JP3025564B2 - パッシブ型オートフォーカス装置用測距装置 - Google Patents

パッシブ型オートフォーカス装置用測距装置

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JP3025564B2
JP3025564B2 JP29645991A JP29645991A JP3025564B2 JP 3025564 B2 JP3025564 B2 JP 3025564B2 JP 29645991 A JP29645991 A JP 29645991A JP 29645991 A JP29645991 A JP 29645991A JP 3025564 B2 JP3025564 B2 JP 3025564B2
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黒 稔 石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被写体からの光を受
けて該被写体までの距離を測定し、該測定結果に基づい
て撮影レンズが合焦するように焦点を調節するパッシブ
型オートフォーカス装置の、被写体までの距離を測定す
るための測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オートフォーカス装置は、カメラなどの
撮影距離を自動的に測定し、その測距結果に基づいて撮
影レンズを調節してピントを合わせる装置で、このオー
トフォーカス装置によって誰もが写真撮影をより手軽に
楽しめるようになった。このオートフォーカス装置には
種々の形式のものが開発されているが、主なものとして
三角測量法による測距法がある。この三角測量法による
ものに、カメラに設けられた受光センサで被写体からの
光を受けて撮影距離を測定するパッシブ型のものがあ
る。
【0003】この種のパッシブ型測距装置のうちには2
個の受光センサを配設したものがある。この2個の受光
センサからなる測距装置では、2つの被写体が存在する
場合の測定結果からは被写体の存在態様が2通りに考え
られることになってしまい、確実な測距を行なえずピン
トのずれた画像となってしまうおそれがある。
【0004】このため、確実な測距を行なって鮮明な画
像を得ることができるように、本願出願人は3個の受光
素子列からなる測距機構を既に提案した(特開平3− 4
2642号)。この測距機構による測距原理を図17と図18に
基づいて説明する。測距機構は基準受光センサ1と第1
受光センサ2、第2受光センサ3とからなり、これら受
光センサ1、2、3は、それぞれ結像レンズ1a、2a、3a
と受光素子列1b、2b、3bとから構成され、被写体像が結
像レンズ1a、2a、3aを透過して受光素子列1b、2b、3b上
に結像するようにしてある。また、図17は1つの被写体
Pが存在する場合を示している。そして、基準となる受
光素子列1bによって検出された被写体Pの輝度分布に関
する出力信号P0 の、基準受光センサ1の光軸T0 から
の変位量をx0 、第1受光素子列2bによって検出された
被写体Pの輝度分布に関する出力信号P1 の、第1受光
センサ2の光軸T1 からの変位量をx1 、第2受光素子
列3bによって検出された被写体Pの輝度分布に関する出
力信号P2 の、第2受光センサ3の光軸T2 からの変位
量をx2 とする。これらの変位量x0、x1、x2 は、受
光素子列1b、2b、3bによって検出された被写体像の輝度
分布に関する位相差を表わす。そして、光軸T0、T1
2 のそれぞれの間隔をB、結像レンズ1a、2a、3aと受
光素子列1b、2b、3bの受光面との間隔をA、結像レンズ
1a、2a、3aから被写体Pまでの距離をLp、光軸T0から
被写体Pまでの距離をXとすると、三角測量の原理か
ら、
【数1】X=x0*Lp/A となる。また、光軸T0 を基準にして出力信号の像が現
われた方向の符号を含めて、
【数2】−x1={(B−X)/Lp}*A
【数3】x2={(B+X)/Lp}*A となる。これら数2式、数3式のそれぞれに、数1式を
代入すれば、
【数4】x1=−{(B/Lp)*A}+x0
【数5】x2=(B/Lp)*A+x0 となる。
【0005】数4式と数5式とを比較すると、x1、x2
はそれぞれx0 を基準として、
【数6】(B/Lp)*A=Xp だけずれていることが分る。したがって、このXp を求
めることにより、
【数7】Lp=A*B/Xp を算出することができる。
【0006】そして、上記Xp を求める操作を図18に基
づいて説明する。(a)は2つの被写体P、Qからの光
を受けた受光素子列1b、2b、3bの被写体像の輝度分布に
関する出力信号を、基準となる出力信号P0、Q0と比較
したもので、(a)に示す状態から(b)に示すよう
に、出力信号P0、P1、P2が一致するまで出力信号
1、P2の波形をずらせば、そのずらし量が上記Xpと
なる。すなわちこのときP1 とP2 のずらし量は等しく
なるのであるから、受光素子列2bの出力信号と受光素子
列3bの出力信号とを等しい距離だけずらして、3つの信
号の波形が一致したとき、これら3つの信号の波形が同
じ被写体Pに関する情報となるのである。次に(C)に
示すように、出力信号Q1、Q2が出力信号Q0 と一致す
る状態までずらせば、該ずらし量がXqとなる。
【0007】上述のようにして求められた上記Xp、Xq
から前記数7式により、被写体P、Qまでの距離Lp、
Lqが求められることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の測距操作を原理に従って実行すると、基準受光
素子列1bの出力信号と第1受光素子列2bの出力信号との
相関関係を演算し、次いで基準受光素子列1bの出力信号
と第2受光素子列3bの出力信号との相関関係を演算し
て、これら基準受光素子列1b、第1受光素子列2b、第2
受光素子列3bの波形の一致を検出することになるから、
相関演算が多くなって信号処理時間が長くなってしま
う。そのため、測距に要する時間が長くなり、被写体が
動的なものである場合にはピントがずれて撮影され、画
像が不鮮明なものとなってしまうおそれが生じる。
【0009】また、3つの受光センサ1、2、3の出力
データの一致検出は、図19に示すように、これらの出力
信号をAND回路4に入力して行なわれる。しかし、結
像レンズ1a、2a、3aや受光素子列1b、2b、3bの取付誤差
により、あるいはこれら結像レンズ1a、2a、3aなどの取
付時に取付誤差を調整したとしても経年変化により、受
光素子列1b、2b、3bの結像位置に誤差が生じてしまうお
それがある。すなわち、一致検出されるべきデータが存
在するにも拘らず一致の検出がされず、従って被写体距
離が測定できないおそれが生じる。
【0010】そこで、この発明は、3つの受光センサを
有し、信号処理を短時間で行なうことができ、受光セン
サの取付誤差や経年変化によって測距データに誤差が生
じた場合であっても、概略の被写体距離を測定できるよ
うにした測距装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的のため、この
発明に係るパッシブ型オートフォーカス装置用測距装置
は、被写体の輝度分布を捕捉する3組の受光センサと、
上記それぞれの受光センサの出力信号の2次差分を算出
する2次差分演算回路と、上記それぞれの2次差分演算
回路の出力信号のゼロクロス点を検出するゼロクロス検
出回路と、上記それぞれのゼロクロス検出回路によって
得られたゼロクロス挙動信号を記憶するゼロクロスメモ
リ回路と、上記それぞれのゼロクロスメモリ回路に記憶
されたゼロクロス挙動信号を比較してこれらの一致を検
出する一致検出回路とからなり、上記3組の受光センサ
のうちの1つを基準とし該基準の受光センサから得られ
たゼロクロス挙動信号に対して、他の2つの受光センサ
から得られたゼロクロス挙動信号を順次スライドさせて
これらのゼロクロス挙動信号の一致を上記一致検出回路
により検出する際に、少なくとも1つの受光センサから
得られたゼロクロスデータにおいて、該ゼロクロスデー
タが存在するゼロクロス画素位置の前後の所定量の幅内
に対して、他の2つの受光センサから得られるゼロクロ
スデータであって該ゼロクロス画素位置と一致すべきゼ
ロクロスデータが存在するものとして一致検出を行な
い、上記スライド量から被写体までの距離を演算するこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】上記受光センサを構成する受光素子列によって
被写体輝度分布に応じた出力電圧が得られ、この出力電
圧の2次差分分布はゼロレベルを境に挙動する。この挙
動のゼロクロス点は、被写体の同一部分に関する輝度分
布に対しては上記3組の受光センサについて所定の基準
部分から適宜ずれた状態で等しくなる。
【0013】このずれた量は、上記一致検出回路でゼロ
クロス挙動の信号波形をスライドさせて検出すればスラ
イド量として得られることになる。
【0014】そして、このスライド量から三角測量法に
よって被写体までの距離を算出することができる。
【0015】しかも、一致検出のためにゼロクロスデー
タを比較する範囲に許容幅があるから、受光センサの取
付に誤差が発生した場合であっても、3組の受光センサ
の出力信号の一致データを取得して被写体距離を測定す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて、この発明
に係るオートフォーカス装置用測距装置を具体的に説明
する。なお、図1ないし図11に第1実施例を、図12ない
し図16に第2実施例を示してある。
【0017】受光センサ10、20、30は適宜数の画素を並
設した受光素子列からなるラインセンサと結像レンズと
が組合わされて構成されており、図2に示すようにカメ
ラの前面には3つの結像レンズ10a、20a、30a が配設さ
れ、被写体から発せられた光はこれらの結像レンズ10
a、20a、30a を透過して後方に配設されたラインセンサ
10b、20b、30b に結像する。これら受光センサ10、20、
30はそれぞれ中央部センサ10、右側センサ20、左側セン
サ30とされており、右側センサ20と左側センサ30のそれ
ぞれの光軸20c、30cは中央部センサ10の光軸10cを中心
として対称の位置にある。また、上記ラインセンサ10
b、20b、30b はそれぞれ中央部ラインセンサ10b、右側
ラインセンサ20b、左側ラインセンサ30b としてある。
【0018】上記ラインセンサ10b、20b、30b には、図
1に示すように、各別にセンサドライバ11、21、31から
の駆動信号が入力され、ラインセンサ10b、20b、30b は
該駆動信号に基づいて被写体からの光の捕捉を開始す
る。また、これらセンサドライバ11、21、31は駆動制御
信号線40a によって制御回路40に接続され、制御回路40
から出力される駆動制御信号によって制御される。
【0019】他方上記ラインセンサ10b、20b、30b の出
力端子には、図1に示すように、それぞれ2次差分演算
回路12、22、32が接続されており、該2次差分演算回路
12、22、32によってそれぞれのラインセンサ10b、20b、
30b で得られた被写体の輝度分布信号の2次差分を演算
する。これら2次差分演算回路12、22、32は図3に示す
ようにラインセンサ10b、20b、30b のそれぞれの画素の
出力信号Vinを、サンプルホールド回路12a、12b、12
c、12d、12e によってシフトしながら順次サンプルホー
ルドし、適宜な値の抵抗を介してオペアンプ12f によ
り、
【数8】 Vout =(R2/(2*R1))*(Vin(n-2)−2*Vin(n-1)+Vin(n)) を演算することにより、2次差分を求める。なお、この
2次差分演算回路12、22、32におけるタイムチャートを
図4に示してある。また、図7に示すように、被写体輝
度は同図(a)に示す分布波形をしており、その1次差
分波形と2次差分波形とをそれぞれ(b)、(c)に示
してある。
【0020】上記2次差分演算回路12、22、32の出力信
号は、図1に示すように、それぞれゼロクロス検出回路
13、23、33に入力されており、2次差分演算回路12、2
2、32で得られた2次差分のゼロクロス点を検出する。
図5に示すように、このゼロクロス検出回路13(23、3
3)のコンパレータ13a の入力端子に2次差分演算回路1
2(22、32)の出力信号Vinが入力され、基準端子は接
地されている。コンパレータ13aの出力側にはフリップ
フロップ13b、13cが接続され、フリップフロップ13bの
Q出力とフリップフロップ13cの反転Q出力とがAND
回路13dに入力され、フリップフロップ13bの反転Q出力
とフリップフロップ13cのQ出力とがAND回路13eに入
力され、さらにこれらAND回路13d、13eの出力信号が
OR回路13fに入力されている。そして、図6のタイム
チャートに示すように2次差分演算回路12の出力信号V
inがパルスφ1に同期して入力され、該出力信号Vinが
ゼロレベルと交差して符号が変化した状態にある場合
に、フリップフロップ13b、13cのクロックパルスφ2に
同期してゼロクロス信号がZEROパルスとして出力さ
れる。
【0021】上記ゼロクロス検出回路13、23、33によっ
て得られたゼロクロス挙動の信号波形が、それぞれゼロ
クロスメモリ回路14、24、34に入力されて記憶される。
このとき、ゼロクロス挙動はそれぞれのラインセンサ10
b、20b、30b の画素位置に対応してアドレス演算回路1
5、25、35から出力されるアドレスと対応して記憶され
る。すなわち、アドレス演算回路15、25、35には第1カ
ウンタ50のカウント信号(COUNTER1)が入力さ
れ順次インクリメントしながら、中央部メモリ回路14で
は、
【数9】ADDRESS=COUNTER1−S 右側メモリ回路24では、
【数10】ADDRESS=COUNTER1−S 左側メモリ回路34では、
【数11】ADDRESS=COUNTER1 に従って各画素に応じてそれぞれのアドレスに記憶され
る。なお、数9式と数10式中のSは定数である。
【0022】また、上記アドレス演算回路25、35には第
2カウンタ60のカウント信号(COUNTER2)が入
力されており、該第2カウンタ60および前記第1カウン
タ50は制御回路40の出力信号に基づいてカウントアップ
とリセットとが行なわれる。この第2カウンタ60は、後
述するように、ゼロクロスメモリ回路24、34からデータ
の読み出しを行なう場合にアドレスをインクリメントす
る。また、アドレス演算回路15、25、35には制御回路40
からアドレス処理情報が入力され、該アドレス処理情報
に基づいてアドレス演算回路15、25、35からゼロクロス
メモリ回路14、24、34に対して所定の書込み信号と読み
出し信号とが出力される。
【0023】そして、上記ゼロクロスメモリ回路14、2
4、34の出力側には一致検出回路70が接続されており、
該一致検出回路70の出力側はゼロクロスデータの一致信
号を送出する一致情報線70a を介して制御回路40に接続
されている。また、該制御回路40からは、検出情報線70
b を介して一致検出回路70に一致検出指令が送出され
る。
【0024】上記一致検出回路70の一実施例を図8に示
してあり、中央部ゼロクロスメモリ回路14の出力をC、
右側ゼロクロスメモリ回路24の出力をR、左側ゼロクロ
スメモリ回路34の出力をLとしてある。これらの出力は
4ビットのシフトレジスタに入力してあり、ゼロクロス
メモリ回路14、24、34の出力信号とそれぞれのDフリッ
プフロップのQ出力とが、中央部ゼロクロスメモリ回路
14に関してはOR回路71に、右側ゼロクロスメモリ回路
24に関してはOR回路72、左側ゼロクロスメモリ回路34
に関してはOR回路73にそれぞれ入力されている。そし
て、これらOR回路71、72、73の出力がAND回路74に
入力され、該AND回路74の出力を一致検出データとし
てある。したがって、ゼロクロスメモリ回路14、24、34
から出力されたゼロクロスデータの5ヵ所のアドレスに
対して、それぞれのゼロクロスデータの一致比較が行な
われることになり、受光センサ10、20、30の検出に供さ
れる画素位置、即ちゼロクロス挙動のメモリアドレスに
一致検出のための許容幅が設けられている。なお、ゼロ
クロス点に対応するデータは「H」として記憶されてい
るものとする。
【0025】図9は一致検出回路70の他の実施例を示す
もので、この実施例では中央部ゼロクロスメモリ回路14
の出力が4ビットのシフトレジスタに入力され、該ゼロ
クロスメモリ回路14の出力とDフリップフロップのそれ
ぞれのQ出力がOR回路75に入力されている。また、右
側ゼロクロスメモリ回路24と左側ゼロクロスメモリ回路
34の出力とは2ビットのシフトレジスタの入力されてい
る。そして、上記OR回路75の出力と左右のゼロクロス
メモリ回路24、34のシフトレジスタの出力とがAND回
路76に入力され、該AND回路76の出力を一致検出デー
タとしてある。すなわち、図8に示した実施例では、中
央部ゼロクロスメモリ回路14と右側ゼロクロスメモリ回
路24、左側ゼロクロスメモリ回路34のいずれにも一致検
出のための許容幅が設けられているため、一致が判断さ
れるアドレスの幅が大きくなって測距データが被写体距
離から大きく掛離れてしまう場合が生じるのに対して、
図9に示す実施例では一致検出の許容幅は中央部ゼロク
ロスメモリ回路14の出力にのみ設けてあるから、測距デ
ータが被写体距離から掛離れてしまうことがない。
【0026】また、第1カウンタ50のカウント信号はデ
ータメモリ回路80のアドレスポート81に入力され、第2
カウンタ60のカウント信号は該データメモリ回路80の距
離データポート82に入力されている。さらに第1カウン
タ50と第2カウンタ60のカウント信号は、いずれも制御
回路40に入力されている。また、制御回路40からデータ
メモリ回路80に対してデータメモリ信号が出力され、該
信号に基づいてアドレスデータと距離データとがデータ
メモリ回路80に記憶される。
【0027】次に図10および図11に基づいて、被写体の
輝度情報のメモリの書き込みと読み出しの手順を説明す
る。
【0028】測距が開始されるとラインセンサ10b、20
b、30b に電荷が蓄積され(ステップ1001)、第2カウ
ンタ60がリセットされる(ステップ1002)とともに、第
1カウンタ50がリセットされる(ステップ1003)。そし
て、各ラインセンサ10b、20b、30bの1画素に対応した
データを読み出して(ステップ1004)、読み出されたデ
ータをゼロクロスメモリ回路14、24、34に書き込む(ス
テップ1005)。なお、ステップ1004とステップ1005との
間でゼロクロス検出が実行される。次いでステップ1006
に進んで全画素について読み出しが完了したか否かを第
1カウンタ50の値により判断し、読み出されていない場
合にはステップ1007に進んで第1カウンタ50をカウント
アップしたのちステップ1004に戻って1画素読み出しと
ゼロクロスメモリ回路14、24、34への書き込みが行なわ
れる(ステップ1005)。そしてゼロクロスメモリ回路1
4、24、34にデータが書き込まれる際には、第1カウン
タ50のカウント信号に基づいてアドレス演算回路15、2
5、35からアドレスを指定されてメモリされる。このと
き、メモリされるアドレスは、前記数9式、数10式、数
11式に従って指定される。なお、アドレスが負の場合に
は書き込みは行なわれない。
【0029】全画素について読み出しが終了して前記ス
テップ1006の判定がYESとなれば、ステップ1101(図
11)に進んで第1カウンタ50をリセットする。そして、
ゼロクロスメモリ回路14、24、34からメモリを読み出し
(ステップ1102)、一致検出回路70にて中央部ゼロクロ
スメモリ回路14と右側ゼロクロスメモリ回路24、左側ゼ
ロクロスメモリ回路34のデータが一致するか否かを判断
する(ステップ1103)。データが一致している場合には
ステップ1104に進んで、当該時における、第1カウンタ
50のカウント信号(COUNTER1)の数値をアドレ
スデータとして、第2カウンタ60のカウンタ信号(CO
UNTER2)の数値を距離データとして、それぞれデ
ータメモリ回路80に書き込む。ステップ1103の判定がN
Oである場合にはステップ1105に進んで、中央部ライン
センサ10b の有効な全画素に対応したメモリデータ(基
準データ)の読み出しが完了したか否かを第1カウンタ
50の値により判断し、完了していない場合にはステップ
1106に進んで第1カウンタ50をカウントアップしたのち
ステップ1102に戻ってステップ1105までを実行する。
【0030】基準データの読み出しが完了したならばス
テップ1105からステップ1107に進んで、中央部ゼロクロ
スメモリ回路14のデータに対して右側と左側のゼロクロ
スメモリ回路24、34のデータが規定量シフトされて上記
ステップ1101からステップ1105までが実行(シフト読み
出し)されたか否かを第2カウンタ60の値により判断す
る(ステップ1107)。シフト読み出しが完了していない
場合には、第2カウンタ60をカウントアップしてステッ
プ1101に戻り、ステップ1102からステップ1105を繰り返
す。そして、シフト読み出しが完了した場合にはステッ
プ1109に進む。
【0031】このステップ1101からステップ1108までに
おけるメモリデータの読み出しは、アドレス演算回路1
5、25、35によって、前記数9式、数10式、数11式に対
応して、中央部ゼロクロスメモリ回路14からは、
【数12】ADDRESS=COUNTER1 右側ゼロクロスメモリ回路24からは、
【数13】 ADDRESS=COUNTER1+COUNTER2 左側ゼロクロスメモリ回路34からは、
【数14】ADDRESS=COUNTER1+S−C
OUNTER2 に従って読み出される。なお、数20式の中のSは定数で
ある。このときの書き込みアドレスと読み出しアドレス
との関係を、次に説明する。
【0032】まず、第2カウンタ60のカウント信号を0
(COUNTER2=0)として、第1カウンタ50を0
から(W−1+D)までインクリメントしながら(ステ
ップ1106)、ラインセンサ10b、20b、30bの各画素に対
応したアドレスにメモリされたデータを比較してそれら
のデータの一致を検出する。したがって、COUNTE
R2=0のときには、中央部ラインセンサ10b と右側ラ
インセンサ20b の画素ではアドレスが0から(W−1+
D)までインクリメントされ、左側ラインセンサ30b の
画素ではアドレスがSから(S+W−1+D)までイン
クリメントされる。次いで第2カウンタ60をインクリメ
ントし(ステップ1108)、第2カウンタ60のカウンタ信
号を1(COUNTER2=1)とした状態で、第1カ
ウンタ50を0から(W−1+D)までインクリメントし
ながら(ステップ1106)、ラインセンサ10b、20b、30b
の各画素に対応したアドレスにメモリされたデータを比
較してそれらのデータの一致を検出する。したがって、
COUNTER2=1のときには、中央部ラインセンサ
10b に対してはアドレスが0から(W−1+D)まで、
右側ラインセンサ20b に対しては1から(W+D)ま
で、左側ラインセンサ30b に対しては(S−1)から
(S+W−2+D)までインクリメントされる。すなわ
ち、右側ゼロクロスメモリ回路24と左側ゼロクロスメモ
リ回路34のメモリデータが、中央部ゼロクロスメモリ回
路14のメモリデータに対して1画素ずつずれて一致検出
が行なわれることになる。なお、上記の「D」は検出の
遅れによって定まる定数で、図8および図9に示す実施
例の場合には「D=2」である。
【0033】しかも、一致検出の際には、図8または図
9に示した一致検出回路によって、比較に供されるアド
レスに幅が設けられているから、基準となるゼロクロス
データのアドレスに対して他の2つのゼロクロスデータ
の複数のアドレスが比較の対象となる。
【0034】そして、第2カウンタ60をインクリメント
しながら(ステップ1108)、第2カウンタ60のカウント
信号がCOUNTER2=Sとなるまで、一致検出が繰
り返される。
【0035】すなわち、ゼロクロスメモリ回路14、24、
34のメモリデータがゼロクロス点に関して一致したとき
の第2カウンタ60の値が、前記数6式におけるずれ量X
p に相当する。そして、このずれ量がステップ1104にお
いてデータメモリ回路80に距離データとしてメモリされ
ることになる。
【0036】前記ステップ1107で所定のシフト読み出し
の完了が判定されたならばステップ1109に進み、ステッ
プ1104でデータメモリ回路80に書き込まれた距離データ
が図示しない撮影レンズ駆動装置に出力されて、撮影レ
ンズが所定の位置まで移動して被写体に合焦することに
なる。
【0037】次に、図12ないし図16に示した第2実施例
を説明する。
【0038】この第2実施例では、受光センサ10、20、
30は適宜数の画素を並設した受光素子列からなる1本の
ラインセンサと3つの結像レンズとが組合わされて構成
されており、図13に示すようにカメラの前面には3つの
結像レンズ10a、20a、30a が配設され、被写体から発せ
られた光はこれらの結像レンズ10a、20a、30a を透過し
て後方に配設されたラインセンサ8の対応する部分に結
像する。したがって、ラインセンサ8は3つの部分に分
割されて構成され、それぞれラインセンサ中央部10b 、
ラインセンサ右部20b、ラインセンサ左部30bとしてあ
る。またこれら受光センサ10、20、30はそれぞれ中央部
センサ10、右側センサ20、左側センサ30とされており、
右側センサ20と左側センサ30のそれぞれの光軸20c、30c
は中央部センサ10の光軸10c を中心として対称の位置に
ある。
【0039】上記ラインセンサ8には、図12に示すよう
に、センサドライバ11からの駆動信号が入力され、ライ
ンセンサ8は該駆動信号に基づいて被写体からの光の捕
捉を開始する。また、センサドライバ11は駆動制御信号
線40a によって制御回路40に接続され、制御回路40から
出力される駆動制御信号によって制御される。
【0040】他方上記ラインセンサ8の出力端子には、
図12に示すように、2次差分演算回路12が接続されてお
り、該2次差分演算回路12によってラインセンサ8で得
られた被写体の輝度分布信号の2次差分を演算する。こ
の2次差分演算回路12は、第1実施例で示した図3と同
様のものであり、前記数8式によって2次差分が演算さ
れる。
【0041】また、2次差分演算回路12の出力信号は、
図12に示すように、ゼロクロス検出回路13に入力されて
おり、2次差分演算回路12で得られた2次差分のゼロク
ロス点を検出する。このゼロクロス検出回路13は、第1
実施例の図5に示したものと同様である。
【0042】上記ゼロクロス検出回路13によって得られ
たゼロクロス挙動の信号波形が、ラインセンサ中央部10
bに対応した部分とラインセンサ右部20bに対応した部
分、ラインセンサ左部30b に対応した部分とに分割され
て、各別にそれぞれゼロクロスメモリ回路14、24、34に
入力されて記憶される。このときゼロクロス挙動は、ラ
インセンサ8の右部20bと左部30bでは画素位置に対応し
てアドレス演算回路25、35から出力されるアドレスと対
応して記憶され、ラインセンサ中央部10b では第1カウ
ンタ50のカウント信号(COUNTER1)に応じて記
憶される。すなわち、アドレス演算回路25、35には第1
カウンタ50のカウント信号(COUNTER1)が入力
され、中央部メモリ回路14にはカウント信号(COUN
TER1)が入力されて順次インクリメントしながら、
中央部メモリ回路14では、
【数15】ADDRESS=COUNTER1 右側メモリ回路24では、
【数16】ADDRESS=COUNTER1 左側メモリ回路34では、
【数17】ADDRESS=COUNTER1 に従って各画素に応じてそれぞれのアドレスに記憶され
る。
【0043】また、上記アドレス演算回路25、35には第
2カウンタ60のカウント信号(COUNTER2)が入
力されており、該第2カウンタ60および前記第1カウン
タ50は制御回路40の出力信号に基づいてカウントアップ
とリセットとが行なわれる。この第2カウンタ60は、ゼ
ロクロスメモリ回路24、34からデータの読み出しを行な
う場合にアドレスをインクリメントする。また、アドレ
ス演算回路25、35には制御回路40からアドレス処理情報
が入力され、該アドレス処理情報に基づいてアドレス演
算回路25、35からゼロクロスメモリ回路24、34に対して
所定の書込み信号と読み出し信号とが出力される。
【0044】そして、上記ゼロクロスメモリ回路14、2
4、34の出力側には一致検出回路70が接続されており、
該一致検出回路70の出力側はゼロクロスデータの一致信
号を送出する一致情報線70a を介して制御回路40に接続
されている。また、該制御回路40からは、検出情報線70
b を介して一致検出回路70に一致検出指令が送出され
る。
【0045】また、一致検出回路70の構成は、図8また
は図9に示した第1実施例に係る一致検出回路70と同様
である。
【0046】また、第1カウンタ50のカウント信号はデ
ータメモリ回路80のアドレスポート81に入力され、第2
カウンタ60のカウント信号は該データメモリ回路80の距
離データポート82に入力されている。さらに第1カウン
タ50と第2カウンタ60のカウント信号は、いずれも制御
回路40に入力されている。また、制御回路40からデータ
メモリ回路80に対してデータメモリ信号が出力され、該
信号に基づいてアドレスデータと距離データとがデータ
メモリ回路80に記憶される。
【0047】次に図14ないし図16に基づいて、被写体の
輝度情報のメモリの書き込みと読み出しの手順を説明す
る。
【0048】測距が開始されるとラインセンサ8に電荷
が蓄積され(ステップ1401)、第2カウンタ60がリセッ
トされ(ステップ1402)、制御回路内の図示しない読み
出し画素数カウンタがリセットされる(ステップ140
3)。
【0049】ラインセンサ8は1本で構成されているか
ら、まずそのうちのラインセンサ左部30b に関する部分
の最初の画素の読み出しが開始されたか否かが読み出し
画素数カウンタの値により判断され(ステップ1404)、
当該最初の部分の読み出しが開始されるまで1画素ずつ
出力される(ステップ1405)。当該最初の部分の読み出
しが開始されたならば、第1カウンタ50がリセットされ
る(ステップ1406)。そして、ラインセンサ左部30b の
1画素に対応したデータを読み出して(ステップ140
7)、読み出されたデータを左側ゼロクロスメモリ回路3
4に書き込む(ステップ1408)。なお、ステップ1407と
ステップ1408との間でゼロクロス検出が実行される。次
いでステップ1409に進んで全画素について読み出しが完
了したか否かを第1カウンタ50の値により判断し、読み
出されていない場合にはステップ1410に進んで第1カウ
ンタ50をカウントアップしたのちステップ1407に戻って
1画素読み出しと左側ゼロクロスメモリ回路34への書き
込みが行なわれる(ステップ1408)。そして左側ゼロク
ロスメモリ回路34にデータが書き込まれる際には、第1
カウンタ50のカウント信号に基づいてアドレス演算回路
35からアドレスを指定されてメモリされる。このとき、
メモリされるアドレスは、前記数17式に従って指定され
る。
【0050】ラインセンサ左部30b の全画素の読み出し
が完了してステップ1409でYESとなると、ステップ15
03(図15)に進んでラインセンサ中央部10b に関する部
分の最初の画素の読み出しが開始されたか否かが読み出
し画素数カウンタの値により判断され、当該最初の部分
の読み出しが開始されるまで1画素ずつ出力される(ス
テップ1504)。当該最初の部分の読み出しが開始された
ならば第1カウンタ50がリセットされ(ステップ150
5)、前記ステップ1407から1410と同様に、ラインセン
サ中央部10b に関して、ゼロクロス検出が行なわれなが
ら、1画素ずつの読み出し(ステップ1506)と中央部ゼ
ロクロスメモリ14への書き込み(ステップ1507)、第1
カウンタ50の値によるラインセンサ中央部10b の全画素
についての読み出し完了の判断(ステップ1508)とが第
1カウンタ50をカウントアップしながら(ステップ150
9)繰り返される。なお、メモりされるアドレスは、数1
5式に従って指定される。
【0051】ラインセンサ中央部10b の全画素について
の読み出しが完了してステップ1508においてYESと判
断されると、ステップ1603(図16)に進んで、1画素ず
つ出力しながら(ステップ1604)ラインセンサ右部20b
に関する部分の最初の画素の読み出し開始が読み出し画
素数カウンタの値により判断され、当該最初の部分の読
み出しが開始されたならば第1カウンタ50がリセットさ
れる(ステップ1605)。そして、ラインセンサ左部30b
とラインセンサ中央部10bに関する手順と同様に、ライ
ンセンサ右部20b に関して、ゼロクロス検出が行なわれ
ながら、1画素ずつの読み出し(ステップ1606)と右側
ゼロクロスメモリ24への書き込み(ステップ1607)、第
1カウンタ50の値によるラインセンサ右部20b の全画素
についての読み出し完了の判断(ステップ1608)とが第
1カウンタ50をカウントアップしながら(ステップ160
9)繰り返される。右側ゼロクロスメモリ回路24にデー
タが書き込まれる際には、第1カウンタ50のカウント信
号に基づいてアドレス演算回路25から数16式に従って指
定されたアドレスにメモリされる。
【0052】ラインセンサ8の全画素について読み出し
が終了して前記ステップ1608の判定がYESとなれば、
図11に示したステップ1101からステップ1109に至る手順
と同様に、ゼロクロスメモリ回路14、24、34からメモリ
データが読み出され、一致検出回路70にて中央部ゼロク
ロスメモリ回路14と右側ゼロクロスメモリ回路24、左側
ゼロクロスメモリ回路34のデータが一致するか否かが判
断される。そして、シフト読み出しが完了した場合に
は、データメモリ回路80から測距データが出力される
(ステップ1109)。
【0053】ゼロクロスメモリ回路14、24、34のメモリ
データの一致検出の手順においては、第1カウンタ50と
アドレス演算回路25、35によって、前記数15式、数16
式、数17式に対応して、中央部ゼロクロスメモリ回路14
からは、
【数18】ADDRESS=COUNTER1 右側ゼロクロスメモリ回路24からは、
【数19】 ADDRESS=COUNTER1+COUNTER2 左側ゼロクロスメモリ回路34からは、
【数20】ADDRESS=COUNTER1+S−C
OUNTER2 に従って読み出される。なお、数20式の中のSは定数で
ある。このときの書き込みアドレスと読み出しアドレス
との関係は、前述した第1実施例の場合と同様であり、
第1COUNTER1を0から(W−1+D)までイン
クリメントしながら一致検出が行なわれる。なお、
「D」は検出の遅れによって定まる定数である。
【0054】この第2実施例によれば、ラインセンサを
1本としこれを3つに分割して用いるようにしたから、
上記2次差分演算回路とゼロクロス検出回路もそれぞれ
1組ずつとなる。このため、3本のラインセンサを用い
る第1実施例に示した測距装置では、それぞれのライン
センサに対応して2次差分演算回路とゼロクロス検出回
路とが3組ずつ配設される構造となるが、第2実施例に
係る測距装置では1本のラインセンサと、1組の2次差
分演算回路、ゼロクロス検出回路とでよく、部品点数を
少なくすることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るパッ
シブ型オートフォーカス装置用測距装置によれば、3組
の受光センサで被写体輝度を捕捉しそのデータから2次
差分を演算し、該2次差分のゼロクロス点を特徴点とし
てそのゼロクロスデータを記憶し、3組の受光センサの
うちの1つから得られたゼロクロスデータを基準として
他の2つの受光センサから得られたゼロクロスデータを
順次1画素ずつずらしながら3つのデータがゼロクロス
点に関して一致するか否かを比較して、一致したときの
ずらし量を距離データとして被写体までの距離を演算す
るようにしたから、相関演算して距離データを求めるも
のに比べて演算処理速度が速くなる。このため、動的な
被写体を確実に捕捉して素早いピント合わせを行なうこ
とができる。
【0056】しかも、少なくとも1つの受光センサから
得られたゼロクロスデータにおいて、一致検出を行なう
際には、一致検出に供される画素位置を該ゼロクロスデ
ータに対応した画素位置の前後の所定量に含まれる画素
位置のデータをも対象とするから、受光センサの取付に
誤差が生じたり、経年変化によって誤差に変化があった
場合であっても、被写体距離に関する測距データを確実
に取得することができる。
【0057】加えて、2次差分のゼロクロスデータを比
較するものであるため、ラインセンサ上の被写体輝度分
布のパターンに依存することがないから、高精度に距離
データを取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】このパッシブ型オートフォーカス装置用測距装
置の回路ブロック図である。
【図2】受光センサの概略の構造を示す側面図である。
【図3】ラインセンサの出力から2次差分を演算する2
次差分演算回路の回路図である。
【図4】図3の回路におけるタイムチャートである。
【図5】2次差分演算回路によって求められた2次差分
信号からゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路の
回路図である。
【図6】図5の回路におけるタイムチャートである。
【図7】被写体輝度分布とそれに対する1次差分と2次
差分を示す図である。
【図8】一致検出回路の一の実施例を示す回路図であ
る。
【図9】一致検出回路の他の実施例を示す回路図であ
る。
【図10】ラインセンサから得られたデータをゼロクロ
スメモリ回路に書き込む手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】ゼロクロスメモリ回路に記憶されたデータの
一致を検出するために、該ゼロクロスメモリ回路から所
定のデータを読み出す手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】このパッシブ型オートフォーカス装置用測距
装置の第2実施例の回路ブロック図である。
【図13】第2実施例の受光センサの概略の構造を示す
側面図である。
【図14】ラインセンサから得られたデータをゼロクロ
スメモリ回路に書き込む手順を示す第2実施例に係るフ
ローチャートであって、ラインセンサの左部に関するも
のである。
【図15】ラインセンサから得られたデータをゼロクロ
スメモリ回路に書き込む手順を示す第2実施例に係るフ
ローチャートであって、ラインセンサの中央部に関する
ものである。
【図16】ラインセンサから得られたデータをゼロクロ
スメモリ回路に書き込む手順を示す第2実施例に係るフ
ローチャートであって、ラインセンサの右部に関するも
のである。
【図17】測距原理を示す光路図である。
【図18】測距原理に基づいて測定手順を説明するため
の図で、受光素子列で検出される被写体像の輝度分布に
関する信号図である。
【図19】従来の一致検出回路を説明する回路図であ
る。
【符号の説明】
10 受光センサ 20 受光センサ 30 受光センサ 10a 結像レンズ 20a 結像レンズ 30a 結像レンズ 10b ラインセンサ中央部 20b ラインセンサ右部 30b ラインセンサ左部 11 センサドライバ 12 2次差分演算回路 13 ゼロクロス検出回路 14、24、34 ゼロクロスメモリ回路 25、35 アドレス演算回路 40 制御回路 50 第1カウンタ 60 第2カウンタ 70 一致検出回路 80 データメモリ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の輝度分布を捕捉する3組の受光
    センサと、上記それぞれの受光センサの出力信号の2次
    差分を算出する2次差分演算回路と、上記それぞれの2
    次差分演算回路の出力信号のゼロクロス点を検出するゼ
    ロクロス検出回路と、上記それぞれのゼロクロス検出回
    路によって得られたゼロクロス挙動信号を記憶するゼロ
    クロスメモリ回路と、上記それぞれのゼロクロスメモリ
    回路に記憶されたゼロクロス挙動信号を比較してこれら
    の一致を検出する一致検出回路とからなり、上記3組の
    受光センサのうちの1つを基準とし該基準の受光センサ
    から得られたゼロクロス挙動信号に対して、他の2つの
    受光センサから得られたゼロクロス挙動信号を順次スラ
    イドさせてこれらのゼロクロス挙動信号の一致を上記一
    致検出回路により検出する際に、少なくとも1つの受光
    センサから得られたゼロクロスデータにおいて、該ゼロ
    クロスデータが存在するゼロクロス画素位置の前後の所
    定量の幅内に対して、他の2つの受光センサから得られ
    るゼロクロスデータであって該ゼロクロス画素位置と一
    致すべきゼロクロスデータが存在するものとして一致検
    出を行ない、上記スライド量から被写体までの距離を演
    算することを特徴とするパッシブ型オートフォーカス装
    置用測距装置。
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