JP3025652U - スポ−ツ用アンダ−ウエア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車，バイク，モ−タボ−トなどの専用機
器を用いたスポ−ツに際して、上衣の下に着用していれ
ば、自転車やバイクの転倒事故やモ−タボ−トの衝突事
故に遭遇しても、上記の負傷し易い部位の負傷を未然に
防ぐか、或いは負傷してもそれを軽度に留めることがで
きるスポ−ツ用アンダ−ウエアを提供する。 【手段】 シャツ形状をなすスポ−ツ用アンダ−ウエア
本体１の肩部，肘部，上背部，下背部，胸部，腰部及び
骨盤の左右部位などのすべて又はそれらの所要箇所の外
面又は内面若しくは内，外面に、アラミド繊維のような
高強度繊維製の当て布２〜６を重合，定着した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特に、自転車，バイク，モ−タボ−ト，スキ−などのように専用の 機器具類を使用してスピ−ドの出るスポ−ツ、或は、ラグビ−，アメリカンフッ トボ−ル，サッカ−，バレ−等のように激しい運動を伴うスポ−ツを楽しむ者が 、上衣の下などに着用して有用なスポ−ツ用アンダ−ウエアに関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、自転車，バイク，モ−タボ−ト，スキ−，スケ−トなどのスピ−ドの 出るスポ−ツ、或は、激しい動きを伴うスポ−ツを行う者が、そのスポ−ツを行 うに際して危険から身を守るための手段としては、外衣に防護性を持たせたもの を着用する程度にすぎない。そのため、従来は、競技時や練習時等に不測の転倒 事故などに遭遇すると、衝撃や衣服の損傷に起因する擦過傷を負うことが多く、 また、負傷する箇所としては、肩，肘，上背部，腰部のように筋肉，脂肪層が薄 く骨が皮膚の略直下にあるような部位が圧倒的に多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上述のような事情に鑑み、自転車，バイク，モ−タボ−トなどの専用 機器を用いたスピ−ドの出るスポ−ツ、或は、激しい動きを伴うスポ−ツに際し て、上衣の下に着用していれば、自転車やバイク等の転倒事故や衝突事故に遭遇 しても、上記の負傷し易い部位の負傷を未然に防ぐか、或いは負傷してもそれを 軽度に留めることができるスポ−ツ用アンダ−ウエアを提供することを、その課 題とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決することを目的としてなされた本考案スポ−ツ用アンダ−ウエ アの構成は、シャツ形状をなすスポ−ツ用アンダ−ウエア本体の肩部，肘部，上 背部，下背部，胸部，腰部及び骨盤の左右部位などのすべて又はそれらの所要箇 所の外面、又は、内面、若しくは、内，外面に、アラミド繊維のような高強度繊 維製の当て布を重合，定着したことを特徴とするものである。

【０００５】 而して、本考案において用いられるアラミド繊維のような高強度繊維製の当て 布は運動性を良好にするために柔軟なものが望ましいが、転倒事故や衝突事故な どの衝撃に対応するため、特に肩部の当て布は少し硬質のものを用いた方が好結 果を得られる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を図により説明する。図１は本考案の一例のアンダ −ウエアを人が着用した状態の背面図、図２は同じく側面図である。

【０００７】 図において、１は長袖シャツ形状をなすアンダ−シャツ本体、２，２は該シャ ツ本体１の着用者の両肩に当たる部に重合，定着した肩当て布、３，３は前記本 体１の同じく上背部に当たる分に重合，定着した背当て布、４は同じく腰部中央 に当たる部に重合，定着した腰当て布、５，５は同じく骨盤の左右に当たる部に 重合，定着した骨盤当て布、６，６は同じく袖における肘から手首の手前までに 当たる分に重合，定着した肘当て布で、各当て布２，３，４，５，６はアラミド 繊維製の布地を用いてある。

【０００８】 尚、各当て布は必ずしもアラミド繊維製に限られるものではなく、それと同等 の高強度の繊維製のものであればよい。前記当て布はここでは、シャツ本体１の 外面に重合定着したが、内面に定着してもよく、内外面に併せて定着することも ある。内外面に定着する場合の当て布は少し薄手のもので足りる。また、シャツ 本体１は半袖，七分袖のような形態のものでもよい。短袖シャツ本体の場合には 、肘当て布６を取付けない。この場合、肘の防護のためにエルボプロテクタを装 着するとよい。更に、前記当て布は上記例の部位のほか、或は、上記いずれかの 部位に代えて、例えば、胸部，胸脇部（又は腋下部）など、転倒などにより負傷 し易い箇所に対応する部位に定着して設けてもよい。

【０００９】 上記のように構成される本考案の一例のアンダ−ウエアは、これを自転車，バ イク，モ−タ−ボ−ト，スキ−，スケ−トなどの専用機器を使用したスポ−ツ競 技や、専用機器は使用しないが激しい運動を伴うラグビ−等のスポ−ツ競技、或 は、それらの練習を行う場合に上衣の下に着用すれば、上記のような転倒事故や 衝突事故に遭遇した場合、当て布２〜６を施した箇所は該当て布により衝撃が緩 和されるばかりでなく、それら当て布は高強度繊維製であるため、損傷すること が殆どないので、衝撃などによる負傷は軽減され、また、従来よく見られた擦過 傷を負うおそれは極めて少なくなる。

【００１０】 また、競輪や競艇或はオ−トレ−ス等、いわゆるプロスポ−ツの選手は競技時 に、事故に遭遇しても負傷を未然に防止したり負傷を軽度に留めるように、それ ぞれ防護対策の施されたユニフォ−ムを着用することが義務付けられているが、 ユニフォ−ムの下に上記アンダ−ウエアを着用しておけば、前記の防護対策効果 は一層助長される。なお、本考案アンダ−ウエアは、上記で挙げたスポ−ツ以外 のスポ−ツにおけるアンダ−ウエアとして着用することができることは勿論、着 用していれば、上記の場合と同様の効果が得られるものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上述のとおりであって、シャツ状のアンダ−ウエア本体の肩部，肘部 ，上背部，下背部，胸部，腰部及び骨盤の左右部位のすべて又はそれらのうちの 所要箇所に、アラミド繊維のような高強度繊維製の当て布を重合，定着したから 、自転車，バイク，モ−タ−ボ−トなどの専用機器を使用したスピ−ドの出るス ポ−ツ競技、或は、専用機器類は使用しないが激しい動きを伴うラグビ−等のス ポ−ツ競技やそれらの練習などに際して、若しくは、前記以外のスポ−ツ一般に おいて上衣の下に着用するアンダ−ウエアとして好適であり、特に、競輪や競艇 、オ−トレ−ス等のプロスポ−ツの選手が競技時にユニフォ−ムの下に着用する アンダ−ウエアとして好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一例のアンダ−ウエアを人が着用した
状態の背面図。

【図２】着用状態の側面図。

【符号の説明】

１ アンダ−ウエア本体 ２ 肩部当て布 ３ 背当て布 ４ 腰当て布 ５ 骨盤当て布 ６ 肘当て布

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャツ形状をなすスポ−ツ用アンダ−ウ
   エア本体の肩部，肘部，上背部，下背部，胸部，腰部及
   び骨盤の左右部位などのすべて又はそれらの所要箇所の
   外面、又は、内面、若しくは、内，外面に、アラミド繊
   維のような高強度繊維製の当て布を重合，定着したこと
   を特徴とするスポ−ツ用アンダ−ウエア。
2. 【請求項２】 当て布は柔軟性のあるものである請求項
   １のスポ−ツ用アンダ−ウエア。
3. 【請求項３】 肩部の当て布は硬質のものである請求項
   １又は２のスポ−ツ用アンダ−ウエア。