JPH08257197A - スポーツ選手のための保護手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラグビーのような接触スポーツで使用される
保護手段を提供する。 【解決手段】 ラグビーの選手の肩に垂らして掛けられ
るようなタックルスーツは、外皮内に保持されかつ蝶番
のような継ぎ目７により分離された複数のポリウレタン
泡パッド５から形成される。継ぎ目７によって、パッド
５の間が曲がり、選手が容易に自由に動けるようにす
る。パッド５は、スーツの洗濯を簡単にするために外皮
から取り外すことができる。スーツはまた、選手の太も
もを保護するために、２つの詰めものの入った太ももの
プロテクタ１０を含む。太もものプロテクタ１０は取り
外し可能であってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の分野】この発明は保護手段に関する。より特定
的には、この発明の好ましい形は、ラグビーのような体
と体が接触するスポーツで使用される保護服に関する。

【０００２】

【発明の背景】ラグビーのゲームにおいて、練習期間に
選手がタックルしたために怪我をすることがよくある。
したがって、選手が怪我をする危険をおかさずに、練習
中に実際の試合状況をシミュレーションすることは難し
い。

【０００３】

【発明の概要】したがって、この発明の少なくとも１つ
の実施例の目的は、上記の問題を少なくともいくぶんか
克服する方向へ向かう保護手段を提供することである。

【０００４】この発明のある局面に従って、選手の胴部
を他の選手と接触することから保護するために選手が着
用できる胴部カバーを備える、スポーツ選手のための保
護手段が提供され、胴部カバーは、複数のパッド部材の
間の領域である、またはその領域を規定することができ
る継ぎ目手段を備え、継ぎ目手段は、選手が胴部カバー
を着用するとき、選手が容易に自由に動けるようにパッ
ド部材の間で曲げられるように形成されている。

【０００５】好ましくは、パッド部材は、保護手段の他
の部分から取り外すことができる。好ましくは、保護手
段は、選手の太もも部分を保護することができる太もも
の保護手段を備える。

【０００６】好ましくは、太ももの保護手段は、胴部カ
バーから下に延び得る２つの詰めものをした太もものガ
ードを備える。

【０００７】好ましくは、パッド部材は、高密度泡の厚
板を備える。好ましくは、継ぎ目手段は、選手の胴部の
屈曲部の少なくとも１つの線に対応するように構成され
る。

【０００８】この発明の好ましい実施例は、例によりか
つ添付図面を参照して説明される。

【０００９】

【好ましい実施例の説明】タックルスーツは、選手の胴
部の前部および後部をそれぞれカバーするための前部分
１と後部分２とを備える。スーツは選手の肩に垂らして
掛けることができ、スーツは選手の首のための開口部３
を有する。前部分および後部分は、脇のひも４により互
いに固定され得る。スーツは、選手がタックルされたと
き、胴部のさまざまな領域を保護するように各々が構成
された、いくつもの高密度泡パッド５を備える。パッド
５は好ましくは、１８ｍｍの厚さのポリウレタンのブロ
ックを備えているが、他の材料が代用されてもよい。こ
の発明のいくつかの実施例において、パッド５は、それ
らが保護する胴部の部分によっては異なる厚さを有して
もよい。

【００１０】図４を参照して、パッド５は、はがれ止め
のナイロン外皮６の間に保持される。パッド５の少なく
ともいくつかの間で、ナイロンの材料でできた、詰めも
のをしていない蝶番のような継ぎ目７がある。継ぎ目７
は、選手の胴部の屈曲部の線に対応する曲げやすい線を
与える。したがって、継ぎ目７によって、選手の動きの
制限を最小限にしてスーツを着用することができる。

【００１１】図２および図４を参照して、スーツは、外
皮６に対してパッド５を挿入するかまたは取り外すこと
ができる、閉じることが可能なスリット（または開口
部）８を有する。スリット８は、容易に閉められるよう
に、ヴェルクロ商標：（Velcro ^TM）スタイルの、いわゆ
るマジックテープのフックおよびループ部分を有する。
外皮６が、パッド５を挿入する前の平たいときに加工さ
れ得るので、スリット８により、スーツを製造すること
ができる。パッド５が取り外しできるので、スーツを容
易に洗うこともできる。

【００１２】図１に示されるように、スーツは、選手が
自由に動けるように、詰めものが入っていない腰部分９
を有する。２つの詰めものの入った太もものプロテクタ
１０が腰部分９から下に延びる。太もものプロテクタ１
０は取り外し可能であってよく、選手の太ももの前部分
を保護するように構成される。それらは、上で述べたよ
うな継ぎ目により分離されたいくつもの泡パッドから形
成されてもよい。太もものプロテクタ１０は、弾性のひ
も１１により選手の太ももに固定され得る。

【００１３】タックルスーツの前部のパッド５は、胸パ
ッド１２、ろっ骨パッド１３、腹パッド１４および肩パ
ッド（図示せず）を備えてもよい。スーツの後部のパッ
ド５は、背パッド１５および腎臓パッド１６を備えても
よい。太もものプロテクタ１０は各々、３つのパッド１
７を備えてもよい。スーツは、図２に示されるように、
胸骨を保護するために詰めもの１８を備えてもよい。

【００１４】この発明の別の実施例において、スーツ
は、他の接触スポーツで使用されるように適合されても
よい。

【００１５】前掲の請求項の範囲を逸脱することなく、
上で説明された発明に対し修正が生じ得ることが認めら
れるべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】ラグビーのスポーツで使用されるタックルスー
ツの正面図である。

【図２】スーツが裏返しになったときのスーツの正面図
である。

【図３】スーツの背面図である。

【図４】スーツの一部分を形成する詰めものを示す図で
ある。

【符号の説明】

７ 継ぎ目 ５ パッド ６ 外皮 ８ スリット １ 前部分 ２ 後部分 １０ 太もものプロテクタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブレンドン・ポール・ブレイスウェル ニュー・ジーランド、タウランガ、シャー ウッド・ストリート、112

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 選手が着用することができ、その選手の
   胴部を他の選手との接触から保護する胴部カバーを備
   え、その胴部カバーは、複数のパッド部材の間の領域を
   規定する継ぎ目手段を含み、選手が胴部カバーを着用す
   るとき選手が容易に自由に動けるように、前記継ぎ目手
   段は、パッド部材の間で曲げることができるように形成
   されている、スポーツ選手のための保護手段。
2. 【請求項２】 前記パッド部材は、前記保護手段の他の
   部分から取り外すことができる、請求項１に記載の保護
   手段。
3. 【請求項３】 前記胴部カバーが、内部にパッド部材を
   受け入れることができる外皮部分を備える、請求項１ま
   たは２に記載の保護手段。
4. 【請求項４】 前記胴部カバーは、前部分および後部分
   を有し、その前部分と後部分の間に選手の胴部が位置す
   るように選手の肩部分に垂らして掛けられ得る、請求項
   １、２または３に記載の保護手段。
5. 【請求項５】 選手の太ももの部分を保護することがで
   きる太ももの保護手段を備える、請求項１から４までの
   いずれかに記載の保護手段。
6. 【請求項６】 前記太ももの保護手段が、前記胴部カバ
   ーから下に延び得る２つの詰めものをした太もものガー
   ドを備える、請求項５に記載の保護手段。
7. 【請求項７】 前記パッド部材が高密度泡の厚板を備え
   る、請求項１から６までのいずれかに記載の保護手段。
8. 【請求項８】 前記継ぎ目手段は、選手の胴部の屈曲部
   の線に対応するように構成されている、請求項１から７
   までのいずれかに記載の保護手段。
9. 【請求項９】 前記保護手段は、ラグビーの選手に使用
   されるのに適したスーツの形を有する、請求項１から８
   までのいずれかに記載の保護手段。