する効果が高いので、継手本体1
とこれに嵌合する内継手2間に、砂等の異物が入り込み
難く、且つ、摺動が円滑になるものである。
【0008】
【実施例】本発明の軒樋伸縮継手は、図1及び図2に示
す如く、継手本体1と内継手2とからなり、軒樋A−1
と軒樋A−2間を伸縮可能に接続する継手であって、上
記継手本体1は、一側(図1において左側)の上端に樋
耳抱持部17を具え、底壁11から側壁12に亘る内周
面13−1に、段部15を立上げ形成すると共に、該段
部15の背面側に樋挿着溝16を形成し、また、他側
(図1において右側)の上端に切欠部19を有する継手
耳抱持部18を具え、底壁11から側壁12に亘る内周
面13−2に、シール材3−1,3−2を固定した継手
挿嵌部14が形成されている。
【0009】また、上記継手本体1に嵌合する内継手2
は、その両側壁22,22の上端に樋耳抱持部25を具
え、該樋耳抱持部25の内端にストッパー26を形成
し、その底壁21から側壁22に亘る内端部23に樋挿
着溝24を形成し、底壁21から側壁22に亘る軸線方
向両端部の外側に、各々高さ0.1〜1.0mm範囲の
凸条27−1,27−2が突設されている。そして、図
2において内継手2の左端側の凸条27−1を、前記継
手本体1に固定された図2において左側のシール材3−
1の左側に配置すると共に、内継手2の右端側の凸条2
7−2を右側のシール材3−2の右側に配置して、内継
手2が継手本体1に摺動可能に嵌合される。
【0010】上記内継手2の軸線方向両端部の外側に突
設した凸条27−1,27−2の高さが、0.1mm未
満では成形上の誤差等により継手本体1と内継手2とが
直接接触して摺動し難くなる虞れがあり、また、1.0
mmを超えると継手本体1と内継手2の隙間が広過ぎて
間に砂等の異物が入り込み易くなって漏水の原因となる
虞れがあるので、0.1〜1.0mmの範囲が好まし
い。
【0011】本発明を用いて軒樋A−1,A−2間を接
続するには、図1において左方より、軒樋A−1を継手
本体1の樋挿着溝16及び樋耳抱持部17に嵌挿して固
定し、次いで、図1において右方より、軒樋A−2を内
継手2の樋耳抱持部25及び樋挿着溝24に嵌挿して固
定することにより簡単に接続することができる。
【0012】そして、本発明の接続施工に際しては、軒
樋A−1,A−2の寒暖温度差による伸縮性を吸収させ
てやるために、継手本体1に挿嵌する内継手2は、図3
に部分縦断面図で示す如く、略dの間隔範囲でスライド
調整を行なう必要がある。即ち、夏季に施工する場合に
は、冬季に向う軒樋A−1,A−2の収縮を勘案して、
図3の如く、内継手2の凸条27−1を、継手本体1の
段部15に近接した位置にセットし、逆に冬季に施工す
る場合には、夏季に向う軒樋A−1,A−2の熱膨脹を
勘案し、内継手2を上記d間隔程度後退させて、図2の
如く、継手本体1の継手耳抱持部18の切欠部19に、
内継手2の樋耳抱持部25の内端に形成したストッパー
26を当接乃至はこれに近接した位置にセットするなど
して、軒樋A−1,A−2の寒暖温度差による伸縮性を
吸収させてやることができる。
【0013】本発明は、内継手2の軸線方向両端部の外
側に各々凸条27−1,27−2を突設したので、各々
高さ0.1〜1.0mm範囲に設定したので、軒樋A−
1,A−2が伸縮しても、摺動範囲全体にわたって姿勢
が保たれると共に、継手本体1に固定したシール材3−
1,3−2と内継手2との隙間に砂等の異物が入り込み
難いと共に、摺動が円滑化されて水漏れの虞れが解消さ
れるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明により、軒樋の伸縮に伴なって
継手本体とこれに接続する内継手がスライド移動して
も、摺動範囲全体にわたって姿勢が保たれると共に、継
手本体に固定したシール材と内継手との隙間には砂等の
異物が侵入せず、円滑な摺動接続が達成されると云う効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を斜視図で示す。
【図2】図1のX−X線部分を縦断面図で示す。
【図3】本発明における継手本体と内継手間の摺動状態
を部分縦断面図で示す。
【図4】従来例を部分縦断面図で示す。
【符号の説明】
1 継手本体 11 底壁 12 側壁 13−1 内周面 13−2 内周面 14 継手挿嵌部 15 段部 16 樋挿着溝 17 樋耳抱持部 18 継手耳抱持部 19 切欠部 2 内継手 21 底壁 22 側壁 23 内端部 24 樋挿着溝 25 樋耳抱持部 26 ストッパー 27−1 凸条 27−2 凸条 3−1 シール材 3−2 シール材 A−1 軒樋 A−2 軒樋

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体と、該継手本体の内側にシール
    材を介して継手方向に摺動可能に嵌合する内継手とから
    なる軒樋伸縮継手であって、 前記継手本体は、内周面の継手方向一側に樋挿着溝を形
    成し、これの継手方向他側における内周面にシール材を
    固定して継手挿嵌部となしてなる構成を備え、 前記内継手は、内側面の継手方向内端部に樋挿着溝を形
    し、外側面に適宜間隔をおいて凸条を突設してなる
    成を備え、 内継手に形成した凸条間に継手本体のシール材の固定部
    位を配置して内継手を継手本体に嵌合し、軒樋接続状態
    においては、凸条間の内側に内継手及び軒樋からなる2
    重壁を立設するように構成してなる軒樋伸縮継手。
  2. 【請求項2】 継手本体における継手挿嵌部の上端部に
    継手耳抱持部を形成すると共にこの継手耳抱持部に切欠
    部を設け、内継手における側壁上端部に樋耳抱持部を形
    成すると共にこの継手方向内端部にストッパーを形成
    し、上記ストッパーが上記切欠部の継手方向内側に位置
    するように内継手を継手本体に嵌合するように構成して
    なる請求項1に記載の軒樋伸縮継手。
JP8238055A 1996-09-09 1996-09-09 軒樋伸縮継手 Expired - Fee Related JP3026553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8238055A JP3026553B2 (ja) 1996-09-09 1996-09-09 軒樋伸縮継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8238055A JP3026553B2 (ja) 1996-09-09 1996-09-09 軒樋伸縮継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1082150A JPH1082150A (ja) 1998-03-31
JP3026553B2 true JP3026553B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=17024501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8238055A Expired - Fee Related JP3026553B2 (ja) 1996-09-09 1996-09-09 軒樋伸縮継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3026553B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200478255Y1 (ko) 2014-03-20 2015-09-14 국봉석 오토바이용 커버

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200478255Y1 (ko) 2014-03-20 2015-09-14 국봉석 오토바이용 커버

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1082150A (ja) 1998-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2108560A (en) Skylight with insulated curb frame
JP3026553B2 (ja) 軒樋伸縮継手
JP4018408B2 (ja) 耐火二層管
JP3474275B2 (ja) 軒どい継手
JP2598367B2 (ja) 温室の樋材
JP2549556Y2 (ja) 軒樋継手
JPH049786Y2 (ja)
JPS6133765Y2 (ja)
JPS585782Y2 (ja) 軒樋と継手との接続部の構造
JPS639707Y2 (ja)
JP2501549Y2 (ja) 雨樋エルボ
JP2510007Y2 (ja) 角軒樋用伸縮接手
JP2001152625A (ja) 軒樋伸縮継手
JPS6347240Y2 (ja)
JPH0259898B2 (ja)
JPS5938585Y2 (ja) 軒樋継手
JP2004225876A (ja) 排水管
JPH0546586Y2 (ja)
JP2572605Y2 (ja) 軒樋伸縮継手
JPS6029549Y2 (ja) 竪樋継手
JPS5826259Y2 (ja) 伸縮軒樋継手
JP2594071Y2 (ja) 樋用伸縮継手
JPH049781Y2 (ja)
JPH0226023B2 (ja)
JPS5938582Y2 (ja) 伸縮軒樋継手

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees