JP3026519B2 - キャリア搬送装置 - Google Patents

キャリア搬送装置

Info

Publication number
JP3026519B2
JP3026519B2 JP3-201809A JP20180991A JP3026519B2 JP 3026519 B2 JP3026519 B2 JP 3026519B2 JP 20180991 A JP20180991 A JP 20180991A JP 3026519 B2 JP3026519 B2 JP 3026519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
holding
mounting
transport device
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3-201809A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05270610A (ja
Inventor
裕嗣 白岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Publication of JPH05270610A publication Critical patent/JPH05270610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3026519B2 publication Critical patent/JP3026519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリア搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体の熱処理装置等におい
て、複数枚のウエハを互いに離間しかつ略垂直に並べて
収容するキャリアを搬送するキャリア搬送装置が用いら
れる。従来、キャリア搬送装置としては、キャリアを上
方から把持する把持手段を有するものが知られている。
このような把持手段を有するキャリア搬送装置により、
次のようにしてキャリアの搬送が行われている。まず、
把持手段を、昇降移動手段及び水平移動手段により、目
的とするキャリアの上方に移動させる。次いで、該キャ
リアの上方で把持手段を開けた後、該把持手段を該キャ
リアに向かって下降させる。該把持手段が所定位置に到
達したところで、該把持手段の加工を停止し、該把持手
段を閉じて該キャリアを把持する。該キャリアを把持し
た把持手段を、昇降移動及び水平移動させる。把持手段
が目的の地点に到達したところで再び把持手段を開き、
キャリアを放して、キャリアを載置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明したようにキャリアの上方で把持手段を開閉してキャ
リアを把持して搬送する場合、上記把持手段の開閉操作
により摺動部からダスト等が生じる。これが、キャリア
内に収容されたウエハの表面上に落下して付着する。こ
の結果、最終製品である、半導体素子の歩留まりが低下
するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、キャリアのハンドリング
によるダストのウエハ表面への付着を回避できるキャリ
ア搬送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のウエハを収容可能とされ横断面形状が矩形状のキャリ
アを、複数収容するキャリアストッカーに設けられるキ
ャリア搬送装置において、 多段に設けられ、キャリアの
底部を支持する矩形状の載置部を有し、前記載置部を支
持するための基部を除いて前記載置部の周囲に空隙部が
形成された複数のキャリア載置台と、支柱と、この支柱
の両端部に設けられ先端がL字状に構成された第1の突
出柱と、これらの第1の突出柱の間に設けられ先端がT
字状に構成された第2の突出柱とを有し、前記キャリア
載置台の前記空隙部を上下方向に通過可能とされ、か
つ、複数の前記キャリアを下方から支持可能とされたキ
ャリア保持部であって、前記第1の突出柱のL字状の先
端部および根元部と、前記第2の突出柱のT字状の先端
部および根元部に、夫々前記キャリアの四隅の角部側面
部分を支持する当接部を有するキャリア保持部と、前記
キャリア保持部を前記キャリア載置台の下方から上昇さ
せて、当該キャリア載置台に載置された前記キャリア
を、前記キャリア保持部に保持させて前記キャリアを上
昇させた後、前記キャリア保持部を水平及び垂直移動し
、所望の前記キャリア載置台の上方へ位置させ、この
後、前記キャリア保持部を下降させて、前記キャリアを
前記所望のキャリア載置台に載置するよう構成され、前
記キャリア保持部の下方に設けられたキャリア保持部駆
動手段と、を具備することを特徴とする。また、請求項
2の発明は、上記請求項1において少なくとも2以上の
キャリア保持部を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、キャリア載置台に載置されたキャ
リアを、キャリア載置台の下方から保持し、昇降移動及
び水平移動させて、所定の地点まで搬送することによ
り、ダストの発生の原因を防ぐものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明のキャリア搬
送装置を、キャリアストッカーに適用した場合を例にと
って詳細に説明する。
【0008】図1および図2に示されるように、キャリ
アストッカー1は、半導体ウエハの熱処理装置の前段に
設けられる。キャリアストッカー1の後段には、ウエハ
の移替え機構2が連続して設けられている。さらに、上
記移替え機構2の後段には、ウエハボートを把持するボ
ート移載機構13、ウエハの収納されたウエハボートを
支持して搬送するボート搬送機構14、多数板のウエハ
を同時に熱処理する縦型熱処理炉体16、エレベータ1
5、上記熱処理炉の反応管内に処理ガスを供給するガス
供給源17が設けられている。
【0009】ウエハキャリアとウエハボート間で可逆的
に半導体ウエハの移替えを自動的に実行する移替え機構
2は、ウエハを収納し位置合せされたボートを保持する
ボート保持機構3、上記ウエハの移替え時キャリア又は
ウエハボートから又はウエハを搬出又は搬入するため下
方からウエハ列を同時に押しあげるウエハ押し上げ移動
機構4、ウエハ列が下方から押しあげられた状態でウエ
ハ列を把持するウエハチャック移動機構5からなる。ウ
エハ移替え機構2は、キャリアストッカー1から送られ
る25枚のウエハが収納されたキャリアと、100〜1
50枚のウエハを搭載可能な耐熱性を有する材料、例え
ば石英熱処理用ウエハのボートとの間でウエハの移替え
を自動的に行う。上記ボート移載機構13は、ボート搬
送機構14と、移替え機構2との間で上記ボートを移送
する。上記ボート搬送機構14は、ボート移載機構13
により移送された上記ボートを炉体16へ搬送する。上
記炉体16は、所望の酸化、拡散、CVD処理等を行う
反応管の周囲に抵抗加熱型ヒーターを設けたものであ
る。上記ガス供給源17は、上記炉体の各処理室に所定
の処理ガスを供給する。
【0010】他方、クリーンルームに設けられた上記キ
ャリアストッカー1、移替え機構2、ボート移載機構1
3及びボート搬送機構14にはウエハ収納位置に各ウエ
ハ表面に対し平行にクリーンエアがダウンフローで供給
されるように、送風ファン6、HEPAフィルター、搬
出ファン(図示せず)が設けられている。
【0011】キャリアストッカー1の内部には、図3に
示すように、ウエハキャリアを載置収納する棚21が左
右に、多段(例えば4段)形成されている。棚21は、
キャリアが夫々載置される複数のキャリア載置台22か
らなる。例えば、棚21は、連続して設けられた6個の
キャリア載置台22からなる。各棚21の各キャリア載
置位置にはウエハの種類や処理順序、処理の種別を明確
にするため番地が付され、コンピュータに登録される。
キャリア51は、複数の、例えば、25枚のウエハを、
互いに離間して垂直に立てた状態で収容する筺体であ
る。通常、キャリアの側面部は、略中間から底面にわた
って傾斜面になっており、その底部には、長手方向に平
行して2本の足部が設けられている。
【0012】最も下側にある左右の棚21の下方には、
夫々イン側ステーション23及びアウト側ステーション
24が設けられている。各ステーション23、24は、
棚21と同様に、6個のキャリア載置台25、26から
なる。
【0013】イン側ステーション23及びアウト側ステ
ーション24の間には、複数(例えば6個)のキャリア
を載置して搬送するキャリアライナ35が図中のx軸方
向に移動可能に設けられている。
【0014】キャリアストッカ1内部には、キャリアを
把持する6個の把持機構36が設けられたキャリアアー
ム37が、図中Y軸及びZ軸方向に移動可能に設けられ
る。キャリアストッカー1の下方前面には、イン側ステ
ーション23と同じ高さに並んで、イン側ポート27が
固定して設けられている。同様にして、アウト側ステー
ション24の前段には、アウト側ステーション24と同
じ高さに並んで、アウト側ポート28が固定して設けら
れている。
【0015】イン側ポート27及びアウト側ポート28
は、夫々1対のキャリア載置台29、30からなる。図
4に示すように、イン側ポート27の一対のキャリア載
置台29a、29bは、方形状である。キャリア載置台
29a、29bは、基部41、42で幅が狭くなってい
るので、キャリア載置台29a、29bの間には、T字
型の溝43が形成され、一方、基部41、42の外側に
は、溝部48、49が夫々形成されている。
【0016】キャリア載置台29a、29bの四隅に
は、載置されたキャリアがズレるのを防止するためのL
字型の止め金44が設けられている。
【0017】また、キャリア載置台29a、29bに
は、必要に応じてその対角線上に、キャリア有無識別セ
ンサ45a、45bが設けられている。また、キャリア
載置台29a、29bの四隅のうち、残りの一角には、
必要に応じてキャリア逆置き検知センサ47が設けられ
ている。キャリア有無識別センサ45a、45bは、キ
ャリア載置台29a、29b上にキャリアが載置される
のを検知するものである。キャリア載置の有無は、キャ
リア搬送アーム側に設けてもよい。両方のキャリア有無
識別センサ45a、45bがオンになると、制御部は、
キャリア載置台29a、29bの上にキャリアが載置さ
れたものと判断する。
【0018】一方、キャリア逆置き検知センサ47は、
キャリアの向きを識別するものである。例えば、図5に
示すように、底面に設けられた足部の一端にのみ、切欠
き43aが形成されたキャリア51を、イン側ポート2
7に載置した場合には、逆置き検知センサ47はオフの
ままである。キャリア51を、図5に示した位置から1
80゜回転した位置で載置した場合には、逆置き検知セ
ンサ47がオンとなり、制御部が、キャリア51が18
0゜回転して置かれたことを検知する。キャリア51の
逆置きを確認するのは、キャリア51に収容されるウエ
ハ50の表裏が、キャリア51の搬送段階において逆転
するのを防止するためである。
【0019】上記説明では、イン側ポート27のキャリ
ア載置台29について説明したが、アウト側ポート28
のキャリア載置台30も同様の形状からなり、キャリア
有無識別センサ45、キャリア逆置き検知センサ47が
設けられている。また、イン側ステーション23及びア
ウト側ステーション24のキャリア載置台25、26
も、同様の形状からなり、キャリア有無検知センサ45
a、45b及びキャリア逆置きセンサ47を設けること
ができる。
【0020】また、イン側ポート27、アウト側ポート
28、イン側ステーション23、アウト側ステーション
24は、例えば、塩ビ樹脂を用いて、キャリア51と接
触しても発塵しないようにすることができる。また、こ
の塩ビ樹脂には帯電防止加工を施すことができる。
【0021】キャリアストッカー1には、図3に示すよ
うに、イン側ポート27及びアウト側ポート28に載置
されたキャリア51を、イン側ポート27及びアウト側
ポート28の下方から保持するキャリア保持部33、3
4が設けられている。キャリア保持部33、34は、図
5に示すように、支柱55と、支柱55の両端部に設け
られた突出柱56、58と、支柱55の中央部に設けら
れた突出柱57からなる、E字型の形状をしている。突
出柱56及び突出柱57、及び突出柱58及び突出柱5
9の間の空間領域の大きさは、対応するイン側ポート2
7及びアウト側ポート28のキャリア載置台29、30
が通過できる大きさである。突出柱56、58の先端部
56a、58aは、前記説明した、キャリア載置台2
9、30の溝部48、49を通過し得るカギ状になって
いる。突出柱57の先端部57aは、前記説明した、キ
ャリア載置台29、30の溝部43を通過し得るT字型
になっている。
【0022】キャリア保持部33、34の上には、図6
に示すように、キャリア51を保持する際に、キャリア
51の底部の軽斜面62の上端部の角部61に当接する
当接部59が、突出柱56、57、58の、先端部56
a、58a及び根元の、角部61に対応する位置に設け
られている。当接部59には、軽斜面62に対応したテ
ーパがつけられている。
【0023】キャリア保持部33、34は、例えば、ア
ルミニウム合金(A5052P)で構成されている。
【0024】この実施例では、キャリア51を角部61
で保持するキャリア保持手段について説明したが、これ
に限定されるものではなく、キャリア51の上縁部に形
成されたフランジ54を保持するような構造のものでも
良い。
【0025】このようなキャリア保持手段33、34に
は、キャリア保持手段33、34を昇降移動させる昇降
移動手段が取り付けられている。図6及び図7に示すよ
うに、イン側のキャリア保持手段33の支柱55には、
支持板71が垂直に取り付けられている。支持板71の
下端には、支持板71に対して垂直に昇降手段取り付け
板72が取り付けられている。昇降手段取付板72の略
中央の下方には、取付部材74を介して、エアシリンダ
73が取付られている。エアシリンダ73のシリンダ部
の上端部は、本体76から突出したエアシリンダ保持板
75により、本体76に固定されている。また、エアシ
リンダ73のシリンダ下端部は、本体76から突出した
固定金具77により、本体76に固定されている。
【0026】エアシリンダ73のシリンダ部の上端部及
び下端部には、エアパイプ86、87及び第1制御部8
3を介してエアを供給するエアコンプレッサー84が接
続されている。第1制御部83は、図8に示すように、
エアシリンダ73のシリンダ本体73aの上端部及び下
端部に、エアパイプ86、87を介して接続されたスピ
ードコントローラ91、92と、スピードコントローラ
91、92に接続された2位置ダブルソレノイドバルブ
93とからなる。2位置ダブルソレノイドバルブ93の
エア供給側には、エアコンプレッサー89が接続されて
いる。一方、シリンダ73aの上端部及び下端部には、
ピストン部73bの先端部の位置を検知するセンサ9
4、95が取り付けられている。センサ94、95及び
2位置ダブルソレノイドバルブ93は、図示しない中央
処理装置に電気的に接続されている。本体76の、エア
シリンダ73が固定された面とは反対側の面には、ボー
ルネジ78が、取付金具79により、エアシリンダ73
と直交方向に取り付けられている。ボールネジ78は、
イン側ポート27及びイン側ステーション23を上部に
有する台80に、台80のイン側ポート27側の側端部
から、イン側ステーション23側の側端部にわたって取
付けられている。
【0027】ボールネジ78のイン側ポート27側の端
部には、ボールネジ78を回転させるためのステッピン
グモーター81が、ベルト82を介して連結されてい
る。ステッピングモーター81には、第2制御部85が
電気的に接続されている。
【0028】以上の説明では、キャリアストッカー1の
イン側を例にとって説明したが、アウト側ポート28及
びアウト側ステーション24の側に設けられたキャリア
保持部34にも、同様の構成からなるエアシリンダ73
及びボールネジ78等が設けられている。
【0029】次に、このような構成からなるキャリア搬
送装置により、キャリアを搬送する動作につい説明す
る。この動作は予め記憶されたプログラムにより自動的
に実行する。
【0030】工程1 まず、図9に示すように、第2制御部85からの制御信
号に応じて、ステッピングモーター81を作動させてボ
ールネジ78を回転させ、前記説明したキャリア保持部
33及びエアシリンダ73からなるキャリア昇降手段1
00をイン側ポート27側に移動させる。
【0031】ここで、工程3で後に詳述するのと同様に
キャリア昇降手段100を基点Psに停止させる。
【0032】例えば、位置パルス数を、基点Psは、5
000P(パルス)、基点検知センサ102の位置を1
0000P、と設定したものとする。
【0033】キャリア昇降手段100が、イン側ポート
27側に移動し、基点検知センサ102の位置を通過す
ると、第2制御部85が、キャリア昇降手段100が基
点検知センサ102の位置にあることを知り、基点検知
センサの位置と基点Psの位置との差、すなわち100
00−5000=5000P分だけキャリア昇降手段1
00をイン側ポート27側に移動した後、ステッピング
モータ81を停止し、キャリア昇降手段100を停止さ
せる。この結果、キャリア昇降手段100は基点Psの
位置に停止する。
【0034】なお、キャリア昇降手段100がオーバー
ランして、オーバーランリミットスイッチ101がオフ
とされた場合、キャリア昇降手段100を停止させ、ア
ラームにより、作業者に誤動作が伝えられる。
【0035】工程2 次に、図10に示すように、キャリア51が、他の製造
ラインからイン側ポート27に投入されたのを、前記説
明したキャリア有無検知センサ45a、45b(図4)
がキャリア有を検知すると、前述の第1制御部83が、
エアシリンダ73を作動させる。これにより、キャリア
保持部33を、高さP1 から高さP2 まで上昇させる。
この結果、キャリア保持部33が、キャリアの下方例え
ば底面でキャリア51をすくい上げる。
【0036】ここで、キャリア保持部33の昇降は、第
1制御部83及びエアコンプレッサ84により行なわれ
る。すなわち、前述の中央処理装置の出力信号に応じ
て、2位置ダブルソレノイドバルブ93を切り換え、常
法に従って、エアシリンダ73の内部にエアを供給する
ことにより、エアシリンダ73を動作させてキャリア保
持部33を昇降させる。この時のキャリア保持部33の
高さは、エアシリンダ73のピストン部73bの先端部
の位置を、センサ94、95で検出することにより確認
される。エアシリンダ73の動作速度は、スピードコン
トローラ91、92の絞りを調整して、排気制御(メー
タアウト)により行われる。
【0037】工程3 次に、図11に示すように、第2制御部85からの出力
信号に応じて、ステッピングモーター81を作動させて
ボールネジ78により、キャリア51をすくい上げたキ
ャリア昇降手段100を、基点Psからイン側ステーシ
ョン23側へ移動させる。そして、キャリア昇降手段1
00が、イン側ステーション23の6つのキャリア載置
台25のNo.1及びNo,2の間の地点Pa、No.
3及びNo.4の間の地点Pb、No.5及びNo6の
間の地点Pcのうち任意の地点に到達したところで停止
させる。ここで、キャリア昇降手段100を地点Pa〜
Pcのいずれかで停止させるのは、停止位置に応じた位
置パルス数を、第2制御部85に予め記憶させておく。
そして、第2制御部85により、現在の位置から指定す
る位置まで移動するために必要なパルス数だけステッピ
ングモーター81を作動させて、ボールネジ78を回転
させ、キャリア昇降手段100を指定した位置まで移動
させることにより行うことができる。
【0038】例えば、位置パルス数を、基点Psは、5
000P(パルス)、Paは、60000P、Pbは、
40000P、Pcは、20000Pと設定した場合、
基点Psから地点Paまで、キャリア昇降手段100を
移動させる場合には、Pa−Ps=60000−500
0=55000Pだけステッピングモーター81を作動
させる。即ち位置決めの精度に応じボールネジ78のピ
ッチが選択されている。 なお、イン側ステーション2
3の側の端部には、オーバーランリミットスイッチ10
3が取り付けられている。キャリア昇降手段100が誤
動作してオーバーランして、オーバーランリミットスイ
ッチ103をオフにすると、キャリア昇降手段100を
停止させ、アラームにより、作業者に誤動作を伝える。
【0039】工程4 次に、図12に示すように、第1制御部83により、エ
アシリンダ73を作動して、キャリア保持部33を、高
さP1 から高さP2 まで下降させる。これにより、キャ
リア保持部33に保持されたキャリア51が、キャリア
載置台25の上に載置される。
【0040】工程5 最後に、図13に示すように、キャリア昇降手段100
を、イン側ステーション23側からイン側ポート27側
に移動させ、キャリア昇降手段100を、Psにもどし
て、次のキャリア51がイン側ポート27に投入される
まで待機する。このようなキャリアの搬送操作を繰り返
して、イン側ステーション23のすべてのキャリア載置
台25の上に、キャリア51を搬送する。
【0041】このようにしてイン側ステーション23に
載置されたキャリア51は、図3に示すように、前述の
キャリアアーム37の把持機構36により把持され、イ
ン側ステーション23、アウト側ステーション24、キ
ャリアライナー35および棚21との間で、キャリア5
1を移し替えられる。
【0042】このようにして、キャリア51は、キャリ
アストッカー1に収容され、必要に応じて、キャリアラ
イナー35の上に移し替えられる。キヤリアライナ35
は、図3中のx軸方向に移動して、載置したキャリア5
1、例えば1回のウエハーボート収納分例えば4個を移
替え機構2に搬送する。その後、移替え機構2におい
て、キャリア51からウエハボート内にウエハが移替え
される。そして、ウエハは、移替え機構2の後段に連設
されたボート移載機構13、ボート搬送機構14、エレ
ベータ15により、炉体16に搬入される。次いで、所
定の処理ガスがガス供給源17から供給され、ウエハに
熱処理が施される。
【0043】熱処理が終了したウエハは、エレベータ1
5によって炉体16から取り出される。次いで、ボート
に収容されたウエハは、ボート搬送機構14、ボート移
載機構13により、移替え機構2まで搬送される。移替
え機構2により、ボート内のウエハが取り出されて、キ
ャリア51内に収納される。ウエハを収容したキャリア
51は、キャリアライナ35に載置されて、キャリアス
トッカ1の下方まで移動される。次いで、キャリアアー
ム37が、キャリアライナ35に載置されたキャリア5
1を6個一度に把持して移動して、アウト側ステーショ
ン24または棚21に移載される。他の製造ラインに払
い出されるキャリア51は、キャリアアーム37によ
り、アウト側ステーション24に移載される。そして、
キャリア51は、キャリア保持部34により、前述の工
程1〜工程6と同様に、アウト側ステーション24から
アウト側ポート28へ搬送され、アウト側ポート28か
ら払い出される。
【0044】以上説明したように、本発明のキャリア搬
送装置によれば、キャリア搬送手段たるキャリア保持部
33、34は、キャリア51の下方側からキャリア51
を保持してキャリア51を搬送するため、キャリア51
の上方でのキャリア保持部33、34等の動きは全く無
い。このため、ダストが発生し難い。また、ダストが発
生したとしても、キャリア51の下方で発生するので、
キャリア51に収容されたウエハ50にダストが付着す
る可能性は少ない。この結果、最終製品である半導体素
子の歩留まりを改善することができる。
【0045】また、本発明のキャリア搬送装置では、E
字型のキャリア保持部33、34を用いて、2つのキャ
リア51を同時搬送することができる。また、キャリア
保持部33、34を、昇降移動及び水平移動させるだけ
で、キャリア51を搬送することができる。このため、
キャリア搬送装置が占有する空間を小さくすることがで
きる 本実施例では、2つのキャリアを同時に保持するキャリ
ア保持部を例示した。しかしながら、キャリア保持部
は、例えば、図14に示すような、支柱111と、支柱
111の両端部に設けられた突出柱112、113と、
突出柱112及び113の間に所定の間隔をおいて設け
られた突出柱114、115、116からなる、4つの
キャリアを同時に保持するものでも良い。このようなキ
ャリア保持部110によれば、4つのキャリア載置台1
17が所定間隔をおいて設けられたポート118に載置
されたキャリア(図示しない)を、同時に保持すること
ができる。
【0046】また、本実施例とは正反対に、図15に示
すように、キャリア121の底部に対応した、方形状の
キャリア保持板122を有するキャリア部120によ
り、本実施例のキャリア保持部23と同様の形状からな
るポート123に保持されたキャリア121を、キャリ
ア121の下方からすくい上げて、キャリア保持板12
2の上に載置することもできる。
【0047】また、上記実施例では、ウエハのバッチ式
熱処理に使用される熱処理システムのキャリアストッカ
ーに、本発明のキャリア搬送装置を適用した例について
説明した。しかし、本発明のキャリア搬送装置は、これ
に限定されるものではなく、例えば、半導体製造工程、
LCD製造工程等における、いずれのキャリアの搬送に
も適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、キャリア保持部はキャリアの下方からキャリアと当
接してキャリアを搬送するので、ダスト等が発生しても
キャリア内のウエハにダストが付着することが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるキャリア搬送装置を
使用したキャリアストッカーを示す斜視図
【図2】 図1に示すキャリアストッカーを有する熱処
理装置の概略図
【図3】 図1に示すキャリアストッカーの要部を示す
概略図
【図4】 本発明の実施例におけるポートを示す平面図
【図5】 本発明の実施例におけるポート及びキャリア
保持部を示す斜視図
【図6】 本発明の実施例におけるキャリア搬送装置の
要部を示す側面図、
【図7】 本発明の実施例におけるキャリア搬送装置の
要部を示す正面図、
【図8】 本発明の実施例における第1制御部を示す説
明図
【図9】 本発明の実施例におけるキャリアの搬送を工
程順に示す説明図
【図10】 本発明の実施例におけるキャリアの搬送を
工程順に示す説明図
【図11】 本発明の実施例におけるキャリアの搬送を
工程順に示す説明図
【図12】 本発明の実施例におけるキャリアの搬送を
工程順に示す説明図
【図13】 本発明の実施例におけるキャリアの搬送を
工程順に示す説明図
【図14】 本発明のポート及びキャリア保持部の他の
実施例を示す斜視図
【図15】 本発明の他の実施例におけるポート及びキ
ャリア保持板を示す斜視図である。
【符号の説明】
23……イン側ステーション 24……アウト側ステーション 27……イン側ポート 28……アウト側ポート 33、34……キャリア保持部 45a、45b……キャリア有無識別センサ 47……キャリア逆置き検知センサ 73……エアシリンダ 78……ボールネジ 81……ステッピングモータ 84……エアコンプレッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウエハを収容可能とされ横断面形
    状が矩形状のキャリアを、複数収容するキャリアストッ
    カーに設けられるキャリア搬送装置において、 多段に設けられ、キャリアの底部を支持する矩形状の載
    置部を有し、前記載置部を支持するための基部を除いて
    前記載置部の周囲に空隙部が形成された複数のキャリア
    載置台と、支柱と、この支柱の両端部に設けられ先端がL字状に構
    成された第1の突出柱と、これらの第1の突出柱の間に
    設けられ先端がT字状に構成された第2の突出柱とを有
    し、 前記キャリア載置台の前記空隙部を上下方向に通過
    可能とされ、かつ、複数の前記キャリアを下方から支持
    可能とされたキャリア保持部であって、前記第1の突出
    柱のL字状の先端部および根元部と、前記第2の突出柱
    のT字状の先端部および根元部に、夫々前記キャリアの
    四隅の角部側面部分を支持する当接部を有するキャリア
    保持部と、 前記キャリア保持部を前記キャリア載置台の下方から上
    昇させて、当該キャリア載置台に載置された前記キャリ
    アを、前記キャリア保持部に保持させて前記キャリアを
    上昇させた後、 前記キャリア保持部を水平及び垂直移動し、所望の前
    記キャリア載置台の上方へ位置させ、この後、前記キャ
    リア保持部を下降させて、前記キャリアを前記所望のキ
    ャリア載置台に載置するよう構成され、前記キャリア保
    持部の下方に設けられたキャリア保持部駆動手段と、 を具備することを特徴とするキャリア搬送装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2以上のキャリア保持部を有
    することを特徴とする請求項1記載のキャリア搬送装
    置。
JP3-201809A 1990-08-17 1991-08-12 キャリア搬送装置 Expired - Lifetime JP3026519B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21691090 1990-08-17
JP2-216910 1990-08-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05270610A JPH05270610A (ja) 1993-10-19
JP3026519B2 true JP3026519B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0149446B1 (ko) 캐리어 반송장치
US5162047A (en) Vertical heat treatment apparatus having wafer transfer mechanism and method for transferring wafers
US5055036A (en) Method of loading and unloading wafer boat
KR102157427B1 (ko) 기판 반송 로봇 및 기판 처리 시스템
US4947784A (en) Apparatus and method for transferring wafers between a cassette and a boat
JP2913439B2 (ja) 移載装置及び移載方法
US8277163B2 (en) Substrate transfer apparatus, substrate process system, and substrate transfer method
JPH07297258A (ja) 板状体の搬送装置
JPH01502866A (ja) 自動ウェファーローディング方法及び装置
JP5333997B2 (ja) 自動材料搬送システム、及び自動材料搬送システムを操作する方法
KR0148383B1 (ko) 캐리어 스토커
WO2000003428A1 (fr) Dispositif de transfert de substrat et son procede de fonctionnement
JP2913354B2 (ja) 処理システム
JP3026519B2 (ja) キャリア搬送装置
JP3446158B2 (ja) 基板搬送処理装置
JP2651858B2 (ja) ウエハ移替え装置
JP2001274221A (ja) 板状体の搬送装置および搬送方法、ならびに処理装置
JP2748155B2 (ja) 熱処理装置
JPH10242095A (ja) 基板処理装置、基板搬送装置および基板搬送方法
JP2984343B2 (ja) 縦型熱処理装置
JP2506379B2 (ja) 搬送方法及び搬送装置
JP2902077B2 (ja) 縦型熱処理装置
JP2628342B2 (ja) 縦型熱処理装置
JPH0590385A (ja) カセツトチヤンバ
JP3512404B2 (ja) 真空処理装置および試料の真空処理方法