JP3025809U - 取付金具付浮力材 - Google Patents

取付金具付浮力材

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JP3025809U
JP3025809U JP1994004760U JP476094U JP3025809U JP 3025809 U JP3025809 U JP 3025809U JP 1994004760 U JP1994004760 U JP 1994004760U JP 476094 U JP476094 U JP 476094U JP 3025809 U JP3025809 U JP 3025809U
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JP
Japan
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floating body
mounting bracket
buoyancy material
buoyancy
floating
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JP1994004760U
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Inventor
博樹 西川
力 伊勢
太郎 伊藤
Original Assignee
玉井産業株式会社
博樹 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軽量・安全で取扱い易く、浮体に穴が穿いても
水没しない信頼性の高い、海洋測量用浮力材、あるいは
レジャー用浮島の開発を目的としている。 【構成】独立気泡を持つ発泡プラスチックを芯材とし、
表面を柔軟性持った強靭な樹脂で被覆をした浮体と金具
が一体となり、観測機材取付金具や係留ロープ取付金具
が、水平方向へは浮体総体より外側へ突出していない構
造を持つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野と目的】
本考案は海洋観測用の計測機を取付けたり、垂下したりして使用する取付金具 付浮力材あるいは、レジャー用浮島等に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとしている課題】
従来、海洋観測用に使用されて来た浮力材の浮体は鉄製あるいは、ゴム製の風 船状のものが主であった。
【0003】 鉄製のものは陸上・船上では重くて取扱いにくく、海上に投入する時もその重 量がある為作業員が海に転落するなどの危険性があった。
【0004】 海上に浮かべて観測している間も、小型船などが衝突した際に船体が破損した り、突起物により船腹に穴が穿いたりして危険であり、航行上の障害になってい た。
【0005】 またその形状は鉄製・ゴム製のものどちらも球形あるいは円筒形のものが多く 保管時・運搬時の安定性が悪く、さらに取付金具等がその浮体の外に突出してい る為、それがじゃまになり時には危険が伴った。
【0006】 かつそれらの浮体は中空構造の為、何らかの原因で穴が穿いたり、亀裂が生じ た時、浸水して沈没してしまい、それの回収は大変困難であり、大事な測定機材 や測定データー等が、失われてしまう事もあった。また浮体の中空部にウレタン 樹脂注入発泡させたものもあったが、発泡が連通気孔の為水が浸入すると、やは り吸水して沈没してしまった。
【0007】 鉄製の浮体の場合は、長持ちさせる為には定期的にひき上げては錆落し、再塗 装をする必要があり、この費用も労力も莫大なものであった。
【0008】 また、レジャー用の簡便で丈夫な安全性の高い浮島などはなかった。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
この考案は、浮体としては発泡ポリエチレン、あるいは発泡ポリスチレン等の 独立気泡を持った発泡プラスチックを芯材とし、万が一表面被覆材に穴が穿いた 場合でも、中の発泡体が吸水する事なく浮力が保たれるようになっている。
【0010】 表面被覆材は耐海水用の強靭で柔軟性のある、引っ張り・引裂き強度の強いウ レタン樹脂などを使用し、仮に船舶がぶつかっても浮体が破損して、飛び散る事 のないようになっている。
【0011】 使用するウレタン樹脂の原料は2液成分からなり、その2液を衝突混合させる ことにより即硬化するタイプの樹脂なので、自由な形の発泡体の芯材に吹き付け て、芯材の表面を被覆できる。
【0012】
【作用】
上記の素材を用いて浮体を作るので、浮体は球形・円筒形にこだわらず安定の 良い、任意な形状をとる事ができる。
【0013】 従って、取付金具等の位置も浮体の外に突出しない位置に設定でき、使用目的 にそった自由な形状と、必要な浮力を持った浮力材を容易に設計・製作できる。
【実施例】
【0014】 本考案にもとづく、海洋観測用の浮力材の実施例を図面に基づいて説明すると 第1図は斜視図、第2図はその断面図で、1は測定機器垂下用吊輪、2は係留ロ ープ用吊輪、3は作業用取手、4は表面被覆層、5は発泡プラスチック、6はボ ンデン竿用スリーブで金具はすべてステンレスを使用している。長さ80cm、 高さ・幅それぞれ40cm、自重13kgで、ほぼ80kgの余剰浮力をもつ。
【0015】 また別の実施例ては、直径3m厚さ50cmの円盤状のレジャー用浮島で、周 囲に遊泳者用の取手を取り付けたものがあり、自重270kg余剰浮力3.2ト ンある。
【考案の効果】
【0016】 本考案の浮力材は、鉄製に比べてはるかに軽量で同じ余剰浮力を持つので、運 搬・取扱いが楽になり作業時の危険性が軽減される。
【0017】 使用時、他船舶が間違って衝突しても、船舶に損傷を与える事はない。
【0018】 仮に浮体に穴が穿いても芯材は水を吸わないので、浮力材は沈むことがなく海 洋観測の場合、大事な観測機材・測定データーを逸失する事はない。また浮島の 場合も人命の安全性が確保できる。
【0019】 ペンキ塗りかえ・錆落とし等の、保守管理は不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の取付金具付海洋観測用浮力材の実施
例の斜視図
【図2】はそれの断面図 1.測定機器垂下用吊輪、 2.係留ロープ用吊輪、
3.作業用取手、 4.表面被覆層、 5.発泡プラス
チック芯材 6.ボンデン竿用スリーブ、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン等の
    独立気泡を持った発泡体を芯材とし表面を柔軟性があ
    り、かつ引張り・引裂き強度もある樹脂で被覆したもの
    を浮体とし、取付金具と一体となった浮力材。
  2. 【請求項2】取付金具が水平方向へは浮体総体より外側
    へ突出していない構造を持つ実用新案請求の範囲第1項
    記載の浮力材。
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Citations (5)

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